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風も、雨も、自ら鳴っているのではありません。 何かに当たり、何かにはじかれ、音を奏でているのです。 誰かに出会い、誰かと別れ、私たちは日常という音を、共鳴させあっています。 YESとNOの狭間で。 今週、あなたは、自分に言いましたか? YES!ささやかに、小文字で、yes!明日への希望の風に吹かれながら、自分にyes!と言ったひとたちの物語をお聴きください。
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ラジオ・勧めのススメ Presented by おまけの夜

ラジオ・勧めのススメ Presented by おまけの夜

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映像作家の柿沼キヨシ(おまけの夜)と、構成作家のなんぶによるPodcast。 音楽、人物、メシに場所、 生活の中で「良いなあ」と思ったありとあらゆる事柄を、 積極的に褒めて人に勧める、 無差別キュレーションコンテンツです。 radiosusumenosusume@gmail.com 毎週金曜更新(予定) radiosusumenosusume@gmail.com
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エンタメ×テクノロジーをテーマに掲げるWebメディア『リアルサウンド テック』によるオリジナルPodcast番組『TECH CULTURE TALK』。デジタル音楽ジャーナリストとして「リアルサウンド テック」「SENSORS」「WIRED」「オリコン」などのWebメディアやテレビ・ラジオなどで活躍するジェイ・コウガミ氏と、『リアルサウンド テック』副編集長の中村拓海が、エンタメにまつわる世界のテック企業の動向やゲーム、ガジェット、ストリーミングサービスなどについて、最新のトレンド解説をお届けします。
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歴史偏差値70以上の現役高校生達が、日本・世界を問わず様々な歴史エピソードを紹介する歴史教養番組です。雑学的なところから、大学受験にも役立つようなポイントなども交えて紹介していきます。 Presented by ピトパ https://pitpa.jp
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日本の歴史の一場面を切り出し、その時々で命を削りながらも懸命に生きてきた人物や日本の行く末を揺るがしてきた事件にスポットを当て、ボイスドラマとして再現いたしました。 音声を通じ、皆さまを歴史の世界にご招待し、その時々の歴史の出来事や歴史上の人物たちの心情を一緒に体感し学ぶことができます。 Presented by PitPa(ピトパ) http://pitpa.jp
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藤本友己と寺山リウジの大脱走2

藤本友己と寺山リウジの大脱走

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月曜日から金曜日まで毎日配信しております。 神戸、SPACE DOG! RECORD(お店)より、 シンガーソングライター藤本友己とフォークシンガー寺山リウジ、神戸のフィクサーTaku Kawaharaの3人でお送りします ポッドキャスト、音楽を基調にしますが、ジャンルに囚われず様々な謎や疑問に切り込んでいきます。 【mail】 teradinosaur@gmail.com 【twitter】 https://twitter.com/teradinosaur 【寺山リウジHP】 https://terayama-riuji.jimdo.com 【藤本友己HP】 http://the-fujimoto.wixsite.com/official 【大脱走シーズン①】http://dinosaur1112.seesaa.net Proudly presented by SPACE DOG! Records
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金沢を拠点にフリーのパーソナリティ、MCとして活躍する前田明日香(Asuka Maeda)のポッドキャスト「前田明日香のキッチン・トーク(Asuka's Kitchen Talk)」は、自宅のキッチンからお届けするような、リラックスしておしゃべりするプログラム。架空のFM局の番組のような感じでお届けします。キッチンは、そこから幸せな香りが広がっていくスペース。そんなふうに、この番組からハッピーが広がっていくように…とお送りします。食の話題から旅、音楽、子育て、日々の出来事、お気に入りのアイテム、話題のトピックスなど色とりどりにトーク。お料理を作ったり、美味しいおやつをを食べながらお送りします。あなたも対面キッチンの向かい側に座っているつもりで聞きながら、一緒に一息付いてください。 This is Japanese Podcast Program presented by Asuka Maeda in Kanazawa, Japan.
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マザーハウススタッフがお届けする公式ラジオ。「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念をもとに、バッグ、ジュエリー、アパレルを販売。全国31店舗で働く、個性あふれるスタッフが、世界の訪れたことあるマニアックな街や、愛してやまない国について、ゆるっと語り、世界を旅した気分を味わえる番組。HP→https://www.mother-house.jp
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今年、生誕190年を迎える、世界的に有名なテキスタイル・デザイナーのレジェンドがいます。 ウィリアム・モリス。 その名を知らなくても、彼がデザインした「いちご泥棒」を一度は目にしたことがあるかもしれません。 木々が生い茂る深い森を背景に描かれる、鳥といちご。 日本人にも大人気のこの作品には、モリスの思いが色濃く、凝縮されています。 彼が活動した19世紀のイギリスは、産業革命以後の華々しい技術革新と、工場の乱立。 大量生産、大量消費に経済はうるおい、人々は、表面上、便利で快適な暮らしを手に入れました。 しかし、内面はどうでしょう。 あふれかえる物質にスペースを奪われ、深く息をすることすら忘れる毎日をおくっていたのです。 モリスは、幼い頃見た風景を思い出しました。 神秘的な森。 そこには、解き明…
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ボイスアヤノ.メ vol.258[A Messenger from Wednesday] (2024/4/10) 今夜のボイスアヤノ.メ ・火曜日収録です ・地震の不思議 ・こういう動画を見た ・NEON次作もできました https://youtu.be/BzEBjKfK0A8
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今年、生誕100年を迎える、日本を代表する作曲家がいます。 團伊玖磨(だん・いくま)。 先月、ニューヨークで開催された、日本の音楽文化を世界に広めるイベント「ミュージック・フロム・ジャパン2024年音楽祭」でも、團の『ヴァイオリンと弦楽四重奏のための2章 黒と黄』が演奏されました。 彼の凄さは、作曲するジャンルの幅広さにあります。 世界的に有名なオペラ『夕鶴』や、数々の交響曲に始まり、『ぞうさん』『やぎさんゆうびん』などの童謡、さらには『ラジオ体操第二』、さまざまな学校の校歌など、多様な作品は、彼の音楽への姿勢の表れにも思えます。 團の信条、それは「豊かな音楽で世界中をあたたかくしたい」というものでした。 音楽は、自分が亡くなったあとも、何十年、何百年、残り続ける。 どんな時代のひとにも、ど…
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生涯、野に咲く花を愛し、描き続けた洋画家がいます。 深沢紅子(ふかざわ・こうこ)。 深沢は、堀辰雄や立原道造など、著名な作家の本の装幀や、童話の挿絵を手がけました。 そして晩年は、絵画を通した児童教育にも積極的に取り組み、彼女の優しい目線は、現代にも継承されています。 1925年、大正14年、紅子は、『花』『台の上の花』という2つの作品で、二科展に入選します。 当時、女性の入選は珍しく、女流画家第一号誕生!と、大きな話題となりました。 生まれ故郷、岩手県盛岡市にある、「深沢紅子 野の花美術館」。 中津川のほとりに建つ、小さな美術館には、紅子と、夫で画家の深沢省三(ふかざわ・しょうぞう)の作品が展示されています。 「深沢紅子 野の花美術館」は、長野県の軽井沢にもあります。 紅子は、作家・堀辰雄…
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現在の岩手県久慈市出身の「柔道の神様」がいます。 三船久蔵(みふね・きゅうぞう)。 身長は160センチに満たず、体重は50キロ半ば。 圧倒的に不利な体格で、講道館柔道の最高位、十段を授けられたレジェンドです。 柔道の長い歴史の中、十段を取得したのは現在15名しかいません。 ちなみに十段の帯は、黒帯の上、赤帯です。 最近では3年前、1992年のバルセロナオリンピック、男子71キロ級で金メダルをとった古賀稔彦(こが・としひこ)が、数々の偉業をたたえられ、九段に昇格し、話題になりました。 53歳で亡くなる、前日のことでした。 九段、十段の赤帯は、ただ単に強さだけではなく、競技の普及や後進の育成など、柔道界への多大なる貢献が、昇段の決め手となります。 三船久蔵は、小柄な体格ながら、新しい技を次々とあ…
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女子教育に一生を捧げた、花巻出身のレジェンドがいます。 淵澤能恵(ふちざわ・のえ)。 東北の寒村に生まれた彼女は、養女に出され、さびしい幼少期を過ごします。 最初の転機は、明治12年、29歳のとき。 鉱山技師のパーセルに女中として仕えていましたが、パーセル一家の帰国に同行して、ロサンゼルスにおもむくことになったのです。 日本に帰ってからは、同志社大学で学び、その後、東洋英和、下関洗心女学校、福岡英和女学校など、日本各地で女子教育発展に尽くしました。 次の転機は、明治38年、55歳のとき。 海を渡り、韓国で女学校創立に邁進したのです。 平均寿命が今ほど高くなかった時代。 55歳の女性が韓国の地で新しい挑戦をするというのは、どれほどの覚悟と勇気が必要だったことでしょう。 淵澤は、見事やり抜きまし…
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関東大震災の帝都復興に尽力した、岩手県出身の政治家がいます。 後藤新平(ごとう・しんぺい)。 1923年9月1日に起きた関東大震災。後藤は66歳でした。 おりしも、第二次山本内閣の組閣の最中で、後藤は、内務大臣 兼 帝都復興院 総裁に任命されます。 首都東京、そして横浜を中心に多大な被害をもたらした、未曾有の地震と火災。 後藤は災害に強い、未来の帝都を実現するため、速やかに復興計画書を作成しました。 特に彼が重要視したのが、道路整備と緑地建設。 東京から放射線状に延びる道路と、環状線として機能する道。 南北軸を昭和通り、東西軸は靖国通り、環状線の基本には明治通りを配したのです。 環境の保全や避難所の役割も果たす緑地政策では、隅田公園、浜町公園などを建設。 現在の東京の基礎は、後藤が造ったとい…
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岩手県に生まれた、望郷の歌人がいます。 石川啄木(いしかわ・たくぼく)。 わずか26年の生涯でしたが、彼が詠んだ歌は、今も多くのひとに読み継がれています。 歌集『一握の砂』『悲しき玩具』が発表されてから110年以上が経ちますが、彼の歌が今もなお、私たちの心を揺さぶるのは、なぜでしょうか。 はたらけど はたらけど猶(なほ)わが生活(くらし)楽にならざり ぢっと手を見る この有名な歌が示すように、啄木は、従来の短歌にはない、ある2つの挑戦を行いました。 ひとつは、3行、分かち書き。 はたらけどで、改行。 はたらけど猶わが生活楽にならざりで、改行。 『一握の砂』『悲しき玩具』は、全ての歌が、3行で綴られているのです。 これは、1910年に発表された、土岐哀果(とき・あいか)のローマ字歌集『NAKI…
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京都大学の名物教授で、数多くのエッセイを書いた文筆家としても有名な、数学者がいます。 森毅(もり・つよし)。 東京大学数学科を卒業後、北海道大学の助手になり、29歳で京都大学で教鞭をとってから34年間、独特の語り口やユーモアあふれる授業で人気を博しました。 63歳で大学を退官後、多くの大学からオファーを受けましたが、全て断り、フリーランスとしてエッセイや評論を書き、積極的にマスコミにも顔を出し、数学の楽しさ、人生のよりよき生き方を指南。 多くのファンに愛されました。 森が提唱したものに、『人生20年説』というのがあります。 まずは過去の遺産で生きるのはやめよう、20年前の自分は、赤の他人。 そう考えれば、人生が80年とすれば、ひとは、4回生まれ変わることができる。 これは楽しい。ワクワクする…
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今年、生誕100年を迎える、伝説の大女優がいます。 高峰秀子(たかみね・ひでこ)。 1924年3月27日生まれの彼女の「高峰秀子生誕100年プロジェクト」は、昨年10月から始まり、今年もさまざまな企画が目白押しです。 彼女が愛した「きもの展」、エッセイでも綴られた、美学をひもとく展示や写真展。 もちろん、出演した映画の上映会も多数予定されています。 戦前の無声映画の時代、5歳で銀幕デビューを果たしてから、およそ50年間、300本以上の作品に出た高峰は、今も多くのファンを魅了してやみません。 また、エッセイストとして、多くの本を執筆。 軽妙で含羞と含蓄があふれる筆運びは、時代に色あせることなく、健在です。 4歳のとき、結核で母を亡くし、父の妹に養子に出された高峰。 5歳で、いきなり映画の世界に…
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2022年の『朝日新聞 be on Saturday』5月14日号の「今こそ!見たい日本映画の巨匠」読者ランキングで、黒澤明、小津安二郎を抑え、1位に輝いたレジェンドがいます。 伊丹十三(いたみ・じゅうぞう)。 『お葬式』『タンポポ』『マルサの女』など、独特のユーモアやペーソスで社会問題をくるんだ傑作を、世に送り出しました。 伊丹が映画で大切にしたこと、それは、次の3つでした。 「びっくりした」「面白い」「誰にでもわかる」。 世の中で何が流行っているかには、全く関心を持たず、常に「自分の好奇心」というアンテナだけを信じて企画を考え、細部にこだわり抜き、普遍的なエンターテインメントに仕上げたのです。 51歳にして、初の監督デビュー作となった映画『お葬式』。 妻・宮本信子の父親の葬儀を伊丹が仕切…
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生涯でただ一つの長編小説『源氏物語』を書いた、平安時代中期の歌人がいます。 紫式部(むらさきしきぶ)。 紫式部は、本名ではなく、父・藤原為時(ふじわらのためとき)が式部省の役人だったことに由来する、いわばペンネーム。 平安時代は、女性の名前が正確に記録されることはなく、当初は、藤原氏出身ということで「藤式部(とうのしきぶ)」と呼ばれていました。 それがどのような経緯で紫式部になったのかは、諸説あります。 生まれ育った京都の紫野からとった、という説、藤の花の色から、という説、そして『源氏物語』の紫の上からつけられた、という説など、さまざまです。 世界最古の長編小説と言われている、『源氏物語』。 その唯一無二の作品は、名立たる有名作家に訳されてきました。 「紫式部は私の12才の時からの恩師である…
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今週は、特別編。 私、長塚圭史が、長野県の「ホクト小諸きのこセンター」に、yes!を探す旅に出かけたルポルタージュです。 そこには、想像を超える工場の風景や、きのこを愛する熱い人たちのドラマがありました。TOKYO FM による
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常に弱者の視点に立ち、『サスケ』『カムイ伝』などの名作を遺した、漫画家のレジェンドがいます。 白土三平(しらと・さんぺい)。 白土にとって、長野県上田市真田町で暮らした少年時代は、自身の稀有な作風の原点だったと、のちに回想しています。 光文社の漫画雑誌『少年』に、1961年から1966年まで連載され、アニメ化もされた『サスケ』。 江戸時代、甲賀流の少年忍者・サスケが、さまざまな刺客と闘いながら成長していく様を描いた傑作ですが、絵柄の子どもらしさとは対照的に、登場人物たちは、理不尽に、そして残酷に切られ、死んでいきます。 そこに救いはなく、哀しさと寄る辺なさだけが余韻として残るのです。 彼のライフワークになった『カムイ伝』は、階級差別を受ける出自を持つ主人公が、冷酷な社会に対峙しながら、自然の…
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昭和の音楽界を華やかに彩った「シャンソンの女王」がいます。 越路吹雪(こしじ・ふぶき)。 現在、NHKの朝の連続テレビ小説のモデルと言われる、「ブギの女王」・笠置シヅ子(かさぎ・しずこ)の、10歳年下。 宝塚音楽歌劇学校に入れなかった笠置とは違い、越路は、長野県飯山高等女学校在学中に、宝塚に合格。 男役トップスターとして、戦中、戦後を駆け抜けました。 しかし、入団当初、そのふるまいは、破天荒で規格外。 同期だった、美貌の月丘夢路、才能の乙羽信子に対抗するかのように、喫煙、飲酒に、門限破り。 ついたあだ名は「不良少女」だったのです。 トップに登り詰める欲もなく、ただ淡々と日々を過ごしていた越路。 ただ、ダンスだけは大好きで、レッスン場で人知れず練習していたと言われています。 背が高い彼女は男役…
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坂本九が歌い、一世を風靡した名曲『上を向いて歩こう』を作詞したレジェンドがいます。 永六輔(えい・ろくすけ)。 『上を向いて歩こう』は、1961年、NHKの音楽バラエティ番組『夢であいましょう』の今月の歌で初披露するや、またたく間に大ヒット。 3か月連続ヒットチャート1位を記録。 さらに『SUKIYAKI(スキヤキ)』とタイトルを変え、アメリカ、ビルボードのヒットチャートで3週連続1位の快挙に輝きました。 時は安保闘争真っただ中。 永は、放送作家の激務の合間をかいくぐって、デモに参加します。 あまりに熱心にデモに参加するので、テレビ局のディレクターから、「キミは、仕事とデモ、どっちが大事なんだ?」と責められます。 永は、「デモです」と即答。 そのまま番組を降りたという逸話が残されています。 …
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年末の風物詩、通称『第九』を作曲した、音楽家のレジェンドがいます。 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。 交響曲第9番がウィーンで初演されたとき、ベートーヴェンは54歳で、このとき彼の耳は、ほとんど聴こえなかったと言われています。 初演のときに曲が終わっても気づかず、隣の女性が客席を振り向かせたとき、聴衆が立ち上がり、激しく拍手をしている姿を見て、初めてこの曲の成功を確信しました。 第九は、新しい試みに満ちています。 70分にも及ぶ演奏時間の長さは、当時、破格でした。 のちに、CDの最長録音時間がおよそ74分に設定されたのは、この第九を一枚に収めるためだったという説があります。 これまで使われていなかった打楽器、シンバルやトライアングルなどの導入、さらに最も世間を驚かせたのは、第4楽章の合…
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ロマン派音楽を大きく飛躍、大成した、ロシアの音楽家がいます。 セルゲイ・ラフマニノフ。 ラフマニノフと言えば、2014年のソチ・オリンピックで、浅田真央のフリー演技で流れた楽曲『ピアノ協奏曲第2番』を思い出すひとがいるかもしれません。 前回大会のバンクーバーで、オリンピック史上女子初となる、3回転アクセルを成功させ、堂々の銀メダル。 今大会こそは金メダルだと、日本の期待を一身に背負ったオリンピックでした。 しかし、ショートは、まさかの16位。 失意の中、フリーでどんな演技を見せるのか。 ほぼノーミスの圧巻の演技は、ラフマニノフと共にありました。 今年生誕150年を迎えるロシアのレジェンドは、生前、非難にさらされることの多い作曲家でした。 天才の呼び声が高かったラフマニノフは、22歳のときに、…
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今年11月2日、『ナウ・アンド・ゼン』という最後の新曲を世界同時発売した、伝説のロックバンドがあります。 ザ・ビートルズ。 オフィシャル・ミュージック・ビデオは、カセットデッキに、あるテープがセットされるところから始まります。 このカセットテープに、40歳のとき銃弾に倒れた、ジョン・レノンの歌声が録音されていたのです。 最新のAI技術を駆使し、デモテープから歌声だけを抽出。 そこに81歳のポール・マッカートニー、83歳のリンゴ・スターの声を重ね、58歳で亡くなったジョージ・ハリスンの歌声と演奏を加えました。 「時々、キミがいなくて、さみしい」 「時々、ボクたちは、スタート地点に戻らなくてはいけない」 そう歌うジョンの声はせつなく響きます。 この新曲の裏ジャケットに使われた時計のエピソードが話…
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ピアノ音楽に革命をもたらした、ポーランドの天才作曲家がいます。 フレデリック・ショパン。 自身も優れたピアニストとしてその名をとどろかせたショパン。 彼が創る楽曲は、そのほとんどがピアノ曲で、これまでになかった美しく哀しい旋律や新しい表現形式にふちどられ、彼は、『ピアノの詩人』と呼ばれています。 華々しい功績の影で、そのわずか39年の生涯は、孤独と病魔との闘いでした。 さらに財力のない自分に不安を覚え、常にお金を稼がねばならないという強迫観念に追われていたと言われています。 1810年、ポーランドのワルシャワに生まれたショパンの、最初の大きな挫折は、20歳の時。 音楽の都、ウィーンでの生活が始まり、本格的な音楽家の道を歩もうとした矢先でした。 1830年11月。故郷ワルシャワで起こった、武装…
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印象派、象徴派と言われ、独自の世界観を切り開いた、フランスの作曲家がいます。 クロード・ドビュッシー。 今年3月に亡くなった坂本龍一は、ドビュッシーを敬愛していたことで知られています。 新潮文庫の自伝『音楽は自由にする』では、中学2年生のときに、初めて弦楽四重奏曲を聴いたときの衝撃が綴られています。 自分自身をドビュッシーの生まれ変わりではないかと考えたことがあったと語り、その傾倒ぶりがうかがえます。 毎年行われるクラシックコンサートで、必ずといっていいほど、全国のどこかで演奏される、ドビュッシー。 彼の音楽の何が、ひとびとを魅了するのでしょうか。 ドビュッシーは、こんな言葉を残しています。 「私は、スペシャリストになりたくない。 自分を専門化するなんてバカげている。 自分を専門化してしまっ…
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東京・日比谷の帝国ホテル。 今年、開業100周年を迎えた二代目本館「ライト館」を設計した、近代建築の巨匠がいます。 フランク・ロイド・ライト。 「ライト館」は、東洋風の屋根や庭、石・煉瓦が作り出す精巧な美しさから「東洋の宝石」と呼ばれました。 また、幾何学模様の内装・家具など、ライトが愛した装飾も随所にほどこされました。 一説によれば、この「ライト館」設計のベースにあるのは、1893年、ライトが26歳のときに見たシカゴ万博の、平等院鳳凰堂をモチーフにした日本館「鳳凰殿」だと言われています。 左右対称の美しさは、ライトが考案した革命的な建築様式「プレーリー・スタイル」を踏襲しています。 この建物が地震や火事にも強いことは、落成したその日に証明されました。 100年前に起きた、関東大震災。 帝国…
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フィンランドが生んだ、建築家のレジェンドがいます。 アルヴァ・アアルト。 彼の名前は知らなくても、彼がデザインした、北欧食器の有名ブランド、イッタラのフラワーベースやキャンドルスタンドは見たことがあるかもしれません。 流れるような曲線は、フィンランドの森の中の湖、かすかな波、あるいは、白樺の切り口をイメージしたもの、と言われています。 また、発売90周年を迎えるスツール界の王様、アルテックの「スツール60」も、アアルトのデザインです。 誰もがどんなシチュエーションでも使えるシンプルで普遍的な椅子は、今も世界中のひとに愛されています。 そのデザインが、優しく、温かみに満ちているように、彼が手掛けた建築も、自然との融和をイチバンに考えた、環境にも暮らしぶりにも優しい設計が、最大の特徴です。 生誕…
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20世紀モダニズム建築の巨匠と呼ばれるレジェンドがいます。 ル・コルビュジエ。 19世紀の建築は、レンガと石で造る組積造が主流でした。 古代ローマ、古代ギリシャの様式建築を踏襲するのが、建築家の役割だったのです。 しかし、コルビュジエは、鉄筋コンクリート構造を学び、床や屋根、柱、階段だけが建築の大切な要素だと主張する、ドミノシステムを考案。 パリの都市構想においても、低層階の住宅をまんべんなく広げるより、高層マンションを建て、空いた土地に緑あふれる公園を造ることを提案しました。 採用には至りませんでしたが、斬新で大胆な発想は、既成概念にとらわれていた建築家、芸術家を驚かせました。 彼は、建築だけではなく、絵画、家具のデザイン、彫刻など、さまざまなジャンルで世の中をあっと言わせた唯一無二のアー…
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日本の近代建築の父と言われ、東京駅をつくった男として有名な建築家がいます。 辰野金吾(たつの・きんご)。 彼が手掛けた20以上の建築物は全国に点在し、100年以上の時を越え、いまなお、その堂々たる風格を見せてくれます。 日本初の石造建築として知られる、日本銀行本店本館。 和風建築の最高傑作、天見温泉の南天苑。 アインシュタインも講演を行った、大阪中央公会堂。 さらに、先月はこんなニュースで報じられました。 「辰野金吾のふるさと、佐賀県唐津市『旧唐津小学校』の校舎の礎石群が、唐津市役所で出土した」 辰野は、唐津を愛し、自らすすんで小学校の設計を引き受けたのです。 さらに、唐津の子どもたちのために奨学金を設定。 地域の発展のために尽くしました。 彼の建築技術は、頑丈で耐震性に優れ、「辰野堅固」と…
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アメリカン・リアリズムに革命をもたらした画家がいます。 アンドリュー・ワイエス。 ワイエスの作品は、自身が生活した半径100メートル以内の日常に根差しています。 人種差別が激しかった時代にも関わらず、黒人と交流を持ち、彼らをモチーフに描きました。 画かれる題材には、ある意味、ドラマティックな華やかさはありませんが、彼は国民芸術勲章や大統領自由勲章を授与されるまでになったのです。 彼の幼少期は、孤独そのものでした。 虚弱体質、神経衰弱。 学校に通うことができず、家庭教師と父親だけが先生でした。 しかも、優秀な姉に対するコンプレックスは計り知れず、常に「ボクなんかが生きている意味あるのかな」という思いでいっぱいだったのです。 ただ彼は、絵を画くことだけは大好きで、その「好き」を生涯手放しませんで…
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イタリア、ルネッサンス期に活躍し、「万能の天才」と謳われたレジェンドがいます。 レオナルド・ダ・ヴィンチ。 彼の名は世界に轟いていますが、『モナ・リザ』や『最後の晩餐』を画いた画家だということ以外、いったい何をやった偉人なのか、彼について知っているひとは、それほど多くないかもしれません。 画家のほかに、解剖学者、物理学者、発明家、建築、音楽、天文学、飛行機の航空力学や軍事技師、さらには式典の舞台芸術や演出まで、彼の肩書や実績は、枚挙にいとまがありません。 そもそも、彼の名は「ヴィンチ村のレオナルド」という意味で、近年では、彼をダ・ヴィンチと呼ぶより、レオナルドと呼ぶ風潮が本流です。 つまり、彼には苗字がなかった。 というのも、彼の父は裕福な公証人で、母は不倫関係にあった年若い農家の娘。 つま…
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