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学会のススメ1

 
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今日は、いつもと趣向を変えまして、学会についてお話してみたいと思います。学会というと、専門家が集まるイメージだと思います。確かに、学会の参加者の多くは、大学などの研究者や研究者を目指す大学院生です。とは言え、学会は決して研究者だけに閉じた世界ではありません。特に、経営学においては理論と実務の往復がとても重要ということもあって、実務家の参加者も結構多いのです。皆さんにもそれぞれの仕事の中で研鑽を積む一方で、専門書などで勉強を続けられている方がきっと多いかと思います。そこで今日は、学会に参加してみてはどうでしょうかというお話をしてみたいと思います。 実は今、学会に参加してみるには、チャンスの時期です。経営学系の学会はいろいろあるのですが、一番の老舗は日本経営学会です。設立は1926年、大正15年。日本経営学会のホームページによるとドイツ経営学会の設立が1924年、アメリカ経営学会が1936年ということで、日本経営学会はドイツ経営学会に次いで世界で2番目に設立されたことになっています。現在の会員は大学教員・大学院生を中心に約2,000名という規模です。ちなみに世界最大の経営学会はアメリカのAcademy of Managementで、会員は約120カ国から2万人余りにもなっています。冒頭でお話したとおり、学会の参加者は大学教員や大学院生が多いのですが、大学に所属して居ないと会員になれないわけでもありません。企業に勤める会社員の方ですとか、経営者の方もいらっしゃいます。 希望者は申し込みをして学会員になるのですが、その際に、日本の学会の場合には、現役の会員からの推薦が必要になることが一般的です。基本的には余程の事がなければ入会は認められることが多いですから、経営学に関心のある方であればおそらく入会は問題ではないと思います。ちなみに海外の学会ですと、会員からの推薦も必要なく、ホームページから入会申し込みをして会費をクレジットカードで払うと、それで入会完了というところも少なくありません。 では、学会に入って何をするかということになるのですが、やはり、一番は研究成果を発表して、その理論的な正確さであったり、現実的妥当性や社会へのインパクトについて討論をすることになります。ちなみに、私が初めて参加した学会は、1996年に東京経済大学で開催された組織学会でした。当時私は大学院の修士課程の学生で、指導教員に「今度全国大会があるけど、興味ありますか?」と言われたのがきっかけでした。大会では指導教員以外に知り合いが全くおらず、その先生も放任主義だったものですから、非常にアウェイ感を感じたことを今でも覚えています。周りを見回すと、教科書や論文でしか見たことのなかった有名な教授ですとか、あるいは同世代の大学院生が研究発表したりしているのを見て、非常に刺激を受けたというのが当時の思い出です。 このように、学会参加のもう1つの重要なメリットは、同じ問題意識を持つ人とつながりを持てるということです。これは非常に重要な学会の役割でして、大会の休憩時間ですとか懇親会の場での何気ない会話が、新たな研究アイデアとか研究プロジェクトにつながるということは少なくありません。特に、先端的な研究テーマやニッチな研究分野ですと、周りに同じようなことをやっている人がほとんどいないということもよくあります。ただ、全国レベルで見れば同じようなことをやっている方がいらっしゃいますから、そういった人同士で集まるには学会は非常に重要です。私自身、学会で研究発表した際に実務家の参加者の方から質問を頂いたことがきっかけで、その方の所属先企業と付き合いが始まったということもあります。その企業内での研究会で報告させていただいたり、逆に調査に協力頂いたりして関係が深まるということが、学会によってもたらされたわけです。最近では、社会人会員は少なくないので、学会が勤め先とは離れた同業種交流、もしくは異業種交流の場にもなっているわけです。 今日のまとめです。今回は学会についてお話をしました。経営系の学会は、大学教員や大学院生だけのものではなくて、実務で活躍する社会人にも開かれています。最新の経営理論の研究成果にも触れる機会になりますし、著名な研究者や同業種、異業種の社会人会員とのネットワークを結ぶ場にもなります。特に最近は新型コロナの影響で多くの学会がオンラインで開催されるようになり、参加のハードルがさらに下がってきているわけです。ぜひ学会への参加を検討されてみてはどうでしょうか?
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今日は、いつもと趣向を変えまして、学会についてお話してみたいと思います。学会というと、専門家が集まるイメージだと思います。確かに、学会の参加者の多くは、大学などの研究者や研究者を目指す大学院生です。とは言え、学会は決して研究者だけに閉じた世界ではありません。特に、経営学においては理論と実務の往復がとても重要ということもあって、実務家の参加者も結構多いのです。皆さんにもそれぞれの仕事の中で研鑽を積む一方で、専門書などで勉強を続けられている方がきっと多いかと思います。そこで今日は、学会に参加してみてはどうでしょうかというお話をしてみたいと思います。 実は今、学会に参加してみるには、チャンスの時期です。経営学系の学会はいろいろあるのですが、一番の老舗は日本経営学会です。設立は1926年、大正15年。日本経営学会のホームページによるとドイツ経営学会の設立が1924年、アメリカ経営学会が1936年ということで、日本経営学会はドイツ経営学会に次いで世界で2番目に設立されたことになっています。現在の会員は大学教員・大学院生を中心に約2,000名という規模です。ちなみに世界最大の経営学会はアメリカのAcademy of Managementで、会員は約120カ国から2万人余りにもなっています。冒頭でお話したとおり、学会の参加者は大学教員や大学院生が多いのですが、大学に所属して居ないと会員になれないわけでもありません。企業に勤める会社員の方ですとか、経営者の方もいらっしゃいます。 希望者は申し込みをして学会員になるのですが、その際に、日本の学会の場合には、現役の会員からの推薦が必要になることが一般的です。基本的には余程の事がなければ入会は認められることが多いですから、経営学に関心のある方であればおそらく入会は問題ではないと思います。ちなみに海外の学会ですと、会員からの推薦も必要なく、ホームページから入会申し込みをして会費をクレジットカードで払うと、それで入会完了というところも少なくありません。 では、学会に入って何をするかということになるのですが、やはり、一番は研究成果を発表して、その理論的な正確さであったり、現実的妥当性や社会へのインパクトについて討論をすることになります。ちなみに、私が初めて参加した学会は、1996年に東京経済大学で開催された組織学会でした。当時私は大学院の修士課程の学生で、指導教員に「今度全国大会があるけど、興味ありますか?」と言われたのがきっかけでした。大会では指導教員以外に知り合いが全くおらず、その先生も放任主義だったものですから、非常にアウェイ感を感じたことを今でも覚えています。周りを見回すと、教科書や論文でしか見たことのなかった有名な教授ですとか、あるいは同世代の大学院生が研究発表したりしているのを見て、非常に刺激を受けたというのが当時の思い出です。 このように、学会参加のもう1つの重要なメリットは、同じ問題意識を持つ人とつながりを持てるということです。これは非常に重要な学会の役割でして、大会の休憩時間ですとか懇親会の場での何気ない会話が、新たな研究アイデアとか研究プロジェクトにつながるということは少なくありません。特に、先端的な研究テーマやニッチな研究分野ですと、周りに同じようなことをやっている人がほとんどいないということもよくあります。ただ、全国レベルで見れば同じようなことをやっている方がいらっしゃいますから、そういった人同士で集まるには学会は非常に重要です。私自身、学会で研究発表した際に実務家の参加者の方から質問を頂いたことがきっかけで、その方の所属先企業と付き合いが始まったということもあります。その企業内での研究会で報告させていただいたり、逆に調査に協力頂いたりして関係が深まるということが、学会によってもたらされたわけです。最近では、社会人会員は少なくないので、学会が勤め先とは離れた同業種交流、もしくは異業種交流の場にもなっているわけです。 今日のまとめです。今回は学会についてお話をしました。経営系の学会は、大学教員や大学院生だけのものではなくて、実務で活躍する社会人にも開かれています。最新の経営理論の研究成果にも触れる機会になりますし、著名な研究者や同業種、異業種の社会人会員とのネットワークを結ぶ場にもなります。特に最近は新型コロナの影響で多くの学会がオンラインで開催されるようになり、参加のハードルがさらに下がってきているわけです。ぜひ学会への参加を検討されてみてはどうでしょうか?
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