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九州大学の技術商業化促進プログラム"GAP NEXT"(その1)

 
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 今回は、今年九州大学が取り組む技術商業化促進プログラム"GAP NEXT"について紹介したい。これは、2020年度文部科学省の補正予算により措置された事業『SCORE大学推進型(拠点都市環境整備型)』に九州大学が応募し採択されたことで開始するものだ。  この事業は、既に内閣府による『スタートアップ・エコシステム拠点都市』に福岡市が選定されたことと連動しており、福岡地域から大学発技術の商業化促進とアントレプレナー人材育成を両輪とし、地域から社会課題解決につながるスタートアップを輩出する体制や仕組み、ひいては「エコシステム」と呼ばれる切れ目のない支援環境を形成することがポイントとなっている。  本事業での取り組みの概要は以下の4点だ。 (1) 技術商業化を促進するギャップファンドの充実 (2) ギャップファンドと同期(シンクロ)した"プレCxO"人材の配置と育成 (3) アントレプレナー教育者の育成と質向上のためのFD(ファカルティ・ディベロップメント) (4) アントレプレナーを支援するメンターやコーチ人材のプール形成と支援の質向上のためのMD(メンター・ディベロップメント)  まず、(1)技術商業化を促進するギャップファンドの充実について。以前から、九州大学は独自のギャップファンド(研究成果の商業化可能性を見出すために、応用研究、試作品づくり、初期の顧客検証、等を行うための予算)を有しており、200万円/件✕5件、500万円✕2件程度の支援を毎年実施してきた。今回、国の予算獲得により支援額を650万円/件にアップするとともに、支援対象を九大内のみならず周辺大学にも拡大して、福岡地域から大学発技術によるスタートアップ輩出をめざす。  次に、(2)ギャップファンドと同期(シンクロ)した"プレCxO"人材の配置と育成について。研究者の視点だけでは商業化は難しいことから、経営人材候補(プレCxO人材)を外部に求め、研究者と伴走してマーケティングやビジネスモデルなどを検討してもらう。このとき、昨今注目を集めている兼業・副業制度を活用して、首都圏など遠方在住者でも1日/週程度、遠隔で業務に従事してもらえる仕組みとしている。この、プレCxO人材は、QRECが提供するアントレプレナーシップ教育の受講など学びの機会も得られる。  九州大学の理系の大学院生は、ほぼ8割が卒業後に職を求めて九州外に出てしまう。近年では、首都圏や関西圏の大企業などで仕事の経験を積んだ後、「親もいるし、いずれ九州に戻りたい」とか、「住環境が良いので九州で暮らしたい」という人が増えている。そういった潜在的なUIJターン候補人材を、まずはこのGAP NEXTプロジェクトの業務に週1日程度従事してもらい、大学発技術の商業化やスタートアップ創業に関心を持てるか様子を見てもらい、もし本当に九州に戻ってこういった仕事をやりたいと思えば本格的に移住してもらえば良いと考えている。  次回は、アントレプレナー教育者育成の仕組みや、アントレプレナーを支援するメンター・コーチ人材のプール形成について解説したい。 【今回のまとめ】  九大が中心となり、国の支援を受けて"GAP NEXT"を開始する。ここでは、ギャップファンドの充実や、兼業・副業制度を活用したプレCxO人材の配置と育成を行い、UIJターンも含めて福岡のアントレプレナー人材の層を厚くすることが計画されている。
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