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教育のコロナ対応

 
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今日は、教育のコロナ対応という話をしたいと思います。今、秋学期が始まったところですが、秋学期を遠隔でやるのか対面でやるのかが問題になっています。アメリカではトランプ大統領が対面にしろと言っていて、日本政府も出来れば対面にしろと言っています。アメリカでも日本でも教員側は対面がちょっと怖いために、アメリカでは結構対面に対する反対ストライキが起こったり、日本でも遠隔でいいじゃないかみたいな話になったりしがちです。小中高は日本では10%くらいしか遠隔が出来ていません。結局、小学生とか中学生がパソコンを持っていなかったり、家でネットが繋げなかったりするため、小中高ではほとんど遠隔が出来ていません。大学になると大体遠隔で、更に言うと、遠隔と対面の両方をやっているというのがマジョリティです。 しかし、遠隔と対面の両方をやっているというのと、一つの授業で遠隔学生と対面学生の両方を扱うというのはちょっと違うのです。例えば、8割の遠隔授業と2割の対面授業がありますというのは、遠隔は全部遠隔で、対面は全部対面です。それはまだやりやすいのです。問題なのはハイブリッド授業と言われる、一つの授業で対面学生が教室に来ているのだけど、遠隔学生もいる。これが大変なのです。私も今ちょっとやっているのですけれど、何故ハイブリッドでやることにしたかというと、遠隔交換留学生と遠隔にしたいMBA学生がいるためです。去年16人いた交換留学生が今年は一人も日本に入国出来ません。その中で5人の中国人留学生が遠隔でいいから参加したいと言いました。MBA学生にも対面と遠隔を選ばせたところ選択が分かれました。私の後期の授業には30人くらい受講生がいるのですが、日本人とそれから外国人のMBA学生に対面と遠隔のどっちにしますかと聞いたわけです。2/3くらいが対面かと思ったら2/3くらいが遠隔を選んだのです。その結果、私の授業は20人が遠隔で、10人が対面です。10人くらいしか目の前にはいなくて、20人くらいがZoomで繋がっているわけです。 そうするとグループ・ディスカッションをするのに、対面学生が遠隔学生とグループ・ディスカッションが出来ないとまずいですよね。その為には、対面学生がパソコンや、マイク付きのヘッドセットを持ってきてZoomに入らないといけないのです。そこで初めて遠隔学生が見えて遠隔学生とコミュニケーションが出来るわけです。ところが遠隔教育の何が難しいかというと、対面だと目の前に学生がいて見えるのですが、20人がそこにいないとすると何か言った時の反応が見えないわけです。グループ・ディスカッションでは対面でそこにいると「君たち、グループ組んでね」みたいなことがすぐ出来ます。ところが、遠隔と対面の両方を混ぜてということになると、Zoomのブレイクアウト機能というグルーピングする機能を使って、パタパタパタッと自動的にグルーピングを作ることは出来るのですけれども、そこで本当にちゃんと話しているのかどうかもよくわからないのです。 正直、行き届かない部分が出て来るわけですね。あと、対面でやらないと出来ないものもあります。実験だとか実技とかは無理があるでしょう。九州大学としても原則講義は遠隔なのですが、必要な場合には対面でやることになっています。世界の趨勢として、大人数の場合には遠隔でいいのだけれど、少人数のゼミみたいな場合は対面でやることもありにしようかということに、日本だけではなく世界中でなりつつあるわけです。私のゼミも対面でやろうとしたら一人遠隔がいいと言いまして、ハイブリッド授業とハイブリッドゼミになってきてとても大変です。 遠隔だといいこととして、勉強には結構なります。対面で喋るところを遠隔で喋ったり、ビデオを見させたりしても、別にそれを聴いている方の勉強はできるのです。例えば、学部生はとてもビデオ好きで、授業の時間でなくてもいつでも何回でも見れるので、YouTubeのようなちょっとした手作りビデオを作ってアップしている先生が今大人気です。繰り返し何度も見られるのですが、なんといっても同級生との人間関係が出来ないことは問題です。そういう意味では、一年生が一番怒っていますね。これは本当に大きな問題です。二年生、三年生になっていればともかく、一年生で大学に入ったばかりで同級生との人間関係が出来ないというのはとても困るわけですよ。大学は地元の友達ばかりじゃないですから、色々な地域から色々な人達が来ていて、そこで友達を作って情報交換したりしてキャンパスライフが楽しくなるわけです。それが奪われているとなると大変だなと思います。 対面授業駄目とか、課外活動駄目とか、アルバイトして学費が払えないとか、留学は駄目だとか言われると、何の為に大学に来ているのだというので、休学したいとか退学考えているみたいな学生が結構増えているのです。ちょっとどうにかしないと、ということで我々としても、土曜日だけはとりあえず対面も可能にするハイブリッドでやろうということにしたのです。しかし、皆対面を選んでくるかと思ったら、伊都キャンパスが遠いから博多駅ならともかく遠隔にしとこう、みたいな状況です。結局、遠隔は通学しなくてもいいので、ある意味楽なのです。その分の時間の短縮にはなりますよね。だけど偶になにかの説明会で教室に来たりすると、皆喜んで名刺交換で大変ですよ。 今日のまとめです。教育のコロナ対応ということで、日本では小中高は再開されたのに大学は後期も遠隔授業が中心です。ただ、遠隔だと友達とか同級生と人間関係が作れません。大人数に勉強させる場合には遠隔授業でも構わないのですが、少人数の場合は対面授業がやっぱりあった方がよくて、多くの場合に遠隔と対面を合わせたハイブリッド教育というのも起こり始めています。交換留学とかスタディツアーみたいな国際交流も止まって、学生のイベントだとか課外活動だとか就職活動にも支障が出てき始めているという状況です。
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今日は、教育のコロナ対応という話をしたいと思います。今、秋学期が始まったところですが、秋学期を遠隔でやるのか対面でやるのかが問題になっています。アメリカではトランプ大統領が対面にしろと言っていて、日本政府も出来れば対面にしろと言っています。アメリカでも日本でも教員側は対面がちょっと怖いために、アメリカでは結構対面に対する反対ストライキが起こったり、日本でも遠隔でいいじゃないかみたいな話になったりしがちです。小中高は日本では10%くらいしか遠隔が出来ていません。結局、小学生とか中学生がパソコンを持っていなかったり、家でネットが繋げなかったりするため、小中高ではほとんど遠隔が出来ていません。大学になると大体遠隔で、更に言うと、遠隔と対面の両方をやっているというのがマジョリティです。 しかし、遠隔と対面の両方をやっているというのと、一つの授業で遠隔学生と対面学生の両方を扱うというのはちょっと違うのです。例えば、8割の遠隔授業と2割の対面授業がありますというのは、遠隔は全部遠隔で、対面は全部対面です。それはまだやりやすいのです。問題なのはハイブリッド授業と言われる、一つの授業で対面学生が教室に来ているのだけど、遠隔学生もいる。これが大変なのです。私も今ちょっとやっているのですけれど、何故ハイブリッドでやることにしたかというと、遠隔交換留学生と遠隔にしたいMBA学生がいるためです。去年16人いた交換留学生が今年は一人も日本に入国出来ません。その中で5人の中国人留学生が遠隔でいいから参加したいと言いました。MBA学生にも対面と遠隔を選ばせたところ選択が分かれました。私の後期の授業には30人くらい受講生がいるのですが、日本人とそれから外国人のMBA学生に対面と遠隔のどっちにしますかと聞いたわけです。2/3くらいが対面かと思ったら2/3くらいが遠隔を選んだのです。その結果、私の授業は20人が遠隔で、10人が対面です。10人くらいしか目の前にはいなくて、20人くらいがZoomで繋がっているわけです。 そうするとグループ・ディスカッションをするのに、対面学生が遠隔学生とグループ・ディスカッションが出来ないとまずいですよね。その為には、対面学生がパソコンや、マイク付きのヘッドセットを持ってきてZoomに入らないといけないのです。そこで初めて遠隔学生が見えて遠隔学生とコミュニケーションが出来るわけです。ところが遠隔教育の何が難しいかというと、対面だと目の前に学生がいて見えるのですが、20人がそこにいないとすると何か言った時の反応が見えないわけです。グループ・ディスカッションでは対面でそこにいると「君たち、グループ組んでね」みたいなことがすぐ出来ます。ところが、遠隔と対面の両方を混ぜてということになると、Zoomのブレイクアウト機能というグルーピングする機能を使って、パタパタパタッと自動的にグルーピングを作ることは出来るのですけれども、そこで本当にちゃんと話しているのかどうかもよくわからないのです。 正直、行き届かない部分が出て来るわけですね。あと、対面でやらないと出来ないものもあります。実験だとか実技とかは無理があるでしょう。九州大学としても原則講義は遠隔なのですが、必要な場合には対面でやることになっています。世界の趨勢として、大人数の場合には遠隔でいいのだけれど、少人数のゼミみたいな場合は対面でやることもありにしようかということに、日本だけではなく世界中でなりつつあるわけです。私のゼミも対面でやろうとしたら一人遠隔がいいと言いまして、ハイブリッド授業とハイブリッドゼミになってきてとても大変です。 遠隔だといいこととして、勉強には結構なります。対面で喋るところを遠隔で喋ったり、ビデオを見させたりしても、別にそれを聴いている方の勉強はできるのです。例えば、学部生はとてもビデオ好きで、授業の時間でなくてもいつでも何回でも見れるので、YouTubeのようなちょっとした手作りビデオを作ってアップしている先生が今大人気です。繰り返し何度も見られるのですが、なんといっても同級生との人間関係が出来ないことは問題です。そういう意味では、一年生が一番怒っていますね。これは本当に大きな問題です。二年生、三年生になっていればともかく、一年生で大学に入ったばかりで同級生との人間関係が出来ないというのはとても困るわけですよ。大学は地元の友達ばかりじゃないですから、色々な地域から色々な人達が来ていて、そこで友達を作って情報交換したりしてキャンパスライフが楽しくなるわけです。それが奪われているとなると大変だなと思います。 対面授業駄目とか、課外活動駄目とか、アルバイトして学費が払えないとか、留学は駄目だとか言われると、何の為に大学に来ているのだというので、休学したいとか退学考えているみたいな学生が結構増えているのです。ちょっとどうにかしないと、ということで我々としても、土曜日だけはとりあえず対面も可能にするハイブリッドでやろうということにしたのです。しかし、皆対面を選んでくるかと思ったら、伊都キャンパスが遠いから博多駅ならともかく遠隔にしとこう、みたいな状況です。結局、遠隔は通学しなくてもいいので、ある意味楽なのです。その分の時間の短縮にはなりますよね。だけど偶になにかの説明会で教室に来たりすると、皆喜んで名刺交換で大変ですよ。 今日のまとめです。教育のコロナ対応ということで、日本では小中高は再開されたのに大学は後期も遠隔授業が中心です。ただ、遠隔だと友達とか同級生と人間関係が作れません。大人数に勉強させる場合には遠隔授業でも構わないのですが、少人数の場合は対面授業がやっぱりあった方がよくて、多くの場合に遠隔と対面を合わせたハイブリッド教育というのも起こり始めています。交換留学とかスタディツアーみたいな国際交流も止まって、学生のイベントだとか課外活動だとか就職活動にも支障が出てき始めているという状況です。
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