Jigahouboku 公開
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捨てたくないものひとことでは言い表せない他に方法がないことは分かる顔を向けることが出来ない約束は守れなかった抑えつけ押し殺してまともでは居られない居られるはずがない晴れ渡る空の下捨てたくないものを捨てる
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見えない環境変化着地できないまま溜め込んでしまう数字に置き換えるべきではないものを違和感を抱えたまま並べ替えようとしても入れ替わり与えて与えられて際限なく膨らみ続ける誰にとってもいい未来ではないそこまでわかっていても止められない
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忘れるべき完全に忘れてしまうべき同じような場面でも思い出すことがないように目を合わせようとしない向き合おうとしても逸らされる修復できそうにない無理のある関係の続き出口のない迷路の中ですり減ってゆく忘れるべき
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思い出せない自分が好きなもの欠かせずにいた頃それほど昔でもないはず心を震わせながらのめり込んでいった忘れられるはずもない記憶を辿りながら手掛かりを探すそこだけ空白になってどうしても思い出せない自分自身のことを
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無知の欲望自分のものではないことに気付かないまま思い通りにならないことに苛立って自ら苦しみを抱え込んでしまう実体のない流れの中で永遠の存在を疑わず目に見えるもの自分のものではないものにそれが自分のものであるかのように執着する知ることで欲望は居なくなる身軽になって歩き出せる
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小さな花瓶を大事そうに携えて並木道を歩いている透明な硝子から意味ありげに顔を出す思わず尋ねずにはいられないひそひそ声の会話の続き辻褄が合わなくなっても気に留めることなく流れてゆくこの流れを望んでいたようにも思われる
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頭の中で数える何回でも繰り返し数える良い数字や悪い数字のことを区別しながら落ち着かせるために抑えきれなくなる前に数え続ける迷惑をかけないように考えれば考えるほど酷くなるそんなふうになってしまわないように
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なんのため夜明けの移ろいに心を奪われる誰に見せるわけでもなく作り続ける道端で立ち止まり耳を傾ける正しいことでもやるべきではない時がある抑えられなくなるとその場からいなくなる何があっても何事もないかのように振る舞う
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迷いどきどちらかに決める決められないそれぞれ進むべきで止めるべきでもあるどちらかを選んだ後はもう二度と会えなくなるいつまでもこのままでいられるはずもない家の中にいても入り込まれる外に出てもぶつけられてしまう
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汚い存在自分のことが今頃になってようやく分かるようになる思っていた思い込んでいたことが現実とはまるで違っているにわかに信じがたく今さら遅過ぎる後悔とか空回りへと変わる記憶あわてて汚れを落とそうとしても却って広がるばかりで汚い存在は拡大し続ける
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模倣の裏側条件反射で繰り返しているだけ自分でももはや意味を感じていない痛みを緩和するためだったものが忌むべき癖となって無意識に現れ続ける向けられた嘲りは消えることなく残り続けるされたほうは決して忘れることはない
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新しい人とのはじまり慣れない間の不安と興味深さ気付かれないように観察する言葉と振る舞いから手掛かりを得ようとする無防備な状態で近づいてしまって消せない傷を負わされてからようやく気付く知らない言葉をいくつも投げかけられどのようにみられ思われているのか分かち合えるはずもない
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居場所がなくなった居場所をなくしてしまったもうここにはいられないよと告げられ名前の半分が失われてしまったかつてはわずらわしく思えていた失ってから気付く拠り所の支え自分が何者なのかわからなくなってしまうような暗闇の中で道に迷い見失ってしまう求めることは間違いではないうずくまった影になって外に出ることさえ出来なくなる
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合わない靴を無理して履いている代わりを探そうという選択肢もなく裸足のままでいるわけにもいかず合わない靴をそのまま履き続けるそういうものだと思い込んで疑う余地もなくそのまま履き続ける助言してくれる人たちにもかつての裏側の記憶が邪魔になって素直に受け取められない
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追い詰める逃げ場のないところまで鏡に向かって悪態をつくぎりぎりのところまで追い詰めてみる追い詰める追い詰める急に人が変わったようにむき出しに晒し始めるようやく始まりの時が訪れる待ちわびていたその時に震えが止まらなくなって追い詰める追い詰められる
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こわいところ見え隠れするこわいところ隠しきれない知らないままでいられたらこんな気持ちにはならなかった信じられないという何かの間違いではないかこわいところあり得ないという今さら作り笑顔でこわくないよと言われても閉ざされたまま二度と開かれることはない本能的に拒絶するどうにかできるものでもない
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差すべき傘の見当たらないあらかじめ用意しておいたはずの突然降りかかるいくつもの透明な針によってもたらされる痛みを和らげてくれる自分だけが許されたつもりが決してそうではなく機会を奪われてしまう間違いなくそこに存在していたはずの差すべき傘のどこにも見当たらない
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切り取り残し見落としてきたものを記録してゆく取り返しのつかないその瞬間にしか存在し得ない自分だけが見ているもの切り取り残しの起こらないように注意を払い続けるその結果に残るものと代わりに失ってしまうもの
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走るべき時もしそれが今ではないのならその時はいつ訪れる決して多くはない転機をようやく迎えてもぎりぎりのところで間に合わないだめな時がまた繰り返される嫌な夢でも見たかのように真っ青な顔をして走るべき時を再び見失ってしまう残された時間と維持することの難しさ
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見えないところでいつもよからぬことを繰り返し誰かに気づかれることもなく自ら止める気配のどこにもないいつか晒される時が来るまで十分に予想できたはず見ないようにしていたとしか理解不能な行動の続き
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おとなしい人たちその仲間に自分も加えて欲しい仲間同士のつもりで気軽に話しかけ続けていた呼ばれてもいない迷惑なだけの存在になってそもそも含まれていないことに気がついておとなしい人たちに今からでもなれるように
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間に挟まれるどちらかは選べない逃れたりごまかしたりも出来ない自分が何をしたつもりもないままその場に置かれてしまう拒められるはずもない選びようのないどちらもそれぞれに抱えているものその重さが嫌になるくらい分かりすぎて動けない
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どこにいても必ず見つけられる逃げ隠れしても辿り着ける気付かぬうちに埋め込まれていたどこからどこへ向かったのか消せない記録の残り続ける見えない糸で結びつけられた逃れようとしても叶わないあらゆる場所に張り巡らされた
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地下空間の主人間違ってはいないと信じて疑わなかった予想可能な反応に慣れきってしまいそこから先が見えない状態時を重ねるたび遠ざかってゆく自分達よりも随分前に既に地下空間の主人は存在していたその人がいま目の前で静かにこっちを見ている
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残し続けるいなくなった後にも見えない負担をかけて誰かが入り得る余地を明け渡さずに圧迫し続けるそこまでして必要と言えるものなどあり得ないものにしがみついて息絶え絶えでも傲慢に存在を主張する自分のいない未来に関わろうとする残し続けようとする
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月に座って街の様子を見ている規則性なく散らばってゆくそれぞれの行先を目で追いかけると回り道したりで時間は違ったりしても結局同じところに吸い込まれてゆくさしたる特徴もないありふれた屋根の形その大きさだけが明らかに異質なもので
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降下する高いところから取り返しのつかない後悔の始まり止まらない止められない悪あがきの果てに加速するのをやめた時間の手のひらの返し足元に見える地面はもう近づかない音がしなくなって風も何も感じられない
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火の粉を撒き散らしながらまっすぐこちらに向かってくる避けられそうにない距離に置かれて思わず振り払おうとすると足元が揺らいで倒れ込んでしまう仰向けの状態になって身動きひとつ取れない状態舞い上がる火の粉の密度が濃くなって真上から落ちてくる
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躱し方のうまくなる方法その場から離れようとして見過ごせないような言葉を背中から浴びせられる思考停止で条件反射の発動不毛な時間の始まりこれまでの時間を台無しにしてしまうそうなってしまわないように表向きは無理矢理にでも取り繕ってしまえば心の中では何をしても何を考えても自由
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外の賑わい内側で動けないままの状態にあって外の賑わい関わりの持てないままうずくまって窓の向こうすぐ近くの出来事が決して自分の入れない別世界のもので進もうとする力を削がれてしまうそれでもどうにかして関わりたい
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再び確認上辺の不安を取り除いてみるとあとに残ったものは取るに足りないそれを受け取る時とその人によっては大きく異なるのかも知れないかつて通った駅に降り立つ変わらずにあの頃のまま残っているそう思わせていながら少しどこかが違う知らないことを知っているそれが何だから何早く消えてなくなってしまえ
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すり抜ける目を閉じていても光を感じられるように耳を塞いでいてもそこにいるのが分かる自ら作り上げた壁に阻まれ助けを求めることが出来ないすり抜ける聞きたくもない言葉ばかりが入り込んで来るぼやけた音の輪郭からそれが誰かわかってしまう住み着いたまま離れようとしない
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備えて防ぐ必要ないと思われることでも起こるかもしれない無駄に終わるとしても悪いことではない時折忘れた頃に突然現れる気づいた時にはもう手遅れで今からできることも限られる迷うことなく備えて防ぐ少しでも可能性を高めるため
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どこか遠くへ行こうなんの準備も計画もなく気の向くままに流れてゆこう何か見つけたらその都度立ち止まりながら目に焼き付けておく聴こえてくる音にも耳を傾けながら濁った水を入れ替える止まったままの針を時間通りでなくても少しずつでも進めてみる元通りにはならないとしても昨日よりは良くなれるはず
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薦める理由が見当たらない言われるままの線路の上で遮るものもなく物差しが違うとはいえ苦悩の跡もどこにも見当たらない気づけていない引き出しを確かめようとあれこれ尋ねてもうまく説明できない他の誰かが自分のことを薦めてくれる立場を入れ替えてみればあり得ないことだと思う
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予想通りの展開になってそれを理由に押し付けてくるお前のおかげではないどの口が言うたまたまそこにいただけでそもそも関われてさえいないあたりまえに予想できたという考えるまでもなく見えない群れに守られた高いところから好き放題投げつけてくる
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太陽の生き返りその機会を逃さないようにあれこれ想像しながら帰り道を急ぐ夢の続きを聞かせてもらえる今ならまだ間に合うはずくすぶったまま陰に追いやられ正しいことをしようとしても誰かにとっては正しくはない答えの出ない問いかけ
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増え続ける知らないうちに見知らぬ顔ばかりそれは何ひとつ悪いことではないだからこそ途切れることなく続けられるその恩恵にあずかることで救われているはずなのに居心地が悪いと感じ始めてしまう望んでいた通りの流れになっても少しずつ居場所が見つけられなくなる
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不要の知らせよくない時にあらかじめそれとなく知らされていたことでも正しい言葉の連なりで目の前にはっきりと示されると根こそぎ奪われてしまう頭から離れない必要とされなくなったあといなくても何も変わらないと気づく
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