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経営戦略を作るということ

 
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「経営戦略」というついて考えてみたいと思います。これから冬にかけて、そろそろ新年度からの経営計画を作ろうかという声が出てくるのではないかと思います。私はかつて経営コンサルタントとして様々な会社の経営計画作りに関わってきました。その経験から、同じ経営計画でも会社によって考え方や作り方が大きく異なると感じています。 ある会社では、今後数年間に渡りどのような会社でありたいのか、どのように社会に貢献していくのか、そうしたビジョン・ミッション・バリューを明らかにすることで経営計画や経営戦略を作ろうと取り組んでいました。一方で、どのようにビジョンを実現するのかというところに重点を置いて、具体的な人員配置の変更や経営管理の仕組み、KPIの在り方等を大幅に組み立て直す形での経営計画・経営戦略作りに取り組む会社もありました。そして当然この両方に取り組むという会社もあります。 その他にも、様々な作り方があると思います。例えば、トップ経営者・創業者の目指す姿をより明確にすることで出来てくる経営計画・経営戦略もありますし、市場環境顧客ニーズを押えて、そこに沿う会社の在り方を作り上げるという方法もあります。さらに言えば、スタッフの皆さん、現場にいらっしゃる皆さんがどのような会社を自分たちは作りたいのか、そういったことにしっかりと耳を傾けるということに重点を置いた計画の作り方もあるかと思います。もちろん、今申し上げたことは排他的な関係のものではなくて、それぞれがある程度混在して出来上がっていくのです。ただ、会社によってその重みづけが異なるというのが経営戦略・経営計画ではないかと思います。 そして何より大切なことと私が思いますのは、出来た「経営計画・経営戦略」に対して、経営陣とスタッフの皆さんがどれだけ本気で実現しようと取り組むかということ。「経営戦略・経営計画」とは名ばかりで、今年もお決まりのことが出てきたもの、とスルーされてしまうことが、「経営戦略・経営計画」を作る上で一番あってはならないと思います。しかし、実際にそういう例を聞いたことも何度かあります。トップ経営者の指示で経営計画を作ったけれども、経営企画担当役員が「これはトップの趣味だ」と言ってそのまま机の中に閉まってしまうという話も聞かないわけではありません。それでは作るために関わった役員の皆さんや従業員の皆さん、顧客の皆さんが浮かばれないなと思います。 経営計画は非常に重要なものですが、デジタルトランスフォーメーションと呼ばれるこの変化の尋常ではなく早いこの時代において、そもそも中長期的な経営戦略が本当に必要なのかという声があるのも事実です。3年から5年といった形で中長期の経営目標を追いかけている間に環境は劇的に変わってしまうため、まずは半年から一年先の目標を繰り返し作り直しながら、そのサイクルを出来るだけ早く回していくことが最適だ、何よりも大切なことは早く実践してみてそこから得られた学びを通して競争相手よりも先を走り続けるべきだ考えている経営者も増えてきているように思います。これは正解のない議論ですし、またどういう業界でお勤めかによって決まってくるのではないかと思っています。 私自身は今MBA(ビジネススクール)部門を受け持っていますが、まさに今五年計画を作り始めているところです。ビジネススクールでは、学生の皆さんがどの学校に自分の人生を委ねようか、そして何を学び、どういう人的ネットワークを育み、どう将来へ向けた志を作っていこうかということを何年も掛けて真剣に考え、そして2年程度を掛けて卒業されていくわけです。そういう方々を扱う以上は、一年で予定が変わったり、計画環境が変わってしまったりするよりも、しっかりと学生の皆さんや卒業生の皆さんが思い描く望ましい学校の姿、そして向き合うスタッフの方々が思い描く学校の姿をしっかりと考える必要があると思っています。ですから、私達は経営計画を作る必要のある業界にいる、と考えています。 では、経営計画を作る上で気を付けなければいけないことは何かというと、お客様が私達の何に満足をして、何に課題を感じているのか、そこをしっかりと理解することだと思います。お客様は、コロナの前までは対面で会うことに価値を感じて下さっていましたが、今はいかにオンラインでも暖かい人間関係を作れるのかという点をとても気にされています。そして、最近コロナが明けはじめてきて、今度は再びいかに対面で合う場を多く持てるかということが求められはじめてきていると感じます。こうした人に関わる部分については、デジタルトランスフォーメーションの時代でも変わらないものは変わらないのではないか、というように思います。 では、今日のまとめです。 「経営計画・経営戦略を作る」ということについてお話しました。まず大切なことは、会社として自分たちはどのような存在でありたいのか、そしてお客様が私達についてどのような存在であってほしいと考えているのか、更には社員の皆さんがどういう会社を創りたいと思っているのかといった価値観やニーズをしっかりと理解しながら経営戦略を創り、目指す方向性を固めていくといった営みが必要なのではないかと思います。
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「経営戦略」というついて考えてみたいと思います。これから冬にかけて、そろそろ新年度からの経営計画を作ろうかという声が出てくるのではないかと思います。私はかつて経営コンサルタントとして様々な会社の経営計画作りに関わってきました。その経験から、同じ経営計画でも会社によって考え方や作り方が大きく異なると感じています。 ある会社では、今後数年間に渡りどのような会社でありたいのか、どのように社会に貢献していくのか、そうしたビジョン・ミッション・バリューを明らかにすることで経営計画や経営戦略を作ろうと取り組んでいました。一方で、どのようにビジョンを実現するのかというところに重点を置いて、具体的な人員配置の変更や経営管理の仕組み、KPIの在り方等を大幅に組み立て直す形での経営計画・経営戦略作りに取り組む会社もありました。そして当然この両方に取り組むという会社もあります。 その他にも、様々な作り方があると思います。例えば、トップ経営者・創業者の目指す姿をより明確にすることで出来てくる経営計画・経営戦略もありますし、市場環境顧客ニーズを押えて、そこに沿う会社の在り方を作り上げるという方法もあります。さらに言えば、スタッフの皆さん、現場にいらっしゃる皆さんがどのような会社を自分たちは作りたいのか、そういったことにしっかりと耳を傾けるということに重点を置いた計画の作り方もあるかと思います。もちろん、今申し上げたことは排他的な関係のものではなくて、それぞれがある程度混在して出来上がっていくのです。ただ、会社によってその重みづけが異なるというのが経営戦略・経営計画ではないかと思います。 そして何より大切なことと私が思いますのは、出来た「経営計画・経営戦略」に対して、経営陣とスタッフの皆さんがどれだけ本気で実現しようと取り組むかということ。「経営戦略・経営計画」とは名ばかりで、今年もお決まりのことが出てきたもの、とスルーされてしまうことが、「経営戦略・経営計画」を作る上で一番あってはならないと思います。しかし、実際にそういう例を聞いたことも何度かあります。トップ経営者の指示で経営計画を作ったけれども、経営企画担当役員が「これはトップの趣味だ」と言ってそのまま机の中に閉まってしまうという話も聞かないわけではありません。それでは作るために関わった役員の皆さんや従業員の皆さん、顧客の皆さんが浮かばれないなと思います。 経営計画は非常に重要なものですが、デジタルトランスフォーメーションと呼ばれるこの変化の尋常ではなく早いこの時代において、そもそも中長期的な経営戦略が本当に必要なのかという声があるのも事実です。3年から5年といった形で中長期の経営目標を追いかけている間に環境は劇的に変わってしまうため、まずは半年から一年先の目標を繰り返し作り直しながら、そのサイクルを出来るだけ早く回していくことが最適だ、何よりも大切なことは早く実践してみてそこから得られた学びを通して競争相手よりも先を走り続けるべきだ考えている経営者も増えてきているように思います。これは正解のない議論ですし、またどういう業界でお勤めかによって決まってくるのではないかと思っています。 私自身は今MBA(ビジネススクール)部門を受け持っていますが、まさに今五年計画を作り始めているところです。ビジネススクールでは、学生の皆さんがどの学校に自分の人生を委ねようか、そして何を学び、どういう人的ネットワークを育み、どう将来へ向けた志を作っていこうかということを何年も掛けて真剣に考え、そして2年程度を掛けて卒業されていくわけです。そういう方々を扱う以上は、一年で予定が変わったり、計画環境が変わってしまったりするよりも、しっかりと学生の皆さんや卒業生の皆さんが思い描く望ましい学校の姿、そして向き合うスタッフの方々が思い描く学校の姿をしっかりと考える必要があると思っています。ですから、私達は経営計画を作る必要のある業界にいる、と考えています。 では、経営計画を作る上で気を付けなければいけないことは何かというと、お客様が私達の何に満足をして、何に課題を感じているのか、そこをしっかりと理解することだと思います。お客様は、コロナの前までは対面で会うことに価値を感じて下さっていましたが、今はいかにオンラインでも暖かい人間関係を作れるのかという点をとても気にされています。そして、最近コロナが明けはじめてきて、今度は再びいかに対面で合う場を多く持てるかということが求められはじめてきていると感じます。こうした人に関わる部分については、デジタルトランスフォーメーションの時代でも変わらないものは変わらないのではないか、というように思います。 では、今日のまとめです。 「経営計画・経営戦略を作る」ということについてお話しました。まず大切なことは、会社として自分たちはどのような存在でありたいのか、そしてお客様が私達についてどのような存在であってほしいと考えているのか、更には社員の皆さんがどういう会社を創りたいと思っているのかといった価値観やニーズをしっかりと理解しながら経営戦略を創り、目指す方向性を固めていくといった営みが必要なのではないかと思います。
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