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風も、雨も、自ら鳴っているのではありません。 何かに当たり、何かにはじかれ、音を奏でているのです。 誰かに出会い、誰かと別れ、私たちは日常という音を、共鳴させあっています。 YESとNOの狭間で。 今週、あなたは、自分に言いましたか? YES!ささやかに、小文字で、yes!明日への希望の風に吹かれながら、自分にyes!と言ったひとたちの物語をお聴きください。
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ラジオ・勧めのススメ Presented by おまけの夜

ラジオ・勧めのススメ Presented by おまけの夜

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映像作家の柿沼キヨシ(おまけの夜)と、構成作家のなんぶによるPodcast。 音楽、人物、メシに場所、 生活の中で「良いなあ」と思ったありとあらゆる事柄を、 積極的に褒めて人に勧める、 無差別キュレーションコンテンツです。 [email protected] 毎週金曜更新(予定) [email protected]
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エンタメ×テクノロジーをテーマに掲げるWebメディア『リアルサウンド テック』によるオリジナルPodcast番組『TECH CULTURE TALK』。デジタル音楽ジャーナリストとして「リアルサウンド テック」「SENSORS」「WIRED」「オリコン」などのWebメディアやテレビ・ラジオなどで活躍するジェイ・コウガミ氏と、『リアルサウンド テック』副編集長の中村拓海が、エンタメにまつわる世界のテック企業の動向やゲーム、ガジェット、ストリーミングサービスなどについて、最新のトレンド解説をお届けします。
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歴史偏差値70以上の現役高校生達が、日本・世界を問わず様々な歴史エピソードを紹介する歴史教養番組です。雑学的なところから、大学受験にも役立つようなポイントなども交えて紹介していきます。 Presented by ピトパ https://pitpa.jp
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日本の歴史の一場面を切り出し、その時々で命を削りながらも懸命に生きてきた人物や日本の行く末を揺るがしてきた事件にスポットを当て、ボイスドラマとして再現いたしました。 音声を通じ、皆さまを歴史の世界にご招待し、その時々の歴史の出来事や歴史上の人物たちの心情を一緒に体感し学ぶことができます。 Presented by PitPa(ピトパ) http://pitpa.jp
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藤本友己と寺山リウジの大脱走2

藤本友己と寺山リウジの大脱走

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月曜日から金曜日まで毎日配信しております。 神戸、SPACE DOG! RECORD(お店)より、 シンガーソングライター藤本友己とフォークシンガー寺山リウジ、神戸のフィクサーTaku Kawaharaの3人でお送りします ポッドキャスト、音楽を基調にしますが、ジャンルに囚われず様々な謎や疑問に切り込んでいきます。 【mail】 [email protected] 【twitter】 https://twitter.com/teradinosaur 【寺山リウジHP】 https://terayama-riuji.jimdo.com 【藤本友己HP】 http://the-fujimoto.wixsite.com/official 【大脱走シーズン①】http://dinosaur1112.seesaa.net Proudly presented by SPACE DOG! Records
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金沢を拠点にフリーのパーソナリティ、MCとして活躍する前田明日香(Asuka Maeda)のポッドキャスト「前田明日香のキッチン・トーク(Asuka's Kitchen Talk)」は、自宅のキッチンからお届けするような、リラックスしておしゃべりするプログラム。架空のFM局の番組のような感じでお届けします。キッチンは、そこから幸せな香りが広がっていくスペース。そんなふうに、この番組からハッピーが広がっていくように…とお送りします。食の話題から旅、音楽、子育て、日々の出来事、お気に入りのアイテム、話題のトピックスなど色とりどりにトーク。お料理を作ったり、美味しいおやつをを食べながらお送りします。あなたも対面キッチンの向かい側に座っているつもりで聞きながら、一緒に一息付いてください。 This is Japanese Podcast Program presented by Asuka Maeda in Kanazawa, Japan.
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マザーハウススタッフがお届けする公式ラジオ。「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念をもとに、バッグ、ジュエリー、アパレルを販売。全国31店舗で働く、個性あふれるスタッフが、世界の訪れたことあるマニアックな街や、愛してやまない国について、ゆるっと語り、世界を旅した気分を味わえる番組。HP→https://www.mother-house.jp
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軽井沢をこよなく愛した、伝説のアーティストがいます。 ジョン・レノン。 ジョンは、亡くなる3年前から、毎年、軽井沢を訪れました。 オノ・ヨーコの別荘近くにある、万平ホテルが定宿。 ヨーコと、まだ2歳の息子・ショーン、3人の仲睦まじい姿は、旧軽銀座、鬼押し出し、白糸の滝など、各地で目撃され、写真にも残っています。 早くから避暑地として、多くの重鎮、外国人を迎え入れてきたこの地は、いい意味で、ジョンを放っておいてくれました。 過度に騒がず、干渉せず。 ビートルズ時代から、マスコミにさらされ、想像を絶する心ない言葉を浴びせられてきた彼にとって、軽井沢は、唯一、ホッとできる場所だったのかもしれません。 さらに、信州の涼やかで少し湿った風は、ふるさとリバプール、ストロベリー・フィールズを想起させたので…
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ボイスアヤノ.メ vol.308[A Messenger from Wednesday] (2025/3/25) 今夜のボイスアヤノ.メ ・暖かい火曜日収録 ・長野の思い出 ・小説の話 ・桜が咲きそう ・サッカーの話 ・週末は札幌 https://youtu.be/0hwN195a0k8
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晩年、軽井沢を舞台にした本格探偵小説を書いた、ミステリーの巨匠がいます。 横溝正史(よこみぞ・せいし)。 横溝を一躍有名にしたのは、金田一耕助が事件を解決する、『本陣殺人事件』『獄門島』『八つ墓村』。 多くの作品がテレビドラマ化、映画化されました。 特に彼の名を全国に広めたのが、『犬神家の一族』です。 横溝が48歳のとき、雑誌に連載をスタートさせたこの小説は、日本古来の因習、家督争いをベースに、湖から飛び出した2本の足など、ショッキングなシーンが描かれ、大きな話題になりました。 名監督、市川崑が、二度も映画化。 興行収入で成果を上げるだけではなく、作品としても数々の賞を受賞しました。 この小説での成功を受け、横溝は軽井沢に別荘を購入。 夏の間は、信州の涼やかな風に吹かれながら、執筆に励みまし…
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軽井沢にあった父親の別荘『浄月庵』で心中をはかった文豪がいます。 有島武郎(ありしま・たけお)。 『カインの末裔』『生まれ出づる悩み』『或る女』『一房の葡萄』など、今も読み継がれる傑作を世に送り出した作家の、あまりにセンセーショナルな心中事件は、新聞で大きく取り上げられました。 相手の女性は、波多野秋子(はたの・あきこ)。 雑誌『婦人公論』の記者でした。 有島は妻亡きあと、ずっと独身を通していましたが、波多野には夫と3人の子がありました。 享年、有島45歳。秋子30歳。 亡くなったとされる6月8日、有島にある決断が迫っていました。 秋子の夫から、不義を訴えられていたのです。 高額な慰謝料を払うか、姦通罪で監獄に入るか。 一説には、秋子の夫が、ブルジョアで流行作家だった有島に対し、金をとれるだ…
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「軽井沢 つるや旅館」で、病める心を癒した作家がいます。 芥川龍之介(あくたがわ・りゅうのすけ)。 大正時代を代表する文豪です。 わずか35年の生涯で、『羅生門』『杜子春』『蜘蛛の糸』など、いまなお読み継がれる名作を世に送り出しました。 その作品は、海外にも多数紹介され、幻想小説家のボルヘスは、スペイン語に翻訳された『河童』を読み、これこそ文学世界の新しい空間を切り開いた傑作! ノーベル文学賞に値すると、大絶賛しました。 芥川が、信州・軽井沢を訪れたのは、たったの2回だけ。 亡くなる数年前の、夏のことでした。 当時、軽井沢は、文豪たちが執筆のため、夏の暑さを逃れる、格好の別荘地。 芥川も、3つ年上の親友、室生犀星(むろう・さいせい)の勧めに応じて、この避暑地にやってきたのです。 ただ、彼が軽…
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ボイスアヤノ.メ vol.305[A Messenger from Wednesday] (2025/3/5) 今夜のボイスアヤノ.メ ・雪が降った ・春っぽい壁紙 ・コンセプトアルバム製作中 ・全国ツアーの話 ・スポーツの春 ・ビデオポッドキャスト
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軽井沢、「万平ホテル」を愛した、時代小説家のレジェンドがいます。 池波正太郎(いけなみ・しょうたろう)。 戦後の日本を代表する、時代小説、歴史小説の書き手であるだけでなく、味わい深く示唆に富んだエッセイでも有名です。 三大シリーズと呼ばれる、『剣客商売』『鬼平犯科帳』、そして『仕掛人・藤枝梅安』は、今も多くのファンに読み継がれ、何度も映像化されています。 池波が初めて軽井沢を訪れたのは、彼がまだ10代の頃でした。 小学校を出ると、家計を助けるため、すぐに仕事につき、13歳のときには、株式仲買店で働きながら、小説を書いていた池波。 友人と二人で行った夏の軽井沢は、ある意味、後の作家人生の伏線になるような、思い出深い旅になりました。 南アルプスで遊び、八ヶ岳山麓をめぐり、星野温泉に宿泊。 当時の…
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福岡県に生まれた、昭和を代表する作曲家・ギタリストがいます。 古賀政男(こが・まさお)。 作曲した楽曲は、5000曲とも言われ、『酒は涙か溜息か』『丘を越えて』『影を慕いて』や『東京ラプソディ』など、独特の曲調、旋律はリスペクトを込めて、『古賀メロディ』と呼ばれています。 古賀は、昭和13年から東京、代々木上原に移り住み、その地を音楽村にしようという構想を持っていました。 現在、その遺志は「古賀政男音楽博物館」として結実。 大衆音楽の伝統を守り続けています。 この博物館にはホールもあり、古賀の自宅から一部移築した書斎や日本間が展示されている他、1000曲にも及ぶ彼の楽曲を視聴できるコーナーもあります。 作曲家として大成功を収めた古賀ですが、実は、その人生は苦難の連続でした。 幼い頃、父を亡く…
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江戸時代の福岡藩士、儒学者で本草学者の賢人がいます。 貝原益軒(かいばら・えきけん)。 本草学とは、薬草だけにとどまらず、自然界にあるもの全てが対象。 病の効能に役立つものを扱う学問です。 貝原は、さらに本草学だけではなく、当時まだ広く知られていなかった「健康」という概念を哲学的に説き、人生論にまで高めました。 江戸時代、平均寿命が50歳と言われていましたが、彼は84歳まで生き、82歳の時に書いた『養生訓』には、現代に生きる我々にも当てはまる、心と体の健康術が記されています。 貝原は言いました。 「体が健康だと、とかく無茶をする。 睡眠時間を削り、暴飲暴食、体を気遣うことは後回し。 病気になってから急に養生しだすが、時すでに遅し。 それはまるで、お金がなくなって貧乏になってから節約を始めるの…
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福岡県久留米市出身の、漫画家のレジェンドがいます。 松本零士(まつもと・れいじ)。 『銀河鉄道999』『宇宙戦艦ヤマト』『宇宙海賊キャプテンハーロック』など、松本が描いた多くの名作漫画は、長きにわたり、アニメ化、映画化され、今もなお、世界中のファンに愛されています。 彼の作品は、宇宙を舞台にしたSFが多く、壮大なファンタジーという印象が強いですが、実は繊細で微妙な人間の感情、裏切りや嫉妬、怖れや後悔などが、丁寧に描かれていることでも有名です。 キャラクターづくりには、彼自身が幼いころから体験したこと、見たこと、感じたことが、色濃く反映されています。 松本は、戦後上京するまでの多感な幼少期、青年期を、小倉で過ごしました。 北九州市小倉北区にある、『北九州市漫画ミュージアム』は、まず等身大のハー…
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福岡県北九州市若松出身の、芥川賞作家がいます。 火野葦平(ひの・あしへい)。 1937年、葦平が30歳の時、日中戦争が勃発。 召集令状が届きます。 戦地におもむく壮行会の会場。その片隅で書き上げた小説『糞尿譚』を友人に託し、中国、上海にほど近い杭州に旅立った葦平。 戦地に、友人からうれしい便りが舞い込みます。 「貴殿の小説が、芥川賞を受賞」 文藝春秋社、菊池寛(きくち・かん)の命を受けた、小林秀雄が杭州に行き賞状を渡すという、前代未聞の陣中授与式が行われました。 春の陽の光がキラキラ舞う湖のほとり。 葦平は、小林特派員から、うやうやしく賞状を受け取ります。 カメラのフラッシュがバシャバシャとたかれ、マスコミはこの様子を大きく報じました。 無名だった、ごくごくフツウの兵隊は、一躍、時のひと。 …
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今年生誕100年を迎える、イギリスの政治家がいます。 マーガレット・サッチャー。 ヨーロッパおよび先進国初の女性首相であり、断固とした態度や発言から、『鉄の女』の異名を持っています。 2012年に公開された映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』では、名優メリル・ストリープがサッチャーを熱演。 この作品でアカデミー賞主演女優賞を受賞しました。 映画は、首相を引退し、認知能力がおぼつかなくなった、晩年のサッチャーが、過去を回想する構成で展開します。 庶民の家で育った少女が、いかにして、政界のトップにまで昇りつめたのか。 そこには、格差社会、男性社会という大きな壁が立ちはだかっていたのです。 映画は、ただの成功譚ではなく、生身の人間であるサッチャーの挫折や喪失を丁寧に描いていきます。 サッチ…
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今年生誕100年を迎える、ノーベル物理学賞受賞者がいます。 江崎玲於奈(えさき・れおな)。 江崎がノーベル賞を受賞したのは、1973年、48歳の時ですが、受賞理由の論文を発表したのは、15年も前のことでした。 「固体中のトンネル効果に関する発見」。 トンネル効果とは、量子力学の「量子」の世界の話。 フツウは、壁にボールをぶつければ、ボールは跳ね返ってきますが、極めて小さな量子の世界では、ある確率で壁をすり抜ける。 これが、トンネル効果です。 32歳の江崎は、汗がしたたる暑い夏、研究室で実験を繰り返していました。 冷房はなし。むっとした空気は室内でよどむ。 半導体を流れる電流と電圧の特性を調べていたとき、彼は、温度によって特性が変わることに気づいたと言います。 ドライアイスで冷やすと、電流の値…
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今年の1月14日、生誕100年を迎える、戦後の日本文学を代表する作家がいます。 三島由紀夫(みしま・ゆきお)。 三島は、19歳のとき、『花ざかりの森』を出版して以来、『仮面の告白』『潮騒』『金閣寺』など、数多くの小説や戯曲を発表し、1970年11月25日、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で、自決しました。享年45歳。 亡くなってから55年が経った今も、その存在感は、色あせるどころか、さらに深みと濃さが増し、彼の作品が、今の私たちに鋭いメッセージを投げかけているように感じます。 2月8日まで開催されている『三島由紀夫生誕100年祭』という企画展にも、老齢なファンはもちろん、若い男女が、連日、足を運んでいます。 開催場所は、緑豊かな東京大学駒場キャンパス近くの、日本近代文学館。 この展覧会には、図録があり…
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今年生誕100年を迎える、昭和を代表する音楽家のレジェンドがいます。 芥川也寸志(あくたがわ・やすし)。 大河ドラマ『赤穂浪士』のテーマ曲、映画音楽では『八甲田山』『八つ墓村』、CM曲、学校の校歌や童謡など、作曲した楽曲は多岐にわたります。 4月19日には、サントリーホールで、生誕100年を記念するコンサートが開かれ、『オルガンとオーケストラのための「響」』が演奏されます。 作曲家、指揮者としても活躍する一方、テレビやラジオなどマスコミによる音楽の啓蒙・普及に取り組み、アマチュア・オーケストラや地方の音楽家の育成にも尽力しました。 テレビのある番組で、子どもから、「どうして、おんがくはあるんですか?」と聞かれた芥川は、こう答えました。 「音楽というのはね、人間が生きていくのに、なくてはならな…
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能登国七尾、現在の石川県七尾市に生まれた、安土桃山時代の天才絵師がいます。 長谷川等伯(はせがわ・とうはく)。 彼の代表作と言えば、東京国立博物館に所蔵されている水墨画の最高傑作、国宝『松林図屏風』。 六曲一双の真っ白な屏風、右隻、左隻には、それぞれ2つずつのかたまりで、およそ20本の松が描かれています。 寒く凍える冬にも耐え続け、その緑を保つ様が、縁起が良いとされ、絵画のモチーフに好まれた松。 等伯は、墨一色で、松の枝ぶり、幹の強さ、遠近や奥行きを表現しました。 出色なのは、それが、寒い冬の朝の情景だとわかること。 遠い山に雪が積もり、朝もやで松の幹が霞む。 2013年の東京国立博物館がWEBで行ったアンケート「あなたが見たい国宝は?」で、見事1位に輝いたのもうなずける作品です。 日蓮宗に…
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能登半島地震・復興応援コンサートで演奏された『アヴェ・マリア』で有名な作曲家がいます。 フランツ・ペーター・シューベルト。 「シューベルトのアヴェ・マリア」とも呼ばれるこの歌曲の原題は、『エレンの歌第3番』。 ウォルター・スコットの叙事詩『湖上の麗人』に、曲付けされたものです。 歌い出しがアヴェ・マリアであることから、教会でも多く歌われるようになり、いつしか宗教曲として認知されるようになりました。 シューベルトの歌曲には、私たちがよく知っている、耳なじみのあるものがたくさんあります。 『野ばら』『魔王』『セレナーデ』。 ピアノ曲、交響曲も、そのせつなくも美しいメロディが、時代や国境を越えて、心に沁みていきます。 モーツァルトと並び称されるほどの天才作曲家・シューベルトの楽曲の特徴は、幾度とな…
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石川県能美市出身の、天才脚本家がいます。 佐々木守(ささき・まもる)。 佐々木は、いっさい自分の名前を売ろうとせず、いつも黒子に徹していたので、彼の名前を知らないひとも多いかもしれません。 しかし、彼が書いたテレビドラマや漫画原作のタイトルを聞けば、途端に彼の偉大さが見えてくるでしょう。 『ウルトラマンシリーズ』『柔道一直線』『コメットさん』、山口百恵の『赤いシリーズ』、アニメの『アルプスの少女ハイジ』。 漫画原作は、『男どアホウ甲子園』など、枚挙にいとまがありません。 ふるさとの石川県を愛した佐々木は、出身地に近い、加賀市山中町に移り住み、その温泉街を舞台に、連続テレビ小説『こおろぎ橋』を執筆しました。 さらに県内の高校の校歌の歌詞を書き、地元で視聴できる民放局が少なかったので、ケーブルテ…
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石川県金沢市出身で、禅の思想を世界に広めたレジェンドがいます。 鈴木大拙(すずき・だいせつ)。 今、禅は「マインドフルネス」にその名を変え、世界的なブームが続いています。 スティーブ・ジョブズもはまった、禅。 そのルーツをたどれば、1950年代前半、鈴木大拙が単身アメリカに渡り、コロンビア大学やイェール大学で禅の講義を英語で行ったことに端を発しています。 大拙は『禅と日本文化』という著作を自ら英訳。 雑誌『タイム』や『ニューヨーカー』で大きく取り上げられ、効率主義や大量生産に疲れた欧米人は、東洋思想に飛びつきました。 2011年に金沢市に建てられた『鈴木大拙館』は、金沢が生んだ賢人の足跡のみならず、その精神世界を知るために欠くことのできない記念館になっています。 名匠・谷口吉生(たにぐち・よ…
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大正ロマンを代表する、美人画で有名な唯一無二の画家がいます。 竹久夢二(たけひさ・ゆめじ)。 数え年・51歳で亡くなった夢二は、晩年、群馬県の伊香保の地に「榛名山美術研究所」を建設するという構想を発表していました。 榛名湖畔にアトリエを構え、いよいよ着工するというときに、念願だった海外外遊の機会を得ます。 帰国後に本腰を入れて建設に携わろうと目論んでいましたが、体調を壊し、やがて逝去。 結局、美術研究所は夢のまま、終わってしまったのです。 夢二が初めて群馬県伊香保の存在を知ったのは、28歳の時。 一通のファンレターでした。 加藤ミドリという少女からの手紙に、彼は返事を書きました。 当時、夢二の人気はうなぎのぼり。 ようやく画集が刊行され、美人画というジャンルに光明を得た頃でした。 女性ファン…
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都市計画と集合住宅のレジェンドとして知られる、ドイツの建築家がいます。 ブルーノ・タウト。 彼はヒトラーの台頭に危機を感じ、建築家仲間の知己を頼って、日本にやってきました。 京都、仙台などに滞在したあと、1934年8月、群馬県高崎市のある小さな住まいに移ります。 それが、少林山達磨寺の、心を洗うと書く『洗心亭』。 滞在は予定を上回り、2年3か月もの間、日本での暮らしを堪能しました。 彼がそのときの様子を記した日記や絵は、1930年代の日本を映す貴重な資料として、今も大切に保管されています。 洗心亭は、6畳と4畳半、二間の質素な平屋。 しかし、入ったその日に、タウトはここが気に入りました。 建物を取り囲む、豊かな自然。木々のざわめき、鳥の声。 障子から差し込む陽の光に、わびさびを見出す。 もと…
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群馬県の伊香保温泉でこの世を去った、明治・大正期の文豪がいます。 徳冨蘆花(とくとみ・ろか)。 幼少期より病弱だった蘆花は、自分の心や体の変調に敏感でした。 破天荒で自由人。時にわがまま、傍若無人。 でも、こよなく自然を愛し、体を整えるために旅を好み、しばしば、伊香保温泉を訪れていました。 自分に海が必要とあらば、神奈川の逗子で暮らし、山間を欲すれば、伊香保におもむく。 そして晩年、妻と農業をやりながら住んだ地は、東京、千歳村粕谷。 現在の世田谷区、蘆花公園です。 彼の名がついた庭園には、今も旧宅が保存され、緑豊かな自然が残っています。 徳冨蘆花の名を世に知らしめたのは、明治31年11月29日から国民新聞に連載された小説でした。 題名は『不如帰(ほととぎす)』。 主人公、浪子は、実家の継母に…
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群馬県立近代美術館にその絵が所蔵されている、江戸時代の大人気・絵師がいます。 円山応挙(まるやま・おうきょ)。 応挙と言えば、先月、新たな発見を、ネットや新聞が大きく報じました。 それは、絵師として人気を争った、かの伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)との初の合作屏風が見つかったのです。 若冲と応挙、それぞれが得意とした題材を描いた、初の合作屏風。 これは「驚くべき発見です!」と美術史家で、明治学院大学教授の山下裕二(やました・ゆうじ)さんは語ります。 左の屏風、左隻は若冲が鶏を、右の屏風、右隻は応挙が鯉を描きました。 発注者が別々にお題を与え、依頼したものだと思われますが、当時、人気を二分していた二人にとっては、まさに競作、競い合った、稀有な一品です。 この作品は、来年6月21日から8月31日…
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明治時代、欧米化の波にのまれそうになる日本人に、いかに生きるべきかを示した思想家のレジェンドがいます。 内村鑑三(うちむら・かんぞう)。 その名は聞いたことがあっても、いったい何をした人なのか、どんな思想を持っていたのか、明確に答えられる人は、案外、少ないのかもしれません。 それもそのはず、内村の生き方、思想は、混乱、混迷の連続。 札幌農学校時代に、キリスト教の洗礼を受けますが、アメリカに留学した際、キリスト教の在り方に疑問を持ち、反感を買う。 愛国心が人一倍ありながら、教育勅語の前で最敬礼をしなかったことが、社会的な大事件に発展。 どこにいても敵をつくり、どんな組織に入っても周りと齟齬(そご)を深め、退職、辞任、解雇。 転がる石のごとく、流され、ぶつかり、ひとつの場所に留まることができない…
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ボイスアヤノ.メ vol.287[A Messenger from Wednesday] (2024/10/30) 今夜のボイスアヤノ.メ ・火曜日収録です ・リクエストライブの思い出 ・11月にやること ・選挙WEEK ・花粉がやばい https://youtu.be/NUn1GOYz4k0
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1966年6月30日から7月2日までの3日間、日本武道館で初めてロックのコンサートを開催した、伝説のアーティストがいます。 ザ・ビートルズ。 生で演奏する彼らを見ることができた、最初で最後の公演。 実現に至るまで、多くの苦難がありました。 神聖な武道を行うための場所で、キャーキャーと黄色い声が飛び交うコンサートなど、ありえない。 日本武道館初代会長の正力松太郎(しょうりき・まつたろう)は、「ペートルスとかなんとかいうやつに、武道館は使わせない!」と豪語したと言われています。 今でこそ、若いアーティストの憧れの演奏場所であり、ポップ・ミュージックのコンサートが頻繁に開催されていますが、当時は、一度クラシックのコンサートが開かれたくらいで、柔道や剣道、公的な行事以外の使用はほとんどありませんでし…
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