社会的距離を保つこと"をお願いする方法①

 
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今日は、「社会的距離を保つことをお願いする方法」についてお話をします。 毎日新型コロナウイルスの情報が途切れませんね。一人一人の予防や対策が大切だとされていますが、その1つとして「社会的距離を保つこと」が挙げられています。「社会的距離」とはご存知の通り、他者と1メートルから2メートル離れることとされていますが、みなさん社会的距離が取れていますか。 スーパーでレジに並ぶ際に間を空けて並ぶなど、色々と意識されている方が多いかと思います。ただ、こちらが間を空けていても、後ろの方が詰めてくるなど意識されていない場合にはどうしたらいいか困ってしまいますね。先日、実際に私がカフェに行った際、そこは前払い制のお店だったんですけれども、私の後ろに二人組のご年配の女性たちが並んでいました。その二人組の喋り声が結構ハッキリと聞こえたので、ふと後ろに目をやると、私の真後ろにその二人組がいました。私もその二人組の女性もマスクはきちんとしていましたが、本当に真後ろで、もし横に並んでいたら肩が触れ合う程の距離だったので、普段はどちらかと言えばこういうことに関して鈍感な私も、流石に「社会的距離」と思ってしまいました。その時、「社会的距離をお願い出来ませんか」と言えればよかったのですが、グイグイ距離を詰められる感じで押されてしまい、何も言えない自分にもやもやしました。 カフェでの一件の後、お店や公共の場所で、見知らぬ人に「社会的な距離を取ってください」とお願いする時、どんなふうに伝えたらトラブルなく済むのかと考えました。知り合い同士であれば伝えやすいですし、お互いの確認にもなるでしょうけれども、たまたまそこに居合わせた人に対しては、言ってもいいものか考えてしまいます。もし「距離を取ってください」と言ったとして、相手が理解してくれたらいいですけれども、もしかしたら嫌な顔をされることもあるかもしれません。 この「社会的距離を取りましょう」と伝える方法について、アメリカのパーソナリティ社会心理学会の公式ウェブサイトに掲載されたブログ記事を翻訳したものが日本心理学会という組織の公式ウェブサイトに掲載されています。今日は、その中の「社会的距離を保つよう感じ良くお願いする方法」を紹介します。 私たちは、見知らぬ人に何かを依頼することに気まずさを感じると思います。この気まずさを感じる理由の一つとして、私たちは「見知らぬ人に何かを無理強いしてはならない」と教わってきたからだとされています。普段私たちは、見知らぬ人に何かをお願いしたり、命令したりすることはありません。それは失礼にあたりますし、例え丁寧に依頼したとしても、相手側の受け取り方によっては強く命令されたと受け取る可能性もあります。言い方によって依頼する内容の明確さ、無礼さ、共用の程度が変わってきます。依頼する内容が明確である程、強要的で不快で脅迫のように強く聞こえる可能性が高くなってしまいます。しかし、あまり強くならないようにしようとすると、依頼内容は曖昧でわかりにくくなってしまいます。例えば、強くならない言い回しとして、相手に何をして欲しいかについて間接的なヒントを盛り込むやり方があります。ただこの場合、相手がヒントをきちんと理解出来ることが前提となっています。 例えば、部屋で作業をしている時に、エアコンの温度を下げたいと思ったとします。それを、一緒に部屋で作業している仲間に間接的なヒントを盛り込む方法で伝えるには、どんな伝え方をしたらいいでしょう。 「この部屋少し暑いね」と言ったとしましょう。そうすると、相手は"部屋が暑いからエアコンの温度を下げたいんだな"と意図を汲み取ってくれるかもしれません。ただし、この伝え方は、間接的なヒントのため、ただ単に"部屋が少し暑いよね"というコミュニケーションを取られたと思われる可能性も出てきます。しかし、直接的な言い方で、「部屋が暑いからエアコンの温度を下げて」と伝えると、もしかしたら声の抑揚などによっては、相手に脅威を与える可能性も出てきます。 では、「社会的距離を取ろう」と言うのを伝えるには、どんな伝え方をしたらいいでしょうか。 直接的な言い方になると、「社会的距離を取ってください」という伝え方になると思いますが、よく聞く言葉ですし悪くはありませんが、やはり少し押し付けのような脅威を与えるような感じに受け取られてしまうかもしれません。では、間接的なヒントを盛り込む伝え方で、少し距離が近すぎませんかと言うのはどうでしょう。直接的な伝え方よりも、少し柔らかい感じがしませんか。ただ、やはりこの場合も間接的なヒントを盛り込む方法のため、"距離が近いから社会的距離を取らなければ..."と意図を汲み取ってもらえるかもしれない反面、理解してもらえない可能性もあります。 「少し距離が近すぎませんか」と言われて、「いやそんなことないですよ」と言われたらそこで終わってしまいます。直接的な伝え方だと意図はきちんと伝わりますが、強い感じで受け取られるかもしれませんし、間接的な伝え方だと、柔らかい感じにはなりますが、意図がきちんと伝わるかはわかりません。バランスの取れた伝え方があればと思うところですが、続きは次回お話します。 今日は、「社会的距離を保つことをお願いする方法」について、直接的な伝え方と間接的な伝え方についてお話しました。なお、今日ご紹介した内容は、日本心理学会の公式ウェブサイトで紹介されている内容を引用・参考にしています。 日本心理学会 特設ページ 「社会的距離を保つよう、感じよくお願いする方法」 https://psych.or.jp/special/covid19/Lets_Stay_Safe/ (7月15日) ・パーソナリティ・社会心理学会 「LET'S STAY SAFE; PLEASE KEEP YOUR DISTANCE": HOW TO POLITELY ASK OTHER PEOPLE TO MAINTAIN SOCIAL DISTANCE」 http://www.spsp.org/news-center/blog/holtgraves-social-distance-communication#gsc.tab=0  (7月15日)

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