「キングダム 大将軍の帰還」「お母さんが一緒」「ある一生」「大いなる不在」
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■サムネ画像は:映画「キングダム 大将軍の帰還」ⓒ原泰久/集英社ⓒ2024映画「キングダム」製作委員会
■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。
「キングダム 大将軍の帰還」
累計の発行部数が1億部を超える人気漫画を実写化したシリーズの4作目。3作目までは、いずれも興行収入が50億円を突破。監督は佐藤信介。この佐藤とは配信ドラマ「今際(いまわ)の国のアリス」でもタッグを組み、息はぴったりの山﨑賢人が主演で、将軍になる夢を抱く戦災孤児、信(しん)の成長を演じる。
「お母さんが一緒」
橋口亮輔監督の9年ぶり新作。CS放送用に同名舞台劇をドラマ化したものを再編集した、笑いあり涙ありのホームドラマ。もともとドラマだったためか、終盤を小器用に畳んだ感はあるが、橋口監督が描く「生きづらさを抱えた女性」は魅力的だ。
「ある一生」
オーストリア・アルプスを舞台に、激動の20世紀を生き抜いた孤児エッガーの80年にわたる生涯を描いた作品。少年期、青年期、老年期を3人の俳優がそれぞれ演じている。原作はローベルト・ゼーターラーの同名小説で、ブッカー賞最終候補にもなった。監督はハンス・シュタインビッヒラー。独・オーストリア合作。
「大いなる不在」
サスペンス・ヒューマンドラマをうたうが、確かに老いを描いて哀切やある種の怖さが漂う。監督・脚本は、これが長編2作目となる近浦啓。主演は森山未來。幼い頃、自分と母親を捨てた父親が逮捕されたという連絡を受けた主人公(森山)が九州の父(藤竜也)のもとを訪ねる。父は認知症で別人のようであり、義母(原日出子)は行方不明になっていた。
■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)
■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。
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