第177回:朗読|逃げだしたニンジンさん

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作品:『ちいさいモモちゃん』

主播:中村纪子

BGM:松田彬人 - 僕らはみんなハイカラさん


节目原稿节选: 

 ある日のことでした。

 モモちゃんは、裏の原っぱで、プーと白いネズミのチュッチュと、おままごとをしていました。

「ちょうだいな。パンパンちょうだいな。おさんぽ、ちょうだいな。あい、どうもどうも、十えんです」

 すると、お団子をつくっていた、チュッチュが、ふいにさけびました。

「ごちそうのにおいだ!」

「え、なんだって」

 プーは、鼻をくんくんさせて、いいました。

「うそだあい、チュッチュのうそつき」

「ほんとだもん。ぜったい、ほんとだもん」

 チュッチュは、モモちゃんの肩に、かけあがりました。そして、せいのびして、においのする方を、ながめましたが、たちまち、うれしそうな、キィキィ声をあげました。

「ほうら、あっちからくるもん、ごちそうがくるもん」

「えっ、どこに?」

「ごちそうだって!」

 モモちゃんとプーは、せいのびして、チュッチュの指さした方を、よくみました。そしたらほんとに、草のあいだの細い道を、……なにが、きたと思いますか。

 ジャガイモさんと、ニンジンさんと、タマネギさんが、カレー粉の袋をしょって、よちよち、やってきたのです。

「ほうら、ね、ごちそうでしょ」

 チュッチュはとくいですが、プーは、がっかりして、ぴんと立っていたしっぽも、たらり、とさがってしまいました。

「なあんだ、モモちゃん、あれが、ごちそうだってさ」

 そのころちょうど、ジャガイモさんたちも、モモちゃんを、みつけました。

「あっ、モモちゃんだ。モモちゃん、こんにちは。じつはいまから、モモちゃんちへ、行くとこなんですよ」

……

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