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GO GO台湾 - 2020-10-31_台東(多良駅~金崙駅)

 
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トーク①:台鉄南迴線“まもなく電化工事完了!「多良駅」も復活計画≫

先日、在来線台湾鉄道が、現在電化工事を行っている台湾南部・屏東県の枋寮鄉から台東県の台東駅に至る南廻線(南回り鉄道)が12月23日に電化工事を完了し、全線開通すると発表しました。今年の3月にこのコーナーでも、台湾東部・台東県太麻里にある“台湾で最も景色の美しい駅”として有名な「多良站」の横に電化プロジェクトにより新しいトンネルが完成したという話題を紹介しましたが、それもこの工事の一環だったんです。

この屏東県の枋寮鄉から台東県の知本までの電化工事が完了し、開通すれば、台湾一周鉄道路線の全面電化が完了します。電化開通後は、普悠瑪やプッシュプル方式の特急列車を投入する予定だそうで、これにより高雄から台東までの移動が最大で27分も短縮できるようになるそうです。

台湾の東エリア、中でも台東県は自然も豊かで旅行で訪れたい人気の場所ですが、交通の便が良くないことからなかなか行くことができないという人も多いのですよね。でも、これによってちょっと利便性が良くなりそうですね。

ところで、“台湾で最も景色の美しい駅”と言われる「多良」駅ですが、その理由は、この駅は、近くの「金崙」駅と「瀧溪」駅間が長いことから作られたのですが、もともとは山の斜面で、両側にはトンネルという場所ということで、特別に高架設計で建てられました。それによって、ホームから太平洋が一望できる駅となり、“台湾で最も景色の美しい駅”と呼ばれるようになりました。また、ホームの柵が赤色で、青い海、青い空に映える赤い柵…というコントラストが、写真映え、最近ではインスタ映えすると人気なんです。

その「多良」駅、2006年に廃駅となっていて、今は列車が止まることはないのですが、人気の観光地となっていることから、駅を復活させようという動きが出ています。台湾鉄道は、「多良」駅を無人駅として復活させ、条件付きで維持管理や土地活性化のための商業誘致を行いたいと考えているそうで、これについては地元の太麻里郷が前向きで、県とも全面的に協力していく方針だということです。復活の可能性は高そうですね。

ただ、早くても南廻線(南回り鉄道)の電化工事が終了して、2022年3月以降になるとのことですので、実際に「多良」駅で乗り降りできるようになるまでにはまだもう少し時間がかかりそうですね。また、全列車が停車するわけではなく、おそらく日本でいう“普通列車”にあたる「區間車」と観光列車に限られる見込みです。

そして、「多良」駅までやってきたら、すぐ近くにある「向陽薪傳木工坊」にも足を運んでみてください。2009年に台湾を襲った大型台風「八八水害」の後、多良村の被災エリア復興計画として多くの支援を受けて立ち上がった施設で、以前「多良國小」だった2階建ての校舎をそのまま利用し、木工工作室を作っています。ここでは流木などを使って作られた木工作品を販売していたり、このエリアの集落のママさんたちがご飯を作る「食工房」があります。工房でDIY教室をやっていることもあります。そして、この建物も高台にあるので、ここから眺める太平洋も素晴らしい景色です。海が見渡せる場所にウッドデッキがあって、そこに天使の羽のオブジェがあるので、その前に立って写真を撮る人がたくさんいます。軽く食事もできますので、素敵な景色を眺めながらゆっくり過ごすのもいいですね。「多良」駅まで来たら、ぜひ足を運んでみてください。

“台湾で最も景色の美しい駅”、台東県の「多良」駅までのアクセスは、現在は列車は止まりませんので、他の駅で降りて向かう必要があります。近い駅は「金崙」駅と「瀧溪」駅になりますが、どちらの駅も列車によっては止まらないものもあるので、時間を合わせるのが大変かもしれません。それなら、大きな駅、「台東」駅、「太麻里」駅、「大武」駅といった駅で降りてバスに乗り換えるほうが便利ですよ。降りるバス停は「多良」バス停です。ただどの駅もバス乗り場は駅を出てから5分ほど歩くので時間にゆとりをもって移動の計画を立ててくださいね。

トーク②:金崙溫泉≫

夏に「多良」駅まで行ったら、金針花(ワスレグサ)の花畑を見に行くのがおススメですが、ちょうどこの時期、肌寒くなった秋から冬にかけて「多良」駅を訪れるなら、お隣の駅、「金崙」駅周辺の「金崙溫泉」に浸かりに行くのもおススメですよ。台東で温泉といえば、知本温泉が有名ですが、この「金崙溫泉」は、泉質がいいと人気なんです。弱アルカリ性炭酸水素ナトリウム泉。無色透明で少し硫黄の香りがします。湧き出るお湯の量も豊富で、駅近くには温泉旅館などがあるのでそちらで温泉を楽しむのもいいですが、時間に余裕のある場合は、金崙溪畔まで行って、渓流の傍で、自分で温泉を掘って湧き出た温泉に入る…という楽しみ方もできます。周辺の木々の緑に赤色が映える橋の下付近には、誰かが掘った温泉の跡がいくつもありますよ。まさに自然の中の天然露天風呂です。ただ、温度が70℃から90℃前後と高いので、掘ってすぐ入るのではなく、冷めるのを待ってから入るんだそうです。ちなみに、道具を貸し出したりしてくれる場所はありませんので、もし自分で掘って入りたい場合は、シャベルを持参しなくてはなりません。そして。開けた河畔ですので、水着を着て入ってくださいね。

シャベル持参は難しいな…という方は、温泉旅館も数多くありますので、そちらでゆっくりお湯の楽しむのをおススメします。

そうそう、金崙溫泉には有名なセブンイレブンがあります。なんと、高温の温泉が湧き出る温泉地だけに“温泉玉子”をテーマとしたセブンイレブンなんです。台湾のコンビニエンスストアには大体どこもイートインスペースがあるのですが、お店の中のイートインスペースの一部のテーブルと椅子が温泉玉子を半分に割ったような形をしたものになっているほか、目玉焼きを焼いている大きなフライパンのオブジェがあって、実際にフライパンの中に入って写真を撮ったりして遊んでいる人もいます。よく見るとフライパンのある位置の上、天井にはフライ返しや胡椒をかけているようなオブジェもあって、自分も一緒に炒められているような気分になります(笑)。ちなみに、時計も目玉焼きを焼いているフライパン型の時計だったり、トイレの便座も蓋を閉じると本当に卵のような形をしています。遊び心満載のセブンイレブンです。また、お店の外にもポップな椰子の木のオブジェがあってそこでは蛇口をひねるとお湯が出て足湯が楽しめたり、猿かな?熊かな?何の動物だろう…というキャラクターが桶型の温泉に浸かっているオブジェがあったりして、人気のお店です。

ただ2019年に高架道路「金崙大橋」が開通してから、これまでは道を曲がって金崙村に入ってきて、お買い物をしたり休憩をしていた車が、そのまま真っすぐ抜けてしまうため、このセブンイレブンの売上が落ちてしまい、店員さんが休みの日にも看板をもってお店をアピールしたりしていることがメディアでも取り上げられています。小さな村で24時間営業を続けていくことの大変さと、その中での店長の努力が紹介されていて、それを見た人たちが実際にお店に立ち寄ってブログで発信したりもしています。皆さんも、金崙を訪れた際にはこのセブンイレブンにも立ち寄ってみてください。チェーン店とはいえ、他と同じではない雰囲気と、元気な店長さんが迎えてくれますよ。

トーク③:台湾の防疫対策≫

10月ももう今日で終わり。明日からは11月です。台湾も“涼しい”から、だいぶ“肌寒く”なってきました。今日ご紹介した台東県は台湾の南東部・熱帯地方に位置するので台北ほど寒くはないようですが、それでも秋ぐらいから本格的な温泉シーズンがやってきます。温泉を目的に台湾をめぐるならやはり湯気が恋しい、秋から冬がおススメですよ。

(編集:中野理絵/王淑卿)

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トーク①:台鉄南迴線“まもなく電化工事完了!「多良駅」も復活計画≫

先日、在来線台湾鉄道が、現在電化工事を行っている台湾南部・屏東県の枋寮鄉から台東県の台東駅に至る南廻線(南回り鉄道)が12月23日に電化工事を完了し、全線開通すると発表しました。今年の3月にこのコーナーでも、台湾東部・台東県太麻里にある“台湾で最も景色の美しい駅”として有名な「多良站」の横に電化プロジェクトにより新しいトンネルが完成したという話題を紹介しましたが、それもこの工事の一環だったんです。

この屏東県の枋寮鄉から台東県の知本までの電化工事が完了し、開通すれば、台湾一周鉄道路線の全面電化が完了します。電化開通後は、普悠瑪やプッシュプル方式の特急列車を投入する予定だそうで、これにより高雄から台東までの移動が最大で27分も短縮できるようになるそうです。

台湾の東エリア、中でも台東県は自然も豊かで旅行で訪れたい人気の場所ですが、交通の便が良くないことからなかなか行くことができないという人も多いのですよね。でも、これによってちょっと利便性が良くなりそうですね。

ところで、“台湾で最も景色の美しい駅”と言われる「多良」駅ですが、その理由は、この駅は、近くの「金崙」駅と「瀧溪」駅間が長いことから作られたのですが、もともとは山の斜面で、両側にはトンネルという場所ということで、特別に高架設計で建てられました。それによって、ホームから太平洋が一望できる駅となり、“台湾で最も景色の美しい駅”と呼ばれるようになりました。また、ホームの柵が赤色で、青い海、青い空に映える赤い柵…というコントラストが、写真映え、最近ではインスタ映えすると人気なんです。

その「多良」駅、2006年に廃駅となっていて、今は列車が止まることはないのですが、人気の観光地となっていることから、駅を復活させようという動きが出ています。台湾鉄道は、「多良」駅を無人駅として復活させ、条件付きで維持管理や土地活性化のための商業誘致を行いたいと考えているそうで、これについては地元の太麻里郷が前向きで、県とも全面的に協力していく方針だということです。復活の可能性は高そうですね。

ただ、早くても南廻線(南回り鉄道)の電化工事が終了して、2022年3月以降になるとのことですので、実際に「多良」駅で乗り降りできるようになるまでにはまだもう少し時間がかかりそうですね。また、全列車が停車するわけではなく、おそらく日本でいう“普通列車”にあたる「區間車」と観光列車に限られる見込みです。

そして、「多良」駅までやってきたら、すぐ近くにある「向陽薪傳木工坊」にも足を運んでみてください。2009年に台湾を襲った大型台風「八八水害」の後、多良村の被災エリア復興計画として多くの支援を受けて立ち上がった施設で、以前「多良國小」だった2階建ての校舎をそのまま利用し、木工工作室を作っています。ここでは流木などを使って作られた木工作品を販売していたり、このエリアの集落のママさんたちがご飯を作る「食工房」があります。工房でDIY教室をやっていることもあります。そして、この建物も高台にあるので、ここから眺める太平洋も素晴らしい景色です。海が見渡せる場所にウッドデッキがあって、そこに天使の羽のオブジェがあるので、その前に立って写真を撮る人がたくさんいます。軽く食事もできますので、素敵な景色を眺めながらゆっくり過ごすのもいいですね。「多良」駅まで来たら、ぜひ足を運んでみてください。

“台湾で最も景色の美しい駅”、台東県の「多良」駅までのアクセスは、現在は列車は止まりませんので、他の駅で降りて向かう必要があります。近い駅は「金崙」駅と「瀧溪」駅になりますが、どちらの駅も列車によっては止まらないものもあるので、時間を合わせるのが大変かもしれません。それなら、大きな駅、「台東」駅、「太麻里」駅、「大武」駅といった駅で降りてバスに乗り換えるほうが便利ですよ。降りるバス停は「多良」バス停です。ただどの駅もバス乗り場は駅を出てから5分ほど歩くので時間にゆとりをもって移動の計画を立ててくださいね。

トーク②:金崙溫泉≫

夏に「多良」駅まで行ったら、金針花(ワスレグサ)の花畑を見に行くのがおススメですが、ちょうどこの時期、肌寒くなった秋から冬にかけて「多良」駅を訪れるなら、お隣の駅、「金崙」駅周辺の「金崙溫泉」に浸かりに行くのもおススメですよ。台東で温泉といえば、知本温泉が有名ですが、この「金崙溫泉」は、泉質がいいと人気なんです。弱アルカリ性炭酸水素ナトリウム泉。無色透明で少し硫黄の香りがします。湧き出るお湯の量も豊富で、駅近くには温泉旅館などがあるのでそちらで温泉を楽しむのもいいですが、時間に余裕のある場合は、金崙溪畔まで行って、渓流の傍で、自分で温泉を掘って湧き出た温泉に入る…という楽しみ方もできます。周辺の木々の緑に赤色が映える橋の下付近には、誰かが掘った温泉の跡がいくつもありますよ。まさに自然の中の天然露天風呂です。ただ、温度が70℃から90℃前後と高いので、掘ってすぐ入るのではなく、冷めるのを待ってから入るんだそうです。ちなみに、道具を貸し出したりしてくれる場所はありませんので、もし自分で掘って入りたい場合は、シャベルを持参しなくてはなりません。そして。開けた河畔ですので、水着を着て入ってくださいね。

シャベル持参は難しいな…という方は、温泉旅館も数多くありますので、そちらでゆっくりお湯の楽しむのをおススメします。

そうそう、金崙溫泉には有名なセブンイレブンがあります。なんと、高温の温泉が湧き出る温泉地だけに“温泉玉子”をテーマとしたセブンイレブンなんです。台湾のコンビニエンスストアには大体どこもイートインスペースがあるのですが、お店の中のイートインスペースの一部のテーブルと椅子が温泉玉子を半分に割ったような形をしたものになっているほか、目玉焼きを焼いている大きなフライパンのオブジェがあって、実際にフライパンの中に入って写真を撮ったりして遊んでいる人もいます。よく見るとフライパンのある位置の上、天井にはフライ返しや胡椒をかけているようなオブジェもあって、自分も一緒に炒められているような気分になります(笑)。ちなみに、時計も目玉焼きを焼いているフライパン型の時計だったり、トイレの便座も蓋を閉じると本当に卵のような形をしています。遊び心満載のセブンイレブンです。また、お店の外にもポップな椰子の木のオブジェがあってそこでは蛇口をひねるとお湯が出て足湯が楽しめたり、猿かな?熊かな?何の動物だろう…というキャラクターが桶型の温泉に浸かっているオブジェがあったりして、人気のお店です。

ただ2019年に高架道路「金崙大橋」が開通してから、これまでは道を曲がって金崙村に入ってきて、お買い物をしたり休憩をしていた車が、そのまま真っすぐ抜けてしまうため、このセブンイレブンの売上が落ちてしまい、店員さんが休みの日にも看板をもってお店をアピールしたりしていることがメディアでも取り上げられています。小さな村で24時間営業を続けていくことの大変さと、その中での店長の努力が紹介されていて、それを見た人たちが実際にお店に立ち寄ってブログで発信したりもしています。皆さんも、金崙を訪れた際にはこのセブンイレブンにも立ち寄ってみてください。チェーン店とはいえ、他と同じではない雰囲気と、元気な店長さんが迎えてくれますよ。

トーク③:台湾の防疫対策≫

10月ももう今日で終わり。明日からは11月です。台湾も“涼しい”から、だいぶ“肌寒く”なってきました。今日ご紹介した台東県は台湾の南東部・熱帯地方に位置するので台北ほど寒くはないようですが、それでも秋ぐらいから本格的な温泉シーズンがやってきます。温泉を目的に台湾をめぐるならやはり湯気が恋しい、秋から冬がおススメですよ。

(編集:中野理絵/王淑卿)

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