第百九十四話『逆境をバネに生きる』-【福島篇】特撮の神様 円谷英二-

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ハリウッド版『ゴジラ』の新作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が、5月31日、日本をはじめ、世界で同時公開されます。
世界中のファンを魅了し続ける、ゴジラ。
1954年、日本初の本格的特撮怪獣映画として公開された『ゴジラ』は、空前の大ヒットを記録しました。
映画館がある日劇の周りには、幾重にも観客の列が渦を巻き、邦画として初めての全米公開作品になったのです。
その産みの親こそ、福島県出身の特撮の神様・円谷英二(つぶらや・えいじ)です。
今年1月、彼の故郷、福島県須賀川市に『円谷英二ミュージアム』が開館しました。
展示の目玉は、高さおよそ2メートルの初代ゴジラを模したスーツです。
市民センター内にあり、入場は無料。
円谷の生涯を7つのブロックに分けた展示や特撮スタジオの再現など、見どころは満載です。
円谷は、幼い頃から何処にも出かけず、ひとりで遊ぶことが多く、ひととの関わりが苦手でした。
本心を明かすことはめったになく、いつもテヘラテヘラと笑ってごまかすことから、先輩の映画監督には「おまえは、テヘラ亭だ!」と揶揄されました。
上京したのちも、訛りがとれず、言葉じりを笑われたことで、さらに会話にコンプレックスを持つことになったと言われています。
映画製作チーム全体をまとめる監督、というタイプではなく、あくまでも職人気質。
撮影の細部へのこだわりは、まわりを震え上がらせるほどでした。
言葉が少なく、映画会社から誤解され、劣悪な撮影環境に置かれても、その逆境をバネにあらゆる撮影技法を生み出していきました。
セットにお金がかけられないなら、カメラの前にガラス版を置き、そこに絵を画くという「グラスワーク」でしのぐ。
予算が少なく奥行きが出ないのであれば、ミニチュアで遠景をつくってしまう。
まさに、このミニチュアづくりこそが、後の特撮の原点になったのです。
どんな状況にあっても、自分のやるべき信念を追い求める、特撮の神様・円谷英二が人生でつかんだ明日へのyes!とは?

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