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人を育てる問いとは?④役割を担う、ということ

 
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「人を育てる問い」というテーマでお話ししています。4回目の今日は、私がクラスの初日で取り組んでいる小さな工夫についてのお話です。 実は、私はどのクラスでも初回の3時間を使って行う約束事があります。それは、全員を4つの類型に分類しようと思いながら1人1人の様子を観察することです。 最初の分類グループは、「リーダータイプ」です。私が何か質問をした際に最初に手を挙げて「ここで何を議論すべきか」「ポイントは何か」ということを、勇気を出してドーンと言ってくれる人たちのことです。 次が「フォロワータイプ」です。これは、リーダーが出した論点について補完し、「〇〇だと思うし、こういうところが良いポイントだと思う」とつけ加えたり、あるいは「こういう考え方があるんじゃないですか」のように視点の抜け漏れを指摘してくれたりする人たちです。おそらくクラスの中で4~5割くらいがこのフォロワーグループに入ると思います。 3つ目のグループは「ディープシンカータイプ」です。数的には一番少ない類型です。この方々はリーダーが言い出してフォロワーが補完した議論に関して、本質にある考え方やその背景にある重要なポイントを「この問題の本質はこうですよね」と少し高い目線、少し離れた目線から話すタイプの人たちです。 最後は「トリックスター」というタイプです。このタイプの方は、実はその方の中で別のことをずっと考えています。議論が深まってくるとだんだん耐え切れなくなり、手を上げてちょっと本筋からずれたことを、ある意味鈍感力でポーンと言ってくれる人たちです。思いや拘りの強い方には比較的そういうところがあります。こういう方を通して、新たな議論の展開に進むきっかけが確実に生まれます。問題は、この方を議論の前半であててしまうと話がしっちゃかめっちゃかになってしまうため、この方々はある程度様子を見ながら空気感を変える時にご登場いただくように議論の後半であててあげることが大切かと思います。 このように4つのグループに分類することで、授業を進めていく中での議論の展開(最初にどの人を指名するかなど)にもつながっていきます。 私は一応20年弱教員をやってきましたが、だいたいこの4類型で抜け漏れなく分類できます。それぞれにどれかが強いものを持っていらっしゃいます。私のクラスでは、最初に「リーダータイプ」が当たり、その後「フォロワータイプ」が当たって発言します。そうした際に、例えば「フォローするコメントを誰誰さんにしてもらいましょう」と振ったり、「ディープシンカー」の方が本質的な議論をした際は、さすが「○○さんはディープシンカーですね」、「さすが○○さん本質論者だな」ということをポッと言うようにしています。それから、「そろそろ新しい議論展開をしたいんだけど○○さん、どうですか?」と当ててあげることで議論の中でリズムを変えたりすることが出来ます。初日からこうしたことを何回か繰り返していくうちに、自然と"ここは俺の役割だ""俺の出番はここだ"みたいなことを、みんなが自分で意識し始めます。 私が最も理想とするクラスは、私が最初の問いを立てたあとは全部クラスの中で勝手にやれるクラスです。私が「はい誰誰」と目で追っていくと、皆が自分の役割を認識して、最初はリーダーが議論をし、フォロワーが深め、ディープシンカーがこれをさらに一段深い議論に持っていき、最後の人が違う世界に持っていってくれる、というのがクラスの完成形だと考えています。 私が当てなくても目線だけで、最後は何もしなくても議論が出来てくるようになると、"もう私がいなくてもこのチームはみんなで育つな"と感じます。そういうクラスが講師としては理想のクラスだと、今は思っています。 会社の会議なども同じです。自然と議論が深まっていく。でもそこに持っていくためには、それぞれの人の役割を見極めて流れを作っていってあげる必要があるわけです。大切なことは、現場現場でメンバーが自分達なりに成長していくような仕掛けをつくることだと思います。私はそういった観点でも、自分達で育っていくような組織を作る、その時にはそれぞれが強みを持ち、理解し、お互いに生かしあう、そういう環境を作ることこそが大切なのではないかと思います。 では、今日のまとめです。 それぞれがユニークな役割を持ってその役割を果たすと良い方向にいくという心理的な安心感を、問いかけを通して作っていくことが、強いチーム・組織を生んでいくのではないか、というお話でした。
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「人を育てる問い」というテーマでお話ししています。4回目の今日は、私がクラスの初日で取り組んでいる小さな工夫についてのお話です。 実は、私はどのクラスでも初回の3時間を使って行う約束事があります。それは、全員を4つの類型に分類しようと思いながら1人1人の様子を観察することです。 最初の分類グループは、「リーダータイプ」です。私が何か質問をした際に最初に手を挙げて「ここで何を議論すべきか」「ポイントは何か」ということを、勇気を出してドーンと言ってくれる人たちのことです。 次が「フォロワータイプ」です。これは、リーダーが出した論点について補完し、「〇〇だと思うし、こういうところが良いポイントだと思う」とつけ加えたり、あるいは「こういう考え方があるんじゃないですか」のように視点の抜け漏れを指摘してくれたりする人たちです。おそらくクラスの中で4~5割くらいがこのフォロワーグループに入ると思います。 3つ目のグループは「ディープシンカータイプ」です。数的には一番少ない類型です。この方々はリーダーが言い出してフォロワーが補完した議論に関して、本質にある考え方やその背景にある重要なポイントを「この問題の本質はこうですよね」と少し高い目線、少し離れた目線から話すタイプの人たちです。 最後は「トリックスター」というタイプです。このタイプの方は、実はその方の中で別のことをずっと考えています。議論が深まってくるとだんだん耐え切れなくなり、手を上げてちょっと本筋からずれたことを、ある意味鈍感力でポーンと言ってくれる人たちです。思いや拘りの強い方には比較的そういうところがあります。こういう方を通して、新たな議論の展開に進むきっかけが確実に生まれます。問題は、この方を議論の前半であててしまうと話がしっちゃかめっちゃかになってしまうため、この方々はある程度様子を見ながら空気感を変える時にご登場いただくように議論の後半であててあげることが大切かと思います。 このように4つのグループに分類することで、授業を進めていく中での議論の展開(最初にどの人を指名するかなど)にもつながっていきます。 私は一応20年弱教員をやってきましたが、だいたいこの4類型で抜け漏れなく分類できます。それぞれにどれかが強いものを持っていらっしゃいます。私のクラスでは、最初に「リーダータイプ」が当たり、その後「フォロワータイプ」が当たって発言します。そうした際に、例えば「フォローするコメントを誰誰さんにしてもらいましょう」と振ったり、「ディープシンカー」の方が本質的な議論をした際は、さすが「○○さんはディープシンカーですね」、「さすが○○さん本質論者だな」ということをポッと言うようにしています。それから、「そろそろ新しい議論展開をしたいんだけど○○さん、どうですか?」と当ててあげることで議論の中でリズムを変えたりすることが出来ます。初日からこうしたことを何回か繰り返していくうちに、自然と"ここは俺の役割だ""俺の出番はここだ"みたいなことを、みんなが自分で意識し始めます。 私が最も理想とするクラスは、私が最初の問いを立てたあとは全部クラスの中で勝手にやれるクラスです。私が「はい誰誰」と目で追っていくと、皆が自分の役割を認識して、最初はリーダーが議論をし、フォロワーが深め、ディープシンカーがこれをさらに一段深い議論に持っていき、最後の人が違う世界に持っていってくれる、というのがクラスの完成形だと考えています。 私が当てなくても目線だけで、最後は何もしなくても議論が出来てくるようになると、"もう私がいなくてもこのチームはみんなで育つな"と感じます。そういうクラスが講師としては理想のクラスだと、今は思っています。 会社の会議なども同じです。自然と議論が深まっていく。でもそこに持っていくためには、それぞれの人の役割を見極めて流れを作っていってあげる必要があるわけです。大切なことは、現場現場でメンバーが自分達なりに成長していくような仕掛けをつくることだと思います。私はそういった観点でも、自分達で育っていくような組織を作る、その時にはそれぞれが強みを持ち、理解し、お互いに生かしあう、そういう環境を作ることこそが大切なのではないかと思います。 では、今日のまとめです。 それぞれがユニークな役割を持ってその役割を果たすと良い方向にいくという心理的な安心感を、問いかけを通して作っていくことが、強いチーム・組織を生んでいくのではないか、というお話でした。
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