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第三百一話『自分にyes!と言い続ける』-【長野篇】ジョン・レノン-

11:58
 
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軽井沢をこよなく愛したアーティスト、ジョン・レノン。
昨年、生誕80年、没後40年を迎え、展覧会やイベントが数多く企画されました。
その流れは今年も続き、彼のファースト・ソロ・アルバム『ジョンの魂』が発売から50周年になることを記念して、初のマルチ・フォーマットでリリースされるなど、今もなお、ジョン・レノンは私たちの傍らにいます。
昨年出版された、藤本国彦 著『ジョン・レノン伝』は、日本人による初めての本格評伝として話題になりました。
その本の帯には、こう記されています。
―「ジョン・レノン現象」は続いている―
マスコミの至る所で叫ばれる「SDGs」のほとんども、いち早くジョンが唱えていました。
ジョンが、日本の軽井沢で過ごした時間こそ、「おうちじかん」の先駆けだったのかもしれません。
そして何より、今こそ注目すべきが、yes!のひとこと。
まわりのひとやモノ、社会や他人の言動に、「NO」と声高に言う声ばかりが目立つ昨今。
自分にyes!と言い、他人にyes!と言わなくては、先に進めない世の中になってきたような気がします。
ジョン・レノンが、後に伴侶となるオノ・ヨーコの個展を初めて訪れたとき、彼の精神状態は決してよくありませんでした。
世界的な名声を手に入れたビートルズ。
誰もがうらやむ富を得ても、ツアーに次ぐツアーで、彼の心は疲弊していたのです。
まるで富むことだけを目標に置いた資本主義の権化のように。
ニューヨークの個展会場。
黒髪の日本人の女性は、まず、ジョンにあるカードを渡します。
そこには「呼吸しなさい」と書かれていました。
会場を進むと、大きな脚立が置かれ、天井に絵があったのです。
虫眼鏡でのぞいたその額の中には、たったひとつの単語がありました。
小さく、小文字で、「yes」。
ジョン・レノンはオノ・ヨーコに、yesをもらったのです。
おそらく、生まれて初めて。
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昨年、生誕80年、没後40年を迎え、展覧会やイベントが数多く企画されました。
その流れは今年も続き、彼のファースト・ソロ・アルバム『ジョンの魂』が発売から50周年になることを記念して、初のマルチ・フォーマットでリリースされるなど、今もなお、ジョン・レノンは私たちの傍らにいます。
昨年出版された、藤本国彦 著『ジョン・レノン伝』は、日本人による初めての本格評伝として話題になりました。
その本の帯には、こう記されています。
―「ジョン・レノン現象」は続いている―
マスコミの至る所で叫ばれる「SDGs」のほとんども、いち早くジョンが唱えていました。
ジョンが、日本の軽井沢で過ごした時間こそ、「おうちじかん」の先駆けだったのかもしれません。
そして何より、今こそ注目すべきが、yes!のひとこと。
まわりのひとやモノ、社会や他人の言動に、「NO」と声高に言う声ばかりが目立つ昨今。
自分にyes!と言い、他人にyes!と言わなくては、先に進めない世の中になってきたような気がします。
ジョン・レノンが、後に伴侶となるオノ・ヨーコの個展を初めて訪れたとき、彼の精神状態は決してよくありませんでした。
世界的な名声を手に入れたビートルズ。
誰もがうらやむ富を得ても、ツアーに次ぐツアーで、彼の心は疲弊していたのです。
まるで富むことだけを目標に置いた資本主義の権化のように。
ニューヨークの個展会場。
黒髪の日本人の女性は、まず、ジョンにあるカードを渡します。
そこには「呼吸しなさい」と書かれていました。
会場を進むと、大きな脚立が置かれ、天井に絵があったのです。
虫眼鏡でのぞいたその額の中には、たったひとつの単語がありました。
小さく、小文字で、「yes」。
ジョン・レノンはオノ・ヨーコに、yesをもらったのです。
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