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Episode 18: お金、年収、お給料についてぶっちゃけます。

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Topics:

00:00カナダの会社で貰っていた給料を暴露していきます
07:00カナダで労働ビザを取得するために僕がやったこと
11:49これから就職する人へお金を稼ぐちょっとしたコツ
21:46今3万円稼ぐのと10年前に3万円稼ぐのでは、難易度が圧倒的に違う理由
25:50ビジネス相手の時間を節約するように心掛けたら、何かが変わった話

はい、どうも。ティミー玉手でございます。最近はこのポッドキャストブログのメンテナンスを行ったりしてまして。一番の(変化)は、音声の文字起こしをスタートしたことですね、やっぱりSEO的にもやらなきゃいけない作業だと思ってたんですけど。だいたい僕が30分間話をすると、文字数で10,000字から13,000文字くらいになるんです。もちろん全部手で書き起こしてたら、腱鞘炎になっちゃうんで、Google のボイスタイピングという音声入力だったり、あとは IBMのWatson (ワトソン) のAI のサービスで、自動文字起こししてくれるソフトは使ってるんですけど。それでも文章を形成したり誤字・脱字や漢字を直したりなんかして、だいぶまだ時間は掛かっちゃうんですが。最近、ポッドキャストを制作するクリエイティブ時間が3時間を切ったとお伝えしましたけど、この文字起こしによって今また30分のエピソード1話で4時間ぐらいになっちゃってるんですけどね。まー、けどそこもまた徐々に効率化を図っていくので、そういったコツも皆さんにお伝えしたいと思います。

今日はですね。お金や働くこと、お給料みたいなことについてちょっと赤裸々に皆さんにお話ししたいと思います。やっぱりすごくセンシティブなんですけど皆さんも気になるところだと思うし、あとは僕もツイッターで、どのプログラミング言語を勉強したら今、一番年収が高いか?みたいな話をシェアしたり。求人サイトのデータベースを元にランキングが発表されたりするんです。平均額なのか中央値を見るかで統計というのは色々な角度から見れるんですが。

引用>使えると高い年収が得られるプログラミング言語は?

1位 Go(中央値600万、最大値1600万)
2位 Scala(中央値600万、最大値1300万)
3位 Python(中央値575.1万、最大値1499万)
4位 Kotlin(中央値575万、最大値1200万)
5位 TypeScript(中央値575万、最大値1200万) https://t.co/wfaKkSrGON

— ティミー玉手@Vancouver (@timmytamate) August 7, 2018

今日はそういった僕の経験も含めて、これは世代間の違いとかもあると思うんですが。ちなみに僕は1980年生まれで、松坂大輔世代なんです。今2018年で、その空気感って言うのを喋って残していきたいと思いまして。かなり赤裸々なんですど、でも僕の人生で言うと、凄く自分の人生の中で意識した給料の額ってのがあって、それが42Kなんです。「K」というのは英語圏で、1000の値。 Twitter とかで87K=フォロワー数87,000人とかなんですけど。カナダや北米では、年収を表す時に「K」で表現するんです。分かりやすく1ドル=100円で計算したら50K=年収5,000,000円、75K=年収7,500,000円。実際はカナダと日本円の関係で言うと、今カナダドルが85円ぐらいなんで、50Kでも425万円ぐらいですね。

というわけで、まず僕にとっての42Kというのは、カナダの就労ビザっていうのを申し込む時に意識しなきゃいけない金額だったんです。僕は1年間、カナダの専門学校に行って、その後就職活動をして、当時リーマンショックの後ぐらいで、学校に求人もほとんどなくて。2ヶ月に1件くらい来て、それをみんなで奪い合うというか、8人とか10人とかでレジュメを一斉に出してみたいな。そんな時代だったんですけど、カナダ人の学生はVisaとか気にしないんで、そこから一回実家に戻った後にゆっくり就職活動したりとかって人もいましたけど。日本人とかブラジル人とかコスタリカ人とか僕の学校に色んな外国の人がいたんですけど、やっぱり留学生とかインターナショナルスチューデントっていうのは就職先を見つけて、ビザを申請しなきゃいけない。じゃないと帰国になっちゃうんで、そこでインターンを受け入れてくれる会社を探したんです。

実は学校からのインターンシップは学生ビザの延長(エクステンション)みたいな形なんで、カナダの会社で働いたっていってもそれは学校のカリキュラムの範囲の中なんですよね。就労ビザとか永住権のビザを出す時に、就労経験としてはカウントされないので、その辺りがこっちの北米の社会に入っていくタイミングで難しいところでした。つまり学生ビザから労働者としてだいたい1年とか2年の労働ビザを申請するんですけど、そこが本当に「0」と「1」の違いくらい大きいです。インターンシップビザっていうのはCo-opビザっていう名前だったんですけど、そのCo-opビザの間に、一番最初に勤めたソフトウェアの会社で、当時はそれでも学生には月300ドルのインターンシップ代が支払われていました。9時から3時ぐらいまでとか、1日5時間以上、300時間、 3ヶ月ぐらい学校の外で働いた経験が単位になるんです。Paid Internshipって要するにお給料が発生するインターンシップ制度があって、2010年ぐらいの時期ですけれど。IT学生でも300ドル(3万円)は払いましょうっていう時代だったんです。

最低インターンシップ賃金($300/月)+ $500の$800でスタート!

僕は「300ドルで300時間以上働きたいんですけど」って就職活動してたら、面接に受かって運よく働けることになって。それはフロントエンド・デベロッパーみたいなポジションだったんですけど、そこで学校の成績とか日本でも少し経験があったって言うんで300ドル+500ドルで月800ドルでインターンをすることになったんです。カナダは給料が月2回なんですよ。2週間に一回か本当にきっちり月2回出るかってちょっと違うはあるんですけど、月2回だとして400ドルずつです。税金とか引かれて結局360ドルぐらいのペイチェックを月2回もらってただけだから、月7万円ぐらいのインターンシップを半年間やってたんですよ。本当に貯金を切り崩しみたいな生活で。後はその後、学校行ってる時に(ディシュウォッシャーで)アルバイトしてたんで、その時にセーブしていたお金とか。バンクーバーのレストランでアルバイトすると、日系とカナディアンか外国籍のお店で違うんですけど、日本食レストランの方がたぶんチップいっぱい貰えると思いますよ。要するに、居酒屋でも7人とか9人とか少数精鋭で、一晩に200組とかのお客さんをさばくわけじゃないですか。規模にもよるんですけど、僕が働いてたレストランは無駄にスタッフ25人とかいるんですよ(汗)

僕が働いていたお店はフレンチのお店で、一晩で300席を何回転かみたいなさばき方してるですけど、チップを分ける人数が多いっていうか。今日、シフト入れなくてもいいんじゃないか?ってスタッフが結構居たりして分け前が少ないんですよ(笑)。当時そのカナダのレストランで時給11ドルでしたから。当時のバンクーバーの最低時給は8ドルで、今は確か10.5ドルとか11ドル近くに上がってると思うんですけど。それでもそのお店は高級店だったんで、時給が高い方の時給11ドルで、プラス毎週20ドル〜30ドルぐらい(忙しさによって違う、宴会が沢山ある週はアツい!)チップを貰ってて。それが毎週でもそれだって月でキャッシュで100ドルぐらいになるんです。またある日、1年間バイトした次の週からチップがいきなり3倍ぐらいの60ドル〜70ドルに跳ね上がったの覚えてますね。なので自分でアピールするのは大事だなと思って。「今日で丸1年だよ」みたいなことをトップシェフに伝えにいったら、「あぁ、そうなのか!」って言われて、そこから色つけてやるみたいな話になって。なんかそういうアピるの大事なんだなっていうことをカナダの学生時代でディシュウォッシャーしてる時に学んで。その後、無事にITの会社で働けたんですけど、それこそ学生時代アルバイトしてた時給が11ドルだったんで、学校と仕事のプログラムなので働けたんですけど収入が減ってる状態で、それが半年間続いて。さらに労働ビザの申し込みもしなきゃいけないんで、そのお願いもあって書類とか移民局に対応してくれるVisaのコンサルタントみたいな人たちがいるんですけど、そこにもお金払って。それも2500ドルとか3000ドルの手数料払ったのかな。一年間の労働ビザを申し込んだですね、それで働けることになって。

カナダで労働ビザを取得するために僕がやったこと

フルタイムの最初の頃なんて、今だから言いますけど、僕は25K(200万円ちょっと)で試用期間みたいな時代があって、でもそこから3ヶ月で27Kになって36Kになって40Kみたいに上がってたんですけど。1年間ぐらいで42Kで申し込まないといけなかったので(常に交渉してました)。僕が申請したポジションは、Web Developerという「スキルドワーカー」って言うんです。外国からカナダに来て働くVisaのカテゴリーの場合、その最低時給が決まってるんです。今はWeb Developerもちょっと変わったかもしれないですけど、僕が労働ビザを申請した当時は42Kだったんですね市場の平均年収が。42K以上で申請する必要があって、それ以下で申請するとカナディアンの僕と一緒に学校で勉強した同級生とかが就職する時に不利になると言うんで。カナダの労働ビザって言うのも結局、Unemployment rate(カナダ国内の失業率)が関係してきます。日本の失業率は今、凄く低い水準ですよね。カナダは大体、平均が5.9%とか6%ぐらいで、それが不景気で7%〜8%に近づいてくると、結構外国人のスキルドワーカーの枠が減ったりとかっていう、ちょっと連動性があるみたいなんです。

そこで、ビザを申請するタイミングで「この人に42Kで払います」っていう書類を作って、申し込んでとかそういうのをきちんと会社がやってくれたんですよ。だから1年間、バンクーバーのITの学校は1年もしくは2年間の学校があるんですけど、そのCo-opビザを利用したり、あとまだ三十歳手前だったら、ワーキングホリデービザを専門学校やカレッジを卒業してから使うみたいな形でカナダで就職活動するのが一般的です。その中で、Visaの面倒まで見てくれる雇用主を探して、申し込む必要があります。その外国人を雇う申込っていうのも会社の実績とか、過去に外国人を雇って(給料を適正に払ったレコードなど)実績も色々と加味されて結構その審査がしんどかったです。

僕の場合は42Kだったんですけど、労働ビザ申し込めるスキルワーカーって他にも色々あるんです。例えばシェフだってラーメンクックというポジションとかもあって。それもスキルドワーカーなんです。14ドルとか16ドルとかサーバーの平均賃金も全部あるんです。プログラマーのこの領域な人なら30ドルなので、大体50Kくらい払う予定じゃないと落とすよっていう審査なんです。日本も多分そうだと思うんですけど、あまりにもなんとか人とかがすごい低賃金で日本に入ってきたら、その労働市場がめちゃくちゃになるみたいなことは(法律的に)抑えてるはずなんで。

これから就職する人へお金を稼ぐちょっとしたコツ

ある程度、今日はお金を稼ぐことやお金を稼ぐちょっとしたコツみたいなお話を、これから就職したいや若い人たちになんかヒントとなるようなお話を僕の経験から出来たらいいなって思ってます。

僕のカナダに来てからの感覚で言うと、学生時代に飲食店で11ドルでアルバイトしてたんですよ。その後、学校の勉強が終わってインターンシップってなんだかんだ途中からワーキングホリデーもそこで使って、1年近く(インターンシップ半年間+申請3ヶ月)みたいな感じで、その間に時給が倍になったんですよね。大体42Kで色々なバケーションやベネフィットとも含めて22ドル〜25ドルぐらいになるんです。時給が11ドルから22ドルで倍になったんですよ、自分が勉強した分野の業界に就職したら。でも本当に11ドルの時とかって週4で週末も必ず入ったりして、学校の勉強も忙しかったんですけど、それは生活費のためにずっと働いていて。当時は手取りで月800ドルとか900ドルとか、1000ドル近く稼いでも税金引かれてしまうと。カナダも結構、税金高いんですよ。本当に9万円以下のカツカツで生活してて、インターンシップの時はまた半年間、収入が減るんでそこはもうすごい兵糧攻めにあったような気分だったんですけど。それでもビザのサポートしてもらえるって言うんで。

北米は最初の3ヶ月間はプロベーションっていう試用期間で、働き出して3ヶ月以内なら雇用主も働く方も何かあったら気軽に2週間ぐらいのNoticeで辞めれる関係があって。それがプロベーションって期間でその3ヶ月越えると、今後はフルタイム=正社員の扱いになって有給休暇とか病欠手当とか。あとは僕が今まで受け取ったサービス(福利厚生)としては、カナダは歯医者が通常の健康保険と別枠なんで、デンタルケアを会社負担してくれるのか?が焦点だったり証券(?)みたいなのを勤続1年超えたら加入してもらったり。それが退職する時に100万円ぐらいのボーナスになってたりとか。なんか給料の中からパーセンテージは自分で設定できるんですけど、4%〜5%とか自分の給料から毎月払うけど、それに会社も同じ利率を上乗せして、安定した株の運用してくれてみたいな制度があったの思い出しましたね。年金積立みたいなのを会社が一緒にやってくれるって感じですね。要するに55歳ぐらいまで下ろせないお金を会社と積み立てする。そうすると長期で運用してくれるんでだいぶ金利が高くつくみたいなオプションがありました。

あとカナダもバンクーバーの BC州の場合ですと健康保険が月々7500円ぐらいです。トロントの方は逆に消費税みたいなのが1パーセント高くて13%とかで、その分月々の75ドルの負担がないと聞いてますけど、州によっても違うんです。バンクーバーなら75ドルで7500円ぐらい健康保険が入って、それを会社がカバーしてくれるかカバーしてくれないかみたいな話です。

僕が時給換算22ドル〜25ドルで最初の会社で働いた時に、デザインを外注したんですね。ウェブサイトのデザインです。このPhotoshop(発音注意!)のファイルで5枚〜10枚ぐらいの仕事量で。その外注デザイナーさんのコストを聞いたら1時間100ドルって言ってたんですよ。結構いい金だなと思いましたね。1時間が100ドルで、大体ウェブサイトのデザインをフルページでやったとして最低でも25時間〜30時間ぐらいはかかってると思うんで、それだと3000ドルとか。40時間発注して4000ドルとか。それとはまた税金など別にかかってくるですけど。けどそういったフリーランスの動きをしてる人って随分(単価が)違うなって。けど僕に振ってくれたら25ドルで会社は僕ってリソースを使えるじゃないですか?でも外注すると100ドル。けど色んなリソースを使ったりってことは会社はやるんですよ。それはバンクーバーのローカル在住のフリーランスのデザイナーに発注した話なんですけど、他にもインドの会社にコーディングやプログラミングを投げたり色々やってましたね。毎回値段聞いてましたけどね(笑)「これ、いくらで外注するんですか?」みたいな。

会社の中で一番単価が高いのはデザイナーの160〜170ドル/1時間。次はプログラマの150〜160ドル/1時間

Web の制作会社だと会社に出す見積みたいな決まってて、会社の中で料金表があるんです一番高いのがデザイナーだったりするんですけど。デザイナーは1時間160ドル〜170ドルくらいでした。これは会社として出すお金なんで、オフィス借りてるお金とか電気代も含まれてるんですけど。つまりウチの会社のデザイナーの一人を使う費用がデザイナーが160〜170ドルくらいで、次はプログラマの150〜160ドルぐらいで、後はコーディングする人だったり、テストする人だったりって言うのが120ドル〜140ドルとかそれぐらい値段したり。間に入るプロジェクトマネージャっていうのもキャリアによって違ってくるんですけど、1時間100ドルとか120ドルを乗っけた金額を出してたんですね。これはカナダのIT業界の話です。例えば商社とか他の分野の人達とかのお金の感覚が、また見積もりの金額や単価の計算の仕方もまた違ってくると思うんで面白いですよね。 IT・Web系はそんなイメージですね。もっと高い会社もあれば、安いところもあります。値段表は5、6年ぐらい前の話ですけどご参考までに。

お金っていうのは考え方ひとつでまだまだ利益になるものがあれば、年収もそれを会社からもらうと税金とか色々引かれてしまうから、請負にするとか。例えば就職活動に入って「君は65Kで働いてもらおう」となって、それからあと数ヶ月したら「65Kなんだけど、俺が会社始めるから65K分の仕事を今後は振ってくれ」と交渉してみたり。それで自分で経費とかもっと色々できるからみたいなこと考えてる人とか結構周りにいたりして。そこでお金の受け取り方はひとつじゃないというのを学んで。後はカナダの就職活動した中だと、日本は昔からの基本給がベースアップしてくれるみたいな。あれも元々のインフレターゲットを決めて、ずっと2〜3%の物価上昇に対して、毎年きちんと対応しようみたいなのがあったと思うんですけど。

カナダはですね、基本的にベースアップとかないんですよ。だから42Kで働いたら、もちろん良心的な会社で僕も何回も「一人春闘」みたいに戦ってましたけど、上司とパフォーマンス見直しの会議とか。それは半年とか1年とか何かのタイミングでこれぐらい欲しいっていう交渉の余地はあるんですけど、基本的にはあんまり給料は変わらないと思います。基本は言われた金額でずっと。僕もその後、スタートアップとデジタルエージェンシーで働いてたんですけど、あんまり給料上げてくれって言うの感じにはならないですよ会社側から。だからカナダで年収をアップしたいなら、基本は転職するんです。だから今50KもらってるんだったらリクルーターとかLinkedInってお仕事系のFacebook(SNS)みたいなサイトに登録すると、リクルーターが大量のメールを送りつけてくるわけですよ。常に人材を探してるんですよね、売れる人材を。そういう人たちを使って転職活動したり、後はそれこそクレイグスリストっていう有名な街の掲示板で探したり。あとはカナダのBC州だと政府が求人情報をまとめてくれてるサイトがあるんですけどね。Indeedもそうですね。そういったサイトで就職活動して、「今50Kだけど55Kで向こうに誘われたから、55Kで出ていってもいいか?それとも55K以上提示してくれるか?」って次の会社へ行くかステイするかって交渉をするのが一般的です。

だから給料UPしたかったら転職活動して、斜め上、斜め上にジャンプしていくようなイメージです。自分から待ってたら基本、パフォーマンスの評価のミーティングは開かれないし、向こうから上げてって言わないですね。それこそVisaの申請で42Kで申し込まなきゃいけないんで、「このタイミングで42Kにしてください!」みたいなお願いをして来ましたけど。そこからカナダでフリーランスだと大体みんな50ドル〜100ドルの間ぐらいの単価でやってますね。タックスは別にかかるんですけど。僕もそれぐらいの金額でやってますし普段。だからすごい真面目にスケジュールをきちんと立てて働いたら、それこそ「シックスフィギュア=年収1000万円」って言うんですけど。その一千万円以上みたいな風になるでしょうけど。まあ税金とかもね、こっちは日本人よりも高いくらいなので、自分でコントロール出来てるうちが花なのかなぐらいに思ってるんですけど。そういったお金の雰囲気ですね、僕がいるバンクーバーのIT・Web 業界は。

今3万円稼ぐのと10年前に3万円稼ぐのでは、難易度が圧倒的に違う理由

あとはですね、その給料のあげ方とか働き方みたいな話を最後にしようと思って。いくつかからくりがあると思っていて、例えば僕が今3万円稼ぐのと僕は10年前に3万円稼ぐのってやっぱり難易度が圧倒的に違かったんですよ。一回まだそれこそディシュウォッシャーをやって、時給11ドルでその給料見て税金とか引かれて2週間で450ドルとかだったら4万円ちょっとだったんですよね。それ見た時に、「これから俺は42K以上貰わなきゃいけないのに。こんな給料のキャップでこれは1年後、カナダで就職できんのかよ」みたいにちょっと愕然とした時もあって。勢いで何とかなるもんなんでしょうけど、本当にそのままこれからどうやってこんな年収にたどり着くんだろう?みたいな事って、もがいて人生のターニングポイントターニングポイントで意識したかしないかで、相当人生って変わってくると思うんですよね。

やっぱり普段から人脈、つまり「自分がこういうことができます!」って内外にアピールするって言うのはすごく大事なことなんじゃないかなって思うんです。人は産まれてきて、色んな人と知り合って、コネクションが出来てって。それは地域性に助けられてるという一面もあって。例えば、僕が無農薬のお米を農家から買いたいって言ったら、きっと地元の宮城県の知り合いの信頼できる農家から譲って貰う形でお金払うみたいなことってあると思うんですよ。それが例えば、広島県とかで同じようなことを広島市の人が広島何とか村みたいなところの無農薬の人にお願いしててやると思うんです。どういう意味かというと、それは必ずしも絶対一番美味しいお米じゃないとインターネット時代に売れないってわけじゃなくて、やっぱり近くにいる人や知り合いにお願いするみたいところもあって。それでIT業界のあるあるで言うと、ベトナムとかインドそういったところにアウトソーシング開発、つまりインドの会社に丸投げして、そこにプロジェクトマネージャーが英語でやりとりして製品を作るみたいな。だけどアウトソーシングが活発だから、全員がインドの会社に頼むかって言ったらそれはそれでまた別の話ですし。その一番最初に働いたカナダの会社もインドの会社を使っていたし、ローカルのリソース、つまりカナディアンのフリーランサーさんを使ったりも両方してて。つまり住んでいる場所によって降りてくる案件もあるので、常に自分の周りの人にとってベストなスキルセットを準備しておくっていう心構えで、だいぶ舞い込んでくる話が変わってくるんじゃないかなと思ってます。とか偉そうに言ってる俺も自分の会社のホームページとか早く更新しろって話なんですけどね。(ま、やりますけど!)

そういったことがすごく大事で、お客さんはやっぱりソリューションを求めてるんです。最近ブログで「きちんと情報を発信していく」って話しにも繋がるんですけど、自分が普段こういう技術を勉強して、こういう事ができますよ!ってブログに書き残していったりっていうのは大事な活動ですよね。よく「お金のために働くんじゃなくて、お金を自分のために働かせる」みたいな話があるんですけど、基本的には一緒で、自分のポートフォリオというか、営業活動を向こうから見つけてもらえるようなフローを準備するっていうのは、本当に凄く大事です。けどそんな難しく考えなくて、ツイッターのアカウントで情報発信をして、あとはダイレクトメール下さいっていう形でビジネスしてる人もいれば、必ずしもホームページを作らなきゃいけないってケースでもないかもしれないけれど。けど検索で入ってくる流入とかも見逃せない数なので、今はモバイルでしっかりWebサイトを作って、それが就職活動やビジネスにも使えますし。

ビジネス相手の時間を節約するように心掛けたら、何かが変わった話

あとは直接お金に繋がるか分からないけど、僕がいろんな人と仕事してきた中で感じるのは、やっぱりビジネスする時になるべく相手の時間を省いてあげるみたいな動きをすると、巡り巡ってそれが自分の収入のアップにも繋がるんじゃないかなと思って。なぜならサクサクとプロジェクトが進む時って、お互いそういった気配りが出来てるタイミングだったりするんですよ。例えば昔、インタビューを受けてくれという依頼があって、僕がインタビュアーさんのオフィスに向かってたんですけど、直前にお腹空いてるみたいなこと言ってたんで、牛丼みたいの買って持っていった時があったんですよ。俺がインタビュー受ける側なんですけど。けどそれが凄く面白いみたいに喜んでくれて。単にインタビュアーさんが忙しそうだったんで、(締め切り近いのか分からないですけど)夕飯買って行ったら、それで相手の時間をセーブしたみたいな形になるかなと。そこから色々な信頼が生まれたみたいなことがあって。それは普段、資料を出す出さないのメールの話とかにも通じるかもしれないけど。向こうも向こうで別の本業やスペシャリストであるワケで。そこの時間を尊重してセーブしてあげる様な動きを意識していけば、次も気持ちよく仕事して貰えるかなと思うんです。そこをすごく意識するようになったら、正直変わったかなって思います。

あとは最後の話ですけど、僕もまだ30代後半ぐらいの若造で、40代や50代にまた色々なケースが出るかもしれないですけど。最初に言ったように今、3万円稼ぐのと10年前に稼ぐ3万円は全然難易度が違かったんですよね。今は結構その難易度が簡単になったてきた。つまり稼ぎ方も増えたし、後はすごく大事なことですけど、人脈が増えたのも大きいと思うんです。僕もカナダのITカレッジに1年間入り直して、こっちで10年前に就職活動し直したので、一回0に戻ったんですね。日本で働いてた経歴みたいなのは、履歴書の中でちょっと英文に直して足しにはなったと思うんですけど、一度人材としてリセットされた状態で10年前にやり直したんですよ。その愕然としたくなる給料と届かなきゃいけない年収に悩むと思うんですけど、でも(明るい話なのが)今から5年後、今から10年後とコツコツお客さんに向き合っていけば稼ぐ方法がきっと昔よりも楽になるんです。

本当に稼ぐ手法も増えるし、分かりやすい例でいったら、10年前に一緒に仕事してた人がその会社で出世して、予算の裁量権を持つようになったりとかっていうのでそこから話が来たいってことは全然起こりうる話です。先週もそうだったんですけど、ITの学生時代とか、まだ就職してすぐ位の時期に一緒にお仕事していたデザイナーさんがいて。その人がデザインと営業して、僕はウェブサイトのバックエンドや制作を担当してって、一緒に頑張っていた人から久々にこないだ連絡が来て、ダウンタウンの市内に自分のオフィスを借りたてって言うんで、ご挨拶がてらお邪魔してお話し聞いてきたんです。そうやって、一緒に頑張ってた人。英語でサバイバーって言うですけど、Visaの悩みとか求人広告を紹介し合ったりとか、そういったサバイバーの人たちも独立して、自分で商売始めたりして、またコラボレーションの話が来たり。つまり一生懸命頑張っていると、周りもパワーアップしてくれてて、相乗効果をくれたりするんですよ。大切なのはその機会に対して、自分もいつでも答えらるように技術を磨いたりしなくちゃいけないって常に思うし、自分も相乗効果を渡して上げられるように頑張らないとと思っていて。今より3年後5年後10年後の未来を突き進めば、周りもサポートし合ってくれるんだってことを信じて。今はお金のギャップや年収で悩んでる人達も多いと思うけど、希望を持って突き進んで欲しいなと強く思います。

最後まで読んでくれてありがとうございます!

前回のエピソード(Episode 17: TOEICって勉強する価値あるの?【徹底検証】 )はこちらになります。

Episode 17: TOEICって勉強する価値あるの?【徹底検証】

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25:50ビジネス相手の時間を節約するように心掛けたら、何かが変わった話

はい、どうも。ティミー玉手でございます。最近はこのポッドキャストブログのメンテナンスを行ったりしてまして。一番の(変化)は、音声の文字起こしをスタートしたことですね、やっぱりSEO的にもやらなきゃいけない作業だと思ってたんですけど。だいたい僕が30分間話をすると、文字数で10,000字から13,000文字くらいになるんです。もちろん全部手で書き起こしてたら、腱鞘炎になっちゃうんで、Google のボイスタイピングという音声入力だったり、あとは IBMのWatson (ワトソン) のAI のサービスで、自動文字起こししてくれるソフトは使ってるんですけど。それでも文章を形成したり誤字・脱字や漢字を直したりなんかして、だいぶまだ時間は掛かっちゃうんですが。最近、ポッドキャストを制作するクリエイティブ時間が3時間を切ったとお伝えしましたけど、この文字起こしによって今また30分のエピソード1話で4時間ぐらいになっちゃってるんですけどね。まー、けどそこもまた徐々に効率化を図っていくので、そういったコツも皆さんにお伝えしたいと思います。

今日はですね。お金や働くこと、お給料みたいなことについてちょっと赤裸々に皆さんにお話ししたいと思います。やっぱりすごくセンシティブなんですけど皆さんも気になるところだと思うし、あとは僕もツイッターで、どのプログラミング言語を勉強したら今、一番年収が高いか?みたいな話をシェアしたり。求人サイトのデータベースを元にランキングが発表されたりするんです。平均額なのか中央値を見るかで統計というのは色々な角度から見れるんですが。

引用>使えると高い年収が得られるプログラミング言語は?

1位 Go(中央値600万、最大値1600万)
2位 Scala(中央値600万、最大値1300万)
3位 Python(中央値575.1万、最大値1499万)
4位 Kotlin(中央値575万、最大値1200万)
5位 TypeScript(中央値575万、最大値1200万) https://t.co/wfaKkSrGON

— ティミー玉手@Vancouver (@timmytamate) August 7, 2018

今日はそういった僕の経験も含めて、これは世代間の違いとかもあると思うんですが。ちなみに僕は1980年生まれで、松坂大輔世代なんです。今2018年で、その空気感って言うのを喋って残していきたいと思いまして。かなり赤裸々なんですど、でも僕の人生で言うと、凄く自分の人生の中で意識した給料の額ってのがあって、それが42Kなんです。「K」というのは英語圏で、1000の値。 Twitter とかで87K=フォロワー数87,000人とかなんですけど。カナダや北米では、年収を表す時に「K」で表現するんです。分かりやすく1ドル=100円で計算したら50K=年収5,000,000円、75K=年収7,500,000円。実際はカナダと日本円の関係で言うと、今カナダドルが85円ぐらいなんで、50Kでも425万円ぐらいですね。

というわけで、まず僕にとっての42Kというのは、カナダの就労ビザっていうのを申し込む時に意識しなきゃいけない金額だったんです。僕は1年間、カナダの専門学校に行って、その後就職活動をして、当時リーマンショックの後ぐらいで、学校に求人もほとんどなくて。2ヶ月に1件くらい来て、それをみんなで奪い合うというか、8人とか10人とかでレジュメを一斉に出してみたいな。そんな時代だったんですけど、カナダ人の学生はVisaとか気にしないんで、そこから一回実家に戻った後にゆっくり就職活動したりとかって人もいましたけど。日本人とかブラジル人とかコスタリカ人とか僕の学校に色んな外国の人がいたんですけど、やっぱり留学生とかインターナショナルスチューデントっていうのは就職先を見つけて、ビザを申請しなきゃいけない。じゃないと帰国になっちゃうんで、そこでインターンを受け入れてくれる会社を探したんです。

実は学校からのインターンシップは学生ビザの延長(エクステンション)みたいな形なんで、カナダの会社で働いたっていってもそれは学校のカリキュラムの範囲の中なんですよね。就労ビザとか永住権のビザを出す時に、就労経験としてはカウントされないので、その辺りがこっちの北米の社会に入っていくタイミングで難しいところでした。つまり学生ビザから労働者としてだいたい1年とか2年の労働ビザを申請するんですけど、そこが本当に「0」と「1」の違いくらい大きいです。インターンシップビザっていうのはCo-opビザっていう名前だったんですけど、そのCo-opビザの間に、一番最初に勤めたソフトウェアの会社で、当時はそれでも学生には月300ドルのインターンシップ代が支払われていました。9時から3時ぐらいまでとか、1日5時間以上、300時間、 3ヶ月ぐらい学校の外で働いた経験が単位になるんです。Paid Internshipって要するにお給料が発生するインターンシップ制度があって、2010年ぐらいの時期ですけれど。IT学生でも300ドル(3万円)は払いましょうっていう時代だったんです。

最低インターンシップ賃金($300/月)+ $500の$800でスタート!

僕は「300ドルで300時間以上働きたいんですけど」って就職活動してたら、面接に受かって運よく働けることになって。それはフロントエンド・デベロッパーみたいなポジションだったんですけど、そこで学校の成績とか日本でも少し経験があったって言うんで300ドル+500ドルで月800ドルでインターンをすることになったんです。カナダは給料が月2回なんですよ。2週間に一回か本当にきっちり月2回出るかってちょっと違うはあるんですけど、月2回だとして400ドルずつです。税金とか引かれて結局360ドルぐらいのペイチェックを月2回もらってただけだから、月7万円ぐらいのインターンシップを半年間やってたんですよ。本当に貯金を切り崩しみたいな生活で。後はその後、学校行ってる時に(ディシュウォッシャーで)アルバイトしてたんで、その時にセーブしていたお金とか。バンクーバーのレストランでアルバイトすると、日系とカナディアンか外国籍のお店で違うんですけど、日本食レストランの方がたぶんチップいっぱい貰えると思いますよ。要するに、居酒屋でも7人とか9人とか少数精鋭で、一晩に200組とかのお客さんをさばくわけじゃないですか。規模にもよるんですけど、僕が働いてたレストランは無駄にスタッフ25人とかいるんですよ(汗)

僕が働いていたお店はフレンチのお店で、一晩で300席を何回転かみたいなさばき方してるですけど、チップを分ける人数が多いっていうか。今日、シフト入れなくてもいいんじゃないか?ってスタッフが結構居たりして分け前が少ないんですよ(笑)。当時そのカナダのレストランで時給11ドルでしたから。当時のバンクーバーの最低時給は8ドルで、今は確か10.5ドルとか11ドル近くに上がってると思うんですけど。それでもそのお店は高級店だったんで、時給が高い方の時給11ドルで、プラス毎週20ドル〜30ドルぐらい(忙しさによって違う、宴会が沢山ある週はアツい!)チップを貰ってて。それが毎週でもそれだって月でキャッシュで100ドルぐらいになるんです。またある日、1年間バイトした次の週からチップがいきなり3倍ぐらいの60ドル〜70ドルに跳ね上がったの覚えてますね。なので自分でアピールするのは大事だなと思って。「今日で丸1年だよ」みたいなことをトップシェフに伝えにいったら、「あぁ、そうなのか!」って言われて、そこから色つけてやるみたいな話になって。なんかそういうアピるの大事なんだなっていうことをカナダの学生時代でディシュウォッシャーしてる時に学んで。その後、無事にITの会社で働けたんですけど、それこそ学生時代アルバイトしてた時給が11ドルだったんで、学校と仕事のプログラムなので働けたんですけど収入が減ってる状態で、それが半年間続いて。さらに労働ビザの申し込みもしなきゃいけないんで、そのお願いもあって書類とか移民局に対応してくれるVisaのコンサルタントみたいな人たちがいるんですけど、そこにもお金払って。それも2500ドルとか3000ドルの手数料払ったのかな。一年間の労働ビザを申し込んだですね、それで働けることになって。

カナダで労働ビザを取得するために僕がやったこと

フルタイムの最初の頃なんて、今だから言いますけど、僕は25K(200万円ちょっと)で試用期間みたいな時代があって、でもそこから3ヶ月で27Kになって36Kになって40Kみたいに上がってたんですけど。1年間ぐらいで42Kで申し込まないといけなかったので(常に交渉してました)。僕が申請したポジションは、Web Developerという「スキルドワーカー」って言うんです。外国からカナダに来て働くVisaのカテゴリーの場合、その最低時給が決まってるんです。今はWeb Developerもちょっと変わったかもしれないですけど、僕が労働ビザを申請した当時は42Kだったんですね市場の平均年収が。42K以上で申請する必要があって、それ以下で申請するとカナディアンの僕と一緒に学校で勉強した同級生とかが就職する時に不利になると言うんで。カナダの労働ビザって言うのも結局、Unemployment rate(カナダ国内の失業率)が関係してきます。日本の失業率は今、凄く低い水準ですよね。カナダは大体、平均が5.9%とか6%ぐらいで、それが不景気で7%〜8%に近づいてくると、結構外国人のスキルドワーカーの枠が減ったりとかっていう、ちょっと連動性があるみたいなんです。

そこで、ビザを申請するタイミングで「この人に42Kで払います」っていう書類を作って、申し込んでとかそういうのをきちんと会社がやってくれたんですよ。だから1年間、バンクーバーのITの学校は1年もしくは2年間の学校があるんですけど、そのCo-opビザを利用したり、あとまだ三十歳手前だったら、ワーキングホリデービザを専門学校やカレッジを卒業してから使うみたいな形でカナダで就職活動するのが一般的です。その中で、Visaの面倒まで見てくれる雇用主を探して、申し込む必要があります。その外国人を雇う申込っていうのも会社の実績とか、過去に外国人を雇って(給料を適正に払ったレコードなど)実績も色々と加味されて結構その審査がしんどかったです。

僕の場合は42Kだったんですけど、労働ビザ申し込めるスキルワーカーって他にも色々あるんです。例えばシェフだってラーメンクックというポジションとかもあって。それもスキルドワーカーなんです。14ドルとか16ドルとかサーバーの平均賃金も全部あるんです。プログラマーのこの領域な人なら30ドルなので、大体50Kくらい払う予定じゃないと落とすよっていう審査なんです。日本も多分そうだと思うんですけど、あまりにもなんとか人とかがすごい低賃金で日本に入ってきたら、その労働市場がめちゃくちゃになるみたいなことは(法律的に)抑えてるはずなんで。

これから就職する人へお金を稼ぐちょっとしたコツ

ある程度、今日はお金を稼ぐことやお金を稼ぐちょっとしたコツみたいなお話を、これから就職したいや若い人たちになんかヒントとなるようなお話を僕の経験から出来たらいいなって思ってます。

僕のカナダに来てからの感覚で言うと、学生時代に飲食店で11ドルでアルバイトしてたんですよ。その後、学校の勉強が終わってインターンシップってなんだかんだ途中からワーキングホリデーもそこで使って、1年近く(インターンシップ半年間+申請3ヶ月)みたいな感じで、その間に時給が倍になったんですよね。大体42Kで色々なバケーションやベネフィットとも含めて22ドル〜25ドルぐらいになるんです。時給が11ドルから22ドルで倍になったんですよ、自分が勉強した分野の業界に就職したら。でも本当に11ドルの時とかって週4で週末も必ず入ったりして、学校の勉強も忙しかったんですけど、それは生活費のためにずっと働いていて。当時は手取りで月800ドルとか900ドルとか、1000ドル近く稼いでも税金引かれてしまうと。カナダも結構、税金高いんですよ。本当に9万円以下のカツカツで生活してて、インターンシップの時はまた半年間、収入が減るんでそこはもうすごい兵糧攻めにあったような気分だったんですけど。それでもビザのサポートしてもらえるって言うんで。

北米は最初の3ヶ月間はプロベーションっていう試用期間で、働き出して3ヶ月以内なら雇用主も働く方も何かあったら気軽に2週間ぐらいのNoticeで辞めれる関係があって。それがプロベーションって期間でその3ヶ月越えると、今後はフルタイム=正社員の扱いになって有給休暇とか病欠手当とか。あとは僕が今まで受け取ったサービス(福利厚生)としては、カナダは歯医者が通常の健康保険と別枠なんで、デンタルケアを会社負担してくれるのか?が焦点だったり証券(?)みたいなのを勤続1年超えたら加入してもらったり。それが退職する時に100万円ぐらいのボーナスになってたりとか。なんか給料の中からパーセンテージは自分で設定できるんですけど、4%〜5%とか自分の給料から毎月払うけど、それに会社も同じ利率を上乗せして、安定した株の運用してくれてみたいな制度があったの思い出しましたね。年金積立みたいなのを会社が一緒にやってくれるって感じですね。要するに55歳ぐらいまで下ろせないお金を会社と積み立てする。そうすると長期で運用してくれるんでだいぶ金利が高くつくみたいなオプションがありました。

あとカナダもバンクーバーの BC州の場合ですと健康保険が月々7500円ぐらいです。トロントの方は逆に消費税みたいなのが1パーセント高くて13%とかで、その分月々の75ドルの負担がないと聞いてますけど、州によっても違うんです。バンクーバーなら75ドルで7500円ぐらい健康保険が入って、それを会社がカバーしてくれるかカバーしてくれないかみたいな話です。

僕が時給換算22ドル〜25ドルで最初の会社で働いた時に、デザインを外注したんですね。ウェブサイトのデザインです。このPhotoshop(発音注意!)のファイルで5枚〜10枚ぐらいの仕事量で。その外注デザイナーさんのコストを聞いたら1時間100ドルって言ってたんですよ。結構いい金だなと思いましたね。1時間が100ドルで、大体ウェブサイトのデザインをフルページでやったとして最低でも25時間〜30時間ぐらいはかかってると思うんで、それだと3000ドルとか。40時間発注して4000ドルとか。それとはまた税金など別にかかってくるですけど。けどそういったフリーランスの動きをしてる人って随分(単価が)違うなって。けど僕に振ってくれたら25ドルで会社は僕ってリソースを使えるじゃないですか?でも外注すると100ドル。けど色んなリソースを使ったりってことは会社はやるんですよ。それはバンクーバーのローカル在住のフリーランスのデザイナーに発注した話なんですけど、他にもインドの会社にコーディングやプログラミングを投げたり色々やってましたね。毎回値段聞いてましたけどね(笑)「これ、いくらで外注するんですか?」みたいな。

会社の中で一番単価が高いのはデザイナーの160〜170ドル/1時間。次はプログラマの150〜160ドル/1時間

Web の制作会社だと会社に出す見積みたいな決まってて、会社の中で料金表があるんです一番高いのがデザイナーだったりするんですけど。デザイナーは1時間160ドル〜170ドルくらいでした。これは会社として出すお金なんで、オフィス借りてるお金とか電気代も含まれてるんですけど。つまりウチの会社のデザイナーの一人を使う費用がデザイナーが160〜170ドルくらいで、次はプログラマの150〜160ドルぐらいで、後はコーディングする人だったり、テストする人だったりって言うのが120ドル〜140ドルとかそれぐらい値段したり。間に入るプロジェクトマネージャっていうのもキャリアによって違ってくるんですけど、1時間100ドルとか120ドルを乗っけた金額を出してたんですね。これはカナダのIT業界の話です。例えば商社とか他の分野の人達とかのお金の感覚が、また見積もりの金額や単価の計算の仕方もまた違ってくると思うんで面白いですよね。 IT・Web系はそんなイメージですね。もっと高い会社もあれば、安いところもあります。値段表は5、6年ぐらい前の話ですけどご参考までに。

お金っていうのは考え方ひとつでまだまだ利益になるものがあれば、年収もそれを会社からもらうと税金とか色々引かれてしまうから、請負にするとか。例えば就職活動に入って「君は65Kで働いてもらおう」となって、それからあと数ヶ月したら「65Kなんだけど、俺が会社始めるから65K分の仕事を今後は振ってくれ」と交渉してみたり。それで自分で経費とかもっと色々できるからみたいなこと考えてる人とか結構周りにいたりして。そこでお金の受け取り方はひとつじゃないというのを学んで。後はカナダの就職活動した中だと、日本は昔からの基本給がベースアップしてくれるみたいな。あれも元々のインフレターゲットを決めて、ずっと2〜3%の物価上昇に対して、毎年きちんと対応しようみたいなのがあったと思うんですけど。

カナダはですね、基本的にベースアップとかないんですよ。だから42Kで働いたら、もちろん良心的な会社で僕も何回も「一人春闘」みたいに戦ってましたけど、上司とパフォーマンス見直しの会議とか。それは半年とか1年とか何かのタイミングでこれぐらい欲しいっていう交渉の余地はあるんですけど、基本的にはあんまり給料は変わらないと思います。基本は言われた金額でずっと。僕もその後、スタートアップとデジタルエージェンシーで働いてたんですけど、あんまり給料上げてくれって言うの感じにはならないですよ会社側から。だからカナダで年収をアップしたいなら、基本は転職するんです。だから今50KもらってるんだったらリクルーターとかLinkedInってお仕事系のFacebook(SNS)みたいなサイトに登録すると、リクルーターが大量のメールを送りつけてくるわけですよ。常に人材を探してるんですよね、売れる人材を。そういう人たちを使って転職活動したり、後はそれこそクレイグスリストっていう有名な街の掲示板で探したり。あとはカナダのBC州だと政府が求人情報をまとめてくれてるサイトがあるんですけどね。Indeedもそうですね。そういったサイトで就職活動して、「今50Kだけど55Kで向こうに誘われたから、55Kで出ていってもいいか?それとも55K以上提示してくれるか?」って次の会社へ行くかステイするかって交渉をするのが一般的です。

だから給料UPしたかったら転職活動して、斜め上、斜め上にジャンプしていくようなイメージです。自分から待ってたら基本、パフォーマンスの評価のミーティングは開かれないし、向こうから上げてって言わないですね。それこそVisaの申請で42Kで申し込まなきゃいけないんで、「このタイミングで42Kにしてください!」みたいなお願いをして来ましたけど。そこからカナダでフリーランスだと大体みんな50ドル〜100ドルの間ぐらいの単価でやってますね。タックスは別にかかるんですけど。僕もそれぐらいの金額でやってますし普段。だからすごい真面目にスケジュールをきちんと立てて働いたら、それこそ「シックスフィギュア=年収1000万円」って言うんですけど。その一千万円以上みたいな風になるでしょうけど。まあ税金とかもね、こっちは日本人よりも高いくらいなので、自分でコントロール出来てるうちが花なのかなぐらいに思ってるんですけど。そういったお金の雰囲気ですね、僕がいるバンクーバーのIT・Web 業界は。

今3万円稼ぐのと10年前に3万円稼ぐのでは、難易度が圧倒的に違う理由

あとはですね、その給料のあげ方とか働き方みたいな話を最後にしようと思って。いくつかからくりがあると思っていて、例えば僕が今3万円稼ぐのと僕は10年前に3万円稼ぐのってやっぱり難易度が圧倒的に違かったんですよ。一回まだそれこそディシュウォッシャーをやって、時給11ドルでその給料見て税金とか引かれて2週間で450ドルとかだったら4万円ちょっとだったんですよね。それ見た時に、「これから俺は42K以上貰わなきゃいけないのに。こんな給料のキャップでこれは1年後、カナダで就職できんのかよ」みたいにちょっと愕然とした時もあって。勢いで何とかなるもんなんでしょうけど、本当にそのままこれからどうやってこんな年収にたどり着くんだろう?みたいな事って、もがいて人生のターニングポイントターニングポイントで意識したかしないかで、相当人生って変わってくると思うんですよね。

やっぱり普段から人脈、つまり「自分がこういうことができます!」って内外にアピールするって言うのはすごく大事なことなんじゃないかなって思うんです。人は産まれてきて、色んな人と知り合って、コネクションが出来てって。それは地域性に助けられてるという一面もあって。例えば、僕が無農薬のお米を農家から買いたいって言ったら、きっと地元の宮城県の知り合いの信頼できる農家から譲って貰う形でお金払うみたいなことってあると思うんですよ。それが例えば、広島県とかで同じようなことを広島市の人が広島何とか村みたいなところの無農薬の人にお願いしててやると思うんです。どういう意味かというと、それは必ずしも絶対一番美味しいお米じゃないとインターネット時代に売れないってわけじゃなくて、やっぱり近くにいる人や知り合いにお願いするみたいところもあって。それでIT業界のあるあるで言うと、ベトナムとかインドそういったところにアウトソーシング開発、つまりインドの会社に丸投げして、そこにプロジェクトマネージャーが英語でやりとりして製品を作るみたいな。だけどアウトソーシングが活発だから、全員がインドの会社に頼むかって言ったらそれはそれでまた別の話ですし。その一番最初に働いたカナダの会社もインドの会社を使っていたし、ローカルのリソース、つまりカナディアンのフリーランサーさんを使ったりも両方してて。つまり住んでいる場所によって降りてくる案件もあるので、常に自分の周りの人にとってベストなスキルセットを準備しておくっていう心構えで、だいぶ舞い込んでくる話が変わってくるんじゃないかなと思ってます。とか偉そうに言ってる俺も自分の会社のホームページとか早く更新しろって話なんですけどね。(ま、やりますけど!)

そういったことがすごく大事で、お客さんはやっぱりソリューションを求めてるんです。最近ブログで「きちんと情報を発信していく」って話しにも繋がるんですけど、自分が普段こういう技術を勉強して、こういう事ができますよ!ってブログに書き残していったりっていうのは大事な活動ですよね。よく「お金のために働くんじゃなくて、お金を自分のために働かせる」みたいな話があるんですけど、基本的には一緒で、自分のポートフォリオというか、営業活動を向こうから見つけてもらえるようなフローを準備するっていうのは、本当に凄く大事です。けどそんな難しく考えなくて、ツイッターのアカウントで情報発信をして、あとはダイレクトメール下さいっていう形でビジネスしてる人もいれば、必ずしもホームページを作らなきゃいけないってケースでもないかもしれないけれど。けど検索で入ってくる流入とかも見逃せない数なので、今はモバイルでしっかりWebサイトを作って、それが就職活動やビジネスにも使えますし。

ビジネス相手の時間を節約するように心掛けたら、何かが変わった話

あとは直接お金に繋がるか分からないけど、僕がいろんな人と仕事してきた中で感じるのは、やっぱりビジネスする時になるべく相手の時間を省いてあげるみたいな動きをすると、巡り巡ってそれが自分の収入のアップにも繋がるんじゃないかなと思って。なぜならサクサクとプロジェクトが進む時って、お互いそういった気配りが出来てるタイミングだったりするんですよ。例えば昔、インタビューを受けてくれという依頼があって、僕がインタビュアーさんのオフィスに向かってたんですけど、直前にお腹空いてるみたいなこと言ってたんで、牛丼みたいの買って持っていった時があったんですよ。俺がインタビュー受ける側なんですけど。けどそれが凄く面白いみたいに喜んでくれて。単にインタビュアーさんが忙しそうだったんで、(締め切り近いのか分からないですけど)夕飯買って行ったら、それで相手の時間をセーブしたみたいな形になるかなと。そこから色々な信頼が生まれたみたいなことがあって。それは普段、資料を出す出さないのメールの話とかにも通じるかもしれないけど。向こうも向こうで別の本業やスペシャリストであるワケで。そこの時間を尊重してセーブしてあげる様な動きを意識していけば、次も気持ちよく仕事して貰えるかなと思うんです。そこをすごく意識するようになったら、正直変わったかなって思います。

あとは最後の話ですけど、僕もまだ30代後半ぐらいの若造で、40代や50代にまた色々なケースが出るかもしれないですけど。最初に言ったように今、3万円稼ぐのと10年前に稼ぐ3万円は全然難易度が違かったんですよね。今は結構その難易度が簡単になったてきた。つまり稼ぎ方も増えたし、後はすごく大事なことですけど、人脈が増えたのも大きいと思うんです。僕もカナダのITカレッジに1年間入り直して、こっちで10年前に就職活動し直したので、一回0に戻ったんですね。日本で働いてた経歴みたいなのは、履歴書の中でちょっと英文に直して足しにはなったと思うんですけど、一度人材としてリセットされた状態で10年前にやり直したんですよ。その愕然としたくなる給料と届かなきゃいけない年収に悩むと思うんですけど、でも(明るい話なのが)今から5年後、今から10年後とコツコツお客さんに向き合っていけば稼ぐ方法がきっと昔よりも楽になるんです。

本当に稼ぐ手法も増えるし、分かりやすい例でいったら、10年前に一緒に仕事してた人がその会社で出世して、予算の裁量権を持つようになったりとかっていうのでそこから話が来たいってことは全然起こりうる話です。先週もそうだったんですけど、ITの学生時代とか、まだ就職してすぐ位の時期に一緒にお仕事していたデザイナーさんがいて。その人がデザインと営業して、僕はウェブサイトのバックエンドや制作を担当してって、一緒に頑張っていた人から久々にこないだ連絡が来て、ダウンタウンの市内に自分のオフィスを借りたてって言うんで、ご挨拶がてらお邪魔してお話し聞いてきたんです。そうやって、一緒に頑張ってた人。英語でサバイバーって言うですけど、Visaの悩みとか求人広告を紹介し合ったりとか、そういったサバイバーの人たちも独立して、自分で商売始めたりして、またコラボレーションの話が来たり。つまり一生懸命頑張っていると、周りもパワーアップしてくれてて、相乗効果をくれたりするんですよ。大切なのはその機会に対して、自分もいつでも答えらるように技術を磨いたりしなくちゃいけないって常に思うし、自分も相乗効果を渡して上げられるように頑張らないとと思っていて。今より3年後5年後10年後の未来を突き進めば、周りもサポートし合ってくれるんだってことを信じて。今はお金のギャップや年収で悩んでる人達も多いと思うけど、希望を持って突き進んで欲しいなと強く思います。

最後まで読んでくれてありがとうございます!

前回のエピソード(Episode 17: TOEICって勉強する価値あるの?【徹底検証】 )はこちらになります。

Episode 17: TOEICって勉強する価値あるの?【徹底検証】

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