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GO GO台湾 - 2021-09-11_高雄(愛河の景観橋)&桃園(許厝港老街溪サイクリング景観大橋)

 
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トーク①:高雄・愛河に新たな“景観橋”完成!≫

台湾南部にある、台湾第二の都市・高雄の象徴的スポットである「愛河」。

街中を流れる大きな川は、両方の川岸に遊歩道が整備されていて、川の周辺にはカフェもあったりするので、昼間はのんびりと散策を楽しめますし、夜になるとその街の明かりが水面に映ってロマンチックな風景を作り出し、夜景を楽しむクルージングもありますので、カップルのデートスポットとしても人気の場所です。

その「愛河」に先ごろ、新たな景観橋が完成しました。

場所は、クルージングで賑わう、高雄アンバサダーホテル周辺よりももっと上流、比較的静かなエリアですが、かつて在来線台湾鉄道の線路が走っていた場所です。

2006年から高雄の鉄道地下化工事がはじまり、鉄道が地下化した後、その一帯を“グリーンパークロード”に生まれ変わらせていました。

そして鉄道地下化工事開始から15年、ついに左營から鳳山までの15.37kmにおよぶ高雄グリーンパークロード工事の“最後の1マイル”が完成しました。

完成した景観橋は、歩行者と自転車専用の橋で、長さは90メートル、幅は一番広い場所で13.6メートル。地形と景色を利用して、鉄道イメージと大地の芸術を融合させて歴史の軌跡を受け継いでいます。

橋は夜になるとライトアップされるんですが、平日は温かみのある黄色の光で海洋生物を表現していて、休日は、海を表すブルーと、珊瑚を表すピンクの光がゆっくりと交互に照らされ、多元的な照明の変化で海の気分を生み出しています。

「愛河」は“川”ですが、もうすぐそこは“海”ですので、“海洋”のイメージとも融合したつくりになっているんですね。

また、橋の上には「大王仙丹(イクソラ・スーパー・キング)」や「洋紅仙丹(イクソラ・クイーン・ピンク)」など、様々な植物も植えられているそうです。

場所は、「愛河」にかかる「中都橋」と、「建國三路」の2つの橋の間にあります。

元々、線路が走っていたところですので、最寄りの在来線台湾鉄道の「鼓山」駅、もしくは「三塊厝」駅から「愛河」を目指して散歩してもいいかもしれません。

次回、高雄に行く際には、新たに完成した景観橋にも足を運んでみてくださいね。

ちなみに、「三塊厝」駅も鉄道地下化工事の後、新たな観光スポットとして注目を集めているんですよ。

この「三塊厝」駅は、かつて屏東線の中間駅として、日本統治時代には高雄中学校(現在の高校にあたる高雄市立高雄高級中學)の学生や教師の主要なゲートだったそうです。

後に、「高雄」駅が、付近にに移転してきた際に、2つの駅の距離があまりにも近いことから利用客が大幅に減り、最後には廃駅となってしまいました。

ところが、鉄道地下化や、短距離旅客輸送の改善計画である「台鐵捷運化台湾鉄道のメトロ化」によって、再び駅が復活したんです。

ちなみに、木造の旧駅舎は2004年に高雄市の文化資産に登録されていて、2012年に修復が完了しています。現在は開放されていないので、中に入ることはできませんが、外からその外観を見ることができます。

そして、復活した新たな「三塊厝」駅の入り口は、地下なので入り口しかありませんが、文化資産に登録されている旧駅舎の雰囲気をそのままに、木造の建物に、エレベーターやエスカレーターを設置して、今と昔が融合したものとなっています。

さらには、夜、別に特別なライトアップをしているわけではないのですが、駅の明かりで浮かび上がるその木製の建物が、柔らかな雰囲気を出していて、とても癒されると、今、人気の観光スポットとなっているんですよ。

ぜひ、新たに完成した「愛河」の景観橋と共に観に行ってみてくださいね。

トーク②:許厝港濕地、草漯沙丘≫

さて、橋つながりで今度は台湾北部・桃園をご紹介しましょう。

桃園と言えば、台湾北部の空の玄関口。台湾に来るときに、多くの方が降り立つ場所ですよね。到着前、飛行機から上空から街を見下ろして、「台湾に来た!」と感じるスポットだと思いますが、上から眺めると湿地が広がっていることに気づいた方も多いのではないでしょうか。

桃園には、台湾北部最大の海岸型湿地「許厝港濕地」があるんです。

この「許厝港濕地」、飛行機から桃園を眺めていると、白い風力発電の風車が見えてくると思います。その大きな風車よりもちょっと北側、空港に近い海側にあります。

ここは、川も発達し、河口の地形もいいことから、渡り鳥たちに最適の環境とされていて、200種類を超える鳥たちがやってきます。これは全台湾の560種のうちの41%を占めるそうです。そのため、毎年10月から翌年の5月にかけて多くの人がバードウォッチングに訪れるスポットです。

広さは、面積961ヘクタール、長さは10.5キロにわたり、政府も「国家級の重要湿地」としています。

でもここは、バードウォッチングスポットとしてだけでなく、夕陽のきれいなスポット、そしてサイクリングスポットとしても人気なんですよ。

「許厝港濕地」のそばには2階建ての展望デッキがあって、そこに夕陽を眺めに来る人たちも多くいます。

また、ここからは、ちょうど夕陽の見える方向に先ほどご紹介した大きな風力発電の風車が見えるので、風車、夕陽、海岸線の美しいコラボレーションが楽しめますよ。

そして今回、この自然豊かなスポットに「許厝港老街溪自行車景觀大橋(サイクリング景観大橋)」を建設するとの発表がありました。この橋が完成すると、「許厝港濕地」と「草漯沙丘」というこのエリアの2大観光スポットを結ぶサイクリングロードとなる予定です。

このもう一つの観光スポット「草漯沙丘」は、台湾最大の“砂丘地質公園”で、およそ8.1キロに渡り、沿岸に砂漠が広がっていて、通称「台湾のサハラ砂漠」とも呼ばれています。

もちろんここからもきれいな夕陽が楽しめますので、写真映えするスポットとして人気を集めています。映画やドラマのロケ地にもなっていて、私も大好きな周杰倫(ジェイ・チョウ)が監督・主演を務めた「不能說的秘密(邦題:言えない秘密)」でもロケ地として使われていました。

なんでも「草漯沙丘」は典型的な海岸砂丘の地形をしていて、高さは15メートルほどあり、本当に砂漠にいるような写真を撮ることができますよ。

先ほど「台湾最大の“砂丘地質公園”」とご紹介しましたが、実は地質公園に認定されたのは最近で、2018年12月に「文化資産保存法」に則ってリストアップされ、2019年5月に公聴会が行われ、評価報告書が審議に通過し、昨年(2020年)6月に桃園市で最初の“地質公園”に認定されたんです。

また、「馬祖地質公園」、「草嶺地質公園」に続く、台湾で3番目の“地質公園”ですが、「草漯沙丘」は唯一の“砂丘地質公園”なんです。

そんな「草漯沙丘」と、「許厝港濕地」。地図で見てみるとわかるのですが、スポットとしては隣接しているんですが、海に流れ出る「老街溪」という川が間を通っているため、これまではこの2か所のスポットに行こうと思ったら、ぐる~っと回って「台61」という大きな道路も通って行かなくてはならず、不便でした。

ところが、この「草漯沙丘」と、「許厝港濕地」をつなぐサイクリングロードができれば、これまでよりも自転車でおよそ10分ほど時間が短縮できますし、大きな道路に出ることもないので安全です。

時間も短縮できるから、これまでだったら「草漯沙丘」と「許厝港濕地」、太陽が沈むまでにどっちかの夕陽しか楽しめなかったのが、あっちとこっちと両方で楽しめますね。

「許厝港老街溪自行車景觀大橋」は、およそ200メートルの長さで、今年(2021年)の11月に工事を開始し、来年(2022年)の9月に竣工予定とのことです。

ただ、「許厝港濕地」と「草漯沙丘」が今後つながって便利になる予定ですが、ここまでのアクセスはあまりよくないので、桃園国際空港まで公共の交通機関を使って行って、そこからタクシーをチャーターしていくのが便利だと思います。

トーク③:光泉牛奶園地≫

「許厝港濕地」や「草漯沙丘」周辺まで足を延ばすのであれば、「光泉牛奶園地(光泉牛乳パーク)」にも足を運んでみてはいかがでしょう。

どういうところかというと、スーパーなどでよく見かける牛乳メーカー「光泉」の牛乳製造工場なんです。

ここでは乳製品の包装作業の現場の説明や、乳製品の製造過程の紹介、そして実際にちょっと味わってみる…といった、およそ45分の見学コースがあります。

ただし、予約は2週間前までに必要なのと、日本語には対応していません。普段は台湾の学校の生徒たちが校外学習に来ることが多いようです。

でももし興味があるという方は、一般の人も申し込みをすれば見学できますので、ホームページから予約申請票をダウンロードして、それに記入してFAXで送って予約してくださいね。

予約申請票のあるホームページは、http://www.kuangchuan.com/

トップページから、「參觀工廠」バナーをクリック。その中の「參觀導覽」をクリックして、「參觀須知」のタブをクリックすると中国語ですが予約についての注意事項の記載があるのと、予約申請票がダウンロードできますよ。

台湾では牛乳よりも豆乳の方が身近で、あまり私は牛乳のイメージはなかったのですが、こういう工場見学ができるところもありますよ。

「光泉牛奶園地」までのアクセスも車がないとちょっと不便ですので、桃園国際空港からタクシーを1日チャーターして、まず「光泉牛奶園地」で工場見学をして、そして夕暮れ前に「許厝港濕地」や「草漯沙丘」に向かって、きれいな夕陽を楽しんでから帰る…というプランはいかがでしょうか。

コロナ後には、ぜひ、高雄・愛河に完成した景観橋も、そして桃園にこれからできる予定の「許厝港老街溪自行車景觀大橋」も楽しんでくださいね。

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トーク①:高雄・愛河に新たな“景観橋”完成!≫

台湾南部にある、台湾第二の都市・高雄の象徴的スポットである「愛河」。

街中を流れる大きな川は、両方の川岸に遊歩道が整備されていて、川の周辺にはカフェもあったりするので、昼間はのんびりと散策を楽しめますし、夜になるとその街の明かりが水面に映ってロマンチックな風景を作り出し、夜景を楽しむクルージングもありますので、カップルのデートスポットとしても人気の場所です。

その「愛河」に先ごろ、新たな景観橋が完成しました。

場所は、クルージングで賑わう、高雄アンバサダーホテル周辺よりももっと上流、比較的静かなエリアですが、かつて在来線台湾鉄道の線路が走っていた場所です。

2006年から高雄の鉄道地下化工事がはじまり、鉄道が地下化した後、その一帯を“グリーンパークロード”に生まれ変わらせていました。

そして鉄道地下化工事開始から15年、ついに左營から鳳山までの15.37kmにおよぶ高雄グリーンパークロード工事の“最後の1マイル”が完成しました。

完成した景観橋は、歩行者と自転車専用の橋で、長さは90メートル、幅は一番広い場所で13.6メートル。地形と景色を利用して、鉄道イメージと大地の芸術を融合させて歴史の軌跡を受け継いでいます。

橋は夜になるとライトアップされるんですが、平日は温かみのある黄色の光で海洋生物を表現していて、休日は、海を表すブルーと、珊瑚を表すピンクの光がゆっくりと交互に照らされ、多元的な照明の変化で海の気分を生み出しています。

「愛河」は“川”ですが、もうすぐそこは“海”ですので、“海洋”のイメージとも融合したつくりになっているんですね。

また、橋の上には「大王仙丹(イクソラ・スーパー・キング)」や「洋紅仙丹(イクソラ・クイーン・ピンク)」など、様々な植物も植えられているそうです。

場所は、「愛河」にかかる「中都橋」と、「建國三路」の2つの橋の間にあります。

元々、線路が走っていたところですので、最寄りの在来線台湾鉄道の「鼓山」駅、もしくは「三塊厝」駅から「愛河」を目指して散歩してもいいかもしれません。

次回、高雄に行く際には、新たに完成した景観橋にも足を運んでみてくださいね。

ちなみに、「三塊厝」駅も鉄道地下化工事の後、新たな観光スポットとして注目を集めているんですよ。

この「三塊厝」駅は、かつて屏東線の中間駅として、日本統治時代には高雄中学校(現在の高校にあたる高雄市立高雄高級中學)の学生や教師の主要なゲートだったそうです。

後に、「高雄」駅が、付近にに移転してきた際に、2つの駅の距離があまりにも近いことから利用客が大幅に減り、最後には廃駅となってしまいました。

ところが、鉄道地下化や、短距離旅客輸送の改善計画である「台鐵捷運化台湾鉄道のメトロ化」によって、再び駅が復活したんです。

ちなみに、木造の旧駅舎は2004年に高雄市の文化資産に登録されていて、2012年に修復が完了しています。現在は開放されていないので、中に入ることはできませんが、外からその外観を見ることができます。

そして、復活した新たな「三塊厝」駅の入り口は、地下なので入り口しかありませんが、文化資産に登録されている旧駅舎の雰囲気をそのままに、木造の建物に、エレベーターやエスカレーターを設置して、今と昔が融合したものとなっています。

さらには、夜、別に特別なライトアップをしているわけではないのですが、駅の明かりで浮かび上がるその木製の建物が、柔らかな雰囲気を出していて、とても癒されると、今、人気の観光スポットとなっているんですよ。

ぜひ、新たに完成した「愛河」の景観橋と共に観に行ってみてくださいね。

トーク②:許厝港濕地、草漯沙丘≫

さて、橋つながりで今度は台湾北部・桃園をご紹介しましょう。

桃園と言えば、台湾北部の空の玄関口。台湾に来るときに、多くの方が降り立つ場所ですよね。到着前、飛行機から上空から街を見下ろして、「台湾に来た!」と感じるスポットだと思いますが、上から眺めると湿地が広がっていることに気づいた方も多いのではないでしょうか。

桃園には、台湾北部最大の海岸型湿地「許厝港濕地」があるんです。

この「許厝港濕地」、飛行機から桃園を眺めていると、白い風力発電の風車が見えてくると思います。その大きな風車よりもちょっと北側、空港に近い海側にあります。

ここは、川も発達し、河口の地形もいいことから、渡り鳥たちに最適の環境とされていて、200種類を超える鳥たちがやってきます。これは全台湾の560種のうちの41%を占めるそうです。そのため、毎年10月から翌年の5月にかけて多くの人がバードウォッチングに訪れるスポットです。

広さは、面積961ヘクタール、長さは10.5キロにわたり、政府も「国家級の重要湿地」としています。

でもここは、バードウォッチングスポットとしてだけでなく、夕陽のきれいなスポット、そしてサイクリングスポットとしても人気なんですよ。

「許厝港濕地」のそばには2階建ての展望デッキがあって、そこに夕陽を眺めに来る人たちも多くいます。

また、ここからは、ちょうど夕陽の見える方向に先ほどご紹介した大きな風力発電の風車が見えるので、風車、夕陽、海岸線の美しいコラボレーションが楽しめますよ。

そして今回、この自然豊かなスポットに「許厝港老街溪自行車景觀大橋(サイクリング景観大橋)」を建設するとの発表がありました。この橋が完成すると、「許厝港濕地」と「草漯沙丘」というこのエリアの2大観光スポットを結ぶサイクリングロードとなる予定です。

このもう一つの観光スポット「草漯沙丘」は、台湾最大の“砂丘地質公園”で、およそ8.1キロに渡り、沿岸に砂漠が広がっていて、通称「台湾のサハラ砂漠」とも呼ばれています。

もちろんここからもきれいな夕陽が楽しめますので、写真映えするスポットとして人気を集めています。映画やドラマのロケ地にもなっていて、私も大好きな周杰倫(ジェイ・チョウ)が監督・主演を務めた「不能說的秘密(邦題:言えない秘密)」でもロケ地として使われていました。

なんでも「草漯沙丘」は典型的な海岸砂丘の地形をしていて、高さは15メートルほどあり、本当に砂漠にいるような写真を撮ることができますよ。

先ほど「台湾最大の“砂丘地質公園”」とご紹介しましたが、実は地質公園に認定されたのは最近で、2018年12月に「文化資産保存法」に則ってリストアップされ、2019年5月に公聴会が行われ、評価報告書が審議に通過し、昨年(2020年)6月に桃園市で最初の“地質公園”に認定されたんです。

また、「馬祖地質公園」、「草嶺地質公園」に続く、台湾で3番目の“地質公園”ですが、「草漯沙丘」は唯一の“砂丘地質公園”なんです。

そんな「草漯沙丘」と、「許厝港濕地」。地図で見てみるとわかるのですが、スポットとしては隣接しているんですが、海に流れ出る「老街溪」という川が間を通っているため、これまではこの2か所のスポットに行こうと思ったら、ぐる~っと回って「台61」という大きな道路も通って行かなくてはならず、不便でした。

ところが、この「草漯沙丘」と、「許厝港濕地」をつなぐサイクリングロードができれば、これまでよりも自転車でおよそ10分ほど時間が短縮できますし、大きな道路に出ることもないので安全です。

時間も短縮できるから、これまでだったら「草漯沙丘」と「許厝港濕地」、太陽が沈むまでにどっちかの夕陽しか楽しめなかったのが、あっちとこっちと両方で楽しめますね。

「許厝港老街溪自行車景觀大橋」は、およそ200メートルの長さで、今年(2021年)の11月に工事を開始し、来年(2022年)の9月に竣工予定とのことです。

ただ、「許厝港濕地」と「草漯沙丘」が今後つながって便利になる予定ですが、ここまでのアクセスはあまりよくないので、桃園国際空港まで公共の交通機関を使って行って、そこからタクシーをチャーターしていくのが便利だと思います。

トーク③:光泉牛奶園地≫

「許厝港濕地」や「草漯沙丘」周辺まで足を延ばすのであれば、「光泉牛奶園地(光泉牛乳パーク)」にも足を運んでみてはいかがでしょう。

どういうところかというと、スーパーなどでよく見かける牛乳メーカー「光泉」の牛乳製造工場なんです。

ここでは乳製品の包装作業の現場の説明や、乳製品の製造過程の紹介、そして実際にちょっと味わってみる…といった、およそ45分の見学コースがあります。

ただし、予約は2週間前までに必要なのと、日本語には対応していません。普段は台湾の学校の生徒たちが校外学習に来ることが多いようです。

でももし興味があるという方は、一般の人も申し込みをすれば見学できますので、ホームページから予約申請票をダウンロードして、それに記入してFAXで送って予約してくださいね。

予約申請票のあるホームページは、http://www.kuangchuan.com/

トップページから、「參觀工廠」バナーをクリック。その中の「參觀導覽」をクリックして、「參觀須知」のタブをクリックすると中国語ですが予約についての注意事項の記載があるのと、予約申請票がダウンロードできますよ。

台湾では牛乳よりも豆乳の方が身近で、あまり私は牛乳のイメージはなかったのですが、こういう工場見学ができるところもありますよ。

「光泉牛奶園地」までのアクセスも車がないとちょっと不便ですので、桃園国際空港からタクシーを1日チャーターして、まず「光泉牛奶園地」で工場見学をして、そして夕暮れ前に「許厝港濕地」や「草漯沙丘」に向かって、きれいな夕陽を楽しんでから帰る…というプランはいかがでしょうか。

コロナ後には、ぜひ、高雄・愛河に完成した景観橋も、そして桃園にこれからできる予定の「許厝港老街溪自行車景觀大橋」も楽しんでくださいね。

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