ダビデの子ヨセフ。恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。

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「ダビデの子ヨセフ。恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。」(マタイ1:20)
メリークリスマスとご挨拶をいたします。今日は、クリスマス礼拝を皆さんとささげています。クリスマス、英語でChristmasと書きますが、ChristとMasでその意味は、キリスト(の誕生)をお祝いする、またはキリストを礼拝する、そのような意味を持つ言葉です。キリストとはギリシャ語で救い主の意味を持ち、ヘブル語ではメシアのことです。このメシアが生まれる、それは旧約聖書の中心的な預言です。今年のアドベントの期間、私は旧約のイザヤの預言の言葉を読んでまいりました。もう一度、そのいくつかを振り返ってみます。イザヤはイエスが生まれる約700年前に生きて活躍した預言者です。まず、この救い主は、ダビデの子孫として生まれます(イザヤ11:1)。この方は、処女から生まれ、インマヌエルと呼ばれます(イザヤ7:14)。この方は、「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれます(イザヤ9:6)。この方は、ベツレヘムで生まれます(ミカ5:2)。この方は、しもべとしての苦しみを負い(イザヤ52:13,14)、十字架の上で人類の罪を背負い、罪の贖いをします(イザヤ53:5、11,12)。主な預言を取り上げましたが、そのように旧約聖書の中に生き生きと救い主の姿が預言されています。預言されたように、イエスが生まれてきたことや、この救い主がどのような業を成してくださったか、新約聖書の筆者たちは、詳細に記録してまいります。そのように、イエスの生涯を記録した書物が新約聖書の4つの福音書です。その中の一つ、クリスマスの出来事をマタイの福音書から、今回は取り上げてみたいと思っています。それでは、マタイの福音書1章18-2章23節までを読んでみてください。
マタイはまず、イエスは、アブラハムの子孫、ダビデの子孫として生まれてきたことを系図を用いて説明します。その系図は、1章1-16節に書かれています。この中の人名の中でも、ルツ(5)やソロモン王(6)などの個人の生涯を振り返ってみると、神の不思議な選びのご計画に気づかれると思います。マタイは、この系図を用いて、救い主の誕生は神の特別なタイミングであったことを協調しています。17節には、「それで、アブラハムからダビデまでの代が全部で十四代、ダビデからバビロン移住までが十四代、バビロン移住からキリストまでが十四代になる。」と書かれています。三区分にまとめられている、各区分の最初の人名または出来事は、神の契約と関係があります。それらの契約はキリストにおいて成就したことがその背景に隠されています。それらの最初の契約は神とアブラハムとのものですが、興味ある方は、創世記12:1-3節を参照してください。「地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。」との言葉は、キリストによって成就することになります。同時に、神のタイミングを考える上で、当時の世界がローマによって支配されていたことで、公用語であったギリシャ語で書かれた新約聖書が、ローマによって造られた道を通して、当時の全世界に伝わって行くことになります。今では考えられないような人種や国境を超えた世界が広がっていたことも神の絶妙なタイミングであったと私は思っています。
マタイ1章18節からは、ダビデの子孫であった夫のヨセフの心の葛藤が記録されています。いいなずけ(将来の妻)であったマリアが、聖霊によって身重になったことがわかったと書かれています。人間のいとなみではない形でマリアが子供を身ごもっていると聞かされ、内密にさらせようと、戸惑う様子が書かれています。しかし、主の使いがヨセフに語りかけます。「ダビデの子ヨセフ。恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。その胎に宿っているのは聖霊によるのです。マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。」(20,21)と。聖霊によってマリアは身ごもり、イエスが生まれる、これは神のご計画です。人間は到底理解できない奇跡がこのクリスマスに起こったのです。イエスとは、ヘブル語のイエシュアで、ヨシュアの音訳。その意味は、主は救いの意味です。聖霊によってイエシュアが生まれることをダビデの子孫であるヨセフは受けいれることになります。このことは、23節にあるように、「処女が身ごもっている。そして、男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。(訳すと、神は私たちとともにおられる、という意味である。)」、その預言がこのクリスマスに実現に至ることになります。
2章からは、東方の博士たちが、イエスを拝みにやってきた様子が書かれています。救い主を礼拝したいと願う異教徒の占星学者とヘロデ王との会話が記録されています。旧約聖書の救い主の預言はダニエルやネヘミヤのようなバビロン移住を経験したユダヤ人によって東方にも伝わっていたと思われます。しかし、メシヤと言うよりも、ユダヤ人の王として生まれる方に興味を抱いていたように思われます。一方、ここで登場するヘロデ王は紀元前37-紀元4年にユダヤ王に着かれていた方で、エルサレム神殿の再建に着手された王です。彼のルーツはユダヤ人ではなくエドム人であり、残念にもユダヤ人の王としてお生まれになったイエスを恐れることになります。旧約の預言で語られていたベツレヘムに、星の導きを通して東方の博士たちは導かれることになります。11節には、「そしてその家にはいって、母マリヤとともにおられる幼子を見、ふれ伏して拝んだ。そして、宝の箱をあけて、黄金、乳香、没薬を贈り物としてささげた。」と書かれています。黄金はキリストの神性を、乳香はキリストの聖さを、没薬はキリストの死を表すと一般に考えることができます。これらの出来事から、神はユダヤだけではなく、異邦人のためにも救い主を送ってくださったことが明らかにされていると私は思っています。しかしながら、ヘロデ王のように恐れを抱き、2歳以下の子どもを殺させる暴挙にでるのではなく、生涯をかけて救い主を見出そうとするこの博士たちの生き方こそ私たちが目指す生き方です。イエスの誕生は、ユダヤ人だけのものではなく、私たち異邦人のためのものでもあるからです。
さて、今までわたしたちは、へブル書からイエスはメルキゼデクに等しい大祭司であることを学んできました。このメルキゼデクが指し示すように、イエスこそ、平和の王であり、義の王であられます。また、不思議な助言者であり、永遠の父であられます。この方の誕生を心から喜んで、クリスマスをお祝いしたいと願っています。
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