"無知との遭遇"ノベーション(951回)
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100分de名著でお馴染みの、伊集院光さんの言葉に、新たな気づきを頂きました
曰く
"いつもだったら絶対に出会わないぼくのような『無知』に先生が遭遇したときに、思いもよらない化学反応が起こる。"
"自分自身も全く忖度なしで直観的に感じたことを言葉にしていくと、それが一流の先生方も驚いてしまうような言葉に結果的になってしまう。"
ここから私は思いました
1、知の多様性の掛け算
2、心からの声をあげられるか
3、有識者バイアスを破壊する
100分de名著は、めちゃくちゃ好きな番組ですが、特に、有識者の先生の分かりやすい解説も魅力なのですが
それよりも、伊集院光さんの、忖度のないツッコミが、内容に物凄く深みを与えてくれてると感じていました
その秘密がここにあったのかと
専門家の知の世界と、ある意味その世界では全く無知の世界が、掛け合わさることによって、これまでにないイノベーションが巻き起こる
その瞬間を見てるのがエキサイティングなのかと
とはいえ、これを実現するためには
まずは、心の真実の声を見つめられるか?そしてそれを、言葉という形にして示すことができるか、という、大きなハードルがあるなとも思いました
ピカソが"この歳になって、やっと子どもらしい絵が描けるようになった"と言ったように、子供のような問いを出すのは難しい
さらにいえば、それを、その分野の知の巨人を前にして、そのままぶつけることができるのかと
以前、大谷翔平さんが、WBCのときに、選手みんなに向かって、"一旦、憧れを捨てよう"と言ったことを思い出しました
この有識者、憧れの人、バイアスを、自らが破壊して、心の中の真実の声を出すこと
これこそが、"無知との遭遇"を劇的に巻き起こす、一つの法則だなと
イノベーションを進めるときに、何も知らないので進められない、という声を聞くこともありますが
むしろ、何も知らないからこそ、自らの心の中の声と対話して、そしてそれをぶつけてみることができる
そしてそこから、専門家が驚くような新しい発見が起こるかもしれない
無知との遭遇ノベーションということもある
それはとても大事なアクティビティだということを、改めて教わった気がしました
そんな話をしています^ ^
参考: 本:名著の予知能力 令和5年5月発行 著者 秋満吉彦 発行所 株式会社幻冬舎
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