ヤコブの押しの一手3

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【神との出会い】
人生には、本人の知らない罠が仕掛けられていることがしばしばあることに、だれでも気づいているはずです。それは確かに、人間の幸福と成功を妬むサタンの仕業に違いありません。
とくにヤコブのように、あらゆる障害を排除してでも、自らの成功を勝ち取ろうと決意するものには、その反抗の勢力は強くなるものです。
長子の権利をエサウから譲り受けたことを、父のイサクは知るよしもありません。やがてイサクは死期が近いのを悟って、エサウに長子の権利を譲るため、祝福の祈りの準備をエサウに頼むのです。
しかし、そのとき、母親の入れ知恵によって、ヤコブはエサウになりすまして目の見えなくなっている父をだまし、まんまと長子の権利と祝福を奪ってしまうのです。
この事実をしって、エサウは泣いて悔しがりますが、後の祭りでした。エサウは長子の権利を奪い返すには、ヤコブを殺す以外にないと決意するのです。
エサウの決意を知ったヤコブは、せっかく手に入れた財産も地位もすべてを捨てて、故郷から母の郷里の叔父ラバンを頼って逃げ出す始末になります。
家を出て一人寂しく野宿して石を枕に寝ると、ヤコブは、きっといままでの人生を深く反省した事でしょう。しかし、この夜、神は夢の中でヤコブに現われるのです。それは、天の使いが地上と天を結ぶはしごをのぼりおりする夢でした。そこで、彼は先祖のアブラハム、イサクと語り続けてこられた神の約束の言葉を聞くのでした。
そのとき、彼は自分が孤独でない事に気づくのです。いままで、信仰などまったくなく、この世のものばかりに目を奪われていた自分、損得の計算だけに支配されていた醜い自分、そして、その結果が生み出してきた、多くの争いと悲劇に気づくのです。
しかし、この危機に直面して彼は、いま、神とであった自分にきづくのです。生まれて初めて、ともにいて働いてくださる神に気づくのです。彼は、「ここは神の家だ、天の門だ」と叫ぶのです。彼はこの地をベテルと名付けましたが、これが彼の人生の一大転機となったのです。
これは、彼の信仰のスタートだったのでしょう。この信仰の経験、つまり一大転機は成功者に不可欠なものなのです。
さて、多くの人々は、信仰をもつと何もかもが一変してしまって、その後は順調そのものの状況になると錯覚していますが、人生は、それほど甘いものではありません。
ヤコブは、神との出会いの後も、まだまだ自分の知恵に頼る生き方から抜け出せないのです。叔父のラバンの所に寄留するのですが、そこでも策略を用いて自分の財を築いたりします。
しかし、愛する妻のラケルを迎えるにあたっては、だますことが得意のヤコブが反対にだまされて、好きでもない姉のレアを押しつけられ、愛するラケルと結ばれるまでには、14年間も叔父のためにただ働きをしなければならない羽目に陥るのです。
それにラバンの子どもたちとの間にもいざこざが生じたりして、苦難はヤコブから無縁のものになかなかならないのです。
そうした生活の中で、ヤコブは再び、自分の故郷に帰れ、との神の声を聞くのです。

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