vol.32 日記映画とドキュメンタリー、生活しながら活動することについて

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去年よりは制限の少ないGW、いかがお過ごしですか？ 今回は「日記映画」というジャンルの映画の感想から始まり、日常を記録する事についての対話です。 4/10(日)に、おーはる・おかのりで「日記映画」の上映会に行ってきました。 作品：大道寺梨乃 新作日記映画『Quando d'estate mi dimentico dell'inverno／夏には冬のことをすっかり忘れてしまう』 2022年4/9(土)-10(日)　三鷹SCOOLにて上映 詳細：https://estateinverno2022.tumblr.com/ 高揚冷めやらぬ上映会の帰り道、おかのり・おーはるで散歩しながら話しました。 日記映画とは： 「個人映画・実験映画の展開のなかから派生した、プライヴェートな日常を日記のように綴った映画を指す。戦後アメリカの実験映画作家であるジョナス・メカスに代表されるように、日記映画は実験映画における主要な手法のひとつとなっており、多くの場合は作家自身の手持ちカメラによるラフな撮影によって構成される。作家の個人的内面と映像の結びつきが強調されており、作家の感情の移ろいを反映させた映像による詩や、映像による私小説と呼べるようなものが多い。」（引用：artscapeより） https://artscape.jp/artword/index.php/%E6%97%A5%E8%A8%98%E6%98%A0%E7%94%BB <映画の概要> 北イタリアのチェゼーナで、夫のエウジェニオさん、娘の朝さん、猫のポンズ氏と暮らす日々。ヨーロッパでの新型コロナウイルス感染症の蔓延による隔離期間真っ只中に撮影された１作目『La mia quarantena／わたしの隔離期間』（2020年）に続く２作目の日記映画。 家族で海に行った夏の日、家族になる前の男女の戯れ、母と娘のごっこ遊び、日常の隙間を見逃さず、少しずつ作られていくパフォーマンス。 いつか人類が火星に移住する頃の未来に飛ばす、目の前の日々を映した日記映画。 当日は会場にZoomで中継され、イタリアから大道寺梨乃さん、山口県から福留麻里さんのお2人が参加するアフタートークもありました。 日常での仕草や風景から生まれる作品や、小さな子供がいる生活の中で制作する事についても聞くことが出来ました。 作品とトークから影響を受け、働きながら活動する自分たちにも引き寄せながら話は展開していきます。 ご意見・ご感想は、[e-mail] までお気軽にどうぞ！ ●話す人：おかのり、おーはる ●収録日：2022.4.10 ●収録場所：三鷹〜井の頭公園