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風も、雨も、自ら鳴っているのではありません。 何かに当たり、何かにはじかれ、音を奏でているのです。 誰かに出会い、誰かと別れ、私たちは日常という音を、共鳴させあっています。 YESとNOの狭間で。 今週、あなたは、自分に言いましたか? YES!ささやかに、小文字で、yes!明日への希望の風に吹かれながら、自分にyes!と言ったひとたちの物語をお聴きください。
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ラジオ・勧めのススメ Presented by おまけの夜

ラジオ・勧めのススメ Presented by おまけの夜

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映像作家の柿沼キヨシ(おまけの夜)と、構成作家のなんぶによるPodcast。 音楽、人物、メシに場所、 生活の中で「良いなあ」と思ったありとあらゆる事柄を、 積極的に褒めて人に勧める、 無差別キュレーションコンテンツです。 radiosusumenosusume@gmail.com 毎週金曜更新(予定) radiosusumenosusume@gmail.com
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エンタメ×テクノロジーをテーマに掲げるWebメディア『リアルサウンド テック』によるオリジナルPodcast番組『TECH CULTURE TALK』。デジタル音楽ジャーナリストとして「リアルサウンド テック」「SENSORS」「WIRED」「オリコン」などのWebメディアやテレビ・ラジオなどで活躍するジェイ・コウガミ氏と、『リアルサウンド テック』副編集長の中村拓海が、エンタメにまつわる世界のテック企業の動向やゲーム、ガジェット、ストリーミングサービスなどについて、最新のトレンド解説をお届けします。
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歴史偏差値70以上の現役高校生達が、日本・世界を問わず様々な歴史エピソードを紹介する歴史教養番組です。雑学的なところから、大学受験にも役立つようなポイントなども交えて紹介していきます。 Presented by ピトパ https://pitpa.jp
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日本の歴史の一場面を切り出し、その時々で命を削りながらも懸命に生きてきた人物や日本の行く末を揺るがしてきた事件にスポットを当て、ボイスドラマとして再現いたしました。 音声を通じ、皆さまを歴史の世界にご招待し、その時々の歴史の出来事や歴史上の人物たちの心情を一緒に体感し学ぶことができます。 Presented by PitPa(ピトパ) http://pitpa.jp
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藤本友己と寺山リウジの大脱走2

藤本友己と寺山リウジの大脱走

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月曜日から金曜日まで毎日配信しております。 神戸、SPACE DOG! RECORD(お店)より、 シンガーソングライター藤本友己とフォークシンガー寺山リウジ、神戸のフィクサーTaku Kawaharaの3人でお送りします ポッドキャスト、音楽を基調にしますが、ジャンルに囚われず様々な謎や疑問に切り込んでいきます。 【mail】 teradinosaur@gmail.com 【twitter】 https://twitter.com/teradinosaur 【寺山リウジHP】 https://terayama-riuji.jimdo.com 【藤本友己HP】 http://the-fujimoto.wixsite.com/official 【大脱走シーズン①】http://dinosaur1112.seesaa.net Proudly presented by SPACE DOG! Records
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金沢を拠点にフリーのパーソナリティ、MCとして活躍する前田明日香(Asuka Maeda)のポッドキャスト「前田明日香のキッチン・トーク(Asuka's Kitchen Talk)」は、自宅のキッチンからお届けするような、リラックスしておしゃべりするプログラム。架空のFM局の番組のような感じでお届けします。キッチンは、そこから幸せな香りが広がっていくスペース。そんなふうに、この番組からハッピーが広がっていくように…とお送りします。食の話題から旅、音楽、子育て、日々の出来事、お気に入りのアイテム、話題のトピックスなど色とりどりにトーク。お料理を作ったり、美味しいおやつをを食べながらお送りします。あなたも対面キッチンの向かい側に座っているつもりで聞きながら、一緒に一息付いてください。 This is Japanese Podcast Program presented by Asuka Maeda in Kanazawa, Japan.
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マザーハウススタッフがお届けする公式ラジオ。「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念をもとに、バッグ、ジュエリー、アパレルを販売。全国31店舗で働く、個性あふれるスタッフが、世界の訪れたことあるマニアックな街や、愛してやまない国について、ゆるっと語り、世界を旅した気分を味わえる番組。HP→https://www.mother-house.jp
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群馬県の伊香保温泉でこの世を去った、明治・大正期の文豪がいます。 徳冨蘆花(とくとみ・ろか)。 幼少期より病弱だった蘆花は、自分の心や体の変調に敏感でした。 破天荒で自由人。時にわがまま、傍若無人。 でも、こよなく自然を愛し、体を整えるために旅を好み、しばしば、伊香保温泉を訪れていました。 自分に海が必要とあらば、神奈川の逗子で暮らし、山間を欲すれば、伊香保におもむく。 そして晩年、妻と農業をやりながら住んだ地は、東京、千歳村粕谷。 現在の世田谷区、蘆花公園です。 彼の名がついた庭園には、今も旧宅が保存され、緑豊かな自然が残っています。 徳冨蘆花の名を世に知らしめたのは、明治31年11月29日から国民新聞に連載された小説でした。 題名は『不如帰(ほととぎす)』。 主人公、浪子は、実家の継母に…
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群馬県立近代美術館にその絵が所蔵されている、江戸時代の大人気・絵師がいます。 円山応挙(まるやま・おうきょ)。 応挙と言えば、先月、新たな発見を、ネットや新聞が大きく報じました。 それは、絵師として人気を争った、かの伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)との初の合作屏風が見つかったのです。 若冲と応挙、それぞれが得意とした題材を描いた、初の合作屏風。 これは「驚くべき発見です!」と美術史家で、明治学院大学教授の山下裕二(やました・ゆうじ)さんは語ります。 左の屏風、左隻は若冲が鶏を、右の屏風、右隻は応挙が鯉を描きました。 発注者が別々にお題を与え、依頼したものだと思われますが、当時、人気を二分していた二人にとっては、まさに競作、競い合った、稀有な一品です。 この作品は、来年6月21日から8月31日…
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明治時代、欧米化の波にのまれそうになる日本人に、いかに生きるべきかを示した思想家のレジェンドがいます。 内村鑑三(うちむら・かんぞう)。 その名は聞いたことがあっても、いったい何をした人なのか、どんな思想を持っていたのか、明確に答えられる人は、案外、少ないのかもしれません。 それもそのはず、内村の生き方、思想は、混乱、混迷の連続。 札幌農学校時代に、キリスト教の洗礼を受けますが、アメリカに留学した際、キリスト教の在り方に疑問を持ち、反感を買う。 愛国心が人一倍ありながら、教育勅語の前で最敬礼をしなかったことが、社会的な大事件に発展。 どこにいても敵をつくり、どんな組織に入っても周りと齟齬(そご)を深め、退職、辞任、解雇。 転がる石のごとく、流され、ぶつかり、ひとつの場所に留まることができない…
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ボイスアヤノ.メ vol.287[A Messenger from Wednesday] (2024/10/30) 今夜のボイスアヤノ.メ ・火曜日収録です ・リクエストライブの思い出 ・11月にやること ・選挙WEEK ・花粉がやばい https://youtu.be/NUn1GOYz4k0
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1966年6月30日から7月2日までの3日間、日本武道館で初めてロックのコンサートを開催した、伝説のアーティストがいます。 ザ・ビートルズ。 生で演奏する彼らを見ることができた、最初で最後の公演。 実現に至るまで、多くの苦難がありました。 神聖な武道を行うための場所で、キャーキャーと黄色い声が飛び交うコンサートなど、ありえない。 日本武道館初代会長の正力松太郎(しょうりき・まつたろう)は、「ペートルスとかなんとかいうやつに、武道館は使わせない!」と豪語したと言われています。 今でこそ、若いアーティストの憧れの演奏場所であり、ポップ・ミュージックのコンサートが頻繁に開催されていますが、当時は、一度クラシックのコンサートが開かれたくらいで、柔道や剣道、公的な行事以外の使用はほとんどありませんでし…
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日本武道館の設計を任された、建築界のレジェンドがいます。 山田守(やまだ・まもる)。 1964年に開催された東京オリンピックの、柔道会場として建設された日本武道館。 皇居北の丸の北部、およそ1万平方メートル、延面積2万8千平方メートル、収容観客数、およそ1万人。 当時の金額で、総工費20億円。 日本の伝統、お家芸を世界中に知らしめる、壮大なプロジェクトでしたが、設計コンペが行われたのは、前年の夏のことでした。 早急な図面づくりに、短い工期。 指名されたにもかかわらず、コンペを辞退する設計士もいました。 そんな中、山田は、コンペに参加し、勝ち抜いたのです。 彼の構想には、明確な二つのモチーフがありました。 ひとつは、聖徳太子が祀られていると言われる、法隆寺夢殿。 八角形は、古代中国からの風水に…
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1976年12月1日、日本武道館で、女性ソロ・アーティストとして初の単独公演を行った、レジェンドがいます。 オリビア・ニュートン・ジョン。 ささやくように歌い始めた『Love Song』という楽曲が、武道館の会場内に沁みわたっていきます。 およそ1万人のファンが待ち望んだ来日公演。 美しく、知的で、笑顔を絶やさない、ブロンドヘアーの歌姫に、魅了されました。 ラストには大ヒット曲『I Honestly Love You』、邦題『愛の告白』を熱唱。 この曲でオリビアは、前年の3月、第17回グラミー賞を受賞しました。 プレゼンターは、ポール・サイモン、そしてもうひとりは、ジョン・レノン。 ツアー中で不在だったオリビアの代わりにトロフィーを受け取ったのは、アート・ガーファンクルでした。 このとき、オ…
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1976年6月26日、日本武道館は、およそ1万人の観客の熱気に包まれていました。 伝説の「格闘技世界一決定戦」。 映像は世界に配信され、10億人を超える人たちが、試合開始のゴングを待っています。 アントニオ猪木の対戦相手は、世界ヘビー級チャンピオンでした。 伝説のボクサー、モハメド・アリ。 当時、アリは34歳。2年前にタイトルを奪還したばかりです。 1974年10月30日、ザイール王国の首都キンシャサで行われた、WBC世界ヘビー級タイトルマッチ。 王者ジョージ・フォアマンは上り調子の25歳。 かなりのハードパンチャー。 ロンドンのブックメーカーでは、11対5でフォアマン勝利、でした。 誰もがマットに倒れこむアリを予感し、引退する彼を想像していたのです。 新聞はこぞって、アリが勝つのは不可能だ…
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今年20年ぶりに発行された新紙幣、その五千円札の顔になった、日本女子教育の先駆者がいます。 津田梅子(つだ・うめこ)。 まだ女性の教育が『良妻賢母』のためだけだった時代に、留学のための「日本婦人米国奨学金」を創設したり、女子英学塾、のちの津田塾大学を設立するなど、梅子は、女性の社会進出を推進するさまざまな取り組みに一生を捧げました。 彼女の父、津田仙(つだ・せん)は、下総国佐倉藩、現在の千葉県佐倉市に生まれ、日本の近代農業の発展に尽力しました。 さらに福沢諭吉らと共に、アメリカに留学。 欧米の文化にも精通した知識人でした。 しかし、そんな先進的な津田仙であっても、姉の琴子(ことこ)に次いで梅子が生まれたとき、こう言い放ったのです。 「なんだ、また、女が生まれたのか、今度は男だと思っておったの…
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日々の暮らしに欠かせない日用品にこそ「美しさ」があると唱え、無名の職人の仕事に価値を見出したレジェンドがいます。 柳宗悦(やなぎ・むねよし)。 民衆的工藝、すなわち、「民藝」。 その父と言われる彼の思想は、多くのひとに受け継がれ、今、さらに注目を集めています。 『民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある』という展覧会は、今年4月の世田谷美術館を皮切りに、現在は、富山美術館、そのあと、名古屋、福岡と、全国を縦断して開催されます。 「衣・食・住」をテーマに展示された美しい品々。 この展覧会の素晴らしさは、その民藝を産み出した産地、作り手も紹介しているところ。 それこそ、柳が大切にしたことでした。 彼は、今から100年以上前に、日本各地の伝統芸能や伝統文化が廃れて行くのではないかという不安を抱き…
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「僕の前に道はない  僕の後ろに道は出来る  ああ、自然よ  父よ  僕を一人立ちにさせた広大な父よ  僕から目を離さないで守る事をせよ」 という有名な書き出しで知られる『道程(どうてい)』。 この詩を書いた、レジェンドがいます。 高村光太郎(たかむら・こうたろう)。 高村光雲(たかむら・こううん)という高名な彫刻家の長男として生まれた彼は、当然のことのように彫刻の道に進みますが、一方で、いつも父親の存在に悩みます。 どちらかというと分業制をとり、職人肌だった父に対抗するかのように、文学や絵画にのめりこみ、職人というより、芸術家として独り立ちしたいという欲求に駆られました。 絶えず、父とは違うアイデンティティを探す日々。 そうして辿り着いたのが、詩を書くという行為でした。 いかに人の魂を揺さ…
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その書物が、現代の経済学、経営学に影響を与えていると言われる、江戸時代中期の儒学者がいます。 荻生徂徠(おぎゅう・そらい)。 彼は、5代将軍綱吉や8代将軍吉宗に仕え、幕府ご意見番として政策の示唆・立案を任されました。 彼の逸話の中で最も有名なものは、赤穂浪士の討ち入り事件の裁きかもしれません。 松の廊下で刀を抜くのは、打ち首必至の御法度。 当時の法にも厳罰が記されていました。 47人の斬首は、誰もが納得する結末でしたが、徂徠は、47士たちの「義」を重んじ、名誉ある切腹を進言したのです。 切腹と斬首。 それは天と地の差があったのです。 法の裁きと、情け。 二つを使い分けることで、徂徠は、世の中を治める真理にたどり着きました。 『徂徠豆腐』という、有名な講談、あるいは落語があります。 芝・増上寺…
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フランス国内のみならず、全世界で今も愛される伝説の歌姫がいます。 エディット・ピアフ。 まだ記憶にも新しい、2024パリオリンピックの開会式。 フィナーレを飾ったセリーヌ・ディオンが魂を込めて熱唱した歌、それはピアフの代名詞、『愛の讃歌』でした。 難病スティッフ・パーソン症候群と闘い、満身創痍で歌ったセリーヌは、度重なる事故や病でボロボロな体でも歌い続けたピアフの姿と重なります。 身長は140センチちょっと。体重は40キロに届くか届かないか。 ステージネーム、ピアフは「小さなスズメ」という意味。 そんな小柄で華奢な彼女の47年の生涯は、壮絶なものでした。 母親から育児放棄を受け、祖母が働く売春宿で暮らした少女時代。 目の病で失明の危機を経験。 大道芸人の父親と二人、路上に立って歌う貧困生活を…
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『フランス人に最も愛される政治家』と評されるレジェンドがいます。 シモーヌ・ヴェイユ。 ほぼ同時期に活躍した、同姓同名の哲学者の女性がいますが、今週は、政治家のシモーヌ・ヴェイユの物語をお届けいたします。 パリオリンピック2024の開会式。 フランスの歴史を作ったとされる10人の女性の銅像がセーヌ川沿いに並びましたが、その中に、シモーヌの像もありました。 シモーヌ・ヴェイユの功績は、完全なる男性社会だった弁護士、判事という法曹界に飛び込み、治安判事、厚生大臣を経て、フランス人女性として初めて、欧州議会議員の議長に就任。 厚生大臣時代には、人工妊娠中絶の合法化のための法案を議会に提出し、筆舌に尽くしがたい非難批判を受けながら、法案を可決に導きます。 女性、移民や囚人など弱者のために、生涯を捧げ…
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ピカソやマティスにキュビズムという財産を残し、建築家、ル・コルビュジエには、世界を垂直と水平、直角で構築する手法を継承した、近代絵画の父がいます。 ポール・セザンヌ。 後期印象派の巨匠として、モネやルノワールと共に、日本人に大人気の画家ですが、彼が世の中に本格的に認められたのは、67歳でこの世を去ったあとのことでした。 銀行家の父の莫大な財産を受け継ぎ、金銭的な苦労は、ほとんどなかったセザンヌ。 ただ、自分の絵が認められるまでは、苦難の道のりでした。 サロンには、落選続き。 作品を発表すれば、誹謗中傷、罵詈雑言。 落ち込んで、部屋から一歩も出ずに、絵を諦めようとしたことも一度や二度ではありません。 そんな彼を励まし、支え続けたのは、同じ中学に通っていた親友、小説家のエミール・ゾラでした。 風…
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フランスを救った英雄として、今も語り継がれる、伝説の少女がいます。 ジャンヌ・ダルク。 パリ1区から2区。リヴォリ通りをルーブル美術館に向かって歩くと、右手にチュイルリー公園の緑が見えてきます。 やがてピラミッド広場に到着すれば、そこには黄金に輝く騎馬像。 その馬にまたがる女性こそ、ジャンヌ・ダルクです。 彼女を主人公にした映画は40本を超え、イングリッド・バーグマンやミラ・ジョヴォヴィッチなど、名立たる名優たちがジャンヌに扮しました。 また伝説の聖女を描いた絵画も枚挙にいとまがなく、フランスのゆかりの地に、彼女の銅像が数多く建っています。 ナポレオンと並び称されるほど、英雄として崇められていますが、実は、彼女の評価・評判には、紆余曲折がありました。 13歳で神の声を聴き、16歳で戦いに参戦…
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ファッション・デザインによって女性の自由を獲得したレジェンドがいます。 ココ・シャネル。 イギリスの文豪、バーナード・ショーは言いました。 20世紀最大の女性は、キュリー夫人と あともうひとり。 それは、ココ・シャネルであると。 シャネルは、多くの芸術家を支援しました。 パブロ・ピカソ、ジャン・コクトー、ストラヴィンスキー。 彼女が支援するアーティストには共通点がありました。 革新的で、独創性が飛びぬけていること、そして、それゆえに理解されず、ときには心ない批判、誹謗中傷につぶされそうになっていること。 シャネル自身、いつも「人がやらないことをやり」、そのことで叩かれ、虐げられてきました。 父の愛を知らず、母を早くに亡くし、孤児院で育ったシャネル。 歌手になる夢を抱きますが、オーディションに…
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静岡県浜松市出身の、映画監督のレジェンドがいます。 木下惠介(きのした・けいすけ)。 黒澤明と同時期に日本映画の隆盛に貢献し、国内外で人気を二分した巨匠です。 木下が脚本を書き監督した、日本で最初の総天然色映画『カルメン故郷に帰る』は、今年8月、藤原紀香主演で舞台化されます。 木下を師匠と仰ぐ、脚本家の山田太一は、「いつの日か、木下作品がもう一度注目されるときが、きっと来る」と語っていました。 コメディ、感動作品、悲劇から社会派のシリアスものまで、幅広いジャンルの映画を撮った彼が、映画に込めた思いとは何だったのでしょうか。 浜松市には、そんな木下の足跡をたどることができる施設があります。 『木下惠介記念館』。 館内には、監督が収集していた灰皿や、愛用していた机、ソファーや所蔵していた本などが…
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7月26日から静岡市美術館で開催される『西洋絵画の400年』でも観ることができる、印象派の巨匠がいます。 ピエール=オーギュスト・ルノワール。 淡く優しいタッチ。あたたかい色使い。 描かれた幸せそうな人物たちは口元に笑みをとどめる。 モネと双璧をなす、日本人に大人気の作家・ルノワールは、観るひとを豊かな気持ちにいざなってくれます。 今回の静岡市美術館の展覧会では、彼の『赤い服の女』という名作が展示される予定です。 当時流行していた、ふくらみがある袖が印象的な赤いドレスを着て、麦わら帽子をかぶったモデルの女性は、満ち足りた表情でこちらを見ています。 全国展開の喫茶店の名前につけられるほど、日本人になじみがあるのは、その、観るひとを幸せにする絵の雰囲気によるものなのでしょう。 もしかしたら、ルノ…
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江戸時代後期に大ベストセラー『東海道中膝栗毛』を書いた戯作者がいます。 十返舎一九(じっぺんしゃいっく)。 戯作者の戯作とは、江戸時代に流行った、通俗小説を含む、読み物のこと。 36歳のときに、自分は書くことで自立すると決意して、以来、戯作だけを生業とした一九は、執筆活動だけで生計をたてた最初の作家だと言われています。 一念発起して、わずか1年後に出した『東海道中膝栗毛』は、主人公の弥次郎兵衛と喜多八、いわゆる、弥次さん喜多さんの東海道の旅を描いた連載小説。 「膝栗毛」とは、自分の膝を栗毛の馬にたとえた表現で、「歩いて旅する」という意味です。 1802年に初編が出版され、人気が人気を呼び、8年間の連載。 気がつけば売れっ子作家になり、うんうんうなって執筆する机の隣で編集者が原稿を待つという、…
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日本初の女医養成機関を設立した女性がいます。 吉岡彌生(よしおか・やよい)。 21歳のときに、内務省医術開業試験に合格し、日本で27人目の女性医師になった吉岡ですが、医学界の女性への門は完全に開かれたとは言い難い状況が続きました。 いち早く男女共学を打ち出し、女性医師育成に尽力してきた医学校、済生学舎も、学内に女性がいることで風紀が乱れると判断。 やがて、女医不要論がまかりとおり、門は閉じられてしまいます。 それに納得できなかった吉岡は、ここで周囲も驚く行動に出ます。 「誰もつくらないのであれば、私がつくるしかない!」 こうして、彼女は、東京女子医科大学の前身、東京女医学校を設立したのです。 出身地、静岡県掛川市には、彼女の記念館があります。 1998年11月に開館した「掛川市吉岡彌生記念館…
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南アフリカ共和国、初の黒人大統領になったレジェンドがいます。 ネルソン・マンデラ。 マンデラは、2013年に95歳でこの世を去っていますが、今年は、彼が大統領になってから、30年。 人種差別に正面から挑んだ闘士の功績と魂は、今も国内はもちろん世界中に影響を与え続けています。 彼の人生は、まさしく闘いの歴史。 アパルトヘイトという厳しく理不尽な人種差別政策と闘った代償は大きく、彼は国家反逆罪で、ロベン島の監獄に収監。 27年もの間、過酷な刑務所で過ごしたのです。 狭い独房と、激烈な労働。 塀の中でも肌の色に対する差別がまかりとおっていました。 白人の囚人と、食事や服が違う、本は読めない、規律自体に大きな差があったのです。 ここでも、マンデラは闘います。 ただ、そのときにとった彼の態度は、攻撃的…
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今年、没後40年を迎える、フランス・ヌーヴェル・ヴァーグを代表する映画監督がいます。 フランソワ・トリュフォー。 27歳のときに初めて撮った長編映画『大人は判ってくれない』は、いきなりカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。 世界中から賞賛を浴び、興行的にも大ヒットを記録します。 原題は、直訳すれば「400回の殴打、打撃」。 フランスの慣用句に照らし合わせれば、「分別のない、放埓(ほうらつ)な生き方」というタイトルのこの映画は、12歳の少年、アントワーヌが、母親に愛されず、孤独な毎日の果てに、事件を起こし、鑑別所送りになるという物語。 これは、ほぼ、トリュフォーの実話と言われています。 幼い頃から親の愛を知らずに育ったトリュフォーにとって、唯一のやすらぎは、自宅で読むバルザックと、暗闇の中で観る映画…
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NHK朝の連続テレビ小説の主人公のモデルといわれる、日本初の女性弁護士がいます。 三淵嘉子(みぶち・よしこ)。 今年、生誕110年、没後40年を迎える三淵は、法曹界にまだ女性の登用がなかった時代に、果敢に挑戦を試み、弁護士を皮切りに、女性初の判事、女性初の家庭裁判所長の座につきました。 彼女は、新聞記者やインタビュアーから、「三淵さんが法曹界にうってでるのは、女性の味方になりたいからですか?」と聞かれるのを嫌がりました。 「わたくしは、女性のためとか男性のためとか、そういうことを考えたことはありません。 あえて言うのであれば、か弱きものの力になれたらという思いで、法律家を志したのであります」 その発言のとおり、彼女は後年、家庭裁判所の設置に尽力し、裁判長に就任。 およそ16年間にわたり、のべ…
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今年没後15年を迎える、今も多くのファンに読み継がれる、芥川賞作家がいます。 庄野潤三(しょうの・じゅんぞう)。 庄野は、昭和20年代後半に文壇に登場した小説家たち、『第三の新人』のひとりに名を連ねています。 第一次戦後派、第二次戦後派の作家たちは、自らの戦争体験を糧に、徹底したリアリズムで極限状態の人間を残酷なまでに描きました。 それに対抗するかのように、『第三の新人』たちは、私小説の復活、短編小説の復興を軸に、身の回りで起こる、半径3メートルの出来事に注目しました。 中でも庄野潤三は、同じ『第三の新人』の吉行淳之介や小島信夫と違い、家族の破綻や日常の退屈、ブラックユーモアではなく、日々の暮らしの中の、何気ない優しさや切なさに光を当てたのです。 40歳を過ぎた頃、庄野は、神奈川県川崎市の生…
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今日のボイスアヤノ.メ ・男女限定が終わりました ・ファンタジー作品を作ってます ・やりたいことがたくさん ・AIバンドマンの最期 ・6/8にAI音楽のワークショップをやります https://youtu.be/XjbHQkn_ez4
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今年没後60年を迎えた、世界で初めて化学物質の危険性を告発した生物学者がいます。 レイチェル・カーソン。 アメリカ合衆国ペンシルベニア州出身で、もともと生物学者だった彼女の名を一躍有名にしたのが、1962年に出版された『沈黙の春』という書物です。 一見、純文学ともとれるタイトル、「森の生き物が死滅し、春になっても声がしない」という観念的で、ポエジーな書き出しのこの本は、実は、世界で初めての環境問題告発本だったのです。 なぜ、こんなタイトルになったのか…。 レイチェルが訴えた最大のターゲットが、DDTという殺虫剤だったことが大きく関係しています。 第二次大戦中、アメリカ軍兵士の間で爆発的に蔓延した感染症。 戦争で命を落とすより、マラリアなどの感染症で命を落とす兵士が多いとされていましたが、DD…
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