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自動車産業のこれから(2):Connected

 
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自動車業界で今後の車と社会の行く末を巡って、CASEというキーワードが話題になっています。CASEというのはConnected、Autonomous、Shared & Services、Electricという英単語の略です。それぞれ、常時接続(Connected)、自動運転(Autonomous)、シェアリング(Shared & Services)、電動化(Electric)という意味があります。今日はこの中で、Connectedについてお話してみたいと思います。 Connectedは繋がるということで、車が常時色々なものと繋がっていくということですが、これには色々なレベルや意味合いがあります。現在の車は内部の様々なデバイスやシステムが互いに繋がっています。つまり、ハンドルやエンジン、ブレーキがお互いにデータをやりとりしてリアルタイムに制御しているわけです。このような車内部における各種機能の繋がりは、処理の即応性や安全性などの観点から基本的に車の内部で閉じたシステムになっています。このような領域では、トヨタや日産といったカーメーカー、あるいはデンソーやボッシュといったサプライヤーが開発の主導権を握っています。 さらに、最近は車も外部とも繋がろうとしていて、例えばスマホをUSBケーブルで車と接続すると、普段使い慣れたスマホのアプリを車のディスプレイで表示して使うことが出来ます。このスマホの背後には膨大なインターネットの世界が広がっていますから、スマホの地図機能を使ってカーナビ代わりにしたり、情報検索をしたり、音楽を楽しんだりということが簡単に出来るようになっているのです。こうした領域では、アップルがApple CarPlay、GoogleがAndroid Autoなどのスマホ連係サービスで参入していまして、彼らが主導権を握ろうと頑張っているところです。 更に、電気自動車にとって心配な事は、電気が切れてしまうこと、いわゆる電欠です。車の現在位置や移動速度、周辺の充電ステーション、渋滞状況、電池残量といった情報を繋ぎ合わせることで、いつどこで充電すべきかをドライバーに知らせてくれるようなサービスも今後出来ていくかもしれません。さらに、安全面では交差点に取付けられた監視カメラや他の車に取付けられたセンサーやカメラと常時通信することで、例えば、交差点の死角から飛び出してくる自転車を察知して自動でブレーキをかけるといったことが可能になってくるかもしれません。こうした機能は交通事故を減らす上で大変有望な技術と言えると思います。 これらの機能を実現するためには様々な社会インフラ・サービスや他の車とオープンに繋がっていく必要があります。ただし、こうやってどんどん車が繋がっていくと、不安な面も出てきます。自動車業界では、車がどこまで外部に繋がり、かつ車の制御システムにどこまで情報のアクセスを許すのかという問題が議論されています。何者かが意図的にクルマを操ろうとした時にどうなるのかが大変心配です。先ほど、交差点の監視カメラと車が繋がって未然に事故を防止出来るかもしれないというお話をしました。例えば、交差点のシステムに誰かがハッキングをかけて嘘の情報を流す。そうすると、嘘の情報を受け取った車が自動ブレーキをかけて、かえって事故を起こしてしまうといったこともありえるわけです。このような懸念はソフトウェアが果たす役割がどんどん大きくなっている次世代自動車においては、さらに真剣に考えていかないといけない問題です。 車を制御するソフトウェアはどんどん高度化され複雑化していっているので、一度車を買った後もパソコンと同じようにどんどんソフトウェアをアップデートしていかないといけません。その為に、Connectedという常時接続の機能が必要なのですが、今キーワードになっているのはOTAという言葉です。これはOver the Airの頭文字で、無線通信を使って車の車載ソフトウェアをアップデートしていくというまさにパソコンさながらの仕組みです。これは車の機能や安全性の向上のためには必要ですが、逆にハッキングの恐れもあります。カーメーカーは幾重もの安全対策を講じてはいるのですが、誰も絶対とは言い切れません。車とスマホが連係するという話もしましたが、ユーザーがスマホでソフトウェアをダウンロードした時に、そこに悪意のあるプログラムが仕込まれていて、そこから車にハッキングを掛けられてしまうという懸念もあります。その辺りをどう防いでいくかはこれからの課題です。繋がるという機能は、今後の全ての自動運転やシェアリングや電動化にとって不可欠な技術であるだけに、これをどうしていくかというのは重要なテーマになってきています。 今日のまとめです。Connectedは常時接続という意味で、これから車が外部の世界とどんどん繋がっていくということを意味しています。車が外部と繋がっていくということは、逆に言うとハッキングなどのリスクもあるということです。Connectedが他の要素の前提条件であるだけに、常時接続の安全性をいかに高めるかが問われていると言えます。
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