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アンサングシンデレラ:縁の下の力持ちも進化をつづける(第二話)

 
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シリーズ「縁の下の力持ちも進化を続ける」では、薬剤師という仕事にスポットを当てて、縁の下の力持ちの今後の進化の可能性について考えていきます。 今、私たちは病院などの医療機関で治療(診察)を受けて医師から処方箋を発行してもらい、その処方箋を近くの薬局に持って行き症状に合った薬を手に入れている方が多いと思います。実は、昔は医療機関で薬も貰っていた時代があったのをご存知ですか。今でも、一部の開業医などでは薬も出されているところはありますがその割合は2割ほどです。多くの医療機関で治療を受ける場所と調剤を受ける場所が分業されているというのが現状です。これは、医師は治療に専念して、薬剤師は調剤に専念すべきであるという医薬分業という考え方から来ています。 このねらいには、かつて金儲けのために薬漬けにする医療が多発した時代があったので、それを改めて適切な医療で医療費の抑制を図ること、また複数の薬を服用する際に副作用が起こる可能性があるため安全性をしっかり担保するために化学物質に精通した薬剤師がチェックを行うこと、さらには新薬で処方されるものに対していわゆる後発品(=ジェネリック)で対応出来るものは対応し医療費を削減することなどがあります。こういう背景で今医薬分業という状況になっています。 薬局に薬を貰いに行くと「どういう症状ですか」、「今日は喉のお薬が出ているみたいですが喉の痛みがあったんですか」、「違和感はありますか?」というようなお話から、「これはこういう薬です」ときちんと説明してもらえるため、安心して薬を服用することができます。それがまさに薬剤師に課された仕事であるわけです。 ところで、薬局に行くと少し待たされることがありますが、そこで薬剤師は何をしているかご存知ですか。薬の調合をしているわけですが。複数の医療機関にかかっている場合など、同じ薬が重複して処方されていたり、飲み合わせが悪かったりすることがあります。そういうところをプロの目でチェックするのが薬剤師の役割です。場合によっては、医師に確認するということを行っています。これを「疑義照会」と言い、場合によっては処方内容を変更したり、処方自体をやめるという対応をしたりしています。 医薬分業が始まってすでに20年以上経過しました。当初は薬局も制度で守られていた部分もありましたが、最近は医療財政が非常に逼迫しているため、本来の薬局の使命を果たすように行政からも強いメッセージが発せられているという状況にあります。特に、今の厳しい医療財政の中でも残薬問題と減薬の取り組みが大きな課題となっています。薬を飲み切ることによって病原菌を根絶出来るわけですが、意外と患者さんは自分の自己判断で最後まで薬を飲み切らずに廃棄してしまうケースがあり、その額が年間500億円に上っています。これが「残薬問題」です。例えば、抗生物質も「5日間飲み切って下さいね」と言われるのですが、3日ぐらいで症状が良くなったら飲まなくなったり、ついつい飲み忘れてしまったりするというのはよく聞く話ですよね。飲み切った方が患者さんの病気が治るなるわけですがそこがなかなか徹底されていないわけです。 さらに、医師の処方に対して飲み切れるかを考えて薬を変えたり減らしたりするというのが減薬対策です。なるべく薬を飲まなくてもいいように病気を予防することも減薬に繋がる取り組みです。このように、残薬解消も減薬推進も実現するには患者さんの薬への意識を変えていくことが必要不可欠です。同時に、これが最大の障壁になっているという現状があります。そうした中で患者さんの薬への意識を変えていく役割を担うのが薬剤師であると言えます。 では、今日のまとめです。 環境が大きく変化する中で「縁の下の力持ち」を全うするためには、まずは本来の使命は何だったのか、に立ち返る必要があります。
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