Artwork

コンテンツは QTnetモーニングビジネススクール によって提供されます。エピソード、グラフィック、ポッドキャストの説明を含むすべてのポッドキャスト コンテンツは、QTnetモーニングビジネススクール またはそのポッドキャスト プラットフォーム パートナーによって直接アップロードされ、提供されます。誰かがあなたの著作権で保護された作品をあなたの許可なく使用していると思われる場合は、ここで概説されているプロセスに従うことができますhttps://ja.player.fm/legal
Player FM -ポッドキャストアプリ
Player FMアプリでオフラインにしPlayer FMう!

英国における異文化(50):ロンドン:ウェストミンスター寺院

 
シェア
 

Fetch error

Hmmm there seems to be a problem fetching this series right now. Last successful fetch was on February 26, 2024 11:26 (2M ago)

What now? This series will be checked again in the next day. If you believe it should be working, please verify the publisher's feed link below is valid and includes actual episode links. You can contact support to request the feed be immediately fetched.

Manage episode 300160168 series 1269312
コンテンツは QTnetモーニングビジネススクール によって提供されます。エピソード、グラフィック、ポッドキャストの説明を含むすべてのポッドキャスト コンテンツは、QTnetモーニングビジネススクール またはそのポッドキャスト プラットフォーム パートナーによって直接アップロードされ、提供されます。誰かがあなたの著作権で保護された作品をあなたの許可なく使用していると思われる場合は、ここで概説されているプロセスに従うことができますhttps://ja.player.fm/legal
今日は英国における異文化シリーズです。ロンドンとそれ以外の地域を交互に紹介していますが、今回はロンドンのウエストミンスター寺院をお伝えしたいと思います。英語では "Westminster Abbey"と言います。元々は修道院だったところが大聖堂になっているということです。 少し気を付けていただきたいのはロンドンの"Westminster Abbey"の近くに"Westminster Cathedral"という建物があります。"Westminster Cathedral"は日本風に言うとウエストミンスター大聖堂ですが、2つは宗派が違って"Westminster Abbey"は英国国教会、"Westminster Cathedral"はカトリックです。このように英国の主要都市では大聖堂に行くといっても、カトリック、国教会が別々の場所にある事が多いです。しかも両方とも大きな建物ということが多いです。ところが、"Abbey"と言えば国教会、"Cathedral"と言えばカトリックというものでもなく、実際に調べてみないとどっちがどっちだか分からないことが多いです。 ウエストミンスター寺院は英国国教会です。何故ならばこれを作った人は、ノルマン朝時代の王様だからです。御存知の通り、ノルマン朝から現在のイギリスの王室の血筋は続いているので、代々王様の戴冠式を行う場所として有名です。ノルマン朝の時代は11世紀からです。 それから有名なところではダイアナ妃の葬儀も行われました。そういうことで、いわゆる英国の近代王朝の王室の御用達、菩提寺にあたるところです。英国国教会は後の時代に出来ました。そちらの総本山はカンタベリー大聖堂です。ですが、それよりも古い時代から、王室がこのウエストミンスター寺院を菩提寺として使っていたという形になります。 ウエストミンスター寺院は観光地としても世界遺産を構成する要素の1つになっているほどで、非常に壮麗です。中には色々な見所がありますが、実は大聖堂はお墓でもあります。大聖堂の外に十字架が地面の上に刺さっていて、墓地になっているというのをご覧になった事がある人も多いと思いますが、実は大聖堂の中には人々が歩くスペースにタイル(石の板)がはめ込まれていて、タイルのようになっている部分に有名な人が埋められているということが多いです。ウエストミンスター寺院にはダーウィン、ニュートン、音楽界のヘンデル、最近でいうとスティーブン・ホーキング、こういう人達が眠っています。 大きさは50センチ四方ぐらいでしょうか、そのぐらいの石のタイル、石板の1枚分を空けて あって、その中に小さな箱があり、その中に遺灰の一部または全部が入っているという形になっています。その石板の上には誰の墓かを書いてないので、実際には今、誰を踏んでいるのかよく分かりません。壁には誰が眠っていますなどと彫り付けてあったりします。どこかに誰かがいるというのは分かりますが、ここに誰がいるのかは分かりません。もしかしたらニュートンやヘンデルの上を歩いているかもしれないということです。そういう文化です。日本の文化だったら、墓石の上を踏みつけていくなんて、そんな失礼な事はとんでもないと思うはずです。 文化相対論と言いますが、宗教が指定している善悪は絶対ではないわけです。日本だったら絶対いけないことを英国ではしていて、それが英国では問題ないし、それがむしろ供養になるのかもしれません。いずれにしてもここに行かれる方は多いかもしれませんが、イギリスでは宗教施設は日曜日がお休みの事が多いので、日曜日に行く計画を立てないこと、それと今は時間指定制で切符を予約するようで、切符無しでふらっと行くと切符を買う所で並ばされます。そして入る時に並びます。入場が5時間後になるとか明日になるとかいう話になりかねないので、予約をして行く事。そうすると自分が行きたい時間に行けるし、2回並びなおさなくて済みますので、気を付けて下さい。 ちなみに入場料は、日本円にすると2,000円とか3,000円とかいうけっこうな値段になります。前にも申し上げた通り、公の施設、政府が運営している施設では、無料になることが多いですが、それ以外では非常に高い値段がイギリスの相場です。「ダ・ヴィンチ・コード」という映画を見たことはあるでしょうか。その中でウエストミンスター寺院が登場しますが、それは設定であって、実際にウエストミンスター寺院は使用許可を出しませんでした。別の場所で撮った映像で、ここがウエストミンスター寺院という設定でした。そのようなことも、映画と見比べながら見ても楽しいですし、色々な要素がありますのでぜひ訪れて見て下さい。 今日のまとめ: 英国における異文化シリーズのロンドン編で、ウエストミンスター寺院を紹介しました。ウエストミンスター大聖堂と間違えないで下さい。英国国教会とカトリックの差など色々なところにつながっていくものですので、ぜひ色々な所に興味を持って様々な体験をしてみて下さい。
  continue reading

4660 つのエピソード

Artwork
iconシェア
 

Fetch error

Hmmm there seems to be a problem fetching this series right now. Last successful fetch was on February 26, 2024 11:26 (2M ago)

What now? This series will be checked again in the next day. If you believe it should be working, please verify the publisher's feed link below is valid and includes actual episode links. You can contact support to request the feed be immediately fetched.

Manage episode 300160168 series 1269312
コンテンツは QTnetモーニングビジネススクール によって提供されます。エピソード、グラフィック、ポッドキャストの説明を含むすべてのポッドキャスト コンテンツは、QTnetモーニングビジネススクール またはそのポッドキャスト プラットフォーム パートナーによって直接アップロードされ、提供されます。誰かがあなたの著作権で保護された作品をあなたの許可なく使用していると思われる場合は、ここで概説されているプロセスに従うことができますhttps://ja.player.fm/legal
今日は英国における異文化シリーズです。ロンドンとそれ以外の地域を交互に紹介していますが、今回はロンドンのウエストミンスター寺院をお伝えしたいと思います。英語では "Westminster Abbey"と言います。元々は修道院だったところが大聖堂になっているということです。 少し気を付けていただきたいのはロンドンの"Westminster Abbey"の近くに"Westminster Cathedral"という建物があります。"Westminster Cathedral"は日本風に言うとウエストミンスター大聖堂ですが、2つは宗派が違って"Westminster Abbey"は英国国教会、"Westminster Cathedral"はカトリックです。このように英国の主要都市では大聖堂に行くといっても、カトリック、国教会が別々の場所にある事が多いです。しかも両方とも大きな建物ということが多いです。ところが、"Abbey"と言えば国教会、"Cathedral"と言えばカトリックというものでもなく、実際に調べてみないとどっちがどっちだか分からないことが多いです。 ウエストミンスター寺院は英国国教会です。何故ならばこれを作った人は、ノルマン朝時代の王様だからです。御存知の通り、ノルマン朝から現在のイギリスの王室の血筋は続いているので、代々王様の戴冠式を行う場所として有名です。ノルマン朝の時代は11世紀からです。 それから有名なところではダイアナ妃の葬儀も行われました。そういうことで、いわゆる英国の近代王朝の王室の御用達、菩提寺にあたるところです。英国国教会は後の時代に出来ました。そちらの総本山はカンタベリー大聖堂です。ですが、それよりも古い時代から、王室がこのウエストミンスター寺院を菩提寺として使っていたという形になります。 ウエストミンスター寺院は観光地としても世界遺産を構成する要素の1つになっているほどで、非常に壮麗です。中には色々な見所がありますが、実は大聖堂はお墓でもあります。大聖堂の外に十字架が地面の上に刺さっていて、墓地になっているというのをご覧になった事がある人も多いと思いますが、実は大聖堂の中には人々が歩くスペースにタイル(石の板)がはめ込まれていて、タイルのようになっている部分に有名な人が埋められているということが多いです。ウエストミンスター寺院にはダーウィン、ニュートン、音楽界のヘンデル、最近でいうとスティーブン・ホーキング、こういう人達が眠っています。 大きさは50センチ四方ぐらいでしょうか、そのぐらいの石のタイル、石板の1枚分を空けて あって、その中に小さな箱があり、その中に遺灰の一部または全部が入っているという形になっています。その石板の上には誰の墓かを書いてないので、実際には今、誰を踏んでいるのかよく分かりません。壁には誰が眠っていますなどと彫り付けてあったりします。どこかに誰かがいるというのは分かりますが、ここに誰がいるのかは分かりません。もしかしたらニュートンやヘンデルの上を歩いているかもしれないということです。そういう文化です。日本の文化だったら、墓石の上を踏みつけていくなんて、そんな失礼な事はとんでもないと思うはずです。 文化相対論と言いますが、宗教が指定している善悪は絶対ではないわけです。日本だったら絶対いけないことを英国ではしていて、それが英国では問題ないし、それがむしろ供養になるのかもしれません。いずれにしてもここに行かれる方は多いかもしれませんが、イギリスでは宗教施設は日曜日がお休みの事が多いので、日曜日に行く計画を立てないこと、それと今は時間指定制で切符を予約するようで、切符無しでふらっと行くと切符を買う所で並ばされます。そして入る時に並びます。入場が5時間後になるとか明日になるとかいう話になりかねないので、予約をして行く事。そうすると自分が行きたい時間に行けるし、2回並びなおさなくて済みますので、気を付けて下さい。 ちなみに入場料は、日本円にすると2,000円とか3,000円とかいうけっこうな値段になります。前にも申し上げた通り、公の施設、政府が運営している施設では、無料になることが多いですが、それ以外では非常に高い値段がイギリスの相場です。「ダ・ヴィンチ・コード」という映画を見たことはあるでしょうか。その中でウエストミンスター寺院が登場しますが、それは設定であって、実際にウエストミンスター寺院は使用許可を出しませんでした。別の場所で撮った映像で、ここがウエストミンスター寺院という設定でした。そのようなことも、映画と見比べながら見ても楽しいですし、色々な要素がありますのでぜひ訪れて見て下さい。 今日のまとめ: 英国における異文化シリーズのロンドン編で、ウエストミンスター寺院を紹介しました。ウエストミンスター大聖堂と間違えないで下さい。英国国教会とカトリックの差など色々なところにつながっていくものですので、ぜひ色々な所に興味を持って様々な体験をしてみて下さい。
  continue reading

4660 つのエピソード

すべてのエピソード

×
 
Loading …

プレーヤーFMへようこそ!

Player FMは今からすぐに楽しめるために高品質のポッドキャストをウェブでスキャンしています。 これは最高のポッドキャストアプリで、Android、iPhone、そしてWebで動作します。 全ての端末で購読を同期するためにサインアップしてください。

 

クイックリファレンスガイド