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少年カクテルマシンPodcast

少年カクテルマシン

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少年カクテルマシンの三浦と申します。 このポッドキャストは私、三浦が高校時代からの友人である山田氏との50代野郎同士で、アニメやマンガ、サブカルを中心とした駄話を対談形式でお送りする番組です。 ※不定期更新 尚、万が一関係者各位の心証を損ねた場合、我々は路頭に迷ったあげくいつでも泣いて謝る準備があり、菩薩の如き寛容且つ慈悲深き御心での対処を激しく所望するものであります。 https://twitter.com/sc_machine https://min.togetter.com/y0BDpJJ
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引き続き宮崎駿監督談義1978-1988、時は遂にスタジオジブリ発足へ。 『天空の城ラピュタ』(1986)接触時の追懐、コナンとパズー(とカミーユ)の差異、ライトフルーツソーダとイメージソングの件、オーニソプターと『デューン』、ロボット兵の哀しみとティディス要塞歴史的攻略戦、中年男達の屈託なき美少女信仰、伝声管越しの叙情とシータの胸越しの勇気、矛盾する大地讃歌と文明批判、「普通の少年」なる呪縛、ジブリと都市伝説、『となりのトトロ』(1988)の自然観、「かわいい」への執着、絶賛派の欺瞞的田舎観と否定派の侮蔑的マウント、キャッチコピー問題、ノスタルジーの拒絶と森への扉、ノイズキャンセリングされたオタクメンタルの果て… 天空より舞い降りし少女や妖術に愉悦する少女の物語は、未だ糞便の排出に至る管に…
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引き続き宮崎駿監督談義1978-1988、時はあのターニングポイントへ。 『風の谷のナウシカ』(1984)公開、『名探偵ホームズ』(1984)併映の経緯と動物アニメ、金田伊功・なかむらたかし・庵野秀明の起用と個性重視な作画体制、聖母性と残虐性、愛の奇跡とラストシーン、高畑勲の暗躍とキャラ映画、イメージソング・イメージガール問題、暴走する王蟲とナウシカの胸、村上龍の指摘と美少女信仰… 蟲愛づる青き衣纏いし少女が風で紡ぐ物語は、未だ糞便の通り道に過ぎなかった哀れな男達の混乱と依存を慈悲深く背負い、強靭と博愛を兼ね備えた抱擁に時代は大きく開進、曲解による露骨な主従関係への憧憬なども挿話に加えつつ、闇の中に瞬く光が腐海の底より胎動する、萌芽期の中盤戦へ。 ※参考資料(https://x.com/sc…
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宮崎駿監督のフィルモグラフィーと共に生きて来た僕らがこの議題を俎上に載せることは必然的帰結であり、その上巻で取り扱うは主に1978-1988、つまりは創造的最盛期のディケイドであった。 『君たちはどう生きるか』(2023)ドキュメンタリーの作為的編集、東映動画時代の雑感、『未来少年コナン』(1978)の衝撃、NHKアニメ史とその功罪、大塚康生に立ちはだかる美少女信仰、高畑勲からの解放、ハイハーバーと戦争、つるべ打ちの終盤展開、一枚絵としての宮崎キャラとPCエンジン、三角塔と性癖、ギガント翼上に視覚される風圧、原作改変の権化、そして不遇の時代へ… 地を蹴り空を駆ける品行方正な野生児と鳥の如き少女の物語は、まだ糞便の製造機関に過ぎなかった幼年期の我が身に迷宮への招致を示唆する消えない刻印を残した…
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引き続き『機動警察パトレイバー』談議、後篇。 田島照久のアートワークとパブリシティ、思ひ出の『機動警察パトレイバー2 the Movie』とその狂騒、正義の戦争と不正義の平和、超絶作画とレイアウト至上主義、押井守・榊原良子の軋轢、南雲しのぶ像を巡る女性観、川井憲次の傑作サントラ、“イクストル”と理詰めのレイバー論、宮崎駿の評価、柘植行人の思想とナルシズム、大人の論理・子供の論理、累積された置き土産を抱えて『PATLABOR EZY(仮)』へ… あえて議事の後半に配置された劇場版第2作は、縁由ある事象の包括に我々の粗末な国防論も混入され、それは確かに「青春」にも相当する恥辱を禁じ得ないが、寧ろ青というより黒い歴史が戦慄く終盤戦へ。 ※参考資料(https://x.com/sc_machine/…
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引き続き『機動警察パトレイバー』談議、中篇。 アニメ版グリフォン編の違和感、暴走する権力『火の七日間』と謎の挿入歌、『VS』に於いて成熟するキャラと高見明男作監、『二人の軽井沢』と榊原良子の後藤×南雲問題、『あんたの勝ち!』の職人芸、『WXIII』の淡白な興奮、押井守・出渕裕の軋轢、レイバー世代のロボット産業、失われるバランス感覚と『THE NEXT GENERATION -パトレイバー-』、植え込まれるバイアス、巨人の顕現… 実写版や小説版を経て、逡巡の果てに愛と憂いのレイバー是非論を含有し、DV夫の如き激しい詰問に揺れる一輪の花のような自意識を携え、桃色の葛藤震える中盤戦へ。 ※参考資料(https://x.com/sc_machine/status/177181377961938175…
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リアルロボットアニメ史に於ける特異点『機動警察パトレイバー』に関する談議は、80年代末期に於ける記憶の追尾と共に開幕。 98式との邂逅、アーリーデイズの起伏、野明とメカフェチ、犯人と会っていた&恋仲だった問題、進化するコミック版のロボット演出とゆうきまさみのグルーヴ、出渕メカの耽美と別れていく流派、成長物語の強度、『機動警察パトレイバー the Movie』のキャラデザと黄瀬和哉の作画、追い付かない情報処理とリテラシー、レイバーとOS、都市論とバビロンプロジェクト、TVシリーズの浮沈と押井脚本の日常回、歴代OP問題… メディアミックスが功を奏し好評を博したシリーズ乍ら、アニメやオタクが極めて白眼視されていたこの時代、押し寄せる嗤笑にも果敢なる勇姿を留めた特車二課第二小隊とヘッドギアメンバーに…
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引き続き『君たちはどう生きるか』談議、後篇。 映画内ローカルルールの頻発、高二病とアート映画、花の24年組とフェリーニ、貧弱なアイデンティティの子守唄、母親への憧憬、少女とエディプス・コンプレックス、成長と潜在能力、作家主義と組織論、黄金期と若者文化の承認、生きるに値する世界と快楽原則、具象化される脳内宇宙の深度、そして10年に限定された創造的人生の持ち時間とは… 捏造された記憶と円環構造を司り、少年から青年へと進化する大人にならない老人の(可能性としての)最終作同様、激しく迂曲を繰り返すこの駄弁の先に僕たちはどう生きるのか、キムタクはシャアとして生きるのか、然るべき帰着点の探求に迫る後半戦へ。 ※参考資料(https://x.com/sc_machine/status/1730842679…
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またしても後塵を拝し、満を持して敢行される宮﨑駿監督最新作『君たちはどう生きるか』談議は、煩雑な所感を隠し切れないまま開幕。 NO宣伝戦略、考察合戦と置き換え論争、『失われたものたちの本』と模倣問題、13個の積み木と大伯父の正体、シン・エヴァより引き抜かれる本田雄の華麗なる経歴、GAINAX入社試験に於ける3つの進路、食い違う鈴木敏夫の証言とその素行、誇張される液体描写とジブリ飯、大平晋也のアバンと作画の統制、老いとデジタル、北野映画や黒澤映画が見失った「普通」… 偉大かつ深遠な遍歴に足がすくみつつ、崇拝故に賛辞だけでは終われない二律背反した愛好者の心情は、ミームに汚染されない無関心層を前に不能感を曝け出す前半戦へ。 ※参考資料(https://x.com/sc_machine/status…
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引き続き『銀河漂流バイファム』談議本章、第43話から最終回、更にOVA最終作を越えて更なる総括へと。 ミューラァの虚無とスコットのキャラ崩壊、人型兵器の優位性と主役機の活躍、カチュアとジミーのメッセージ、メカファンとロボット立体物の進化、贖罪の二律背反、宮崎アニメやエヴァとの比較、神の所業としてのファーストガンダム、少年期の視座…。 最早常態化した嗚咽を伴い語られる大人の古いお伽話は、終焉を知らぬ鮮やかな色彩を兼備した在りし日の夕暮れのように、思い出せても二度と感じることはできない、銀河漂流の如きときめきの終盤戦へ。 ※参考資料(https://twitter.com/sc_machine/status/1700330881318297828?s=20)…
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引き続き『銀河漂流バイファム』談議本章、時系列に沿ってOVA3作目や外伝TVシリーズを挟み、3クール目へと。 『消えた12人』の些細ながら山積する違和感、『13』の不評と歴史改竄、トゥランファムの複座、戦闘性の強化、異星に於ける水と贖罪、宿敵・ミューラァとそのテーマ曲、甘くなるサバイバル表現、幻の初潮描写と妄想の胸揉みジャム事件、テコ入れの歪みと政府軍増援部隊問題、類型化する悪役たち…。 強硬な路線変更の憂き目を乗り越え、読解は時に制作側の意図をも凌駕し、それでも愛すべき少年少女が踏み締めた軌跡の彼方から、タイツと下着に纏わる因果に銀河漂流の如き幽玄なフィロソフィーを知覚する中盤戦へ。 ※参考資料(https://twitter.com/sc_machine/status/170032721…
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80’sリアルロボット路線の最高峰『銀河漂流バイファム』に於ける、以前に敢行された序章(#47-#48)から繋がるこの直接的続篇は、各話レビュー第6話より始まる談議の本章へと。 ロディと思春の森、鬱積する重責、搭乗されない主役機、殺生への葛藤、湧き上がる差別感情、荒れるケイト博士とその顛末、神作画の第17話、小さなママへの共鳴、エロ本回とコメディ路線の開花、非戦闘回最強の第22話と打ち切りの危機、大人の事情・子供の事情…。 一度は帰還した筈だった果てしなき談議は否応なく再開され、改めて銀河漂流の如き旅路の深淵なる混沌を前に、暗喩でない落涙さえ禁じ得ない序盤戦へ。 ※参考資料(https://twitter.com/sc_machine/status/1700323161865424929?s…
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引き続き、後塵を拝した『シン・仮面ライダー』談議、その後篇。 シン・シリーズ興行の流れ、庵野秀明・樋口真嗣のシナジー効果、コミュニケーションに纏わる混乱と秩序、泥試合としての『式日』、アマチュアリズムの手段と目的、アニメ監督に拠る実写演出とアレルギー、ノスタルジーとコンテンポラリー、映画そのものと同列視されるドキュメント…。 肥大化する作家主義、エヴァの呪い、果てはアニメ関係者全般にまで飛び火しかねない暴論まで飛び出す惨状に潮時を確認、またしても遁走の如く足早に完結する後半戦へ。 孤高。信頼。継承。そして自愛を。
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既発回との内容的重複を避けようと、動向を見守り過ぎて好機を逃した結果、図らずも配信タイミングに近い形でお送りする『シン・仮面ライダー』談議、まずはその前篇。 ライダーシリーズへの薄い関わり、90年代リメイク作品との共通性、肉体性・偶然性の渇望、オタクと改造人間の悲哀、映画に於ける画面構成と運動、天才だらけのアニメ制作現場、前田真宏ワークスとデザインの変遷、ルッソ兄弟、ベイビーわるきゅーれ、そしてハニメーション…。 変わるモノ。変わらないモノ。そして、変えたくなくとも変わっちゃうモノ。分裂する現実性と虚構性の深慮を超えて、気が付けば乳首表現の推移に議論の尺を割く、依然として品位に欠けた前半戦へ。 ※参考資料(https://twitter.com/sc_machine/status/16753…
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引き続き、お笑い芸人・お笑い番組に関する談議、後篇。 松本人志『遺書』の違和感と波及、担がれる一億総芸人化の神輿、年末国民行事としてのM-1グランプリ、漫才の競技化、NON STYLEの努力、ウエストランドの毒舌、松本上げ浜田下げの恒常化、『一億総ツッコミ時代』といじめの構図、蔓延する『さらば愛しの大統領』的イデオロギー。 露呈する日本とお笑いの相関、真の文化的覇者について、結局は松本人志の話題に舌が纏まるこの談議は、現代に於ける大映テレビの需要性へと帰結する混沌の終盤戦へ。 ※参考資料(https://twitter.com/sc_machine/status/1654292194537394176?s=20)…
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引き続き、お笑い芸人・お笑い番組に関する談議、中篇。 ダウンタウン登場の衝撃、未体験の言語感覚、最高純度『MBS ヤングタウン木曜日』に於ける「笑いと編集」、『ごっつええ感じ』にひれ伏していく世間、頭頭(とうず)の残像とトカゲのおっさん、突き進むサブカル的不条理劇と芸人至上主義、反動の『鶴瓶・上岡パペポTV』、知識人としての上岡龍太郎、『吉本超合金』で勢いづくFUJIWARAと2丁拳銃、東京進出のスポイルにもがきつつ昇華されていく、かつての若手芸人達。 信者そのものだったあの頃、ダウンタウン快進撃は痛快に加速、いつしか截然たる至極の地に辿り着き、超合金メンバーの前途を見届けた今、原西尚子の魂へと帰結する怒涛の中盤戦へ。 ※参考資料(https://twitter.com/sc_machine…
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初の非オタクコンテンツを題材としたお笑い芸人・お笑い番組に関する談議は、幼少期の記憶を辿りつつ開幕。 意外な漫才コンビのノベルティ・ソングに端を発し、ザ・ドリフターズ『8時だョ!全員集合』『ドリフ大爆笑』の活躍、アドリブとセンス合戦『オレたちひょうきん族』への移行、今観ると笑い辛い楽屋オチと内輪ネタ、ビートたけしの謹慎、明石家さんまのアイドル化、『夕やけニャンニャン』を通過し『とんねるずのみなさんのおかげです』へ至り、やがて懐抱されるバブルとコンプラ問題を孕んだ愛憎入り混じる歴史的恩義。 お笑いに半ば宿命づけられた比類なき熾烈なパラダイムシフトを生き抜き、気が付けば週刊少年サンデー1987年46号や皆口裕子へと帰結する激動の序盤戦へ。 ※参考資料(https://twitter.com/sc…
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引き続き2022年のアニメ史回顧録、後篇。 『チェンソーマン』の非ジャンプ的主人公と幸せのハードル、米津玄師によるOPの定石回避とモーニング娘。、原作原理主義と1stインプレッション論争、諸刃のアニオリ演出、窮状な監督の作家性発露と原作クラッシュの歴史的因習、自社出費と製作委員会方式。『THE FIRST SLAM DUNK』に於ける事件としての映画化とクールな作劇演出、ミーム化された原作との不幸な出会い、スポーツ的観点のCG技術、1エピソード特化型バトル映画の隆盛と快感原則。 JCもギャルも陰キャも幼女もJKマーダーも宇宙人もヘルシェイク矢野もコミュ障も閉じ師も詩女もキマシも百合もシスターフッドも公安対魔特異4課も米津玄師も原作原理主義者も湘北バスケ部も少年カクテルマシンも… みんなで駆け…
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引き続き2022年のアニメ史回顧録、中篇。 『ポプテピピック TVアニメーション作品第二シリーズ』の健闘と新鮮味の後退、ヘルシェイクの矢。『ぼっち・ざ・ろっく!』に於ける巧みな絵作り、コミュ障と承認欲求。『すずめの戸締り』に纏わる震災の刻印、日本の後始末、魔法と現実、そして恋愛。『花の詩女 ゴティックメード』のリバイバル上映、ファイブスター物語が提示したマンガ表現の実証。『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の腑に落ちないキャラ描写、ウテナ設定と女子向け要素、更にグエル問題、百合問題、泉野明問題。 人気作・話題作・問題作から思わぬダークホースやリバイバル上映された未ソフト化作品まで議題は多岐に渡り、花男需要とガノタの高解像度視点に改めて超俗的矜持を見た2022年の回顧録、中盤戦。 ※トーク内におけ…
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豊作だった昨年の作品群を振り返っておくべきと、箸休め的雑談企図の予定が期せずしてアニメ史回顧録の続きとなってしまった本シリーズ、まずはその前篇。 『明日ちゃんのセーラー服』のフェチズム、女子への視点、原作とアニメの幸せな関係。『その着せ替え人形は恋をする』のオタクに優しいギャル、エロとギャップ萌え、価値観の諒解。『SPY×FAMILY』の秀逸なOP・ED、突出した幼女の愛らしさ、過剰な姉弟愛。『リコリス・リコイル』の特筆すべき主人公像と登場人物の多様性、銃器・体術描写、武田鉄矢的ブレイク。『うる星やつら』に於けるラムちゃんのデザイン、声優エミュレート、80年代的緩慢と倫理観。 視聴動機がほぼ女性キャラなのは現在の特権的立場に準拠するアニメ界を象徴するようで興味は尽きないが、原作とアニメ化、百…
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引き続きの『タッチ』談議、後篇の議題は地区予選準決勝からクライマックスの須見工戦を経て、最終回まで。 和也同化問題と幸福ひとり占め問題の交錯、マウンドとベンチで同時進行する攻防、発動する柏葉英二郎、新田への最後の投球、ウイニングボールとランニングコースの行方、住友里子の登場と達也の失態、逃げ切れなかった愛の告白、過不足のない終幕、止まった時間としての勉強部屋、黄金時代終焉としての優勝記念皿、ワープ・ホールとしての子犬用食器皿…。 白球と登場人物の心情を追い掛けて、物語は最高潮を迎える決勝戦から最終回へと推移、加えて蟹や人形とのボス戦を以って完結する三角関係を内在した豊穣なる80年代の遺産に、読み返すたび訪れたさよならの終盤戦へ。その後、おかわりは? ※参考画像(https://twitter…
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引き続きの『タッチ』談議、中篇の議題は達也の野球部入部より最後の地区予選準々決勝まで。 孝太郎との諍いの日々、制球不安定の時代、ライバル勢の登場、名凡戦としての勢南戦、エロ描写と覗き感覚、エゴと美少女信仰、投入される柏葉英二郎と暴力、坂田と80’s、新田由加の是非とぶりっ子の変遷、天才論、三年生が逃げない理由、『H2』との差異と『ラフ』への思い入れ、名場面だらけの地区予選、その開幕から西村の敗退へ…。 更に物語はドライブ、役者も揃ってバイブスは加速するも、小学生男子による性の覚醒と無縁ではいられなかった本作に翼賛の思惑は何処へやら、議論は久々の聴取警戒推奨な下ネタトークを多分に孕み、不本意ながらネガキャンの様相さえ呈する中盤戦へ。 ※参考画像(https://twitter.com/sc_m…
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さて今回より始まる『タッチ』談議、少年マンガ屈指の歴史的傑作として名声を得るも未だ不当な過小評価に甘んじる本作、まずは前篇、議題は開幕より和也退場まで。 理想的とは言い難い出会い、連載開始までの道のり、野球と熱血への愛憎、80年代のパラダイムシフト、異常な鮮度を保つギャグ、アドリブ的作劇、違和感に満ちたアニメ版、性差なき顔面問題、畏怖する和也、苦悩する南、嫉妬する一部読者、混乱する編集部…。 アニメ版との混同やヒロインへの敵意、浮薄な作品観などの誤認極まる理解の不備に、憤りを隠せない現状を打開すべく敢行された野球音痴2名による自意識過剰な援護射撃は、余計なお世話と自省しつつの序盤戦へ。 ※参考画像(https://twitter.com/sc_machine/status/160357609…
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引き続き『銀河漂流バイファム』談議、まずは序章と称し、話題はようやく本編冒頭に。 第1話の秀逸な戦闘作画、流行の真っ黒な影、軍人描写のバランス感覚、屈託ないミリタリー趣味、特別感のない量産型主役メカ、フレッドと星一徹の共通項、設定と世界観の丁寧な下拵え、周到に孤立していく子供達、星山博之とニュータイプ、ロールモデルとしての大人、登場人物の多層的関係、コックピット搭乗の重要性、アニメ界の進化を促す勇断とその終焉…。 第5話(実質第3話)までを題材に、物語序盤を本編同様の綿密かつ丁寧な解説で悠然と語り尽くし、全46話完遂という銀河漂流の如き永劫の旅路に想いを馳せ、そこはかとない憂慮の発生をも記録された後半戦へ。 ※参考画像(https://twitter.com/sc_machine/statu…
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さて今回より始まる『銀河漂流バイファム』談議、80’sリアルロボット路線の最高峰と賞賛してはばからぬ本作、まずは序章と称し、その基盤となる前提を。 1983年の時代背景とロボットアニメ絶頂期、富野由悠季原案と十五少年漂流記、名脚本家・星山博之、サンライズ企画室に集いし精鋭達、芦田豊雄のキャラクターデザインと鳥山明の因果関係、類稀なる13人の登場人物と子役俳優の起用、英才教育時代のロボット描写、ラウンドバーニアンの機体コンセプトと大河原邦男の自己評価、キャラとドラマを前景とした作劇、TAO『HELLO, VIFAM』の衝撃…。 多岐にわたる着眼点から銀河漂流の如き探究の錯綜を経て、遂に本編には辿り着けなかった無念をも記録された前半戦へ。 ※参考画像(https://twitter.com/sc…
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引き続き『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』談議本戦、後篇です。 ガンダムUC挿絵降板とシャアの神格化、セイラ決起とノーマルスーツ、魅惑的安彦ヒロインと中世的男性キャラ、謎の暴力性、聖域なる1st制作期の蜜月時代…。 鬼才の紡ぐ一大叙事詩への探求はとどまる処を知らず、天才性に誘導される自己完結と成長問題、昭和レジェンダリーヒロインの着用する肌衣の色彩にまで論究は及び、より本質的命題へ肉薄したと確信せざるを得ない後半戦へ。 ※参考画像(https://twitter.com/sc_machine/status/1551504019402924032?s=21&t=xAQKKRi3rnWJ1suE2qhg2A)…
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ここからはいよいよ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』談議本戦、前篇です。 ガンダムエース創刊、安彦良和の決意表明とガンダム観、大河原邦男の新規メカデザインとザクの完成度、ガンダムのディティールアップ、大仰芝居と脳筋問題、歪んだシャア像への回帰…。 その神業の如き筆致を伴いガンダム史に参画した更なる殊勲に至福を謳歌、やがて敬虔な想いや認識の断層は交錯し、安彦色濃厚な過去編に纏わる湖池屋カラムーチョとの因果関係など極めて益体のない新情報をも巻き込み、深遠なる議論の帰着を予兆せざるを得ない前半戦へ。 ※参考画像(https://twitter.com/sc_machine/status/1551386190590251008?s=21&t=3J55RU-Ge6CZ8UShBrDpHg)…
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さて今回より始まる『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』談議、まずはその契機となった映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の放談を前哨戦として。 属性ごとに相違する評価、戯画化された人物描写、高級化と70年代マナー、リアリティの不均衡、キャラ的MS観、灯台の件&ヤギの件、作画崩壊ザクと過剰接待、ジオン兵踏み付け問題、ガンダムと反戦、アニメ演出の特殊性について…。 予想外なまでに予想通りな作風に面食らいつつ、畏怖を抱いて真摯に違和感へと対峙するも、安彦ガンダムの真髄がドアン編でないのもまた自明、染み付いた戦いの匂い消えることなく、議論はこのまま本戦へ。 ※キャラクター参考(https://g-doan.net/character/) ※メカニック参考(https://g-doan.…
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引き続き『シン・ウルトラマン』緊急談議、後篇。 今回は少し趣向を変えた小ネタ集に始まり、特撮界に於けるセブン至上主義、ドラマとオマージュの価値分布、終盤のヤケクソ展開、「匂い」と「恋愛」、回避不能なセクハラ問題とアニメのセクシュアルレイアウト、性的コミュニケーションと大人描写、そしてオタクの死活問題へ…。 ネチネチと小姑の様相を呈したシン・ウルトラ論も、「ゴジラ=小室哲哉論」や「庵野秀明=梶原一騎論」の誇大妄想まで飛び出す惨状に潮時を確認、遁走の如く足早に完結へ。そんなに人間に興味なかったのか、日本人。 ※参照画像(https://twitter.com/sc_machine/status/1535809413738397696?s=21&t=CkcEzoxo8fH6gRpPgzNCSg)…
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さて今回は、予定を変更してまで強行された『シン・ウルトラマン』緊急談議、前篇です。 まずは経緯と特撮作品への思い入れについて、庵野・樋口両監督実写過去作から続く人間演出に纏わる違和感、『シン・ゴジラ』との比較、実相寺アングルの濫用と高速カット割、『ラブ&ポップ』『式日』に見る多様な撮影の意義、特撮と和製CG、宇宙規模の密室劇、人物背景とコメディ要素、そして子供たちの視点…。 本作を愛して止まない方は聴かない方が賢明と言える、本Podcast始まって以来の聴取警戒推奨なネガティブ回、まずは前半戦。そんなに人間に興味なかったのか、ウルトラマン。
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引き続き『ルパン三世 カリオストロの城』実況談議、後篇は婚礼の儀から終幕、そしてアフタートークへ。 役者揃い踏みの痛快さ、無双宮崎・大塚コンビ無念の戦略的撤退、「あの台詞」の是非、作家主義と娯楽主義の共生、当時のオタクとクラリス、そしてルパン三世そのものについて。 公開より40余年、盗まれた心は想い馳せた時間や関連物購入に消えた資金と共に未だ所在を探知できず、作家の思想を映し出す鏡として依然新鮮な発見や驚きに満ちたこの喪失と始まりの物語は、色褪せることもないまま終盤戦へ。汚れっちまった悲しみに、俺の青春もナンボのもんじゃい。 ※参考画像(https://twitter.com/sc_machine/status/1524940382877802496?s=21&t=ZmVRubTnYGSFX…
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引き続き『ルパン三世 カリオストロの城』実況談議、中篇は五右ェ門再登場から決戦前夜まで。 食事から見る貧富の対比、無きに等しいシリーズ設定、敏腕刑事としての銭形、ルパンと不二子の終わった関係、モンキー・パンチの苦言、名場面の数珠繋ぎ、原理主義者の違和感、DAICON III・IVとの関連、宮崎作品の上下構造、強調される生身感、エネルギー等価交換の法則、物質的・金銭的価値観との訣別。 アナクロニズムと生き恥問題、気付けばルパン一味全員歳下問題、灼赤棒とジョドーの機関銃に於ける共通性問題など、多様な論点を孕み中盤戦へ。 ※参考画像(https://twitter.com/sc_machine/status/1524935103599632385?s=21&t=ZmVRubTnYGSFX-pstb…
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さて今回よりお送りする日本アニメ史上の最高傑作『ルパン三世 カリオストロの城』実況談議、前篇は開幕からルパンの予告状まで。 まずは映画化に至る概要、国営カジノ襲撃の刹那、OPの哀愁と旅の憧憬、バディ感と雰囲気アニメ、豊潤な貧乏描写、メカと美少女、史上最高のカーチェイス、山田康雄のアティテュード、抜け目ないクラリス作画、ビデオ版と水曜ロードショー、ミートボールスパゲッティとフード理論、鈴木清司の選曲。 最早濃淡問わず現代人の嗜みとなった宮崎映画の始まりであり、シリーズに消去不能な楔を打ち付け、フィアット500の疾駆と共に数知れぬ心を盗み去った本作、語るのは恐れ多いと知りつつも、個人史が帯同されたオールタイムベストに沈黙もそぐわず、殴りあいや激論の末に此処でもう一と段盛(さか)り、まずは序盤戦へ…
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引き続き『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』実況談議、後篇はクライマックスのΞvsペーネロぺー空中戦から終幕、そしてアフタートークへ。 反復鑑賞必須な戦闘描写、興行収入比較、原作小説の耐久性、優等な完成度故の難点。 ガンダムは続くよ何処までも、閃光の如き進化を遂げ最早統一的見解など霧散した数多の関連作が待機中の現状に、ノア家属性のつぶらな瞳が映し出す因果律の帰結とガンダムヒロインの劣情問題も孕んだハサウェイ論、いよいよ終盤戦。 ※参照画像(https://twitter.com/sc_machine/status/1512961710662975491?s=21&t=bQzWXzTKXy5WnXN6z-CUnQ)…
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引き続き『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』実況談議、中篇はダバオ市街戦直前からΞガンダム起動まで。 小説版と比較したメカデザイン、現象としてのモビルスーツ、ナイトシーンに於けるCGと影なし作画、ペーネロペーとΞのデザイン考察、女のことで頭一杯な男達。 ゴージャス且つ繊細な作画・演出はいよいよ佳境へ、その恍惚感は落合家でなくとも丸出し不可避なハサウェイ論、中盤戦へ。 ※参照画像(https://twitter.com/sc_machine/status/1512954658884444161?s=21&t=bQzWXzTKXy5WnXN6z-CUnQ)
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回顧モードも一段落、基本フォーマットに立ち返っての2021年のスマッシュヒット作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』実況談議、前篇は開幕からダバオタクシー論議まで。 小説版から映画化の流れ、アニメスタッフの座組、キャラクターデザイン、肉食男問題、エキセントリックヒロイン、ニュータイプと子供の論理、インテリと庶民の軋轢。 重度なガノタと初見では微塵も理解できなかったゴミ並みの理解力を所有するライトファンが、満を持過ぎて旬を逃すにも程があるタイミングでお送りするハサウェイ論、まずは序盤戦。 ※参照画像(https://twitter.com/sc_machine/status/1512947741202083840?s=21&t=bQzWXzTKXy5WnXN6z-CUnQ)…
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アニメ史回顧録シリーズ21世紀篇、ようやく辿り着いた最後を飾る第6回は2019〜2021。 採算度外視の『海獣の子供』、“青臭さ”の持続『天気の子』、あらゆる逆境のブレイクスルー『鬼滅の刃』の進化と後退、『映像研には手を出すな!』の劇中劇表現、『境界戦機』は今そこにあるロボットアニメの危機を顕在化し、一方で『ジョゼと虎と魚たち』『漁港の肉子ちゃん』『映画大好きポンポさん』と秀作が連発されるに至ったわけだが…。 編集途上で法人名「サンライズ」の消滅が発表されるなどの異常事態を挟みつつ、ここまで聴いて下さった方は既にウンザリしてるであろう快楽原則論も、何故か『DUNE/デューン 砂の惑星』やMCU作品まで巻き込んだ強硬な総括により、元は計20時間17分に及んだ狂気の記録音源、これにて終幕。併せて…
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引き続きアニメ史回顧録シリーズ21世紀篇、第5回は2015〜2018。 『ルパン三世 PART4』の不全感、『おそ松さん』の先鋭と普遍、岩井マジック健在の『花とアリス殺人事件』、受容と覚悟の『バケモノの子』、そして『君の名は。』による奇跡のつるべ打ちで国民総アニヲタ化は飛躍的に進行し、歴史的名作『この世界の片隅に』で好事家達は成す術もなく脱帽、『聲の形』の援護射撃も加わり、『けものフレンズ』によって溶けた脳すら現状認識が甘いと判断した『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』は棚上げしても、リテラシーを試されるラディカルな問題作『ポプテピピック』がトドメを刺し、『SSSS.GRIDMAN』『ペンギン・ハイウェイ』『若おかみは小学生!』『リズと青い鳥』等、珠玉の作品群がそれに猛追、『ドラゴ…
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引き続きアニメ史回顧録シリーズ21世紀篇、第4回は2012〜2014。 『ガールズ&パンツァー』のストレスレス、『じょしらく』と“笑い”、『TARI TARI』の親戚女子感覚、リアル作画の終焉『ももへの手紙』、『おおかみこどもの雨と雪』の減点法、タガの外れた『ラブライブ! 』、ガンプラ好きは正義『ガンダムビルドファイターズ』、『キルラキル』への降伏、『スペース☆ダンディ』とタケシムケン、幻滅の『残響のテロル』、『ピンポン THE ANIMATION』とFree Your Soul、『ガンダム Gのレコンギスタ』の行動原理、『楽園追放 -Expelled from Paradise-』のCGとフェチズム、数十年振りの昂揚『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』、『STAND BY M…
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引き続きアニメ史回顧録シリーズ21世紀篇、第3回は2009〜2011。 『けいおん!』の日常に於ける浄化と逃避、『化物語 (〈物語〉シリーズ)』の神前暁と阿良々木暦の主人公像、男の戰い再び『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、『サマーウォーズ』の体制描写とフード理論、名作への道程『マイマイ新子と千年の魔法』、ファンサービスの功罪『機動戦士ガンダムUC』、メガネ的台詞廻しの傑作『四畳半神話大系』、『魔法少女まどか☆マギカ』は異文化隔壁に風穴を、『TIGER & BUNNY』のバディは乙女センサーを刺激し、同一人気脚本家の『花咲くいろは』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は評価を別ち、野心作『輪るピングドラム』の過剰なメタファーに戸惑い、サンリオ悪ノリアニメ『ジュエルペット サンシャイン』…
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引き続きアニメ史回顧録シリーズ21世紀篇、第2回は2004〜2008。 『サムライチャンプルー』とローファイ・ヒップホップ、『スチームボーイ』と適正問題、湯浅政明衝撃のデビュー作『マインド・ゲーム』、『ハウルの動く城』の賛否、『イノセンス』の客観、『トップをねらえ2!』のシナジー、『おねがいマイメロディ』の毒素、『交響詩篇エウレカセブン』への敵意、『涼宮ハルヒの憂鬱』の光明、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の好感、『ドラえもん のび太の恐竜2006』の超絶作画、『時をかける少女』のブレイク、遺作『パプリカ』と喪失感、『天元突破グレンラガン』の経年問題、先見の明が過ぎた『電脳コイル』、『らき☆すた』と神前暁、『秒速5センチメートル』の円環構造、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』のヤシマ作戦雪辱…
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2000年代以降は思い入れ薄いから一気に20年分いっちゃう?なんて軽い発想を激しく後悔するも時既に遅しの大長尺となったアニメ史回顧録シリーズ21世紀篇、第1回は2000〜2003。 『人狼』『フリクリ』で作画は飽和点を超え、細田守との出会い『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』、神話崩壊の序章『メトロポリス』、『千と千尋の神隠し』のアンチクライマックス、『機動戦士ガンダムSEED』の世代間闘争、『OVERMAN キングゲイナー』『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の払拭し難い違和感、新海誠の登場『ほしのこえ』、今敏の躍進『千年女優』、堅強なプロット『カレイドスター』、傑作『東京ゴッドファーザーズ』とムーンライダーズ。 驚くべきことに世紀末を越えても日常は平然と続…
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引き続きアニメ史回顧録シリーズ90’s篇、最後を飾る第4回は1998〜1999。 完成度と違和感の混在『カウボーイビバップ』、『ブレンパワード』はエヴァへのアンサー?、ギャグアニメの金字塔『クレヨンしんちゃん 電撃! ブタのヒヅメ大作戦』、ガンダム史の特異点『∀ガンダム』を経て、エロゲー・泣きゲー原作『ToHeart』『Kanon』のイノセンスとミソジニーを介し、90年代最後の問題作へ…。 とうに風化していた心象としての世紀末、通俗に背を向け「青春」なる概念へと置換可能なディケイドを生き抜いた二匹の狼は結局萌え豚に過ぎなかったかも知れないが、辿り着いた五里霧中の新世紀を4つの瞳に映し、猥雑と混迷の90年代篇、ひとまずここに完結。やがて緩やかに怨嗟の夜は明ける…。 ※途中、録音状況の問題により…
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引き続きアニメ史回顧録シリーズ90’s篇、第3回は1994〜1997。 菅野よう子とメカ描写の刷新『マクロスプラス』、『マクロス7』とそのロック観、『平成狸合戦ぽんぽこ』と第四の壁、『機動戦士Vガンダム』『機動武闘伝Gガンダム』が見せた絶望と希望の一発逆転、世界の中心でアイを叫んだ高二病『新世紀エヴァンゲリオン』、押井守の完成形『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』、ハイセンス見本市『MEMORIES』、『こどものおもちゃ』の学級問題とマシンガントーク、声高には語れない『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』、『スレイヤーズ』『魔法使いTai!』のギャグセンスとダウンタウン、寺山×宝塚で描かれるセーラームーンの落とし前『少女革命ウテナ』、師弟対決『もののけ姫』はメガヒットへ…。…
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引き続きアニメ史回顧録シリーズ90’s篇、第2回は1992〜1993。 富野OP『ママは小学4年生』、美少女嗜好と自虐ナルシズム『紅の豚』、ケレン味とハッタリギャグ大作『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』、伊東岳彦時代と棒人間問題『KO世紀ビースト三獣士』、佐藤順一・幾原邦彦の『美少女戦士セーラームーン』は王子様願望とコギャルとフェミニズムの混沌を促し、多層的主人公『無責任艦長タイラー』、菅野よう子との邂逅『ぼくの地球を守って』を経て、『ルパン三世 ルパン暗殺指令』の恥辱的記憶と『アイドル防衛隊ハミングバード』の粗悪的所業へと至る…。 バブルは崩壊、迫り来る社会不安に乗じ、オタクなる蔑称が更に深く重い烙印へと変質する理不尽な逆境に屈辱を覚えつつ、美少女戦士の戦闘…
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アニメ史回顧録シリーズ90’s篇、第1回は1990〜1991。 世間を震撼させたあの事件を前提に、ガイナックス初のTVシリーズ『ふしぎの海のナディア』、あかほりさとる時代の幕開け『NG騎士ラムネ&40』、『ちびまる子ちゃん』の大ブーム、『魔物ハンター妖子』のマウント合戦、『超音戦士ボーグマン LOVERS RAIN』の虚無感、ソフトエロと『レモンエンジェル』、ジブリがいっぱい『バルテュス ティアの輝き』、『機動戦士ガンダムF91』の混乱、『機動戦士ガンダム0083』の長短、ガイナスタッフ×りんたろう『帝都物語』の耽美アクション、『おもひでぽろぽろ』でリアリティは飽和点を越え、『老人Z』で大友神話は継続、未見の大作『ライトニングトラップ レイナ&ライカ』に想いを馳せる…。 最早息をする如く頻出…
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引き続きアニメ史回顧録シリーズ80’s篇、第4回は1988続き〜1989まで。 『マドンナ 炎のティーチャー』『サーキットの狼II モデナの剣』などの需要不明なOVA流通の謎、『超音戦士ボーグマン』と欲望としてのアニス・ファーム論序章、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』『AKIRA』に纏わる理不尽、作画アニメ『ピーターパンの冒険』、『らんま1/2』の萌え、『機動警察パトレイバー』『御先祖様万々歳!』に於ける押井守の復活、『ヴイナス戦記』vs『ファイブスター物語』、大ヒットする『魔女の宅急便』、『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』の当時と現在の評価、ヒーロー物の集大成『強殖装甲ガイバー 』etc…。 個人史から垣間見るアニメ史の光と闇、高級化問題から謀らずもえぐられる少年期の傷、偏…
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引き続きアニメ史回顧録シリーズ80’s篇、第3回は1986〜1988途中まで。 レトロブームの置き土産『のらくろクン』、ジャンプ強しの『聖闘士星矢』『DRAGON BALL』、目撃者としての『天空の城ラピュタ』、激昂する『タッチ 背番号のないエース』、硬派SFとしての『ガルフォース』、『王立宇宙軍』の意識改革、なかむらたかしと『赤い光弾ジリオン』OP、TMネットワークと『シティーハンター』への捩れたパトス、マスターベーションとしての『迷宮物語』『ロボットカーニバル』『ザ・サムライ』、会心作『妖獣都市』『ブラックマジック M-66』、『小助さま力丸さま -コンペイ島の竜-』の功罪、『トップをねらえ!』の変遷、『鎧伝サムライトルーパー』の魔境、『となりのトトロ』による国民的映画作家の誕生etc……
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引き続きアニメ史回顧録シリーズ80’s篇、第2回は1983〜1985。 アニメージュ誌上のアニメGPを席巻した『六神合体ゴッドマーズ』、『未来警察ウラシマン』のパラダイムシフト、『クラッシャージョウ』vs『幻魔大戦』、『キャプテン翼』vs『重戦機エルガイム』、宮崎駿を認識した『風の谷のナウシカ』『名探偵ホームズ』、押井守を知覚した読売テレビ「アニメだいすき!」と『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』、『ルパン三世Part III』と『機動戦士Ζガンダム』の共通項、アニメ版『タッチ』の違和感、『ハイスクール!奇面組』に於けるおニャン子要素の是非とブルマ問題、第二次性徴と『ダーティペア』、OVAのビキニアーマー氾濫期etc…。 アニメの高級化と低俗化の狭間で揺れるいたいけな少年達に去来す…
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前回までとは趣向を一転、アニメ史回顧録シリーズ80’s篇、第1回は70’s概観〜1982まで。 ガンダム・ルパン三世を基調としながら『魔女っ子メグちゃん』で性の探究へ船出しつつも順当に藤子不二雄諸作を通過し、メカ嗜好の起点『銀河鉄道999』、格別の傑作『未来少年コナン』、TVスペシャル『坊っちゃん』、原作を意識する契機となった『Dr.スランプ アラレちゃん』、ジェンダー改革としての『うる星やつら』、『戦闘メカ ザブングル』のメカデザイン、『さすがの猿飛』の作画暴走、名曲OP『ときめきトゥナイト』etc…。 安易な覚悟でスタートしたのが運の尽き、多彩な作品を採り上げるべく掲げたコンセプトは早くも破綻し、然るべき偏向を触発するのも個人史ならではと開き直った今、最長時間を更新してしまったのも無理か…
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いよいよファーストガンダム最終作実況談議も終盤戦、ア・バオア・クー侵攻から本編終了後のアフタートークまで。 一年戦争総力戦、ギレンのカリスマ、道具としてのガンダムと庵野秀明のスタンス、ビギニング問題、セイラのノーマルスーツ論究とその顛末、終わらない学級会、ロボットアニメ史上の突然変異、主人公の突出した内外面的造形、なにより極致へ達したドラマツルギーの無双。 本作を以って神話へと昇華される少年とモビルスーツの物語。その証人として生を受けた男(とライトファン)の美しくも混濁した至福の記録音源、ここに堂々完結。 不意に慚愧の底へ沈殿する夜が訪れようと、今はただ、時がすこやかに… ※参照画像(https://twitter.com/sc_machine/status/1436218012290347…
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