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風も、雨も、自ら鳴っているのではありません。 何かに当たり、何かにはじかれ、音を奏でているのです。 誰かに出会い、誰かと別れ、私たちは日常という音を、共鳴させあっています。 YESとNOの狭間で。 今週、あなたは、自分に言いましたか? YES!ささやかに、小文字で、yes!明日への希望の風に吹かれながら、自分にyes!と言ったひとたちの物語をお聴きください。
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ラジオ・勧めのススメ Presented by おまけの夜

ラジオ・勧めのススメ Presented by おまけの夜

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映像作家の柿沼キヨシ(おまけの夜)と、構成作家のなんぶによるPodcast。 音楽、人物、メシに場所、 生活の中で「良いなあ」と思ったありとあらゆる事柄を、 積極的に褒めて人に勧める、 無差別キュレーションコンテンツです。 radiosusumenosusume@gmail.com 毎週金曜更新(予定) radiosusumenosusume@gmail.com
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エンタメ×テクノロジーをテーマに掲げるWebメディア『リアルサウンド テック』によるオリジナルPodcast番組『TECH CULTURE TALK』。デジタル音楽ジャーナリストとして「リアルサウンド テック」「SENSORS」「WIRED」「オリコン」などのWebメディアやテレビ・ラジオなどで活躍するジェイ・コウガミ氏と、『リアルサウンド テック』副編集長の中村拓海が、エンタメにまつわる世界のテック企業の動向やゲーム、ガジェット、ストリーミングサービスなどについて、最新のトレンド解説をお届けします。
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日本の歴史の一場面を切り出し、その時々で命を削りながらも懸命に生きてきた人物や日本の行く末を揺るがしてきた事件にスポットを当て、ボイスドラマとして再現いたしました。 音声を通じ、皆さまを歴史の世界にご招待し、その時々の歴史の出来事や歴史上の人物たちの心情を一緒に体感し学ぶことができます。 Presented by PitPa(ピトパ) http://pitpa.jp
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歴史偏差値70以上の現役高校生達が、日本・世界を問わず様々な歴史エピソードを紹介する歴史教養番組です。雑学的なところから、大学受験にも役立つようなポイントなども交えて紹介していきます。 Presented by ピトパ https://pitpa.jp
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藤本友己と寺山リウジの大脱走2

藤本友己と寺山リウジの大脱走

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月曜日から金曜日まで毎日配信しております。 神戸、SPACE DOG! RECORD(お店)より、 シンガーソングライター藤本友己とフォークシンガー寺山リウジ、神戸のフィクサーTaku Kawaharaの3人でお送りします ポッドキャスト、音楽を基調にしますが、ジャンルに囚われず様々な謎や疑問に切り込んでいきます。 【mail】 teradinosaur@gmail.com 【twitter】 https://twitter.com/teradinosaur 【寺山リウジHP】 https://terayama-riuji.jimdo.com 【藤本友己HP】 http://the-fujimoto.wixsite.com/official 【大脱走シーズン①】http://dinosaur1112.seesaa.net Proudly presented by SPACE DOG! Records
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金沢を拠点にフリーのパーソナリティ、MCとして活躍する前田明日香(Asuka Maeda)のポッドキャスト「前田明日香のキッチン・トーク(Asuka's Kitchen Talk)」は、自宅のキッチンからお届けするような、リラックスしておしゃべりするプログラム。架空のFM局の番組のような感じでお届けします。キッチンは、そこから幸せな香りが広がっていくスペース。そんなふうに、この番組からハッピーが広がっていくように…とお送りします。食の話題から旅、音楽、子育て、日々の出来事、お気に入りのアイテム、話題のトピックスなど色とりどりにトーク。お料理を作ったり、美味しいおやつをを食べながらお送りします。あなたも対面キッチンの向かい側に座っているつもりで聞きながら、一緒に一息付いてください。 This is Japanese Podcast Program presented by Asuka Maeda in Kanazawa, Japan.
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マザーハウススタッフがお届けする公式ラジオ。「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念をもとに、バッグ、ジュエリー、アパレルを販売。全国31店舗で働く、個性あふれるスタッフが、世界の訪れたことあるマニアックな街や、愛してやまない国について、ゆるっと語り、世界を旅した気分を味わえる番組。HP→https://www.mother-house.jp
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今年生誕100年を迎える、ノーベル物理学賞受賞者がいます。 江崎玲於奈(えさき・れおな)。 江崎がノーベル賞を受賞したのは、1973年、48歳の時ですが、受賞理由の論文を発表したのは、15年も前のことでした。 「固体中のトンネル効果に関する発見」。 トンネル効果とは、量子力学の「量子」の世界の話。 フツウは、壁にボールをぶつければ、ボールは跳ね返ってきますが、極めて小さな量子の世界では、ある確率で壁をすり抜ける。 これが、トンネル効果です。 32歳の江崎は、汗がしたたる暑い夏、研究室で実験を繰り返していました。 冷房はなし。むっとした空気は室内でよどむ。 半導体を流れる電流と電圧の特性を調べていたとき、彼は、温度によって特性が変わることに気づいたと言います。 ドライアイスで冷やすと、電流の値…
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今年の1月14日、生誕100年を迎える、戦後の日本文学を代表する作家がいます。 三島由紀夫(みしま・ゆきお)。 三島は、19歳のとき、『花ざかりの森』を出版して以来、『仮面の告白』『潮騒』『金閣寺』など、数多くの小説や戯曲を発表し、1970年11月25日、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で、自決しました。享年45歳。 亡くなってから55年が経った今も、その存在感は、色あせるどころか、さらに深みと濃さが増し、彼の作品が、今の私たちに鋭いメッセージを投げかけているように感じます。 2月8日まで開催されている『三島由紀夫生誕100年祭』という企画展にも、老齢なファンはもちろん、若い男女が、連日、足を運んでいます。 開催場所は、緑豊かな東京大学駒場キャンパス近くの、日本近代文学館。 この展覧会には、図録があり…
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今年生誕100年を迎える、昭和を代表する音楽家のレジェンドがいます。 芥川也寸志(あくたがわ・やすし)。 大河ドラマ『赤穂浪士』のテーマ曲、映画音楽では『八甲田山』『八つ墓村』、CM曲、学校の校歌や童謡など、作曲した楽曲は多岐にわたります。 4月19日には、サントリーホールで、生誕100年を記念するコンサートが開かれ、『オルガンとオーケストラのための「響」』が演奏されます。 作曲家、指揮者としても活躍する一方、テレビやラジオなどマスコミによる音楽の啓蒙・普及に取り組み、アマチュア・オーケストラや地方の音楽家の育成にも尽力しました。 テレビのある番組で、子どもから、「どうして、おんがくはあるんですか?」と聞かれた芥川は、こう答えました。 「音楽というのはね、人間が生きていくのに、なくてはならな…
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能登国七尾、現在の石川県七尾市に生まれた、安土桃山時代の天才絵師がいます。 長谷川等伯(はせがわ・とうはく)。 彼の代表作と言えば、東京国立博物館に所蔵されている水墨画の最高傑作、国宝『松林図屏風』。 六曲一双の真っ白な屏風、右隻、左隻には、それぞれ2つずつのかたまりで、およそ20本の松が描かれています。 寒く凍える冬にも耐え続け、その緑を保つ様が、縁起が良いとされ、絵画のモチーフに好まれた松。 等伯は、墨一色で、松の枝ぶり、幹の強さ、遠近や奥行きを表現しました。 出色なのは、それが、寒い冬の朝の情景だとわかること。 遠い山に雪が積もり、朝もやで松の幹が霞む。 2013年の東京国立博物館がWEBで行ったアンケート「あなたが見たい国宝は?」で、見事1位に輝いたのもうなずける作品です。 日蓮宗に…
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能登半島地震・復興応援コンサートで演奏された『アヴェ・マリア』で有名な作曲家がいます。 フランツ・ペーター・シューベルト。 「シューベルトのアヴェ・マリア」とも呼ばれるこの歌曲の原題は、『エレンの歌第3番』。 ウォルター・スコットの叙事詩『湖上の麗人』に、曲付けされたものです。 歌い出しがアヴェ・マリアであることから、教会でも多く歌われるようになり、いつしか宗教曲として認知されるようになりました。 シューベルトの歌曲には、私たちがよく知っている、耳なじみのあるものがたくさんあります。 『野ばら』『魔王』『セレナーデ』。 ピアノ曲、交響曲も、そのせつなくも美しいメロディが、時代や国境を越えて、心に沁みていきます。 モーツァルトと並び称されるほどの天才作曲家・シューベルトの楽曲の特徴は、幾度とな…
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石川県能美市出身の、天才脚本家がいます。 佐々木守(ささき・まもる)。 佐々木は、いっさい自分の名前を売ろうとせず、いつも黒子に徹していたので、彼の名前を知らないひとも多いかもしれません。 しかし、彼が書いたテレビドラマや漫画原作のタイトルを聞けば、途端に彼の偉大さが見えてくるでしょう。 『ウルトラマンシリーズ』『柔道一直線』『コメットさん』、山口百恵の『赤いシリーズ』、アニメの『アルプスの少女ハイジ』。 漫画原作は、『男どアホウ甲子園』など、枚挙にいとまがありません。 ふるさとの石川県を愛した佐々木は、出身地に近い、加賀市山中町に移り住み、その温泉街を舞台に、連続テレビ小説『こおろぎ橋』を執筆しました。 さらに県内の高校の校歌の歌詞を書き、地元で視聴できる民放局が少なかったので、ケーブルテ…
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石川県金沢市出身で、禅の思想を世界に広めたレジェンドがいます。 鈴木大拙(すずき・だいせつ)。 今、禅は「マインドフルネス」にその名を変え、世界的なブームが続いています。 スティーブ・ジョブズもはまった、禅。 そのルーツをたどれば、1950年代前半、鈴木大拙が単身アメリカに渡り、コロンビア大学やイェール大学で禅の講義を英語で行ったことに端を発しています。 大拙は『禅と日本文化』という著作を自ら英訳。 雑誌『タイム』や『ニューヨーカー』で大きく取り上げられ、効率主義や大量生産に疲れた欧米人は、東洋思想に飛びつきました。 2011年に金沢市に建てられた『鈴木大拙館』は、金沢が生んだ賢人の足跡のみならず、その精神世界を知るために欠くことのできない記念館になっています。 名匠・谷口吉生(たにぐち・よ…
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大正ロマンを代表する、美人画で有名な唯一無二の画家がいます。 竹久夢二(たけひさ・ゆめじ)。 数え年・51歳で亡くなった夢二は、晩年、群馬県の伊香保の地に「榛名山美術研究所」を建設するという構想を発表していました。 榛名湖畔にアトリエを構え、いよいよ着工するというときに、念願だった海外外遊の機会を得ます。 帰国後に本腰を入れて建設に携わろうと目論んでいましたが、体調を壊し、やがて逝去。 結局、美術研究所は夢のまま、終わってしまったのです。 夢二が初めて群馬県伊香保の存在を知ったのは、28歳の時。 一通のファンレターでした。 加藤ミドリという少女からの手紙に、彼は返事を書きました。 当時、夢二の人気はうなぎのぼり。 ようやく画集が刊行され、美人画というジャンルに光明を得た頃でした。 女性ファン…
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都市計画と集合住宅のレジェンドとして知られる、ドイツの建築家がいます。 ブルーノ・タウト。 彼はヒトラーの台頭に危機を感じ、建築家仲間の知己を頼って、日本にやってきました。 京都、仙台などに滞在したあと、1934年8月、群馬県高崎市のある小さな住まいに移ります。 それが、少林山達磨寺の、心を洗うと書く『洗心亭』。 滞在は予定を上回り、2年3か月もの間、日本での暮らしを堪能しました。 彼がそのときの様子を記した日記や絵は、1930年代の日本を映す貴重な資料として、今も大切に保管されています。 洗心亭は、6畳と4畳半、二間の質素な平屋。 しかし、入ったその日に、タウトはここが気に入りました。 建物を取り囲む、豊かな自然。木々のざわめき、鳥の声。 障子から差し込む陽の光に、わびさびを見出す。 もと…
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群馬県の伊香保温泉でこの世を去った、明治・大正期の文豪がいます。 徳冨蘆花(とくとみ・ろか)。 幼少期より病弱だった蘆花は、自分の心や体の変調に敏感でした。 破天荒で自由人。時にわがまま、傍若無人。 でも、こよなく自然を愛し、体を整えるために旅を好み、しばしば、伊香保温泉を訪れていました。 自分に海が必要とあらば、神奈川の逗子で暮らし、山間を欲すれば、伊香保におもむく。 そして晩年、妻と農業をやりながら住んだ地は、東京、千歳村粕谷。 現在の世田谷区、蘆花公園です。 彼の名がついた庭園には、今も旧宅が保存され、緑豊かな自然が残っています。 徳冨蘆花の名を世に知らしめたのは、明治31年11月29日から国民新聞に連載された小説でした。 題名は『不如帰(ほととぎす)』。 主人公、浪子は、実家の継母に…
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群馬県立近代美術館にその絵が所蔵されている、江戸時代の大人気・絵師がいます。 円山応挙(まるやま・おうきょ)。 応挙と言えば、先月、新たな発見を、ネットや新聞が大きく報じました。 それは、絵師として人気を争った、かの伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)との初の合作屏風が見つかったのです。 若冲と応挙、それぞれが得意とした題材を描いた、初の合作屏風。 これは「驚くべき発見です!」と美術史家で、明治学院大学教授の山下裕二(やました・ゆうじ)さんは語ります。 左の屏風、左隻は若冲が鶏を、右の屏風、右隻は応挙が鯉を描きました。 発注者が別々にお題を与え、依頼したものだと思われますが、当時、人気を二分していた二人にとっては、まさに競作、競い合った、稀有な一品です。 この作品は、来年6月21日から8月31日…
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明治時代、欧米化の波にのまれそうになる日本人に、いかに生きるべきかを示した思想家のレジェンドがいます。 内村鑑三(うちむら・かんぞう)。 その名は聞いたことがあっても、いったい何をした人なのか、どんな思想を持っていたのか、明確に答えられる人は、案外、少ないのかもしれません。 それもそのはず、内村の生き方、思想は、混乱、混迷の連続。 札幌農学校時代に、キリスト教の洗礼を受けますが、アメリカに留学した際、キリスト教の在り方に疑問を持ち、反感を買う。 愛国心が人一倍ありながら、教育勅語の前で最敬礼をしなかったことが、社会的な大事件に発展。 どこにいても敵をつくり、どんな組織に入っても周りと齟齬(そご)を深め、退職、辞任、解雇。 転がる石のごとく、流され、ぶつかり、ひとつの場所に留まることができない…
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ボイスアヤノ.メ vol.287[A Messenger from Wednesday] (2024/10/30) 今夜のボイスアヤノ.メ ・火曜日収録です ・リクエストライブの思い出 ・11月にやること ・選挙WEEK ・花粉がやばい https://youtu.be/NUn1GOYz4k0
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1966年6月30日から7月2日までの3日間、日本武道館で初めてロックのコンサートを開催した、伝説のアーティストがいます。 ザ・ビートルズ。 生で演奏する彼らを見ることができた、最初で最後の公演。 実現に至るまで、多くの苦難がありました。 神聖な武道を行うための場所で、キャーキャーと黄色い声が飛び交うコンサートなど、ありえない。 日本武道館初代会長の正力松太郎(しょうりき・まつたろう)は、「ペートルスとかなんとかいうやつに、武道館は使わせない!」と豪語したと言われています。 今でこそ、若いアーティストの憧れの演奏場所であり、ポップ・ミュージックのコンサートが頻繁に開催されていますが、当時は、一度クラシックのコンサートが開かれたくらいで、柔道や剣道、公的な行事以外の使用はほとんどありませんでし…
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日本武道館の設計を任された、建築界のレジェンドがいます。 山田守(やまだ・まもる)。 1964年に開催された東京オリンピックの、柔道会場として建設された日本武道館。 皇居北の丸の北部、およそ1万平方メートル、延面積2万8千平方メートル、収容観客数、およそ1万人。 当時の金額で、総工費20億円。 日本の伝統、お家芸を世界中に知らしめる、壮大なプロジェクトでしたが、設計コンペが行われたのは、前年の夏のことでした。 早急な図面づくりに、短い工期。 指名されたにもかかわらず、コンペを辞退する設計士もいました。 そんな中、山田は、コンペに参加し、勝ち抜いたのです。 彼の構想には、明確な二つのモチーフがありました。 ひとつは、聖徳太子が祀られていると言われる、法隆寺夢殿。 八角形は、古代中国からの風水に…
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1976年12月1日、日本武道館で、女性ソロ・アーティストとして初の単独公演を行った、レジェンドがいます。 オリビア・ニュートン・ジョン。 ささやくように歌い始めた『Love Song』という楽曲が、武道館の会場内に沁みわたっていきます。 およそ1万人のファンが待ち望んだ来日公演。 美しく、知的で、笑顔を絶やさない、ブロンドヘアーの歌姫に、魅了されました。 ラストには大ヒット曲『I Honestly Love You』、邦題『愛の告白』を熱唱。 この曲でオリビアは、前年の3月、第17回グラミー賞を受賞しました。 プレゼンターは、ポール・サイモン、そしてもうひとりは、ジョン・レノン。 ツアー中で不在だったオリビアの代わりにトロフィーを受け取ったのは、アート・ガーファンクルでした。 このとき、オ…
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1976年6月26日、日本武道館は、およそ1万人の観客の熱気に包まれていました。 伝説の「格闘技世界一決定戦」。 映像は世界に配信され、10億人を超える人たちが、試合開始のゴングを待っています。 アントニオ猪木の対戦相手は、世界ヘビー級チャンピオンでした。 伝説のボクサー、モハメド・アリ。 当時、アリは34歳。2年前にタイトルを奪還したばかりです。 1974年10月30日、ザイール王国の首都キンシャサで行われた、WBC世界ヘビー級タイトルマッチ。 王者ジョージ・フォアマンは上り調子の25歳。 かなりのハードパンチャー。 ロンドンのブックメーカーでは、11対5でフォアマン勝利、でした。 誰もがマットに倒れこむアリを予感し、引退する彼を想像していたのです。 新聞はこぞって、アリが勝つのは不可能だ…
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今年20年ぶりに発行された新紙幣、その五千円札の顔になった、日本女子教育の先駆者がいます。 津田梅子(つだ・うめこ)。 まだ女性の教育が『良妻賢母』のためだけだった時代に、留学のための「日本婦人米国奨学金」を創設したり、女子英学塾、のちの津田塾大学を設立するなど、梅子は、女性の社会進出を推進するさまざまな取り組みに一生を捧げました。 彼女の父、津田仙(つだ・せん)は、下総国佐倉藩、現在の千葉県佐倉市に生まれ、日本の近代農業の発展に尽力しました。 さらに福沢諭吉らと共に、アメリカに留学。 欧米の文化にも精通した知識人でした。 しかし、そんな先進的な津田仙であっても、姉の琴子(ことこ)に次いで梅子が生まれたとき、こう言い放ったのです。 「なんだ、また、女が生まれたのか、今度は男だと思っておったの…
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日々の暮らしに欠かせない日用品にこそ「美しさ」があると唱え、無名の職人の仕事に価値を見出したレジェンドがいます。 柳宗悦(やなぎ・むねよし)。 民衆的工藝、すなわち、「民藝」。 その父と言われる彼の思想は、多くのひとに受け継がれ、今、さらに注目を集めています。 『民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある』という展覧会は、今年4月の世田谷美術館を皮切りに、現在は、富山美術館、そのあと、名古屋、福岡と、全国を縦断して開催されます。 「衣・食・住」をテーマに展示された美しい品々。 この展覧会の素晴らしさは、その民藝を産み出した産地、作り手も紹介しているところ。 それこそ、柳が大切にしたことでした。 彼は、今から100年以上前に、日本各地の伝統芸能や伝統文化が廃れて行くのではないかという不安を抱き…
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「僕の前に道はない  僕の後ろに道は出来る  ああ、自然よ  父よ  僕を一人立ちにさせた広大な父よ  僕から目を離さないで守る事をせよ」 という有名な書き出しで知られる『道程(どうてい)』。 この詩を書いた、レジェンドがいます。 高村光太郎(たかむら・こうたろう)。 高村光雲(たかむら・こううん)という高名な彫刻家の長男として生まれた彼は、当然のことのように彫刻の道に進みますが、一方で、いつも父親の存在に悩みます。 どちらかというと分業制をとり、職人肌だった父に対抗するかのように、文学や絵画にのめりこみ、職人というより、芸術家として独り立ちしたいという欲求に駆られました。 絶えず、父とは違うアイデンティティを探す日々。 そうして辿り着いたのが、詩を書くという行為でした。 いかに人の魂を揺さ…
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その書物が、現代の経済学、経営学に影響を与えていると言われる、江戸時代中期の儒学者がいます。 荻生徂徠(おぎゅう・そらい)。 彼は、5代将軍綱吉や8代将軍吉宗に仕え、幕府ご意見番として政策の示唆・立案を任されました。 彼の逸話の中で最も有名なものは、赤穂浪士の討ち入り事件の裁きかもしれません。 松の廊下で刀を抜くのは、打ち首必至の御法度。 当時の法にも厳罰が記されていました。 47人の斬首は、誰もが納得する結末でしたが、徂徠は、47士たちの「義」を重んじ、名誉ある切腹を進言したのです。 切腹と斬首。 それは天と地の差があったのです。 法の裁きと、情け。 二つを使い分けることで、徂徠は、世の中を治める真理にたどり着きました。 『徂徠豆腐』という、有名な講談、あるいは落語があります。 芝・増上寺…
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フランス国内のみならず、全世界で今も愛される伝説の歌姫がいます。 エディット・ピアフ。 まだ記憶にも新しい、2024パリオリンピックの開会式。 フィナーレを飾ったセリーヌ・ディオンが魂を込めて熱唱した歌、それはピアフの代名詞、『愛の讃歌』でした。 難病スティッフ・パーソン症候群と闘い、満身創痍で歌ったセリーヌは、度重なる事故や病でボロボロな体でも歌い続けたピアフの姿と重なります。 身長は140センチちょっと。体重は40キロに届くか届かないか。 ステージネーム、ピアフは「小さなスズメ」という意味。 そんな小柄で華奢な彼女の47年の生涯は、壮絶なものでした。 母親から育児放棄を受け、祖母が働く売春宿で暮らした少女時代。 目の病で失明の危機を経験。 大道芸人の父親と二人、路上に立って歌う貧困生活を…
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『フランス人に最も愛される政治家』と評されるレジェンドがいます。 シモーヌ・ヴェイユ。 ほぼ同時期に活躍した、同姓同名の哲学者の女性がいますが、今週は、政治家のシモーヌ・ヴェイユの物語をお届けいたします。 パリオリンピック2024の開会式。 フランスの歴史を作ったとされる10人の女性の銅像がセーヌ川沿いに並びましたが、その中に、シモーヌの像もありました。 シモーヌ・ヴェイユの功績は、完全なる男性社会だった弁護士、判事という法曹界に飛び込み、治安判事、厚生大臣を経て、フランス人女性として初めて、欧州議会議員の議長に就任。 厚生大臣時代には、人工妊娠中絶の合法化のための法案を議会に提出し、筆舌に尽くしがたい非難批判を受けながら、法案を可決に導きます。 女性、移民や囚人など弱者のために、生涯を捧げ…
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ピカソやマティスにキュビズムという財産を残し、建築家、ル・コルビュジエには、世界を垂直と水平、直角で構築する手法を継承した、近代絵画の父がいます。 ポール・セザンヌ。 後期印象派の巨匠として、モネやルノワールと共に、日本人に大人気の画家ですが、彼が世の中に本格的に認められたのは、67歳でこの世を去ったあとのことでした。 銀行家の父の莫大な財産を受け継ぎ、金銭的な苦労は、ほとんどなかったセザンヌ。 ただ、自分の絵が認められるまでは、苦難の道のりでした。 サロンには、落選続き。 作品を発表すれば、誹謗中傷、罵詈雑言。 落ち込んで、部屋から一歩も出ずに、絵を諦めようとしたことも一度や二度ではありません。 そんな彼を励まし、支え続けたのは、同じ中学に通っていた親友、小説家のエミール・ゾラでした。 風…
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フランスを救った英雄として、今も語り継がれる、伝説の少女がいます。 ジャンヌ・ダルク。 パリ1区から2区。リヴォリ通りをルーブル美術館に向かって歩くと、右手にチュイルリー公園の緑が見えてきます。 やがてピラミッド広場に到着すれば、そこには黄金に輝く騎馬像。 その馬にまたがる女性こそ、ジャンヌ・ダルクです。 彼女を主人公にした映画は40本を超え、イングリッド・バーグマンやミラ・ジョヴォヴィッチなど、名立たる名優たちがジャンヌに扮しました。 また伝説の聖女を描いた絵画も枚挙にいとまがなく、フランスのゆかりの地に、彼女の銅像が数多く建っています。 ナポレオンと並び称されるほど、英雄として崇められていますが、実は、彼女の評価・評判には、紆余曲折がありました。 13歳で神の声を聴き、16歳で戦いに参戦…
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ファッション・デザインによって女性の自由を獲得したレジェンドがいます。 ココ・シャネル。 イギリスの文豪、バーナード・ショーは言いました。 20世紀最大の女性は、キュリー夫人と あともうひとり。 それは、ココ・シャネルであると。 シャネルは、多くの芸術家を支援しました。 パブロ・ピカソ、ジャン・コクトー、ストラヴィンスキー。 彼女が支援するアーティストには共通点がありました。 革新的で、独創性が飛びぬけていること、そして、それゆえに理解されず、ときには心ない批判、誹謗中傷につぶされそうになっていること。 シャネル自身、いつも「人がやらないことをやり」、そのことで叩かれ、虐げられてきました。 父の愛を知らず、母を早くに亡くし、孤児院で育ったシャネル。 歌手になる夢を抱きますが、オーディションに…
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静岡県浜松市出身の、映画監督のレジェンドがいます。 木下惠介(きのした・けいすけ)。 黒澤明と同時期に日本映画の隆盛に貢献し、国内外で人気を二分した巨匠です。 木下が脚本を書き監督した、日本で最初の総天然色映画『カルメン故郷に帰る』は、今年8月、藤原紀香主演で舞台化されます。 木下を師匠と仰ぐ、脚本家の山田太一は、「いつの日か、木下作品がもう一度注目されるときが、きっと来る」と語っていました。 コメディ、感動作品、悲劇から社会派のシリアスものまで、幅広いジャンルの映画を撮った彼が、映画に込めた思いとは何だったのでしょうか。 浜松市には、そんな木下の足跡をたどることができる施設があります。 『木下惠介記念館』。 館内には、監督が収集していた灰皿や、愛用していた机、ソファーや所蔵していた本などが…
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