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89 特殊なアクティビティなしで取り組める、業績向上につながるDEI推進 Part2

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私が海外留学をしていた時の話ですが、私が『日本人だよ』と伝えると、顔を明るくされた方のリアクションに多かったのは『Tokyoだろ!』『 Samuraiしってるよ』『 Sushi好きだよ!』というものが多かったです。中には『Sushi以外何食べてるの?毎食そうなのかなって思ってたんだけど、どうなの?』と聞いてくる男性がいらっしゃいました。ここでお伝えしたいのは、彼に悪気は一切なかった、ということ。そして、彼は知っている情報の中から、イメージを頭の中で作り上げていた、ということです。今日は思い込み、バイアス、または偏見、についてお話をします。単純にバイアス、と言いましても、意識的なものと、無意識的なものがあります。私たちの感性や考えは、生まれつきの性格は勿論、育った環境、経験、思考、世代のトレンドなど様々な影響を受けて形成されています。その中で意識と無意識の行動が生まれるわけですが、特に問題は無意識、潜在的な方です。この無意識なバイアスこそが、DEI実現を阻んでいるのだ、と言われるのですが、文字通り『無意識』であり『潜在』なわけですから、自分で気づくことができません。そして怖いのが、誰もがこの潜在バイアスを持っている、ということなのです。他者の手を借りることでしか、顕在化することができないわけですが、『あなたは潜在的に偏見を持っています』なんていわれると、多くの方が『そんなことはない!』『私はそんな人間ではない!』と人格否定をされた気になり、殻に入ってしまいます。外側から無理やり気づかせる、という手段は逆効果になるリスクが伴うのです。まずは、バイアスはだれしもが持っているものである、ということを共通認識にする必要があるのです。そして、見解を広げていくことが、どう自分にとって『利点があるのか』、ここも気づかせてあげながら、『こんな人がいるんだ!』と自主的に気づきを得られる環境作りも、大きな助けになります。日常生活で我々が気に掛けるべき無意識的偏見の一つに、『マイクロアグレッション』があります。どういったものでしょうか。

マイクロアグレッションとは、ミクロ、小さな攻撃性です。自分は良かれと思っていったはずの一言がアグレッションを含む場合があるのです。例えばグループミーティングの場において、自分よりエネルギーがあるという誉め言葉のつもりで若い方々に放った『若い人たちのグループだね』という一言は、言われた方から見れば、ラインを引いている、つまり差別をしている、となるわけです。そんなの悪気があったわけではないし、見解の違いでは?そう、これこそが無意識の偏見の脅威なのです。最初にお話しした、日本人は毎日寿司食べているの?ときいいた彼同様、悪気はないのです。だからといって、言われた方がもし、『馬鹿にしてるの?』と感じてしまえば、それはアグレッションです。何も言えなくなっちゃうじゃん!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。少しの気遣いが、キーになります。この発言は『線引き』をしていないか?決めつけの『カテゴリ化』をするものではないか?この気遣いです。歯に布着せずに話せる間柄の方もいるかもしれません。その方と話をしていて、うっかりそこまで関係性ができてない人もいる前で偏見的発言をすれば自分にとって損でしょう。偏見、差別、という言葉で聴くと、自分はそんな人間では!守りに入っても、線引き、カテゴリ化、と聞くと、あ、してるな、と気づける点もあったりします。あの地域の方はこんな人が多いんでしょ?あの年代の方はこういうタイプが多いよね。こういった、『意識の呪縛』からの完全な解放をいきなり目指すのではなく、カテゴリにとらわれているかな、そう認識して少しずつでも変化をいれて、相手に興味を持ち、ジャッジをせずに話を聞くことがスタートになります。

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マイクロアグレッションとは、ミクロ、小さな攻撃性です。自分は良かれと思っていったはずの一言がアグレッションを含む場合があるのです。例えばグループミーティングの場において、自分よりエネルギーがあるという誉め言葉のつもりで若い方々に放った『若い人たちのグループだね』という一言は、言われた方から見れば、ラインを引いている、つまり差別をしている、となるわけです。そんなの悪気があったわけではないし、見解の違いでは?そう、これこそが無意識の偏見の脅威なのです。最初にお話しした、日本人は毎日寿司食べているの?ときいいた彼同様、悪気はないのです。だからといって、言われた方がもし、『馬鹿にしてるの?』と感じてしまえば、それはアグレッションです。何も言えなくなっちゃうじゃん!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。少しの気遣いが、キーになります。この発言は『線引き』をしていないか?決めつけの『カテゴリ化』をするものではないか?この気遣いです。歯に布着せずに話せる間柄の方もいるかもしれません。その方と話をしていて、うっかりそこまで関係性ができてない人もいる前で偏見的発言をすれば自分にとって損でしょう。偏見、差別、という言葉で聴くと、自分はそんな人間では!守りに入っても、線引き、カテゴリ化、と聞くと、あ、してるな、と気づける点もあったりします。あの地域の方はこんな人が多いんでしょ?あの年代の方はこういうタイプが多いよね。こういった、『意識の呪縛』からの完全な解放をいきなり目指すのではなく、カテゴリにとらわれているかな、そう認識して少しずつでも変化をいれて、相手に興味を持ち、ジャッジをせずに話を聞くことがスタートになります。

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