第655回 月夜の晩ばかりではないぞ

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この番組は、数字がちょっと苦手な中小企業経営者の方が、数字に強くなって業績をばりばりあげてもらうための応援番組です。 今回も、山梨県の土着スーパーの元社長の小林久さんをゲストにお招きし、小林さんのご著書、「続・こうして店は潰れた」の内容にもとづき、小林さんのスーパーマーケット経営者としてのご経験をお伺いして行きます。 今回は、小林さんがやまとの社長に就いたあと、どうやって業績を回復させていったのということについてお伺いします。 小林さんは、銀行に融資を断られたことから、銀行を見返してやろうと、事業を黒字にするために、従来はタブーとされるような改善活動を実践したそうです。 そのひとつは、やまとの発祥の地で営業していた本店が、赤字であったことから、その店を閉店したそうです。 2つめは、新聞折込広告を出す地域を狭めたり、広告を自社で印刷したりしたそうです。 3つめは、小林さんの仲人が社長を務め、やまとの商品仕入額の約半分を卸していた卸売会社に値引きを依頼したそうです。 しかし、値引きに応じてもらえなかったため、その会社との取引を止め、別の会社から仕入れるようにしたそうです。 このような経費の削減に取り組んでいった結果、2年後に、1億5千万円の赤字を解消し、黒字化することに成功したそうです。 しかし、改善活動を実行する中で、多くの抵抗にも遭ったそうです。 というのも、小林さんは、小林さんに協力的でない、縁戚の従業員に退職してもらったり、商品の仕入を複数の会社に競合させたりしたことから、これまで「甘い汁」を吸っていたと思われる人から、「月夜の晩ばかりではないぞ…」という匿名の電話がかかってくることもあったそうです。 しかし、小林さんは、批判を受け入れて改善を止めたとしても、いずれ事業が行き詰ってしまうことが分かっていたので、批判を受けても改善を続けるべきだと考えたそうです。 また、事業の黒字化という実績を出すことで、改善活動の賛同者を増やすようにしようとしていったということです。

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