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新しいお金の流れ~ESG投資とインパクト投資

 
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今日は、新しいお金の流れについて、「ESG投資」と「インパクト投資」の二つについてお話します。 「ESG投資」とは、'Environment' 'Social' 'Governance'の頭文字を取った略語で、「環境に優しい、社会に優しい、ガバナンスがきちんとしている」そういった企業に投資をしたいという考え方です。世界で一番ESG投資に資金をつぎ込んでいるのは誰かご存知ですか。実は、「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」という日本の団体です。しかも、年金積立金とついているように、私たちの将来貰う年金を投資して増やしている団体です。あまりにも巨大なお金を運用しているクジラと言われていますが、クジラのGPIFが数年前からESG投資を行っています。 どうしてGPIFがあえてESG投資に投資をしているのでしょうか。GPIFは世界中の企業に分散投資をしているため、世界経済全体のリスクを減らさないといけません。世界経済全体に対して一番大きいリスクを与えているのは何かと考えると、気候変動などの社会的・地球環境的なファクターです。そこで彼らは180兆円の内7兆円をESG投資につぎ込み、世界中の企業の行動を変えようとしています。この取組は今世界的に注目されており、ハーバード・ビジネス・スクールの教材にもなりました。「年金基金は世界を変えようと志すべきなのか」というタイトルの教材で、ハーバード・ビジネス・スクールの学生が喧々諤々議論をしています。 次に、「インパクト投資」の定義ですが、これは経済的リターンを超えた社会的インパクトを狙って投資をするという投資手法になります。社会的インパクトとは、社会が良い方向に動くというものです。「ESG投資」と「インパクト投資」の違いが解りにくいと思いますが、ESG投資は良い会社にお金を使ってもらいたい、悪い会社に自分のお金が流れ込むのは嫌だという考え方です。一方で、インパクト投資はこのお金で社会を変えるという意思を込めた投資になります。 私自身のKIBOW社会投資ファンドも、成長の余地が大いにある企業に対してインパクト投資をしています。投資により事業が大きくなり、企業の社会的インパクトが拡大して社会が良くなるということを狙い意思を込めて投資をしています。 私たちKIBOW社会投資ファンドが投資している会社で「ポラリス」という介護の会社があります。デイサービスをチェーン展開しているのですが、このデイサービスは高齢者を預かっているだけではなく、一生懸命運動をして体が良くなる自立支援型の介護のパイオニアです。一生懸命歩く運動をするため、要介護度が下がってきます。要介護度が下がると客単価は下がります。要介護度が上がった方が介護事業者にとっては客単価が上がる傾向があるのですが、ポラリスは逆です。体を良くしてくれて、更に介護保険を卒業というお客さんもどんどん出てきています。そうすると、国の社会保障費も節約することに繋がります。ポラリス一社で毎年4億円を超える社会保障費を節約している計算になります。 寝たきりの高齢者もまた歩けるようになるという希望が新しく生まれる。最後まで生き生きと生きられる。尚且つ、サステイナブルな社会保障にも貢献できる。こういう会社に投資をして、他の投資家や他の資金提供者を呼び込むことによって、自立支援型介護というものを全国に広げようというのがKIBOW社会投資の投資の狙いです。社会も良くなり、国にとっても良い仕組みを作っていても、規模拡大のために資金が必要なため、そういう所に投資をするのです。 インパクト投資は、通常は私たちKIBOWのような専門の投資機関が行うのですが、個人投資家ができるようなインパクト投資もあります。一つは「FUNDINNO(ファンディーノ)」というサイトがあります。これは株式型クラウドファンディングのパイオニアです。他にも、「ミュージックセキュリティーズ」という企業もあり、これもセキュリテという名前のプラットフォームを持っています。 リスクとリターンに加えてインパクトを考慮して投資を決めるという新しいタイプの投資家が生まれてきました。これが金融の世界の大転換、インパクト革命です。このインパクト志向の投資というものとアントレプレナーシップが組み合わさった時に、人類が本当の意味でサステイナブルな存在へと大きく前進できるのではないかと思っています。 では、今日のまとめです。 新しい資本主義が生まれています。ESG投資、インパクト投資など新しい資金の流れが生まれてきています。その中で、皆さんはどういう役割を果たしますか。様々なアプローチを使って皆さんならではのポートフォリオを作っていただければと思います。そして、そのような投資を受けるような企業を作っていただくというのも、皆さんの選択肢だと思います。
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