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GO GO台湾 - 2022-01-15_忠孝新生エリア

 
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トーク①:“台北の秋葉原”≫

来週(1/20)、台北市内に「ドンドンドンキ」2号店がオープンします!

この「ドンドンドンキ」は、皆さんもお馴染みの総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」の海外向けブランドで、台湾には昨年(2021年)の1月19日に1号店が台北市の若者の街・西門町に進出しました!

コロナ禍、多くの店舗が閉店を余儀なくされていた中、大丈夫かな、すぐに撤退なんてことにならないかなぁ…なんてちょと心配していましたが、なかなか日本に旅行に行けず日本ロスになっていた台湾の人や、日本に帰ることのできない私たち台湾在住日本人から人気となりました。

個人的には、最近、「ドンドンドンキ」に私の地元・福岡の明太子や、インスタントラーメンの「うまかっちゃん」や、バニラアイスにチョコレートとザクザク食感のクランチがコーティングされたアイスバー「ブラックモンブラン」と言った、福岡県民のソウルフードも売られていたりして、同郷の友人たちと喜んでいます。

もちろん、福岡の物だけでなく、日本で売っている化粧品やお菓子、グッズ、食材などがずらりと並んでいるので、定期的に行っているという日本人もいるようです。

その「ドンキ」が、今回、2号店をオープンします!

場所は、“台北の秋葉原”、“台北の電気街”と呼ばれる「忠孝新生」エリアです。

この「忠孝新生」エリア、どんなスポットがあるのかというと、やはりまず一番に思いつくのは「光華數位新天地(通称:光華商場)」。

元々は1973年、台北市の八德路一段と二段の場所にあった、今は無くなった高架橋「光華橋」の高架下で営業が始まった、台湾で最も早くに誕生したショッピングセンターです。

当初は、古本が主な営業品目だったそうですが、次第に骨とう品や、電子部品などの販売が登場しました。

1992年に、鉄道の地下化工事に伴って、台北駅前にあった大型ショッピングセンター「中華商場」が取り壊されたため、そこにいた多くの業者がこの「光華商場」周辺に移ってきて、「八德路」と「新生南路」の周辺に一つの商圏を形成し始めました。

そして鉄道地下化工事が完了後、高架橋「光華橋」は、交通の面で物理的な必要性が無くなり、さらには構造的な安全性が懸念されたことから2006年1月29日に取り壊され、一部の店は移転もしくは閉店し、残りの店は、暫定的に別の場所に建てられた仮設の店舗に移動しました。

そして2008年、正式に現在の建物「台北資訊大樓(台北情報ビル)」に入って電子商店街となり、台湾最大の、“コンピューター”、携帯電話などの“コミュニケーション”、消費者用電子機器“コンシューマーエレクトロニクス”と言った3Cのショッピングセンターとなったんです。

この「光華商場」、ビルの上に行けば行くほど、ちょっとマニアックなお店が増えますが、下の方はパソコンやスマホと言った身近なものが売っていますし、実は1階にフードコートもあるんですよ。

また、そのお隣には同じく家電ブランドなどがたくさん入っているビル「三創生活園区(Syntrend Creative Park)」があります。

こちらの方が新しくできたという事もあって、百貨店などのように空間を広めに使った店舗となっていて、家電系の他に、音響機器や映像機器関連、アニメやゲーム系のグッズを扱っているお店もあります。上の階にはレストランフロアがあり、地下1階にはフードコートもあります。そして、1階の中央のスペースでは定期的にイベントもやっていますよ。

この二つのビルは、簡単に説明するなら、「光華商場」の方は、昔ながらの“電気街”だったころの秋葉原の雰囲気、一方、「三創生活園区」の方は、百貨店のような雰囲気に、最近の秋葉原の雰囲気を足したような感じ…と言ったところでしょうか。

ぐるっと見て回るだけでも楽しめますよ。

“電気街”と呼ばれるくらいですので、この2つのビルだけでなく、周辺にも家電や電子機器を取り扱っている小さなお店もあちこちにあります。

ぜひまだ行かれたことのない方、忠孝新生エリアにある“台北の電気街”、「大光華商圏」にも足を運んでみてくださいね。

アクセスは、台北新交通システムMRT(台北メトロ)オレンジラインとブルーラインが交わる「忠孝新生」駅下車。1番出口から出て徒歩5分ほどです。

途中、屋台が出ていたりしますので、寄り道して小腹を満たしながら向かうのもいいかもしれません。

トーク②:華山1914文化創意業園區≫

この忠孝新生付近は“電気街”としてだけでなく、他にも様々なスポットがあるんですよ。

“電気街”と呼ばれるエリアのすぐ近くに、「華山1914文化創意產業園區(華山1914クリエイティブパーク)」があります。

ここは、かつての酒造工場の跡地をリノベーションして、現在はアート発信基地となっているスポットです。

日本統治時代の1914年に建てられ、当初は清酒、胡蝶蘭、人参酒などを作っていましたが、1922年に台湾で酒やたばこの専売制が施行され、「台湾総督府専売局台北酒工場」として官営化しました。

戦後、国民政府に接収され、「台灣省專賣局台北酒工廠」となり、1947年には「台灣省菸酒公賣局第一酒廠」と改称しました。

その後は、様々な醸造酒や果実酒などを製造していましたが、1987年に工場が、台北市のお隣、新北市林口区に移ったため、操業を停止しました。

それから10年以上放置されていて、廃墟状態となっていましたが、2003年に政府が管理をはじめ、2005年に「華山1914文化創意產業園區」としてリニューアルオープン。文芸界、非営利組織、そして個人の個展やコンサートなど、文化活動の場として開放している他、敷地内にはカフェやレストラン、雑貨屋さんや、ギャラリーなどのショップもたくさんあって、休日になると多くの人で賑わっています。

およそ6ヘクタールもある広い敷地なんですが、まず、塀などで囲まれてなく、“電気街”や最寄りのMRTの駅「忠孝新生」駅から歩いてくると、芝生と石畳、コンクリートそれぞれが交差するような作りの広場となっているので、ここでイベントなどもよく行われていて、フラ~っと立ち寄りやすい空間になっています。

そして、その広場の奥に建物が広がっているのですが、その多くは1920年代から1930年代に建てられたものだそうです。

そのため古びた建物が懐かしい雰囲気を醸し出していて、それがアーティスティックな空気感があるということや、元々、酒造工場ということから、独特な建築的特徴を備えていて、巨大な機械を設置するために建物の天井は高く、柱がない大きな空間で作られていたりするので、様々なサイズのアート作品を作ったり、設置したりするのにぴったりだ!として保存されることになったんです。

今は、それぞれの建物に建物の特徴や、元々、何の用途で使われていた建物なのかの説明が書かれた看板が設置されています。ぜひそれも見てみてくださいね。

それらの古い建物は現在、国家文化資産に登録されています。

建物の中は、リノベーションされているんですが、リノベーションの際に、当時のものを活かすような作りにしていることから、コンクリート造りの建物に、当時のまま、木枠の窓や扉が使われているところがあったり、一部剥がれ落ちているタイルの壁がそのまま使われていたりしていて、でも一歩、建物の中に入ると現代のオシャレ空間が広がっている…と言うような感じで、新旧が融合した、不思議な雰囲気を楽しめます。

しかも、ここにあるショップも、やはりクリエイティブなものを取り扱っているお店が多く、どれもオシャレなんです。

また、大型のイベントスペースの他、映画館やライブハウスも入っているので、目的に合わせて訪れる人もいますし、古い建物を背景に写真を撮りに訪れる人もいますし、ふらりと足を運ぶ人もいます。

イベントなどは土日祝日が多いのですが、平日でもふらりと訪れても楽しめるスペースですよ。

お隣、“電気街”と共に“クリエイティブスペース”も楽しんでくださいね。ちなみに、この周辺の地名や通りの名前に「華山」という名前はありませんが、「華山1914文化創意產業園區」の「華山」はどこから来たのかというと、日本統治時代、この周辺のエリアを、初代・台湾総督の「樺山資紀」の名前に由来して「樺山町」と呼ばれていましたが、国民政府時代、「樺」の字の“きへん”が取れて「華山」と呼ばれていたのが由来なんだそうです。

トーク③:阜杭豆漿≫

そして、「華山1914文化創意產業園區」から更に西に進んでいくと、行列ができる朝ご飯屋さんとして有名な「阜杭豆漿」があります。ここは、日本のメディアでも紹介されて、コロナ前には日本人観光客の姿もたくさんありましたので、行ったことある!という方も多いかもしれませんね。

朝の5時半からお昼の12時半までやっていて、台湾のスタンダードな朝ご飯である、お粥や、“台湾式クレープ”と呼ばれる、厚めのクレープ生地を玉子と色々な具材を一緒に焼いてくるっと巻いた「蛋餅」や、“台湾式おにぎり”もあります。

旅行に来て、朝ご飯、屋台メニュー食べたいけれど、何をどう頼んだらいいかわからない…という方や、友人たちとそれぞれ食べたいものが違う…というときにも、ここはいろんなメニューが揃っていますし、写真付き、しかも日本語での説明もついているのでおススメです。席もあるのでそこで食べて行けますよ。

私も何度か行ったことがありますが、だいたい頼むのは、蛋餅(台湾式クレープ)と豆漿(豆乳)、それにその日の気分でプラスして蔥花鹹餅(台湾風ねぎ入り焼きパイ)を頼んだりします。

2年連続でミシュランのビブグルマンに選ばれた朝ご飯屋さん「阜杭豆漿」。台湾の人たちも出勤途中に食べて行ったり、買って行ったりする、地元の人にも人気のお店です。

唯一の難点は、人気のため並ぶということ…。

ただ、みんなの朝ご飯タイムを避ければ、比較的スムーズに入れるので、並ぶのはやだなぁ~という人は、10時、11時頃に行くといいかもしれません。

「阜杭豆漿」までは、「華山1914文化創意產業園區」から徒歩およそ10分です。

真っすぐ「阜杭豆漿」に向かいたいという人は、台北メトロ(MRT)ブルーラインの「善道寺」駅下車すぐです。

…そう、MRTの「忠孝新生」駅から1駅分なんですが、その間にあるスポットを巡っていたらあっという間にたどり着きますよ。

逆に、時間帯から見て、朝、先にMRTで「善道寺」駅まで行って、「阜杭豆漿」で朝ご飯を食べて、それから歩いて「華山1914文化創意產業園區」へ行き、パーク内のお店などを楽しんで、そのあと、“電気街”へ行って、家電やイベントを楽しんで、ついでに台湾の「ドンドンドンキ」はどんな感じなのかを覗いて、MRTの「忠孝新生」駅から帰る…というプランもいいかもしれません。

ぜひ、「忠孝新生」エリアも旅のプランに入れてみてくださいね。

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コンテンツは 中央廣播電臺 RTI Radio Taiwan International and 中野 理絵 , Rti によって提供されます。エピソード、グラフィック、ポッドキャストの説明を含むすべてのポッドキャスト コンテンツは、中央廣播電臺 RTI Radio Taiwan International and 中野 理絵 , Rti またはそのポッドキャスト プラットフォーム パートナーによって直接アップロードされ、提供されます。誰かがあなたの著作権で保護された作品をあなたの許可なく使用していると思われる場合は、ここで概説されているプロセスに従うことができますhttps://ja.player.fm/legal

トーク①:“台北の秋葉原”≫

来週(1/20)、台北市内に「ドンドンドンキ」2号店がオープンします!

この「ドンドンドンキ」は、皆さんもお馴染みの総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」の海外向けブランドで、台湾には昨年(2021年)の1月19日に1号店が台北市の若者の街・西門町に進出しました!

コロナ禍、多くの店舗が閉店を余儀なくされていた中、大丈夫かな、すぐに撤退なんてことにならないかなぁ…なんてちょと心配していましたが、なかなか日本に旅行に行けず日本ロスになっていた台湾の人や、日本に帰ることのできない私たち台湾在住日本人から人気となりました。

個人的には、最近、「ドンドンドンキ」に私の地元・福岡の明太子や、インスタントラーメンの「うまかっちゃん」や、バニラアイスにチョコレートとザクザク食感のクランチがコーティングされたアイスバー「ブラックモンブラン」と言った、福岡県民のソウルフードも売られていたりして、同郷の友人たちと喜んでいます。

もちろん、福岡の物だけでなく、日本で売っている化粧品やお菓子、グッズ、食材などがずらりと並んでいるので、定期的に行っているという日本人もいるようです。

その「ドンキ」が、今回、2号店をオープンします!

場所は、“台北の秋葉原”、“台北の電気街”と呼ばれる「忠孝新生」エリアです。

この「忠孝新生」エリア、どんなスポットがあるのかというと、やはりまず一番に思いつくのは「光華數位新天地(通称:光華商場)」。

元々は1973年、台北市の八德路一段と二段の場所にあった、今は無くなった高架橋「光華橋」の高架下で営業が始まった、台湾で最も早くに誕生したショッピングセンターです。

当初は、古本が主な営業品目だったそうですが、次第に骨とう品や、電子部品などの販売が登場しました。

1992年に、鉄道の地下化工事に伴って、台北駅前にあった大型ショッピングセンター「中華商場」が取り壊されたため、そこにいた多くの業者がこの「光華商場」周辺に移ってきて、「八德路」と「新生南路」の周辺に一つの商圏を形成し始めました。

そして鉄道地下化工事が完了後、高架橋「光華橋」は、交通の面で物理的な必要性が無くなり、さらには構造的な安全性が懸念されたことから2006年1月29日に取り壊され、一部の店は移転もしくは閉店し、残りの店は、暫定的に別の場所に建てられた仮設の店舗に移動しました。

そして2008年、正式に現在の建物「台北資訊大樓(台北情報ビル)」に入って電子商店街となり、台湾最大の、“コンピューター”、携帯電話などの“コミュニケーション”、消費者用電子機器“コンシューマーエレクトロニクス”と言った3Cのショッピングセンターとなったんです。

この「光華商場」、ビルの上に行けば行くほど、ちょっとマニアックなお店が増えますが、下の方はパソコンやスマホと言った身近なものが売っていますし、実は1階にフードコートもあるんですよ。

また、そのお隣には同じく家電ブランドなどがたくさん入っているビル「三創生活園区(Syntrend Creative Park)」があります。

こちらの方が新しくできたという事もあって、百貨店などのように空間を広めに使った店舗となっていて、家電系の他に、音響機器や映像機器関連、アニメやゲーム系のグッズを扱っているお店もあります。上の階にはレストランフロアがあり、地下1階にはフードコートもあります。そして、1階の中央のスペースでは定期的にイベントもやっていますよ。

この二つのビルは、簡単に説明するなら、「光華商場」の方は、昔ながらの“電気街”だったころの秋葉原の雰囲気、一方、「三創生活園区」の方は、百貨店のような雰囲気に、最近の秋葉原の雰囲気を足したような感じ…と言ったところでしょうか。

ぐるっと見て回るだけでも楽しめますよ。

“電気街”と呼ばれるくらいですので、この2つのビルだけでなく、周辺にも家電や電子機器を取り扱っている小さなお店もあちこちにあります。

ぜひまだ行かれたことのない方、忠孝新生エリアにある“台北の電気街”、「大光華商圏」にも足を運んでみてくださいね。

アクセスは、台北新交通システムMRT(台北メトロ)オレンジラインとブルーラインが交わる「忠孝新生」駅下車。1番出口から出て徒歩5分ほどです。

途中、屋台が出ていたりしますので、寄り道して小腹を満たしながら向かうのもいいかもしれません。

トーク②:華山1914文化創意業園區≫

この忠孝新生付近は“電気街”としてだけでなく、他にも様々なスポットがあるんですよ。

“電気街”と呼ばれるエリアのすぐ近くに、「華山1914文化創意產業園區(華山1914クリエイティブパーク)」があります。

ここは、かつての酒造工場の跡地をリノベーションして、現在はアート発信基地となっているスポットです。

日本統治時代の1914年に建てられ、当初は清酒、胡蝶蘭、人参酒などを作っていましたが、1922年に台湾で酒やたばこの専売制が施行され、「台湾総督府専売局台北酒工場」として官営化しました。

戦後、国民政府に接収され、「台灣省專賣局台北酒工廠」となり、1947年には「台灣省菸酒公賣局第一酒廠」と改称しました。

その後は、様々な醸造酒や果実酒などを製造していましたが、1987年に工場が、台北市のお隣、新北市林口区に移ったため、操業を停止しました。

それから10年以上放置されていて、廃墟状態となっていましたが、2003年に政府が管理をはじめ、2005年に「華山1914文化創意產業園區」としてリニューアルオープン。文芸界、非営利組織、そして個人の個展やコンサートなど、文化活動の場として開放している他、敷地内にはカフェやレストラン、雑貨屋さんや、ギャラリーなどのショップもたくさんあって、休日になると多くの人で賑わっています。

およそ6ヘクタールもある広い敷地なんですが、まず、塀などで囲まれてなく、“電気街”や最寄りのMRTの駅「忠孝新生」駅から歩いてくると、芝生と石畳、コンクリートそれぞれが交差するような作りの広場となっているので、ここでイベントなどもよく行われていて、フラ~っと立ち寄りやすい空間になっています。

そして、その広場の奥に建物が広がっているのですが、その多くは1920年代から1930年代に建てられたものだそうです。

そのため古びた建物が懐かしい雰囲気を醸し出していて、それがアーティスティックな空気感があるということや、元々、酒造工場ということから、独特な建築的特徴を備えていて、巨大な機械を設置するために建物の天井は高く、柱がない大きな空間で作られていたりするので、様々なサイズのアート作品を作ったり、設置したりするのにぴったりだ!として保存されることになったんです。

今は、それぞれの建物に建物の特徴や、元々、何の用途で使われていた建物なのかの説明が書かれた看板が設置されています。ぜひそれも見てみてくださいね。

それらの古い建物は現在、国家文化資産に登録されています。

建物の中は、リノベーションされているんですが、リノベーションの際に、当時のものを活かすような作りにしていることから、コンクリート造りの建物に、当時のまま、木枠の窓や扉が使われているところがあったり、一部剥がれ落ちているタイルの壁がそのまま使われていたりしていて、でも一歩、建物の中に入ると現代のオシャレ空間が広がっている…と言うような感じで、新旧が融合した、不思議な雰囲気を楽しめます。

しかも、ここにあるショップも、やはりクリエイティブなものを取り扱っているお店が多く、どれもオシャレなんです。

また、大型のイベントスペースの他、映画館やライブハウスも入っているので、目的に合わせて訪れる人もいますし、古い建物を背景に写真を撮りに訪れる人もいますし、ふらりと足を運ぶ人もいます。

イベントなどは土日祝日が多いのですが、平日でもふらりと訪れても楽しめるスペースですよ。

お隣、“電気街”と共に“クリエイティブスペース”も楽しんでくださいね。ちなみに、この周辺の地名や通りの名前に「華山」という名前はありませんが、「華山1914文化創意產業園區」の「華山」はどこから来たのかというと、日本統治時代、この周辺のエリアを、初代・台湾総督の「樺山資紀」の名前に由来して「樺山町」と呼ばれていましたが、国民政府時代、「樺」の字の“きへん”が取れて「華山」と呼ばれていたのが由来なんだそうです。

トーク③:阜杭豆漿≫

そして、「華山1914文化創意產業園區」から更に西に進んでいくと、行列ができる朝ご飯屋さんとして有名な「阜杭豆漿」があります。ここは、日本のメディアでも紹介されて、コロナ前には日本人観光客の姿もたくさんありましたので、行ったことある!という方も多いかもしれませんね。

朝の5時半からお昼の12時半までやっていて、台湾のスタンダードな朝ご飯である、お粥や、“台湾式クレープ”と呼ばれる、厚めのクレープ生地を玉子と色々な具材を一緒に焼いてくるっと巻いた「蛋餅」や、“台湾式おにぎり”もあります。

旅行に来て、朝ご飯、屋台メニュー食べたいけれど、何をどう頼んだらいいかわからない…という方や、友人たちとそれぞれ食べたいものが違う…というときにも、ここはいろんなメニューが揃っていますし、写真付き、しかも日本語での説明もついているのでおススメです。席もあるのでそこで食べて行けますよ。

私も何度か行ったことがありますが、だいたい頼むのは、蛋餅(台湾式クレープ)と豆漿(豆乳)、それにその日の気分でプラスして蔥花鹹餅(台湾風ねぎ入り焼きパイ)を頼んだりします。

2年連続でミシュランのビブグルマンに選ばれた朝ご飯屋さん「阜杭豆漿」。台湾の人たちも出勤途中に食べて行ったり、買って行ったりする、地元の人にも人気のお店です。

唯一の難点は、人気のため並ぶということ…。

ただ、みんなの朝ご飯タイムを避ければ、比較的スムーズに入れるので、並ぶのはやだなぁ~という人は、10時、11時頃に行くといいかもしれません。

「阜杭豆漿」までは、「華山1914文化創意產業園區」から徒歩およそ10分です。

真っすぐ「阜杭豆漿」に向かいたいという人は、台北メトロ(MRT)ブルーラインの「善道寺」駅下車すぐです。

…そう、MRTの「忠孝新生」駅から1駅分なんですが、その間にあるスポットを巡っていたらあっという間にたどり着きますよ。

逆に、時間帯から見て、朝、先にMRTで「善道寺」駅まで行って、「阜杭豆漿」で朝ご飯を食べて、それから歩いて「華山1914文化創意產業園區」へ行き、パーク内のお店などを楽しんで、そのあと、“電気街”へ行って、家電やイベントを楽しんで、ついでに台湾の「ドンドンドンキ」はどんな感じなのかを覗いて、MRTの「忠孝新生」駅から帰る…というプランもいいかもしれません。

ぜひ、「忠孝新生」エリアも旅のプランに入れてみてくださいね。

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