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映画と文化(7):2001年宇宙の旅

 
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今日は映画と文化のシリーズで「2001年宇宙の旅」です。1968年に日本公開でスタンリー・キューブリックという有名な監督のサイエンス・フィクション(SF)です。SFというのは実在しない異文化を覗き込むというようなところがあり、異文化シリーズと少し関係があるかと思います。もとになっている作品は、アーサー・C・クラークという人の小説ですが、直接の映画化とは言われたくないようですので、そこは注意しておきたいと思いますが、大体のあらすじを少しお話します。 音楽はリヒャルト・シュトラウスの「ツラトストラはかく語りき」、この音楽が「2001年宇宙の旅」の音楽というのはご存知だと思います。最初の場面は生存競争で闘いを繰り広げる人類の祖先たちの様子を延々と流します。相手を倒すときに、道具を使う事を覚えた猿が、骨を道具にして相手をうちのめすのです。実はその入れ知恵をした物体が「モノリス」というのですが、後で将来の時代に話が移った時に、モノリスが月の中から現れてきて「これは何だ?」という話に繋がります。実はこれは人類に知恵を授けた地球外生命の仕掛けだったという話です。その猿が相手を倒し、勝ち誇って思わず骨を空中に投げ上げた物が、宇宙船だか何だかに変わり、時代がパッと移るというシーンが非常に有名です。 実はそういう事になっているということは、ぼーっと観ていると最後まで全く分かりません。私も後で解説などを読んで「ああ、そうだったのか」と膝をかなり打ちました。よく分からない状態でぼーっと観ていると眠たくなります。スター・ウォーズのような作品は、すごく動きがあってそれはそれで良いのですが、それを想像したらダメです。つまり、ものすごくテンポが緩い作品です。1分間、画が動かないと寝てしまうタイプの人は多分途中で寝てしまうと思います。でも後で分かってから思い返すと、「あぁ、あの時のこれはこうだったのか」というのが分かって、実は無駄なことは無かったというのが分かる、そういう作品です。 当時、キネマ旬報ベスト10で第3位の映画でしたが、これはいいと言う人と全く評価しない人とバラバラでした。その後の時代、歴史上の外国映画のベスト10をこの雑誌が企画した時に、第2位に入るくらいの作品です。従ってこれを観ていないと、映画ファンとしてはモグリと言いますか、やはり観るべき映画の筆頭に近いという事になります。この話を聞いて、じゃあ観てみようかと腰を上げて下さる方がいらっしゃったら、すごく嬉しいです。 先程アーサー・C・クラークという人の原作だと話をしましたが、原作という言い方をするな、とよく言われるのですが、その次の作品として「2010年宇宙の旅」「2061年宇宙の旅」「3001年終局への旅」と続きがあります。私はこの映画を観て興奮して、先に原作を読みたくなり、結局最後まで読んでしまったことがあります。例えて言うと「風の谷のナウシカ」の原作は、映画の4倍か5倍くらい先まであります。それを読んでとても嬉しかった覚えがありますが、その時の嬉しさと同じものをこの映画で久しぶりに感じました。 映画は残念ながら2001年の後は2010年という続編がありましたが、それっきりです。この2010年は残念ながら2001年の謎解きで終わってしまい、2001年の時の謎めいた感じ、哲学的な感じが失せてしまっていて、それ程の評価ではありませんでしたが、映画ではとにかく先の方まで観られないので、興味を持ったら原作も読んでみて下さい。 前から申し上げているように、映画を観て原作が気になる人、或いはロケをした場所が気になる人、或いは監督が気になってしまう人、色々なタイプの人がいると思いますが、今回は監督にこだわると、スタンリー・キューブリックという監督ですが、名前を聞くとそこにひれ伏してしまうような偉い人です。もう一つ有名なSFとしては「時計仕掛けのオレンジ」というのを聞いた事がありますでしょうか。これも是非観てほしい作品で、バイオレンス映画的なものですが、あまりにもバイオレンスが続き過ぎる、強制されすぎると、心が壊れてしまうという哲学的な背景がある作品です。 そのほか反戦ものと言えるでしょうか、戦争を扱った「フルメタル・ジャケット」とか或いは核戦争を描いた「博士の異常な愛情」とか、スタンリー・キューブリックを知っている人ですと、そうだそうだと言ってくれる作品が目白押しです。もし良ければ、皆さんもこういうものに監督から辿っていって映画の世界を広げる事をしてもらえたら、もっと嬉しいなと思います。 そして映画というのはお酒を飲みながら娯楽として観てもいいのですが、この作品は頭を働かせて、ここはどうなっているのだろう?と思いめぐらせながら観る映画だと思うのです。その楽しみを得るものとしては最高の作品になっていますので、良かったら是非挑戦してみてください。この作品に関する解説本の類やWebサイトも沢山ありますので、種明かしを観る楽しみもありますから、1週間や2週間は楽しめると思います。 今日のまとめ:スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」。名作の一つに数えられているものですが、もし見逃している方がいたらと思い、ご紹介をしました。是非ご覧になって下さい。
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