第二百四十話『コンプレックスと向き合う』-【海外レジェンド篇①】映画監督 アルフレッド・ヒッチコック-

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今年4月に没後40年を迎える、映画界のレジェンドがいます。
アルフレッド・ヒッチコック。
『鳥』『サイコ』『レベッカ』『北北西に進路を取れ』など、ホラーやサスペンス映画の名作を次々と世に送り出した巨匠。
彼の作品は、全世界の映画人に影響を与えました。
若き日のスティーブン・スピルバーグは、ヒッチコックの撮影現場を見学、彼の映画哲学を目の当たりにして感動します。
フランス・ヌーベルバーグの奇才、フランソワ・トリュフォーは、当時、サスペンス映画がB級だと言われていた時代にあって、「ヒッチコックの映画は、まぎれもなく第一級の芸術だ」と賛辞を惜しみませんでした。
ヒッチコックは、自らが生涯大事にした3つの要素、「サスペンス」「スリル」「ショック」について、こんなふうに説明しています。
「汽車の時間に間に合うかどうかギリギリの所で駅に駆けつけるのが『サスペンス』。
発車間際にその列車のステップにしがみつくのが『スリル』。
ようやく座席に落ち着き、一息ついたところで、行先が違うことに気づく。これが『ショック』だ」。
サスペンスの神様は、実は極度の怖がり。
私生活では予期せぬ出来事を嫌い、生涯、妻、アルマを愛し続けました。
亡くなる前年、79歳のときに、AFIから生涯功労賞を授与されますが、そのスピーチでは妻への感謝を熱く語り、傍らのアルマは涙を流しました。
彼自身が映画にちょっと顔を出す、いわゆるカメオ出演が有名なヒッチコック。
でも、幼い時から容姿に対して、激しいコンプレックスをもっていました。
さらに、イギリスの片田舎出身。
訛りが気になり、友だちをつくることができませんでした。
孤独な少年は、いかにして世界に影響を与える巨匠になったのか。
自らのコンプレックスと向き合い、それを映画に昇華させた伝説の映画監督アルフレッド・ヒッチコックが人生でつかんだ、明日へのyes!とは?

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