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#14 Dual-career at Stanford: Dr. Sayaka Inoue and Dr. Masatoshi Inoue – Part 1

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Manage episode 307874779 series 3010223
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日本神経科学会の奨励賞を夫妻でそれぞれ受賞した井上昌俊さん(まささん)@feynman1104・井上清香さん(さやかさん)@s_k_inoueをゲストに、お二人の論文の裏話、スタンフォード大学で神経科学を研究する醍醐味などについて伺いました。後半に続きます。(5/28収録)

Show notes:

  • 奨励賞リンク
  • Axon Remodelingのお仕事:メスの視床下部腹内側部のプロゲステロン受容体陽性細胞(Progesterone receptor expressing neurons in the ventrolateral portion of the ventromedial hypothalamus: Pvlニューロン)の前腹側室周囲核(Anteroventral periventricular nucleus: AVPV)への投射量が性周期(依存的な性ホルモンの分泌)によって変化することを見出した仕事。AVPVに繋がっている時にPvlが活動することがオスの受け入れに重要。プレシナプス・軸索の大規模な構造的変化が大人で周期的に起こる可能性を示唆。
  • R-CaMP2:高感度かつ高速度、そしてHill係数が1に近い(Ca濃度と蛍光変化が比例する)赤色遺伝学的Ca2+インジケーターを作成した仕事。従来のインジケーターでは、Ca存在下でMLCK (Myosin light-chain kinase)のM13配列とカルモジュリンが結合することを利用しているが、このインジケーターではM13の代わりにCaMKKのペプチド配列ckkap(を改変したもの)を利用している。
  • XCaMPs:ckkapをベースとした配列を用いて、R-CaMP2と類似した強みを持つ、青、緑、黄色、赤色のインジケーターを開発したお仕事。更に、これらを開発したからこそ取れるシグナルの応用例をvivoで数多く示している。
  • 尾藤研:神経回路・シナプスの形成原理にイメージングやアンケージング、新規手法開発などによって迫る研究室
  • Deisseroth lab(D-lab):オプトジェネティクスの開発や組織透明化をはじめ、様々なツールとその王道的な応用例を世に送り出し続ける研究室
  • 森憲作先生: 匂い情報を処理する嗅球、嗅皮質、その他情動に関する脳領域を分子生物学的な手法や電気生理学的手法を用いて研究。既に退官
  • Nirao Shah lab:脳の性的二型や、オス・メスの社会的行動の遺伝学的、経験依存的な制御機構の解明。2016年にUCSFからStanfordに異動。
  • Zach Knightラボ:摂食・摂水行動、体温調節など、体のホメオスタシスが脳によってどのように制御されるかを研究しているラボ。活動したニューロンのmRNAを捉える技術開発(Ribo-tag, Soma-tag)などでも有名。
  • Axon Remodeling先行研究:例えばSvobodaラボKomiyamaラボのvivoイメージング論文
  • Dendritic spine先行研究:Woollyらが海馬で、Matsumoto and Araiが視床下部弓状核で、性周期に伴いdendritic spineが増減することをHistologyを用いて示した論文など
  • KimchiとOferの論文: AVPVのTHポジティブ細胞がメス、かつ母親マウスにおいて増えており、養育行動に重要であることを示した
  • 2018年 AVPVのkiss peptin論文
  • GENIE:ツール開発のためにめちゃくちゃタンパク質をエンジニアリングするジャネリアのプロジェクト
  • GCaMP6の論文
  • ·喜多村先生:HäusserラボでShadow patchを開発したin vivo 2p targeted パッチのパイオニア
  • Joint Program: 2つのラボに所属してそれぞれのPIの指導の元で研究を行うこと
  • Peter Hegemann:チャネロドを見つけた人(
  • Gero Miesenböck:ハエでoptical control of neuronal activityをやった人。P2X2/ TRPV1を使用

Editorial notes:

  • "さやかさん"と呼ぶと思わず笑ってしまうのは、魔法少女ですか?となってしまうから。ソウルジェムがにごって魔女化しないことを切に願っております (萩原)
  • 収録中にルンバが動き出してとても焦りました(宮脇)
  • とても楽しかったです!緊張のせいか(?)、自分の日本語が不自由すぎてびっくりしました。お二人とも質問上手、聞き上手で楽しく話させて頂きました。ありがとうございました!!(さやか)
  • 夫婦でインタビューを受けるというのは人生初イベントでした。お二人の力によりインタビュイーでしたが、普段聞けないことが聞けて良かったです。(まさ)

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  • Axon Remodelingのお仕事:メスの視床下部腹内側部のプロゲステロン受容体陽性細胞(Progesterone receptor expressing neurons in the ventrolateral portion of the ventromedial hypothalamus: Pvlニューロン)の前腹側室周囲核(Anteroventral periventricular nucleus: AVPV)への投射量が性周期(依存的な性ホルモンの分泌)によって変化することを見出した仕事。AVPVに繋がっている時にPvlが活動することがオスの受け入れに重要。プレシナプス・軸索の大規模な構造的変化が大人で周期的に起こる可能性を示唆。
  • R-CaMP2:高感度かつ高速度、そしてHill係数が1に近い(Ca濃度と蛍光変化が比例する)赤色遺伝学的Ca2+インジケーターを作成した仕事。従来のインジケーターでは、Ca存在下でMLCK (Myosin light-chain kinase)のM13配列とカルモジュリンが結合することを利用しているが、このインジケーターではM13の代わりにCaMKKのペプチド配列ckkap(を改変したもの)を利用している。
  • XCaMPs:ckkapをベースとした配列を用いて、R-CaMP2と類似した強みを持つ、青、緑、黄色、赤色のインジケーターを開発したお仕事。更に、これらを開発したからこそ取れるシグナルの応用例をvivoで数多く示している。
  • 尾藤研:神経回路・シナプスの形成原理にイメージングやアンケージング、新規手法開発などによって迫る研究室
  • Deisseroth lab(D-lab):オプトジェネティクスの開発や組織透明化をはじめ、様々なツールとその王道的な応用例を世に送り出し続ける研究室
  • 森憲作先生: 匂い情報を処理する嗅球、嗅皮質、その他情動に関する脳領域を分子生物学的な手法や電気生理学的手法を用いて研究。既に退官
  • Nirao Shah lab:脳の性的二型や、オス・メスの社会的行動の遺伝学的、経験依存的な制御機構の解明。2016年にUCSFからStanfordに異動。
  • Zach Knightラボ:摂食・摂水行動、体温調節など、体のホメオスタシスが脳によってどのように制御されるかを研究しているラボ。活動したニューロンのmRNAを捉える技術開発(Ribo-tag, Soma-tag)などでも有名。
  • Axon Remodeling先行研究:例えばSvobodaラボKomiyamaラボのvivoイメージング論文
  • Dendritic spine先行研究:Woollyらが海馬で、Matsumoto and Araiが視床下部弓状核で、性周期に伴いdendritic spineが増減することをHistologyを用いて示した論文など
  • KimchiとOferの論文: AVPVのTHポジティブ細胞がメス、かつ母親マウスにおいて増えており、養育行動に重要であることを示した
  • 2018年 AVPVのkiss peptin論文
  • GENIE:ツール開発のためにめちゃくちゃタンパク質をエンジニアリングするジャネリアのプロジェクト
  • GCaMP6の論文
  • ·喜多村先生:HäusserラボでShadow patchを開発したin vivo 2p targeted パッチのパイオニア
  • Joint Program: 2つのラボに所属してそれぞれのPIの指導の元で研究を行うこと
  • Peter Hegemann:チャネロドを見つけた人(
  • Gero Miesenböck:ハエでoptical control of neuronal activityをやった人。P2X2/ TRPV1を使用

Editorial notes:

  • "さやかさん"と呼ぶと思わず笑ってしまうのは、魔法少女ですか?となってしまうから。ソウルジェムがにごって魔女化しないことを切に願っております (萩原)
  • 収録中にルンバが動き出してとても焦りました(宮脇)
  • とても楽しかったです!緊張のせいか(?)、自分の日本語が不自由すぎてびっくりしました。お二人とも質問上手、聞き上手で楽しく話させて頂きました。ありがとうございました!!(さやか)
  • 夫婦でインタビューを受けるというのは人生初イベントでした。お二人の力によりインタビュイーでしたが、普段聞けないことが聞けて良かったです。(まさ)

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