「レジェンド＆バタフライ」「イニシェリン島の精霊」「金の国 水の国」「シャドウプレイ完全版」

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■「レジェンド＆バタフライ」
東映が創立70周年を記念して製作した大作時代劇。壮大な愛の物語です。
「るろうに剣心」などの大友啓史監督とＮＨＫ大河ドラマ「どうする家康」などの脚本家、古沢良太がタッグを組み、〝伝説〟の武将、織田信長を木村拓哉が演じます。この信長は、大河ドラマの屈強な野人とは異なり、虚勢を張った平凡な青年です。そこへ、武芸に秀で、知略に富んだ濃姫が嫁いできます。「帰蝶」の異名をもつ濃姫を演じるのは、綾瀬はるかです。
■「イニシェリン島の精霊」
舞台は1923年、島民全員が顔見知りというアイルランドの孤島、イニシェリン島に住むコリン・ファレル演じるパードリックが、長年の友人、ブレンダン・グリーソン演じるコルムから突然、絶縁を告げられます。理由はわかりません。何とか関係修復を試みるのですが、コルムはかたくなに拒絶し続けます。人の死を予告する精霊をモチーフに、物語は衝撃的な結末を迎えます。
■「金の国　水の国」
美しい長編アニメーションで胸に迫ります。いや、胸を打つ物語だから美しいのでしょうか。どこまでも善であろうとする主人公たちの心根。美しさの根源は、そこにあります。原作は漫画です。アニメにしたことで、奥行きと、さらなる情感を獲得しました。
■「シャドウプレイ完全版」
中国で実際にあった汚職事件をベースに、都市開発をめぐる当局や開発会社、警察が複雑に絡み合いながら、５人の男女が織り成すクライムサスペンスです。
背景として天安門事件が起きた1989年から社会主義市場経済により激変する中国の30年間、そして香港、台湾との関係も描かれています。臨場感あふれる映像と緻密に組み立てられた人間関係により、猥雑で混沌とした中国の姿をあぶり出しています。
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