#8 Social Interaction with Dr. Teruhiro Okuyama – Part 1

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東大定量研の奥山輝大さん(@Teru_Okuyama)をゲストに迎え、大学院時代、ポスドク時代、キャリア選択の際に考えていたこと、新PIとしての3年間についてお話しいただきました。後編(Part2)に続きます。

Show Notes:

  • 奥山ラボHP
  • バイリンガルニュース
  • 定量研…東京大学の附置研、定量生命科学研究所のこと。
  • メダカの性行動の論文…A Neural Mechanism Underlying Mating Preferences for Familiar Individuals in Medaka Fish 奥山さんが博士課程で行った、メダカの『単純接触効果』の神経基盤に迫った仕事。メダカのメスは、配偶者を選択する際、事前に視覚的に認識していた見知ったオスを記憶していて、その求愛を積極的に受け入れる。そのような行動を示さない変異体をフォワード遺伝学により同定し、始原生殖細胞の増減に関わることで有名な遺伝子を釣ってきたが、始原生殖細胞の増減は上記の行動には関係なく、あまり有名でない機能(性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)ニューロン発生への関与)が原因であることを発見。特に、GnRH3ニューロンが正常に発生すること、その特徴的な発火パターンが求愛の拒絶から受入への変化に重要であることを突き止めた。
  • 記憶の論文…Ventral CA1 neurons store social memory 奥山さんがポスドクで行った、マウスが他人を記憶する仕組みに迫った仕事。マウスは、よく知っている相手よりも、知らない新規な相手に近づくという性質を持つ。この行動に、腹側海馬のCA1、特に側坐核に投射する細胞集団が必要であることを、独自の行動試験と光遺伝学によって実証。また、腹側海馬CA1に良く知った相手特異的に活動する細胞が多くいることを、プリズムを用いたCaイメージングと、c-fosプロモーター下で発現し、時間が経つにつれて色が変わるタンパク質(FT-Slow)によって発見。更に、c-fosによってラベルしたこの細胞集団を、人工的に活性化することで記憶を呼び起こしたり、忌避的・嗜好的な情動を他者の記憶の情報に紐づけられることから、腹側CA1の細胞が他者の記憶を保持していることを示した。
  • 鉄緑会…代々木の進学塾
  • SfN…北米神経科学会(の年会)
  • しゅう(りゅう)の論文…Xue Liuの論文。利根川ラボのエングラム系の一連のお仕事の基礎となった仕事。
  • フロリアン…Florian Engert のこと
  • すすむ…利根川進のこと
  • 川島くん…ワイツマン研究所の川島尚之さんのこと
  • 透明な魚…例えば:A crystal-clear zebrafish for in vivo imaging
  • スティーブ…利根川研Engram時代を支えたSteve Ramirezのこと。
  • 3チャンバー試験…社会性を定量するための行動試験。檻に閉じ込められたマウスがいる部屋、空の部屋、檻だけがある部屋の3つをつなげて自由に行き来できるようにし、空の部屋に入れられたマウスが、それぞれの部屋に滞在する時間を定量する。
  • 奥山さんが用いた行動試験…典型的な3チャンバーではなく、楕円型のオープンフィールドの両端におりを置いている。
  • 建物の重要性について語る利根川先生
  • チョークトーク…新PI採用の際、公式の研究発表セミナーとは別に行われる、候補者とPI達の砕けた雰囲気のインタビューのこと。昔はチョークと黒板を使って行われたことから。
  • チャールズ…チャールズ横山氏のこと。Neuron誌の元editor。理研や東大のWPIにおいて、投稿前の論文をEditor的視点からチェックし、通しやすいように校正を加える。
  • 竹内さん…奥山先生の元指導教官、竹内秀明さんのこと
  • テレビに出た…又吉直樹のヘウレーカ!
  • 岡崎…愛知県岡崎市にある生理研のこと
  • ジャネリアの出してる~…有名な新PI虎の巻。Making the Right Moves
  • 日本神経科学会によせた新PIのインタビュー…神経科学ニュース 2018 No.3 研究室紹介 新米PI奮闘記 (東大・奥山研究室)
  • Kay Tyeが言ってるように…The neural circuitry of social homeostasis: Consequences of acute versus chronic social isolation
  • ボヤいてる

Editorial Notes:

  • その後調べてみたら2013SfN@SDでした。奥山&稲垣という1つ上の世代のトップ層(その後のTonegawa研とSvoboda研での活躍はいうまでもない)から受けた刺激と、ポスターを観にきてくれたMargaret Livingstoneが「説明はいらんから黙ってろ!」と怒り出し、無言で15分ほど熟読したのちそのまま立ち去ったというエピソードが初SfNの思ひで2トップ。(萩原)
  • 塾の授業前にペンギンが海中から氷の上に次々乗っかっていく動画を見せてもらったような思い出があります。授業内容との関係は…たぶんあったと思います (宮脇)
  • 飲み友達と居酒屋でビール片手に話してるみたいな内容のトークになってしまいましたが、やってる本人としては非常に楽しかったです。またこのような飲み会がSfnや日本神経科学学会の夜にできることを祈りつつ!(ラジオ聞いてる時から思っていましたが、萩原氏の声はRadwinpsの野田洋次郎に似ていると思うのです)(奥山)

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