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ザッソウがリモートワークに効く!?

 
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前回はRemottyという、私達にとってはあまり今まで馴染みがなかったツールをご紹介しました。リモートワークをするときに、チームのコミュニケーションを助けてくれるツールで、ソニックガーデンという元々フルリモートで仕事をしている会社が作ったツールです。今回はそれを踏まえた上での話をしようと思います。 まず前提として、僕自身はRemottyというのは非常に優れたツールだと思っています。しかしながら、それでは優れたツールを導入しさえすれば自動的に問題が解決されるかというと、勿論そうではない。ツールはあくまでツールであって、それを上手く活用して使いこなさなければ宝の持ち腐れになります。そこで、今回は改めてリモートワークでチーム内のコミュニケーションを円滑に進めるためにはどの様なことが必要なのかを考えてみたいと思います。これについては皆さんにもそれぞれ持論がおありでしょうし、何か決まった成果が一つだけあるというものでも勿論ありません。 その上で、一つ確実に重要なものとして挙げられるのが、やはり相互理解ということになるかと思います。特に、リモートワークで働く際には、一人ひとりのメンバーがどんな状況にあるかだけでなく、彼女ないし彼がそもそもどんな想いでその組織で働いているのか、どんなキャリア上の目標を持っているのか、今の仕事・職場についてどんな悩みを持っているのかを、上司やマネージャーが把握出来ているのかどうかが大きな分かれ道となります。リモートワーク導入後に問題として浮上したと言われる事柄の大半は、じつはマネージャーがメンバーのことを深く理解していて、しっかりとした信頼関係が出来ていればそもそも問題にすらならなかったことばかりだからです。 例えば、リモートで顔が見えないし、何をやっているか分からないから不安が募るというマネージャーの声をよく聞きます。でも、これってじつはリモートの問題というよりも、仕事をきちんとやっているかどうかすら信頼出来ないくらい部下との関係性が出来ていないことこそが問題であって、それが反省すべきポイントではないかと僕は思うのです。ですので、大事なのは相互理解を深め、信頼関係を構築することです。勿論、本質的にはリモートであろうが対面であろうが重要なことではあります。ありますが、皆が同じオフィスに物理的に存在していて、対面で仕事を進めていたときにはそれが出来ていなくても、なんとなく問題になりづらかったんですよね。目の前でパソコンに向かって何か作業しているように見える、だから大丈夫だろう、と。でも、何をやっているかはじつは分かっていなかった。こうした理解不足や実は分かっていないことだらけだったという事実が、リモートワークになってはからずも露呈したわけです。 では、職場で相互理解を深めていくにはどうしたらいいのか。これについて近年注目されている活動として、「ザッソウ」というものがあります。ザッソウと言っても草のことではなく、雑談と相談、これを合わせてザッソウと言います。なお、ここで言う「雑談」は、今日の天気のような本当になんでもない話をするのではなくて、最終目標としてマネージャーがメンバーのことを深く理解することを目的としたコミュニケーションの機会を設けることを指しています。何か意志決定をしないといけないアジェンダがある正式なミーティングではないですし、人事考課を行う面接でもない。でもお互いの人となりが理解出来て、仕事上の信頼関係が深まるような話をする機会を持つ、これがザッソウです。 ザッソウにはいくつかポイントがあり、その一つが「仕事について振り返るけれど、仕事そのものの話はしない」ということ。何か禅問答のようですが、例えば、「最近上手くいっている?」とか「仕事の調子どう?」みたいな全体的な話はザッソウにおいて奨励されるトピックです。ここでは、チーム内の人間関係とか仕事の進め方とかについての所感や当該メンバーの考えなどに上司が耳を傾けます。一方で、具体的な案件とかタスクについて「あの件どうなっている?」とか、「取引先の○○さんからこの間メールが来たけど、いつ返信した?」とかを詰めていく、進捗確認の場ではありません。そもそも、そういった具体的なToDoだとかタスクの進行状況に関する確認は正式な会議の中で行うべきで、ザッソウはそのための場ではないということです。 もう一つ、マネージャーが一人ひとりのメンバーとの距離感を掴むというのもザッソウの重要な機能になります。ろいうのも、ザッソウをやると、当然上手く話せる人とそうでない人がでてきます。それが当たり前で、全てのメンバーとのザッソウで毎回ドッカンドッカン話が盛り上がる必要は無いですし、もし仮にそうなったとしたら、それはメンバーの方が相当忖度をしていて、無理して盛り上げてくれている可能性が高い。そうではなくて、あるメンバーとザッソウをしてみてどうも話にくいなと感じたら、上司・マネージャーの立場から、それを一つの情報として捉えるというのがいいかと思います。つまり、その人に関して、もし何かこれから気になることがあったときには、マネージャーが直接問いただすよりも、別の人に間に入ってもらった方がいいかもしれないということが分かった、ととらえるわけです。メンバーと相互理解を深めましょうと言うと、とにかく全員と何が何でも隠し事も壁も一切なくして話をしようと張り切る人がいるのですけれど、そんなことは不可能です。そうではなくて、一人ひとりのメンバーと自分との間で適切な距離感はどのくらいのところにあるのかを把握する、これが大事です。言い換えると、あるメンバーに対してなんだかこの人とは上手くコミュニケーションがとれないなということがわかる、というのも大事な情報の一つだということです。 こうしたザッソウを実践していれば、リモートワークをしているときでも各メンバーがどの様に仕事をしているかが想像しやすくなります。仮に、仕事ぶりが上手く想像出来ないメンバーがいたとしても、誰にその人のことを尋ねればいいかが分かる。その結果、多くのマネージャーの方々がよく口にする、リモートワークだと顔が見えないから不安だという悩みは大半が解消されるものと思います。 今日のまとめです。リモートワークを円滑に進める上では、メンバー一人ひとりの相互理解と信頼関係が大きな鍵を握ります。相互理解と信頼関係を深める上では、リラックスした雰囲気の中で職場の人間関係や仕事に関する思いや悩みを話せる場としてのザッソウ、すなわち雑談と相談の場を設けることが効果的です。ザッソウを通して、メンバーに対する理解が深まれば、リモートでの彼女や彼の仕事ぶりが想像しやすくなり、マネージャーの不安も大きく和らぐかと思います。
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