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宝島再発見 - 2021-05-01_「塩田千春展:魂がふるえる」、8/29まで台北市立美術館で

 
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今ドイツのベルリン在住の日本の著名な現代美術家、塩田千春さんの個展、「塩田千春展:魂がふるえる」が5月1日から8月29日にかけて台北市立美術館で開催されています。塩田千春さんは、2019年6月、25年間の活動を振り返る大規模個展、「塩田千春展:魂がふるえる」を東京の森美術館で初めて開催し、延べ60万人以上をひきつけました。台北市立美術館は、4月30日にこの個展のプロモーション記者会見を開きました。

塩田千春さんも、14日間の隔離を経て自ら記者会見に臨み、あいさつを述べ、台湾の報道陣のインタビューに答えました。塩田千春さんは、あいさつの中で、まずこの個展について、「この展覧会は、25年間の作品を集めた100点以上を展示する個展となる。どうにもならない心の葛藤や伝えられない感情、説明できない自分の存在、そのような心が形になったのが私の作品だ」と紹介しました。

そして「今回、台湾に来るとき、三回のPCR検査をして二週間の隔離があって、展示設営に入ったわけだが、私が台湾に入ったとき、入国審査ですごくびっくりしたことがある。性別を選ぶときに男性と女性とその他という三つ選べるところがあった。世界中で旅をしていて入国審査をして三つの性別を見たのは、今回初めてだった」と驚きました。

塩田千春さんは、それについて、「百人いたら百通りの考えもあって女性であってもその中身が男性であったり、男性であっても中身が女性であったり、そういったカテゴリに入れない自分の感情というのはいつも私の中で抱えていて、それがどこかで作品を作ってその言葉にならないところを表現しているところがあったので、その三つのカテゴリについて、たくさんのカテゴリがあればあるほど、行きやすい世の中になっていくだなあと思って、すごくそれにびっくりしたのと、うれしかったのとあった」と振り返りました。

塩田千春さんは、また、「このような開かれた国で、『魂がふるえる』という私の展覧会が巡回できることが本当にうれしく光栄に思っている」と喜びました。

大阪岸和田市出身の塩田千春さんは、2000年より現在まで、世界各地で個展を行っているほか、国際展にも多数出展しており、オペラなどの舞台美術も多数手掛けています。2008年には、平成19年度 芸術選奨新人賞、平成19年度 咲くやこの花賞 美術部門を受賞しました。2020年、第61回毎日芸術賞を受賞、現在、多摩美術大学大学院の教授を務めています。赤や黒の糸を使って立体感のあるインスタレーションを作るのが特色です。

記者会見であいさつした、台北市立美術館の王俊傑・館長は、「塩田千春さんの個展を開催することが出来て非常にうれしく思う。塩田千春さんのこれまでの最大の個展である、『塩田千春展:魂がふるえる』は、2019年日本の森美術館で初めて開催された際、66万人以上をひきつけた。新型コロナウイルスの感染拡大により、他の国々は相次いで塩田千春さんの個展を延期、中止する中、台北市立美術館は、塩田さんの個展の海外における初めての出展先になることができて非常に光栄に思う」と喜びました。

王・館長は、塩田さんのことについて、「24歳までは日本にいたが、その後の24年から現在に至るまで、ドイツのベルリンを拠点にしている。絵画、彫刻、インスタレーション、撮影、映像、舞台美術など創作の内容は非常に多元的だ」と紹介。今回の個展が実現できたのは、台湾が新型コロナウイルスの封じ込めに成功したためだと述べました。

記者会見であいさつした台北市の柯文哲・市長は、まず、台北市立美術館を紹介しました。柯文哲・市長によりますと、台北市立美術館は、1983年に開館した38年の歴史のある美術館です。敷地面積が6000坪あります。台湾で初めて現代アートをテーマとする美術館です。研究、教育、所蔵、普及といった任務を担っています。過去30年を振り返って見ますと、我々は、ヴェネツィア・ビエンナーレに参加したほか、台北でもビエンナーレを開催しました。これは、「台湾が世界に向けて歩みだすと共に、世界が台湾に歩み入るようにし、世界に台湾を見せる」という台北市立美術館の任務の表れです。台北市立美術館は、このほか、台北美術賞も行っています。これは台湾の芸術界の新人が発掘されるきっかけにもなっているということです。

「魂がふるえる」について、柯文哲・市長は、「これは、塩田千春さんの過去25年の集大成。がんにかかった後の不安を創作に変えて作品を通じて伝えようとしている。そのため、その作品は、霊魂、記憶、生死などの議題に関するものが多い。これは、塩田千春さんの100点以上の作品を一回で楽しめる非常に得がたいチャンスなので、是非見に来てください」と呼びかけました。

柯文哲・市長は、貴重な作品を台湾の人々と分かち合い、台湾と日本との交流促進に尽力している塩田千春さんに感謝すると締めくくりました。

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塩田千春さんも、14日間の隔離を経て自ら記者会見に臨み、あいさつを述べ、台湾の報道陣のインタビューに答えました。塩田千春さんは、あいさつの中で、まずこの個展について、「この展覧会は、25年間の作品を集めた100点以上を展示する個展となる。どうにもならない心の葛藤や伝えられない感情、説明できない自分の存在、そのような心が形になったのが私の作品だ」と紹介しました。

そして「今回、台湾に来るとき、三回のPCR検査をして二週間の隔離があって、展示設営に入ったわけだが、私が台湾に入ったとき、入国審査ですごくびっくりしたことがある。性別を選ぶときに男性と女性とその他という三つ選べるところがあった。世界中で旅をしていて入国審査をして三つの性別を見たのは、今回初めてだった」と驚きました。

塩田千春さんは、それについて、「百人いたら百通りの考えもあって女性であってもその中身が男性であったり、男性であっても中身が女性であったり、そういったカテゴリに入れない自分の感情というのはいつも私の中で抱えていて、それがどこかで作品を作ってその言葉にならないところを表現しているところがあったので、その三つのカテゴリについて、たくさんのカテゴリがあればあるほど、行きやすい世の中になっていくだなあと思って、すごくそれにびっくりしたのと、うれしかったのとあった」と振り返りました。

塩田千春さんは、また、「このような開かれた国で、『魂がふるえる』という私の展覧会が巡回できることが本当にうれしく光栄に思っている」と喜びました。

大阪岸和田市出身の塩田千春さんは、2000年より現在まで、世界各地で個展を行っているほか、国際展にも多数出展しており、オペラなどの舞台美術も多数手掛けています。2008年には、平成19年度 芸術選奨新人賞、平成19年度 咲くやこの花賞 美術部門を受賞しました。2020年、第61回毎日芸術賞を受賞、現在、多摩美術大学大学院の教授を務めています。赤や黒の糸を使って立体感のあるインスタレーションを作るのが特色です。

記者会見であいさつした、台北市立美術館の王俊傑・館長は、「塩田千春さんの個展を開催することが出来て非常にうれしく思う。塩田千春さんのこれまでの最大の個展である、『塩田千春展:魂がふるえる』は、2019年日本の森美術館で初めて開催された際、66万人以上をひきつけた。新型コロナウイルスの感染拡大により、他の国々は相次いで塩田千春さんの個展を延期、中止する中、台北市立美術館は、塩田さんの個展の海外における初めての出展先になることができて非常に光栄に思う」と喜びました。

王・館長は、塩田さんのことについて、「24歳までは日本にいたが、その後の24年から現在に至るまで、ドイツのベルリンを拠点にしている。絵画、彫刻、インスタレーション、撮影、映像、舞台美術など創作の内容は非常に多元的だ」と紹介。今回の個展が実現できたのは、台湾が新型コロナウイルスの封じ込めに成功したためだと述べました。

記者会見であいさつした台北市の柯文哲・市長は、まず、台北市立美術館を紹介しました。柯文哲・市長によりますと、台北市立美術館は、1983年に開館した38年の歴史のある美術館です。敷地面積が6000坪あります。台湾で初めて現代アートをテーマとする美術館です。研究、教育、所蔵、普及といった任務を担っています。過去30年を振り返って見ますと、我々は、ヴェネツィア・ビエンナーレに参加したほか、台北でもビエンナーレを開催しました。これは、「台湾が世界に向けて歩みだすと共に、世界が台湾に歩み入るようにし、世界に台湾を見せる」という台北市立美術館の任務の表れです。台北市立美術館は、このほか、台北美術賞も行っています。これは台湾の芸術界の新人が発掘されるきっかけにもなっているということです。

「魂がふるえる」について、柯文哲・市長は、「これは、塩田千春さんの過去25年の集大成。がんにかかった後の不安を創作に変えて作品を通じて伝えようとしている。そのため、その作品は、霊魂、記憶、生死などの議題に関するものが多い。これは、塩田千春さんの100点以上の作品を一回で楽しめる非常に得がたいチャンスなので、是非見に来てください」と呼びかけました。

柯文哲・市長は、貴重な作品を台湾の人々と分かち合い、台湾と日本との交流促進に尽力している塩田千春さんに感謝すると締めくくりました。

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