Roundtable Japan is a bilingual podcast on modern and contemporary Japan sponsored by the Toshiba International Foundation. This series brings together scholars and experts from around the world to discuss a single theme each time. Topics will be selected from major themes in modern and contemporary society. Each episode will be accompanied by transcripts and/or subtitles, a reading list, etc., to make it accessible to the broadest audience possible. 公益財団法人 東芝国際交流財団のご提供でお届けするラウンドテーブル・ジャパン (R ...
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Lobsterr FMは、時代と社会の変化に耳を傾けるスローメディア『Lobsterr』のメンバーが、これからのカルチャーやテック、ビジネスの変化の種を紹介するPodcastです。未来のカルチャーの理解の補助線になる(かも知れない)新しいキーワードを毎週一つピックアップしてご紹介していきます。感想・コメントは #Lobsterr をつけてお寄せください🦞 Lobsterr FM is a podcast series hosted by the editors of Lobsterr. Please send us any comments and feedback #Lobsterr
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今回は「ミスフィッツ」のストーリーを伝えるTroublemakers Publishing共同代表で、2021年よりLobsterrにアートディレクターとして参加しているデザイナー・アートディレクターの井上麻那巳さんをゲストにお迎えしています。 今回のテーマは、Lobsterr Letter vol.296のゲストエッセイでも取り上げた『Design is for EVERYBODY』について。トルコ、ノルウェー、アメリカ、インド、パレスチナから、「フェミニズム × デザイン」の視点で身近なデザインの、わたしたちの社会の当たり前を問い直す5本のエッセイが収録されている本書についてLobsterrの3人で話しました。 『デザインはみんなのもの』Futuress/井上麻那巳訳 https://t…
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"flaking"(気分が乗らない、やる気が出ない、疲れている、他のことをしたい、などの理由で急遽予定をキャンセルすること)が静かなトレンドになっています。 セルフケアに対する意識の高まり、Z世代やミレニアル世代では、内向的であることを好意的に語り、外交的な人はうるさくて不愉快な人と見なす風潮が広まっていることもあり、flakingを肯定的に捉える声も少なくなりません。 現代社会が引き起こす疲労、無気力感や燃え尽き症候群、インフレによる生活苦などこのトレンドの背景にある動きにも触れながらLobsterrの二人が話しました。 参考記事 ‘People feel they don’t owe anyone anything’: the rise in ‘flaking’ out of socia…
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Has Japan solved the problem of homelessness?
1:02:28
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“Has Japan solved the problem of homelessness? And even if it has not, what lessons for other countries does the Japanese experience have to offer? According to Japanese government statistics, Japan’s street homeless population peaked in 2003 at 25,296. The figure for 2023 was 2,830 – 2,575 men, 172 women, and 73 ‘unclear’. That is an 89% decline. …
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オフラインでの対面イベントを企画するためのアプリやSNSが人気を集めており、こうしたサービスはPaaS(Party as a Service)と形容されています。 パーティーやイベントを企画するためのアプリのPartifulはGoogleの2024年の今年のアプリに選ばれ、ヨーロッパ発のTimeleftというサービスは現在、60カ国以上で週に一度のディナーパーティーを運営しています。近隣イベント情報を提供するPoshは去年、2200万ドルの資金調達を実行しました。こうした流れの背景には社会の孤独化、苦戦するマッチングアプリ、インターネット環境の劣化があります。また、アメリカにおける共同体のあり方について解説したトクヴィルの思想なども触れています。 参考記事 IRL Social Apps B…
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今回は2024年の振り返り会。 1月から12月まで月に1本、編集チームが印象に残った記事を紹介したLobsterr Letter vol.293をベースに、今年一年の振り返りを行いました。 ドーパミンカルチャー、AIによって変化する創造性、スウェーデンの大人気無名ミュージシャン、カルト化する世界、アンブランディング、スケートボードとオリンピックの関係、ノーコンタクト(家族絶縁の肯定)、フェイクニュースとTruthiness、ポストリテラシーなどについて話しました。 今年一年も本当にありがとうございました🦞。 参考記事 https://us20.campaign-archive.com/?u=e1d44541ec8d5e0b2beaa7b0e&id=23de78a526…
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レコードレーベルに所属せずに制作活動を行い、TikTokなどのSNSを通じて楽曲配信を行なっているアーティストが増えています。ミュージシャンの約4分の1がTikTokやその他のプラットフォームに楽曲を直接アップロードしており、レコード会社、さらにはSpotifyのようなストリーミングサービスを完全にバイパスしている例も少なくありません。 こうしたアーティストの「D2C」化の流れは音楽だけでなく出版業界にも及んでいます。テイラー・スウィフトは、公式本『Taylor Swift Eras Tour』の出版にあたり、“Taylor Swift Publications “という出版社を立ち上げました。これは、スーパースターたちが伝統的な出版社を避け、自身で出版をするというトレンドの象徴であり、他に…
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リモート、少数精鋭でウェルビーイング重視の職場文化と強力で収益性の高いビジネスモデルを両立する「Calm Company」という新しいタイプの企業の在り方が提案されています。やや現実離れしたように聞こえる会社のスタイルです。新しい”margin”の定義や、株主軽視のスタイルなどユニークな工夫も特徴です。 Calm Companyは、非常に難易度が高く現実離れすらしたようなモデルに見えつつ、高い成長率が求められるソフトウェアビジネスと持続可能な働き方の両立、という斬新なスタイルは「他にも新しい会社の在り方を模索できるかもしれない」というインスピレーションを与えてくれます。 Calm Companyの課題や可能性などについてLobsterrの二人が話しました。 参考記事: We need mor…
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今回は、普段Lobsterr Friendsの会員限定で配信しているLobsterr Letterの編集後記Podcastを一般公開しています。 12月9日配信のLobsterr Letter vol.290「Words of 2024 2024年の言葉たち」の編集後記を岡橋と佐々木の二人でをお届けします。自費出版するスーパースターと変わる出版社のビジネスモデル、ポストリテラシーの時代、YouTubeがポッドキャストを飲み込む、白パン人気の再燃などについて話しました。
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映画、小説、音楽など多様なメディアで、コンテンツが陰鬱なものに変化しつつあります。 映画で言えば007シリーズ、ジョーカーシリーズなどは、過去の作品と比べると明らかに設定やキャラクターが暗いトーンに変化しています。こうしたトレンドは映画だけでなく小説や音楽にも及んでいます。書籍の中で悪魔や魔女などというフレーズが登場する比率も高まり、音楽全体の歌詞の「ポジティブ度」も年々低下しているという統計データもあります。 そのほか、ホラー映画の投資収益率の高さや、ポップカルチャーの陰鬱化の背景にあるSNSプラットフォームの影響などについてLobsterrの二人が話しました。 参考記事: How Did Pop Culture Get So Gloomy? Honest Broker https://w…
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ファストーフードチェーン、スポーツチーム、医療事業者などが独自で映像配信プラットフォーム事業や、既存プラットフォームに依存しない形での映像コンテンツ配信を行うことが増えてきています。 21の病院と900のクリニックを運営するニューヨーク最大の医療事業者であるノースウェル・ヘルスが、自社内に制作スタジオのノースウェル・スタジオを立ち上げました。また、チックフィレイ (Chick-fil-A) という鶏肉料理に特化したレストランチェーンは、映像ストリーミングプラットフォームを立ち上げる予定です。 さらに、多数誕生する巨大インフルエンサー化するYouTuberたちが将来的にハリウッドの競合になり得るという見方も出てきています。こうした事例を踏まえつつ映像ビジネスのプレイヤーの多角化などについてLo…
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オンライン上でパートナーを見つけたいと思う人は、これまで出会い系アプリとソーシャルメディアという2つの重要なルートを辿ってましたが、ランニングアプリのStravaや書籍レビューサイトのGoodreadsなどの「趣味アプリ」が第3の道として存在感を増しています。また、こうした趣味アプリは、SNS疲れを感じる人の新たな居場所ともなっています。裁縫、音楽、ランニングなどさまざまなタイプの趣味アプリの登場、さらには趣味アプリ化する送金アプリ、ビジネスSNSなどについてLobsterrの二人が話しました。 参考記事: Is Strava the New Dating App? ELLE https://www.elle.com/beauty/health-fitness/a45676230/strav…
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孤独が社会問題する中、さまざまなタイプの友情に光が当たるようになりました。その中で、Age-Gap Friendship(年の離れた友情関係)が注目されています。若い人たちにとっては、同世代以外の友人を持つことは、エイジズムを軽減し孤独や孤立を解消することに役立っており、高齢者の視点からは、若い人と友人になることの効能として、認知症の予防などの健康効果も指摘されています。 その他、Age-Gap Friendshipの事例やその意味や効果などについてLobsterrの二人が話しました。 参考記事: Intergenerational Friendships: A Timeless Love Story ELLE https://www.elle.com/uk/life-and-culture…
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Lobsterrでは3年ほど前からBook Clubの静かな盛り上がりについて頻繁に紹介をしています。伝統的なスタイルのブッククラブが増えつつ、クイアのためのBook Club、参加者同士で物語を編み上げていくBook Clubなど多様なスタイルが発展しています。また、飲食店とBook Clubが合わさったブックバーというモデルも。ブランドとの連携も行われています。 発展を続けるBook Clubのすがた、そしてLobsterrが計画している新しいBook Clubなどについて話しました。 参考記事 Kaid, Kendall and EmRata Are Taking a Page From Oprah The New York Times https://www.nytimes.com/…
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Kinkeepingは家族・親族関係という意味のKinshipを保つ(Keep)するあらゆる行為のことを意味する言葉。例えば、家族の伝統や慣習をつくったり継承したり、家族の誕生日のプレゼントを購入したりお祝い行事を企画したり、あるいは定期検診などの医療ケアを調整したり、悩み事の相談などを含む家族の感情ケアをしたりすることまで含まれます。 2022年にバイラルしたTikTok動画によってKinkeepingという言葉が一般的にも知られるようになりました。一方、社会の視点が変化するにつれて、Kinkeepingが女性に与える感情的・精神的負担に対する認識が高まっており、最近はこの感情労働や感情抑制が慢性的ストレスにつながるという課題についても指摘されています。こうしたKinkeepingをめぐる…
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今回は、普段Lobsterr Friendsの会員限定で配信しているLobsterr Letterの編集後記Podcastを一般公開しています。 7月22日配信のLobsterr Letter vol.272「Wild Orchids会話を終わらせないために」の編集後記を岡橋と佐々木の二人でをお届けします。リチャード・ローティの『偶然性・アイロニー・連帯』を元にしたOutolook、AIビジネスの今後、有害な男性像に苦しむ若者たち、増加する音楽のフィジカル・フォーマット、デジタル・ミニマリスト・ペアレンティングなどについて話しました。 https://us20.campaign-archive.com/?u=e1d44541ec8d5e0b2beaa7b0e&id=ad5c47e528…
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現在、アメリカでは工具ベルトを巻いて、職業訓練校で学んで熟練工になるZ世代の若者たちが急増しています。こうしたことから、Z世代が”Toolbelt Generation(工具ベルト世代)”と呼ばれるようになっています。その背景には、Tiktokなどのメディア、急騰する大学の学費、インフレ、生成AIによる影響の小ささなど、多様な要因が絡み合っています。そのほか、新しい経済圏や動画コンテンツとの接続などについてLobsterrの二人が話しました。 参考記事: How Gen Z Is Becoming the Toolbelt Generation https://www.wsj.com/lifestyle/careers/gen-z-trades-jobs-plumbing-welding-a…
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下がり続ける出生率に危機感を持つ世界のエリートやリーダーたちがPronatalism(出産奨励主義)という考えに傾倒し始めています。これは一定の合理性があるように見えつつ、人種、民族、ナショナリズムや白人至上主義と結びつきやすいという傾向があります。 果たして彼らが問題視する「人口崩壊」は本当に起きているのか、 効果的利他主義(EA)や長期主義との関係、Pronatalism支持者たちの特徴的な子育てや名前の付け方などについてLobsterrの二人が話しました。 参考記事: There’s Nothing New About Pronatalism https://nymag.com/intelligencer/article/the-truth-about-pronatalists-sim…
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vol.124 : OpenAI and Enshittification (after-note)
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今回は、普段Lobsterr Friendsの会員限定で配信しているLobsterr Letterの編集後記Podcastを一般公開しています。 6月10日配信のLobsterr Letter vol.266「OpenAI and Enshittification」の編集後記を岡橋と佐々木の二人でをお届けします。Facebook化するOpenAI、若者の幸福度ランキング1位のリトアニア、セルフケアと孤独の関係性、生成AI時代のメディアのビジネスモデルなどについて話しました。
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女性版ステフィン・カリーと呼ばれる女子バスケットのケイトリン・クラークはアメリカの女性スポーツの歴史上稀に見る人気を集めています。4月5日に行われたNCAA女子全米バスケットボール選手権の決勝戦の視聴者数は1,877万人を記録し、男女やプロアマ問わず、2019年」以降のパスケットボールの試合で最大の視聴者数となりました。 女子バスケットボールのみならず、多くの女子スポーツが大きな成長を遂げています。デロイトの最新のレポートによると主要な女子スポーツリーグの2024年の合計収益は、2021年と比べると約3倍に増加するそうです。他にも、アメリカの女子プロサッカーリーグは最近、CBS、ESPN、プライム・ビデオなどと4年間で2億4000万ドル相当の放映権の契約を結んだ。加えて、女子スポーツ向けのブ…
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Lobsterrではここ最近、エンタメ、コンテンツ、飲食など多くの分野で同質化が進んでいるというトレンドを紹介してきました。しかし、そうしたモノカルチャー化が曲がり角を迎え、全てがカルト化する(Cultification)という、新しいトレンドが生まれています。 ここでいうカルトの定義は、主流派を批判し、それが悪いものである、あるいは壊れているという考えを中心に組織される新興の運動。カルト化は宗教よりもはるかに広い分野で起きています。 SNSや政治の世界で具体的に何が起きているか、どのように新しいグループが形成され、それが求心力を得ていくか。さらにカルトとファンダムの違いなどについてLobsterrの2人が話しました。 参考記事: Everything’s a cult now https:…
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「子どもがスマートフォンと育つこと(Phone-Based Childhood)」の弊害が注目されています。 アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、北欧諸国などで、うつ病と不安障害の割合が2010年以降に急上昇しています。アメリカでは、10代の若者の間で孤独や友人関係の希薄化が急増し始めたのは2012年ごろで、それ以降は子どもたちの学力スコアも2012年以降低下し始めているそうです。 今回は、そうしたグローバルトレンドに加えて、学校側がどのような対策をしようとしているのか、また、こうした研究に対してエビデンスや研究方法に対して疑義が投げかけられていることについてLobsterrの二人が話しました。…
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今回は、普段Lobsterr Friendsの会員限定で配信しているLobsterr Letterの編集後記Podcastを一般公開しています。 3月18日配信のLobsterr Letter vol.254「Campfire ポッドキャストという公共圏」の編集後記を岡橋と佐々木の二人でをお届けします。ポッドキャストの広がりを示す定量的なデータ、文化やコンテンツ、そしてフレンドシップやセラピーなど語り手自身に与える影響について語りました。 そして、話をしている最中にLobsterrがちょうど5周年を迎えていることに気づき、ささやかなお祝いをしました笑。
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同世代の人々は、大枠では政治観や価値観を共有する傾向があると認識されてきました。しかし、スタンフォード大学のアリス・エヴァンスの研究によると、Z世代においては性別によって価値観のジェンダー・ギャップが存在することがわかっています。Z世代の女性は進歩的になる傾向にあり、逆に、男性は保守化する傾向に。 この世代内のイデオロギー・ギャップを引き起こす文化的・歴史的な背景、SNSの影響、テイラー・スウィフトやバービーに代表される、女性が牽引するポップ・カルチャーなどについてLobsterrの2人が話しました。 The Gender War Within Gen Z https://podcasts.apple.com/us/podcast/the-gender-war-within-gen-z/id…
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カナダ人SF作家、ブロガー、ジャーナリストであるコリイ・ドクトロウは、プラットフォームが巨大化するにつれて、それが消費者、ビジネス顧客、そして社会にとって害悪のあるものになっていくというサイクルが「Enshittification(メタクソ化)」という言葉で表現しました。 私たちが生活の中で使うSNS、Amazonなどの巨大EC、マッチングアプリはどのようなプロセスを辿ってメタクソ化していくのか、それに対してどういう対策が取りうるかなどについてLobsterrの2人が話しました。 参考記事: メタクソ化するTiktok:プラットフォームが生まれ、成長し、支配し、滅びるまで P2Ptk https://p2ptk.org/monopoly/4366 ‘Enshittification’ is …
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今回は、普段Lobsterr Friendsの会員限定で配信しているLobsterr Letterの編集後記Podcastを一般公開しています。 1月29日配信のLobsterr Letter vol.247「Outside the Western World」の編集後記を岡橋と佐々木の二人でをお届けします。トレンドの揺り戻しと「過去2.0」という未来、Z世代の男女間にひろがるイデオロギー・ギャップm消費者向けアプリの新たな勝利の方程式、本の砂漠に本を届けることなどについて話しました。
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メンタルヘルスや不安について語ることは今や日常の一部にもなっています。特に若い世代は気軽にOCD、PTSDといった略語を使って自分の症状や診断を共有したりします。 しかし日常的なストレスを容易に問題化し、問題が常に自分の側にあると考えるようになること、そして、社会との関わりから自分を引き離すことによって、むしろメンタルヘルスが悪化してしまうということが起きています。最近の研究では、このように不安障害に関する多くの情報を消費し、ささいな生活上の問題をメンタルヘルスの低下の兆候として処理する様子を”Prevalence Inflation(有病率インフレーション)”という言葉で表現しています。 メンタルヘルスに注目が集まってきたことによる副作用について、Lobsterrの2人が話しました。 Ho…
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今回は2024年最初のエピソード。「アルファ世代」を取り上げています。21世紀以後に生まれた唯一の世代であり、2010年から2024年の間に生まれるアルファ世代は20億人を超える史上最大の世代になると予想されています。 アルファ世代の最年長はiPadが発売した年に生まれたことから「iPadキッズ」とも呼ばれたりしています。SiriやAlexaなどのテクノロジーにも物心ついた時から接し、学校ではChatGPTなどが学習ツールとして使われており「アルファ世代はAIが常に存在する世界しか知らない」とも語られています。そして、昨年の「今年の言葉」はアルファ世代がよく使う"rizz"が選ばれました。今後、ますます影響力を増やしていくであろうこの世代についてLobsterrの二人が話しました。…
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今回は2023年の振り返り会。1月から12月まで月に1本、編集チームが印象に残った記事(Cringeという新しい美意識、テイラースウィフトノミクス、男性の”機能不全”、アフリカ化する世界、等々)を紹介したLobsterr Letter vol.243をベースに、今年一年の振り返りを行いました。 他にも、今年大きく変化したPodcastの活動や来年の目標(本の出版)などについて話しました。 今年一年も本当にありがとうございました🦞。
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毎年、オックスフォード英語辞典の出版社であるオックスフォード大学出版局が発表しているWord of the Year(今年の言葉)。今年選ばれたのは”rizz”。rizzとはZ世代(あるいはアルファ世代)のスラングで「スタイル、魅力」、「ロマンチックな、あるいは性的なパートナーを惹きつける能力」を意味します。"charisma "の短縮形で、インターネットとゲーム文化から生まれた言葉でももあります。今回は、その言葉の解説をしつつ、rizzと一位を争ったSwiftie、昨年や一昨年のWord of the Year、また、Merriam-Websterなど他の辞書が選んだWord of the Yearなどにも触れながら、時代の空気やトレンドがどのように変化してきているのかについてLobste…
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自動車、軍用のブーツ、より身近なスポーツ・ウェアの世界でも、プロダクトデザインにおけるジェンダーバイアスが長年存在してきました。例えば、これまで多くのブランドの女性用シューズは、男性用シューズのサイズを小さくてピンク色にする、いわゆる’shrink it and pink It’されるものばかり。しかし、最近ではこの課題に取り組む新興ブランドが増えています。 シューズブランド、アウトドアウェア、バスケットボールシューズなどの多くのブランドを紹介しつつ、それらのブランドのユニークな取り組みや、ブランドを超え、いかにカルチャーやマーケットに影響を与えているかについてLobsterrの2人が話をしました。…
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vol.111 : Outside the Western World (after-note)
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今回は、普段Lobsterr Friendsの会員限定で配信しているLobsterr Letterの編集後記Podcastを一般公開しています。11月27日配信のLobsterr Letter vol.239「Outside the Western World」の編集後記を岡橋と佐々木の二人でをお届けします。英語圏の外で起きている事象や視点を見つけるときに参考にしているメディア、オゼンピック・デバイドという新たな社会格差、YouTuber育成サマー・キャンプ、アートコレクターとしてのプロスポーツ選手などについて話しました。
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オゼンピックやウェゴビーなどを含むGLP-1と呼ばれる新興減量薬の世界的な普及が急速に進んでいます。これは単に肥満に悩む人が減るというだけでなく、多くの産業にインパクトを与えると予測されています。例えば、スポーツウェア・ブランドや小売業にとって「構造的な追い風」になる可能性があると言われています。金融業界はアディダスやプーマ、アパレル小売業者のインディテックスやH&Mなどを潜在的な受益者として挙げ、逆に、お菓子メーカーやファストフード企業、酒類メーカーの株価には悪影響が出始めています。 他にも、人々が当たり前に減量薬を服用する世界はどのようなものになるか、GLP-1を展開するデンマークの製薬会社ノボ・ノルディスクがデンマーク経済に与える巨大な影響などについてLobsterrの2人が話しました…
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vol.109 : The Third and Final Continent (After-note)
47:34
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今回は、普段Lobsterr Friendsの会員限定で配信しているLobsterr Letterの編集後記Podcastを一般公開しています。10月16日配信のLobsterr Letter vol.233「The Third and Final Continent 三度目で最後の大陸」の編集後記を岡橋と佐々木の二人でをお届けします。気候移民、ジュンパ・ラヒリさん、気候変動とビールの関係、女性やマイノリティのためのハイキング・クラブとアウトドアブランド、サッカーとデータ分析官、などについて話しました。
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Guest Episode: Transitioning (feat. Kunitake Saso)
1:16:48
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今回は、株式会社BIOTOPE代表/チーフ・ストラテジック・デザイナーの佐宗 邦威さんをゲストにお迎えしてお届けします。 Y.SもA.Oも佐宗さんとは旧知の仲。旧交を温めつつ、今年出版された『じぶん時間を生きる TRANSITION』をベースに、軽井沢移住、生産性お化けの限界、3段階のトランジション、A面とB面、世界一周で感じた日本の新たな可能性、誇りを生むものとしての文化、などについて話しました。 https://asamasha.co.jp/posts/idcbZVf9
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ここしばらくタブー視されてきたタバコの扱いが変わりつつあります。 「喫煙はテックプラットフォームによって人と人との社会的なつながりが弱まった時代における社会的活動である」や「文化創造が停滞している時代において、ニコチンはクリエイティブで知的な刺激物である」などポジティブな言説も増えてきた。ニューヨークでは新しいタバコブランドが静かなブームになったりもしています。 しばらく社会的にネガティブな印象を植えつけられていたタバコに対する印象がなぜ変わりつつあるのか。そしてたばこをきっかけに、なぜ社会的タブーが生成され、そのタブーはどのように解除されていくのか、についてLobsterrの2人が話しました。 The coming pro-smoking discourse Max Read https:…
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スポーツ、政治、科学、エンターテインメントなどあらゆる分野で主役の高齢化が起きています。 フォーチュン500およびS&P500企業の新任CEOの平均年齢は2005年の46歳から55歳に。ノーベル賞受賞者は、物理学と化学の分野を中心にほとんどすべての分野で高齢化しています。映画の男性スターでは主演俳優の平均年齢は、2001年の38歳から約12歳上昇し約38歳から約50歳になりました。これは”Gerontocracy”(老人支配)とも言われています。 人口動態に目を向けると、子供に対する祖父母の比率は急激に上昇し、祖父母の数は5億人から15億人へと3倍になり、人口に占める祖父母の数は20%弱になっています。 その他にも、高齢化のトピックを中心に、Shazam効果、ランウェイを歩く年配モデルの台頭…
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観客動員数の記録を更新し、史上最高の興行収入を記録したテイラー・スウィフトの全米20都市52泊のツアーのインパクトはチケットや商品の売り上げだけにとどまらず、旅行、ファッション、メイクアップなどに及んでいます。ファンがコンサートに参加するために多額の出費をして経済活性化に寄与することが「スウィフトノミクス」と形容されたりしています。また、彼女は、ダンサーやサウンド・テクニシャン、照明や映像からケータリング、運転手などを含むスタッフに対して総額約5500万ドル(約80億円)のボーナスを支給したことも報じられています(ツアーで使われた運送会社2社のうち一つであるShomotion社のCEOは所属トラック運転手がそれぞれ10万ドルのボーナスを受け取ったと答えているとのこと)。そのほかにもツアーのド…
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今回は、8月28日配信のLobsterr Letter vol.226と、9月5日配信のvol.227を行き来しながら、その2つの編集後記をお届けします。コンテンツの背後に求められる倫理や透明性、雇用主としてのテイラー・スウィフト、全てが〇〇化する現象、デンマーク経済を支える痩せ薬、2012年という世界元年、などについて話しました。
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Guest Episode: Cooking for Yourself (feat. Yuka Yamaguchi)
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今回は、自炊料理家の山口祐加さんをゲストにお迎えしてお届けします。自炊料理家になるまでの経緯や活動内容、8月25日に発売された山口さんの新著『自分のために料理を作る 自炊からはじまる「ケア」の話 』について、これからの活動について話しました。『自分のために料理を作る 自炊からはじまる「ケア」の話 』https://www.shobunsha.co.jp/?p=7727
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デートアプリが一般化する中、マッチングアプリ疲れを感じている人たちが「date-me-doc(デート・ミー・ドック)」と呼ばれる、パートナーを探すための長いプロフィールをNotionやGoogle Docsなどで公開することが密かなトレンドになっています。その他にも、障害や病気を持つ人たちが、いつ自分の病気や障害についてデート相手に開示するのが望ましいかについてのリサーチ結果などについてLobsterrの2人が話しました。 Tired of Dating Apps, Some Turn to ‘Date-Me Docs’ The New York Times ‘Date Me’ Google Docs and the Hyper-Optimized Quest for Love WIRED …
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Netflixなどのストリーミングサービスの人気作品は、あるニッチなトレンドを定着化させたりメインストリーム化する大きな影響力を持ち始めています。最近の番組のラインナップを見て「スイミングが次のトレンドになる」と予測されたりもしています。 また、ブランドとコンテンツのコラボレーションという点では、特定の商品を訴求するというよりも、ストーリーやそのコンテクストをつくりあげるための構成要素としてブランドや商品が機能するような状況も見られます。ストリーミング・コンテンツとブランドや企業との関係性はどのように変化するのか、そしてそこからどのような新しいトレンドや消費行動が生まれうるか、などついてLobsterrの2人が話しました。 Streaming the Zeitgeist In Bed wit…
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気候変動が料理やスポーツ、観光など様々な分野に波及しつつあります。 気候変動は、ソーヴィニヨン・ブランやピノ・ノワールなど、ニュージーランドの世界的に有名なワイン品種にリスクをもたらす一方で、新しい地域でブドウを栽培し、ワインを開発する機会にもなっています。野球のメジャーリーグでも、気温上昇とともに空気の密度が下がった影響で打球がより遠くまで飛ぶようになったことが、メジャーリーグのホームランの本数の増加に繋がっているといるという研究があります。また、毎年夏休みの海外旅行を楽しんでいた人々にとって気候変動が最初にもたらす具体的な影響は夏季休暇を過ごす場所が変わることを意味し、新たなグローバル・ホリデー・デスティネーショ・マップが作り出されつつあります。 こうした気候変動がもたらす多くの変化(C…
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今回は、7月18日配信のLobsterr Letter vol.221「Why and What 「なぜ」の問いの先にあるもの」の編集後記をお届けします。佐々木さんの日傘デビュー、男たちは迷っている、最新バージョンのマーク・ザッカーバーグ、昼寝とワークカルチャー、観光地として急成長するアルバニア、などについて話しました。
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『ミナリ』や『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』、『BEEF』などの映画やドラマ作を観ると、アジア系アメリカ人のアイデンティティは新しい時代を迎えつつあることを感じます。Third Cultureとは、両親の文化(第一文化)と、暮らす国の文化(第二文化)の二つをベースに、それらに適応していく過程で、3つ目の新しい独特のブレンド文化を形成していくこと。こうしたカルチャーがコンテンツやインターネット、SNSの中で新しいムーブメントを作りつつあります。 野球の大谷選手やバスケットの八村選手などスポーツ選手の活躍、また、イスラム文化と映画コンテンツの関係などについてLobsterrの2人が話しました。 文化系トークラジオ Life~社会時評&カルチャー https://open.s…
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インターネットは、豊かで質の高い情報に指先から得られる一方で、悪質で嘘や操作に満ちた情報が絶え間なく押し寄せてくる場所でもあります。こうした中、情報が増え続けるデジタル世界に暮らす人々にはクリティカル・シンキング(批判的思考)だけではなく、クリティカル・イグノアリング(批判的無視)というスキルが必要だという考えがあります。 FOMO(Fear of Missing Out)に対するJOMO(Joy of Missing Out)という考え、この記事ではクリティカル・イグノアリングを実践する上で活用できる手法や、日々気をつけていることなどについてLobsterrの2人が話しました。 Critical thinking is great, but in a world full of info…
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「Feeling of Awe(畏敬の念)」を抱くことが心身のウェルビーイングにポジティブな影響を与えることが、色々な研究からわかっています。カリフォルニア大学バークレー校のGreater Good Science Centerの共同設立者である心理学教授ダシャー・ケルトナーは、畏敬の念は「脳を研ぎ澄ます」と語っています。畏敬の念を経験することが慢性炎症のマーカーの減少やうつ病のリスク要因である反芻思考の減少につながることがわかったり、畏敬の念を持つことで時間の認識を広がり、焦りを感じにくくなる可能性も示唆されています。 畏敬の念と聞くと、グランドキャニオンなどの大自然を想像する人も多いかもしれませんが、日常生活で身近な人の親切心に触れたときや新しい音楽を聞いたときにも経験しているとのこと。…
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vol.95 : The Time of Our Singing (After-note)
47:27
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今回は、6月5日配信のLobsterr Letter vol.2015 「The Time of Our Singing 周縁なき時代に」の編集後記をお届けします。時代の半歩先を見据えて本を書くこと、周縁なき時代における消費行動、アテンション時代の情報との付き合い方、変わりゆくクラフトビール・デザイン、HBOシリーズ『Succession』などについて話しました。
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アメリカの若者のなかで、わざとイギリス訛りの英語で話す人が増えています。このユニークなトレンドは、実はメンタルヘルスのトレンドとも交差しています。他にも、1990年後半からロンドン若い世代の間で広まった「M.L.E (Multicultural London English)」という独特の新しい英語のアクセントが出現し、それが独特なカルチャーの表象にもなり始めています。こうした新しいアクセント、新しい言語が生まれることの意味などについてLobsterrの2人が話しました。 Why are so many young Americans adopting fake British accents The Guardian https://www.theguardian.com/lifeands…
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特に目的もなく友人に電話やメールをしたり、「元気?」とメッセージを送るというささやかな行為、また、友達の近くに住むというライフスタイル。こうした事は実は高い幸福度につながっている。また、意外と新しい「ベスト・フレンド(親友)」という概念(20世紀半ば以降に一般化)と男性性の関係、弱い繋がりと新しい友情の始まりなど、現代的な「友情」のあり方を考え直すためのトピックについてLobsterrの2人が話しました。
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テクノロジーの影響で、映画からファッション、建築や広告からメイクに至るまで、クリエイティブな分野は慣習や決まり文句によって同質化する傾向にあります。私たちが暮らす家や通っているコーヒーショップやレストランのインテリア、私たちが働いているビルやオフィス、私たちが乗っている車やそのブランドのロゴや広告やキャッチフレーズもすべて同じに見えるという状況が生まれつつります。 また、これまでのどの時代よりもクリエイターが増え、コンテンツがつくられ、流通している時代に、最も聴かれている、読まれている、見られているコンテンツはマーベルなどのリブートやフランチャイズ作品であるという「クリエイティブ・パラドックス」と呼ばれる現象などについてLobsterrの2人が話しました。 The age of averag…
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