ミュージックステーション(2021-07-26)趙傳(シェフ・チョウ)『老不休(Play for Life)』
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「人生は60歳から」という言葉を聞いたことはありますか?人は60歳を過ぎると、周りから退職を打診されることが多くなると聞いています。しかし、60歳でも、まだまだ人生の始まりだ、と思う人も、きっと少なくないでしょう。
台湾の実力派男性歌手、趙傳(シェフ・チョウ)もその1人です。
趙傳(シェフ・チョウ)は、1961年生まれ、1988年にデビューした、歌唱歴33年もある台湾のベテラン歌手です。台湾の音楽業界では「搖滾鐵漢(硬派なロッカー)」という称号があり、「我很醜可是我很溫柔(僕はブ男だが、やさしい)」、「我是一隻小小鳥(私は一羽の小さな小さな鳥)」などのヒットソングで知られています。
2021年に、60歳となったシェフ・チョウは、まだまだ音楽活動をやめる気はないと表すニューアルバム『老不休』をリリースしました。
『老不休』はもともとは台湾最大の方言、台湾語の人を罵る言葉で、日本語でいうと「スケベ親父」という意味ですが、ここでは文面上の意味を取って。「歳をとっても休まない」ことを指しています。英語のタイトルは「Play for life」、「人生のために遊ぼう」です。
このアルバムのコンセプトは、「もう一回生きること」です。
シェフ・チョウによりますと、今も音楽活動を続けている彼は、仕事が終わった後、いつも家族に料理を振る舞っています。さらに自分磨きのため、大学院にも進学しています。毎日の生活は非常に充実しているということです。
60代とは言え、人生はまだまだこれから始まります。シェフ・チョウのこの新作アルバムからは、その気持ちが伝わります。
また、アルバムに収録されている歌について、シェフ・チョウは、「デビュー前にやりたかった音楽がようやく叶えた」とコメントしました。どの歌も、最高のできでファンに届けるよう、シェフ・チョウは出費を惜しまずに、何度も何度も取り直したそうです。シェフ・チョウのファンにとっては、特に聴き逃してはいけない1枚となっているのではないかと思います。
※7月26日にご紹介する曲:
1.「老不休」(Play for life)
2.「回不去了」(No Turning Back/もう戻ることができない)
3.「人生大夢」(It’s Life/これが人生だ)
4.「回家的路」(To Where I'm From/私のルーツとなる場所へ)
(編集:曾輿婷/王淑卿)
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