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英国における異文化(57):ダンファームリン(カーネギー)

 
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今日は英国のダンファームリンという場所のご紹介です。カーネギーホールを建てた実業家のカーネギーという名前を聞いたことがあるでしょうか。そのカーネギーが生まれた場所です。彼はアンドリュー・カーネギーという名前ですが、アメリカではいわゆる鉄鋼王と言われた人で、鉄鋼ビジネスで成長し、アメリカの実業家で何本かの指に入るという人です。そのカーネギーはイギリス生まれです。 アメリカは移民で成り立っている国です。カーネギーといえば実業界の皆さんはご存じと思いますが、簡単にまとめると、生まれはスコットランドのダンファームリンです。小さい頃にここからアメリカに渡り、色々な仕事をしながら、段々と会社が大きくなっていくという、いつものパターンです。1870年代にカーネギー鉄鋼会社という自分の名前をつけた小さな会社をつくり、これが大きくなったわけです。当時世界最高とも言われる収益を上げるまでに会社が成長したということで、ビジネスをゼロから始めて大成功を収めた人物の一人としてみなされているわけです。今で言うと、ビル・ゲイツやイーロン・マスクのような扱いだったと思います。ビジネスパーソンだったらこのカーネギーを模範に、争って真似をしたでしょう。 このアンドリュー・カーネギーの出身地がダンファームリンですが、行ってみるとスコットランドの首都のエジンバラから列車で北へ30分程度、世界遺産フォース鉄橋で大きな湾を渡ります。エジンバラから見るとダンファームリンはとても田舎の町で、町の大きさとしては数千人という感じの人口ではないかと思います。ここで生まれた少年のカーネギー氏が後にアメリカへ渡るのですが、この町自体は実はスコットランドで英雄と言われているウィリアム・ウォレスとかロバート・ブルースとか、スコットランドが好きな人なら誰でも「ああ、あの人だ」とわかる人物のゆかりの地です。ウィリアム・ウォレスは、かつて「ブレイブハート」という映画に出て来たので知っている人も多いかと思います。そういう人達の縁の地があるので、日本から争って人が押し掛けるような観光地ではありませんが、地元ではよく知られた町ということになっています。 ここに実はカーネギーの生家を利用した博物館が建っていて、ビジネスパーソンがスコットランドに行く機会があれば是非訪れてほしいのですが、彼の生涯をコンパクトにまとめたもので、こういう小さな家から始まったのだと思うと、非常に感慨深いものがあります。先程申し上げたように、日本から短期間の旅行でわざわざこのダンファームリンを目指す人はいないと思いますが、あえて私はこういう所に行くように心がけており、実業家の方には足を運んでいただく価値があると思った次第です。 カーネギーは10代前半くらいで両親と共にアメリカに渡りました。最初はピッツバーグ(ニューヨークとシカゴの間くらいの北の方の街)で、そこで鉄鋼会社を立ち上げました。このような大実業家の人達はものすごく収益が上がった後に何を始めるかというと、文化活動に手を出すことが多いです。すごく財を成した方達はやはり慈善活動とか社会貢献を始めます。日本で言うと例えば、サントリーがホールを作ったりするのも同じです。もうここまで来れば皆さん「ああ、あれを言うのだな」というのはおわかりになると思いますが、彼がカーネギーホールを作りました。ニューヨークにあるものが一番有名ですが、実はアメリカの中にもカーネギーホールはいくつかあります。ニューヨークが一番大きく、2,804席と言いますから相当な大きさですが、実は古里であるダンファームリンの町にもカーネギーホールという同じ名前のホールがあります。勿論カーネギーの縁でつくられています。こちらは500席くらいの比較的小さなものですけれど、この町にして500席の劇場はかなり大きいと思います。やはりカーネギーの偉大さを感じさせる一つの建造物になっています。 実はカーネギーと名前がついた他のものも有名で、大学にカーネギーメロン大学というのを聞いたことがありませんか。他にもカーネギー財団はいわゆる文化活動、メセナ活動的なものを沢山やっています。その中でダントツに有名なのがカーネギーホールです。こちらは1891年に創立されたと言われています。沢山の有名な楽曲がここで初演を迎えています。その中にドヴォルザークの「新世界」が入っていて、クラシックと言えばカーネギーホールです。それほど大きなものだということです。 今日のまとめ: 今日はダンファームリンという町に注目し、そこを生家とするアンドリュー・カーネギーの話をさせて頂きました。どうぞ皆さ
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今日は英国のダンファームリンという場所のご紹介です。カーネギーホールを建てた実業家のカーネギーという名前を聞いたことがあるでしょうか。そのカーネギーが生まれた場所です。彼はアンドリュー・カーネギーという名前ですが、アメリカではいわゆる鉄鋼王と言われた人で、鉄鋼ビジネスで成長し、アメリカの実業家で何本かの指に入るという人です。そのカーネギーはイギリス生まれです。 アメリカは移民で成り立っている国です。カーネギーといえば実業界の皆さんはご存じと思いますが、簡単にまとめると、生まれはスコットランドのダンファームリンです。小さい頃にここからアメリカに渡り、色々な仕事をしながら、段々と会社が大きくなっていくという、いつものパターンです。1870年代にカーネギー鉄鋼会社という自分の名前をつけた小さな会社をつくり、これが大きくなったわけです。当時世界最高とも言われる収益を上げるまでに会社が成長したということで、ビジネスをゼロから始めて大成功を収めた人物の一人としてみなされているわけです。今で言うと、ビル・ゲイツやイーロン・マスクのような扱いだったと思います。ビジネスパーソンだったらこのカーネギーを模範に、争って真似をしたでしょう。 このアンドリュー・カーネギーの出身地がダンファームリンですが、行ってみるとスコットランドの首都のエジンバラから列車で北へ30分程度、世界遺産フォース鉄橋で大きな湾を渡ります。エジンバラから見るとダンファームリンはとても田舎の町で、町の大きさとしては数千人という感じの人口ではないかと思います。ここで生まれた少年のカーネギー氏が後にアメリカへ渡るのですが、この町自体は実はスコットランドで英雄と言われているウィリアム・ウォレスとかロバート・ブルースとか、スコットランドが好きな人なら誰でも「ああ、あの人だ」とわかる人物のゆかりの地です。ウィリアム・ウォレスは、かつて「ブレイブハート」という映画に出て来たので知っている人も多いかと思います。そういう人達の縁の地があるので、日本から争って人が押し掛けるような観光地ではありませんが、地元ではよく知られた町ということになっています。 ここに実はカーネギーの生家を利用した博物館が建っていて、ビジネスパーソンがスコットランドに行く機会があれば是非訪れてほしいのですが、彼の生涯をコンパクトにまとめたもので、こういう小さな家から始まったのだと思うと、非常に感慨深いものがあります。先程申し上げたように、日本から短期間の旅行でわざわざこのダンファームリンを目指す人はいないと思いますが、あえて私はこういう所に行くように心がけており、実業家の方には足を運んでいただく価値があると思った次第です。 カーネギーは10代前半くらいで両親と共にアメリカに渡りました。最初はピッツバーグ(ニューヨークとシカゴの間くらいの北の方の街)で、そこで鉄鋼会社を立ち上げました。このような大実業家の人達はものすごく収益が上がった後に何を始めるかというと、文化活動に手を出すことが多いです。すごく財を成した方達はやはり慈善活動とか社会貢献を始めます。日本で言うと例えば、サントリーがホールを作ったりするのも同じです。もうここまで来れば皆さん「ああ、あれを言うのだな」というのはおわかりになると思いますが、彼がカーネギーホールを作りました。ニューヨークにあるものが一番有名ですが、実はアメリカの中にもカーネギーホールはいくつかあります。ニューヨークが一番大きく、2,804席と言いますから相当な大きさですが、実は古里であるダンファームリンの町にもカーネギーホールという同じ名前のホールがあります。勿論カーネギーの縁でつくられています。こちらは500席くらいの比較的小さなものですけれど、この町にして500席の劇場はかなり大きいと思います。やはりカーネギーの偉大さを感じさせる一つの建造物になっています。 実はカーネギーと名前がついた他のものも有名で、大学にカーネギーメロン大学というのを聞いたことがありませんか。他にもカーネギー財団はいわゆる文化活動、メセナ活動的なものを沢山やっています。その中でダントツに有名なのがカーネギーホールです。こちらは1891年に創立されたと言われています。沢山の有名な楽曲がここで初演を迎えています。その中にドヴォルザークの「新世界」が入っていて、クラシックと言えばカーネギーホールです。それほど大きなものだということです。 今日のまとめ: 今日はダンファームリンという町に注目し、そこを生家とするアンドリュー・カーネギーの話をさせて頂きました。どうぞ皆さ
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