働くことの人類学 ・第1話・後編「お金ってなんだろう?」
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「トーライの人びとはなぜ働かない?」「小遣い稼ぎよりも重要なこと」「日本の「働く」との違い」。前編の貝殻のお金「タブ」の話を受けて、後半は「「稼ぐ」と「働く」のずれ」を、パプアニューギニアのトーライ社会でフィールドワークをつづけてきた深田淳太郎さん(三重大学)とともに深掘りします。
文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを交えてお届けする文化人類学者おふたりによるディープな対話「働くの人類学」の第1話後編。
【後編+アフタートーク】
・トーライの人びとの仕事と給与
・働かない?怠けてる?海外青年協力隊の愚痴
・「仕事」と「プライベート」どちらが大事?
・救急車の運転士の話
・働くは手段。小遣い稼ぎよりも重要なこと。
・故郷に錦。目指すところは「ビッグマン」
・「老後2000万円」の虚しさ
・市場経済とパブリックのバランス
etc...
【出演】
深田淳太郎さん
三重大学人文学部准教授。パプアニューギニアのラバウルをフィールドに貝殻貨幣などのローカルな経済システムと市場経済の関係について研究。近著に「除菌と除霊とキャッシュレス」(『現代思想』2020年8月号)、「貨幣と信用」(『文化人類学の思考法』所収)など。
松村圭一郎さん
岡山大学文学部准教授。エチオピアや中東をフィールドに市場と国家の関係などについて研究。『うしろめたさの人類学』で毎日出版文化賞特別賞。『これからの大学』『はみだしの人類学』『文化人類学の思考法』など。
【聞き手】
山下正太郎(コクヨ ワークスタイル研究所)+若林恵(黒鳥社)
企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社
制作協力:宮野川真(Song X Jazz)
音楽:森永泰弘
録音機材提供 : ティアック(株)
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