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137 第126話

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トイレに行くと言って席を立った古田は、奥にいるセバストポリの店主、野本と接触した。
「どういった男ですか。」
「最上さんのホシと目される男や。」
「えぇっ!」
「しーっ。」
普段感情を表に出さない野本であるが、この古田の発言には流石に驚かされた。
「ただ今はパクるタイミングじゃない。」
「逃亡の危険性は。」
「いろいろ話してみたところただの素人や。」
「素人がノビチョクなんて物騒なものを手に入れられるんですか。」
「そこが気になるところ。ほんで野上さん、あんたに頼みたい。」
「なんでしょう。」
「朝戸慶太。昨日東京からここ金沢に来た。奴の過去と交友関係を洗ってほしい。」
古田はメモを野本に手渡す。
「朝戸慶太ですね。わかりました。これ、特高の片倉さんの協力を仰いでもいいでしょうか。」
「特高か…。」
古田は難しそうな顔をした。
「なにか不具合でも?」
「時間の使い方は古田さんの勝手ですが、それにこちらを巻き込むようなことはお控えください。」117
「…いや、それはやめておけ。」
「ですが東京の人間を調べるには、現場、特高の力を借りるのが一番手っ取り早いですよ。」
「うーん…。」
「奴がホシだってのは、特高は知ってるんでしょう?」
「知らん。」
「あ…そういうことですか…。」
野本は古田が表に出せない動きをしているのを察した。
「しかしホシを前にして悠長なこともしてられませんし。」
「そこを元外事のあんたにお願いしたいんや。」
野本は頭を抱えた。
ー年々、古田さんの要求が無茶になってきてると思ってたけど、これはさすがに無理だぞ…。
ー俺一人の力であんな一般人のことをすぐに調べるなんてできっこない。
ー事態が事態だってのに、ここで特高の協力を仰がないなんて考えられんだろう。
ーまさか古田さん。功を焦っているとか?
ーだとしたら不味い…。
「野本?」
「あ、はい。」
「頼めるか。」
「まぁやってみます。」
「どれくらいで調べられる。」
「2日ください。2日あればおおまかなことは調べられます。」
「さすが天才野本。」
「天才?」
「あぁあんたは天才や。」
「なんですかその小学生みたいな褒め言葉。」
「悪い気せんやろ。」
「まぁ。」
「あの朝戸、死んだ妹の墓参りがメインの訪問って事で昨日、金沢に来たらしい。」
「そういう設定なんですね。」
「そうや。その設定を忠実にこなしとる。」
「設定をこなす?というと…。」
「本当に妹の菩提を弔いに寺におった。ちなみにそこでワシはあいつと接触した。」
古田は野本に寺での一部始終、そして朝戸と同じ宿に泊まっていることを野本に説明した。
「なるほど…。妙なこともあるものですね。」
「おいや。」
「で、大丈夫なんですか。」
古田は自分の頭を指した。
「これか。」
「はい。倒れるほどの頭痛ってのはちょっと…。」
「ダメやと思う。」
「え?」
「ははっ冗談。多分疲れや。」
「…まぁそれならいいんですけど。」
「朝戸の細かい話はこれから聞き出して、あんたに送る。それを参考に調べのほう、すすめてくれんけ。」
「了解。」
朝戸の席に古田が戻ってきた。
「大丈夫ですか。トイレ結構時間かかってたんで、まさかまた倒れてるんじゃないかって思いましたよ。」
「いやーさっき倒れたのが良い方に作用したのか、こういったらなんですがびっくりするくらい出まして。」
「びっくりするくらい出た?」
「ええ。いままでたまっていたものが。」
「ははははは!」
声を上げて朝戸は笑った。
「なんかあるじゃないですか。ウォシュレットすると、その刺激でどれだけでも出てくるみたいな。」
「そんな話、初対面の人間にします!?」
朝戸は笑いをこらえるのに必死である。
「嫌いじゃない?この手の話。」
「いや…まさか…旅先でこんな…。」
「あ…。」
お互いが笑った。
「いやぁまぁそのそっち系の話なら自分もネタありますよ。」
「え?本当に?」
古田は喜々として朝戸の話を聞き出そうとした。
「お楽しみ中ごめんなさいね。」
野本がランチを持ってきた。
プレートの上には大きなチキンソテー。その横にポテトサラダと千切りキャベツが添えられている。
これらを白ご飯とコンソメスープでいただく食事だ。
「ご飯のおかわりは自由です。必要なら声かけてください。」
目の前に食事が出され、自分たちの会話がいかにこの場にふさわしくないか、それを肌で感じた二人は静かにそれを食べ始めた。
「うっ…。」
突然古田の動きを止め、俯いたため朝戸は箸を止めた。
「え?藤木さん?」
「…。」
「ちょ…。」
「うまい。」
「え…。」
「やっぱうまいなぁ。」
「何その古典的なやつ…。」
「いやぁ朝戸さん。自分、ここのご飯の炊き具合が本当に好きなんですよ。ちょっと硬めで粒がひとつひとつてて立ってて、かといって、水分をしっかり含んでてもちっとして。」
「はぁ。」
「で、この米とおかずがバッチシ合う。何杯でもいける。」
「確かに。」
「どんなにおかずがうまくっても、主食が残念だと台無しになっちゃうじゃないですか。でもここのご飯は裏切らない。今日はチキンソテーですが、多分ハンバーグでも鯖の塩焼きでも刺身でもから揚げでもなんでもいける。」
「そうですね。ってかご飯だけでいけますよ。」
「そうでしょう。」
「実は昨日の夜、駅の回転寿司に行ってみたんです。」
「はい。」
「確かにおいしいんです。東京の回転寿司と比べて別物です。」
「ですよね。」
「でもいまの藤木さんの話を聞いて思いました。ネタの良さもそうなんですが多分米とか、水とか全部の平均値が高いんですよね、ここの食事は。」
「あーそれあるかも。」
「本当にうまいものって結局のところ東京に集まると思うんです。」
「うん。」
「だけどそれを味わえるのは、あそこでそれなりの地位や経済力を得た一握りの人間。彼らはその本当にうまいものを知ってる。でも僕ら庶民はそれをしらない。一方、ここ金沢では東京でしか味わえない本当にうまいものほとんどの人は知らないけど、大多数がレベルの高い食事を常日頃から摂取してる。食の平均点が高いんでしょうね。」
「あーそうかも。仮に東京は基礎点数が50点のところ。一部のひとが100点をたたき出して平均を伸ばしている。」
「はい。」
「一方、ここの人は基礎点数がすでに70点あるって感じですね。」
「そうそう。」
「なるほど、面白い考察ですね朝戸さん。」
「いまの世の中と同じですよ。」
ー来たか…。
「と言いますと?」
「ごめんなさい。これ以上はせっかくの食事を台無しにしてしまう。」
「妹は事故で死んだんじゃない。殺された。」
「警察のお偉いさんの息子がひき殺した。証拠は持ってる。誰なのかも特定している。警察に直談判したけど取り合ってくれなかった。」
「法的措置も検討したけど時間がかかる。だから別のアプローチを考えている。」125
ーまぁあの住職の話が本当やとすると飯は不味くなるわな。
ーしかしここで会話を途切れさせるのもよくないし…。
ーあれ?ちょっと待て…。
朝戸が食事を続ける中、古田は箸を止める。
ーあれ…?さっきの住職の話…ワシ、なんか昔聞いたことあるような気がするんやが…。
「妹は事故で死んだんじゃない。殺された。」
「警察のお偉いさんの息子がひき殺した。証拠は持ってる。誰なのかも特定している。警察に直談判したけど取り合ってくれなかった。」
「法的措置も検討したけど時間がかかる。だから別のアプローチを考えている。」125
ー事故じゃなくて殺された。
ー事件として明るみになっていない…。
ー証拠はあるし、誰が犯人なのかも特定済み。
ー法の裁きでは時間がかかる。
ーだから別の方法で…。
古田は目を瞑った。
聞いたことがある。
そう。直接自分に誰かが同じようなことを言っていた。
「一色…。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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ご意見・ご感想・ご質問等は公式サイトもしくはTwitterからお気軽にお寄せください。
皆さんのご意見が本当に励みになります。よろしくおねがいします。
すべてのご意見に目を通させていただきます。
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トイレに行くと言って席を立った古田は、奥にいるセバストポリの店主、野本と接触した。
「どういった男ですか。」
「最上さんのホシと目される男や。」
「えぇっ!」
「しーっ。」
普段感情を表に出さない野本であるが、この古田の発言には流石に驚かされた。
「ただ今はパクるタイミングじゃない。」
「逃亡の危険性は。」
「いろいろ話してみたところただの素人や。」
「素人がノビチョクなんて物騒なものを手に入れられるんですか。」
「そこが気になるところ。ほんで野上さん、あんたに頼みたい。」
「なんでしょう。」
「朝戸慶太。昨日東京からここ金沢に来た。奴の過去と交友関係を洗ってほしい。」
古田はメモを野本に手渡す。
「朝戸慶太ですね。わかりました。これ、特高の片倉さんの協力を仰いでもいいでしょうか。」
「特高か…。」
古田は難しそうな顔をした。
「なにか不具合でも?」
「時間の使い方は古田さんの勝手ですが、それにこちらを巻き込むようなことはお控えください。」117
「…いや、それはやめておけ。」
「ですが東京の人間を調べるには、現場、特高の力を借りるのが一番手っ取り早いですよ。」
「うーん…。」
「奴がホシだってのは、特高は知ってるんでしょう?」
「知らん。」
「あ…そういうことですか…。」
野本は古田が表に出せない動きをしているのを察した。
「しかしホシを前にして悠長なこともしてられませんし。」
「そこを元外事のあんたにお願いしたいんや。」
野本は頭を抱えた。
ー年々、古田さんの要求が無茶になってきてると思ってたけど、これはさすがに無理だぞ…。
ー俺一人の力であんな一般人のことをすぐに調べるなんてできっこない。
ー事態が事態だってのに、ここで特高の協力を仰がないなんて考えられんだろう。
ーまさか古田さん。功を焦っているとか?
ーだとしたら不味い…。
「野本?」
「あ、はい。」
「頼めるか。」
「まぁやってみます。」
「どれくらいで調べられる。」
「2日ください。2日あればおおまかなことは調べられます。」
「さすが天才野本。」
「天才?」
「あぁあんたは天才や。」
「なんですかその小学生みたいな褒め言葉。」
「悪い気せんやろ。」
「まぁ。」
「あの朝戸、死んだ妹の墓参りがメインの訪問って事で昨日、金沢に来たらしい。」
「そういう設定なんですね。」
「そうや。その設定を忠実にこなしとる。」
「設定をこなす?というと…。」
「本当に妹の菩提を弔いに寺におった。ちなみにそこでワシはあいつと接触した。」
古田は野本に寺での一部始終、そして朝戸と同じ宿に泊まっていることを野本に説明した。
「なるほど…。妙なこともあるものですね。」
「おいや。」
「で、大丈夫なんですか。」
古田は自分の頭を指した。
「これか。」
「はい。倒れるほどの頭痛ってのはちょっと…。」
「ダメやと思う。」
「え?」
「ははっ冗談。多分疲れや。」
「…まぁそれならいいんですけど。」
「朝戸の細かい話はこれから聞き出して、あんたに送る。それを参考に調べのほう、すすめてくれんけ。」
「了解。」
朝戸の席に古田が戻ってきた。
「大丈夫ですか。トイレ結構時間かかってたんで、まさかまた倒れてるんじゃないかって思いましたよ。」
「いやーさっき倒れたのが良い方に作用したのか、こういったらなんですがびっくりするくらい出まして。」
「びっくりするくらい出た?」
「ええ。いままでたまっていたものが。」
「ははははは!」
声を上げて朝戸は笑った。
「なんかあるじゃないですか。ウォシュレットすると、その刺激でどれだけでも出てくるみたいな。」
「そんな話、初対面の人間にします!?」
朝戸は笑いをこらえるのに必死である。
「嫌いじゃない?この手の話。」
「いや…まさか…旅先でこんな…。」
「あ…。」
お互いが笑った。
「いやぁまぁそのそっち系の話なら自分もネタありますよ。」
「え?本当に?」
古田は喜々として朝戸の話を聞き出そうとした。
「お楽しみ中ごめんなさいね。」
野本がランチを持ってきた。
プレートの上には大きなチキンソテー。その横にポテトサラダと千切りキャベツが添えられている。
これらを白ご飯とコンソメスープでいただく食事だ。
「ご飯のおかわりは自由です。必要なら声かけてください。」
目の前に食事が出され、自分たちの会話がいかにこの場にふさわしくないか、それを肌で感じた二人は静かにそれを食べ始めた。
「うっ…。」
突然古田の動きを止め、俯いたため朝戸は箸を止めた。
「え?藤木さん?」
「…。」
「ちょ…。」
「うまい。」
「え…。」
「やっぱうまいなぁ。」
「何その古典的なやつ…。」
「いやぁ朝戸さん。自分、ここのご飯の炊き具合が本当に好きなんですよ。ちょっと硬めで粒がひとつひとつてて立ってて、かといって、水分をしっかり含んでてもちっとして。」
「はぁ。」
「で、この米とおかずがバッチシ合う。何杯でもいける。」
「確かに。」
「どんなにおかずがうまくっても、主食が残念だと台無しになっちゃうじゃないですか。でもここのご飯は裏切らない。今日はチキンソテーですが、多分ハンバーグでも鯖の塩焼きでも刺身でもから揚げでもなんでもいける。」
「そうですね。ってかご飯だけでいけますよ。」
「そうでしょう。」
「実は昨日の夜、駅の回転寿司に行ってみたんです。」
「はい。」
「確かにおいしいんです。東京の回転寿司と比べて別物です。」
「ですよね。」
「でもいまの藤木さんの話を聞いて思いました。ネタの良さもそうなんですが多分米とか、水とか全部の平均値が高いんですよね、ここの食事は。」
「あーそれあるかも。」
「本当にうまいものって結局のところ東京に集まると思うんです。」
「うん。」
「だけどそれを味わえるのは、あそこでそれなりの地位や経済力を得た一握りの人間。彼らはその本当にうまいものを知ってる。でも僕ら庶民はそれをしらない。一方、ここ金沢では東京でしか味わえない本当にうまいものほとんどの人は知らないけど、大多数がレベルの高い食事を常日頃から摂取してる。食の平均点が高いんでしょうね。」
「あーそうかも。仮に東京は基礎点数が50点のところ。一部のひとが100点をたたき出して平均を伸ばしている。」
「はい。」
「一方、ここの人は基礎点数がすでに70点あるって感じですね。」
「そうそう。」
「なるほど、面白い考察ですね朝戸さん。」
「いまの世の中と同じですよ。」
ー来たか…。
「と言いますと?」
「ごめんなさい。これ以上はせっかくの食事を台無しにしてしまう。」
「妹は事故で死んだんじゃない。殺された。」
「警察のお偉いさんの息子がひき殺した。証拠は持ってる。誰なのかも特定している。警察に直談判したけど取り合ってくれなかった。」
「法的措置も検討したけど時間がかかる。だから別のアプローチを考えている。」125
ーまぁあの住職の話が本当やとすると飯は不味くなるわな。
ーしかしここで会話を途切れさせるのもよくないし…。
ーあれ?ちょっと待て…。
朝戸が食事を続ける中、古田は箸を止める。
ーあれ…?さっきの住職の話…ワシ、なんか昔聞いたことあるような気がするんやが…。
「妹は事故で死んだんじゃない。殺された。」
「警察のお偉いさんの息子がひき殺した。証拠は持ってる。誰なのかも特定している。警察に直談判したけど取り合ってくれなかった。」
「法的措置も検討したけど時間がかかる。だから別のアプローチを考えている。」125
ー事故じゃなくて殺された。
ー事件として明るみになっていない…。
ー証拠はあるし、誰が犯人なのかも特定済み。
ー法の裁きでは時間がかかる。
ーだから別の方法で…。
古田は目を瞑った。
聞いたことがある。
そう。直接自分に誰かが同じようなことを言っていた。
「一色…。」
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