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GO GO台湾 - 2021-07-24_台北の夜市(南機場、華西街)

 
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トーク①:南機場夜市①≫

5月からの新型コロナの域内感染拡大を受けて警戒レベルが上から2番目に厳しい3級となっていた台湾ですが、来週火曜日(7/27)から一つ引き下げてレベル2級となることが発表されました。8月9日までという期限付きですが、これは、今後、感染者が増えるようであればまた3級に引き上げられる可能性もありますし、このまま域内の感染が収束すれば更に引き下げられる可能性もあります。

まだ今後がどのようになるかわかりませんが、およそ2か月半ぶりに普通に出かけられる!と、待ち遠しく思っている人や、開店の準備に忙しくしているお店の方も多いようです。

そして、台湾の生活に欠かせない夜市も同様です。

台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部である中央感染状況指揮センターは、7月13日から一部条件付きで規制を緩和していて、夜市も緩和の対象となったのですが、台北市は、18ある夜市のうち、中正区にある南機場觀光夜市や公館夜市、萬華区にある華西街夜市や艋舺夜市とその周辺の夜市などを7月26日まで自主休業としています。

ですがようやく27日から営業が再開できそうだということで、今、お店の人たちも準備に入っています。

台湾は外食文化ですので、夜市がないとどこで夜ご飯を食べたらいいんだ!なんて声も上がってましたので、みんな待ち遠しく思っています。

そんな台北の夜市の中から、先週は、まずは外せない有名な夜市を紹介しましたが、台湾も何度か訪れていて、観光客でも行きやすく、でももうちょっとローカルな、観光客よりも地元の人が多く訪れる夜市に行ってみたい!という方は、「南機場夜市」がおススメです!

2020年の「ミシュラン台北・台中」のビブグルマンにこの「南機場夜市」から3店舗登録されているほか③、美味しくて安いお店が多いと人気の“美食夜市”として有名です。

そんな“美食夜市”「南機場夜市」ですが、中正区の郊外にあって、士林夜市や饒河街夜市のように駅からアクセスがいいというわけではないので、観光客は少ないおススメのスポットです。

アクセスは、台北新交通システムMRT(台北メトロ)ブルーラインの「龍山寺」駅か、グリーンラインの「小南門」駅下車。そこから共に徒歩20分ほどかかりますので、バスに乗るのをおススメします。

「龍山寺」駅からだと、673番か、藍29番のバス。「小南門」駅からだと、12番、205番、212番、223番、249番、250番、253番のいずれかのバスに乗って、共に「南機場公寓」バス停下車です。

バスを降りたら、バス停の通りから「307巷」の通りを入って少し歩くと右手に入口のゲートが見えます。

そのゲートに「南機場夜市」と表示されているんですが、それが看板ではなく、ネオンサイン看板で、夜になるとオレンジ色に名前が浮かび上がって、なんだかこの看板だけでもアジアの熱気が伝わってくるようなワクワク感があります。

大きな夜市ではないんですが、ゲートをくぐって中に入ると美食のお店がずらりと並んでいますよ。

この「南機場夜市」に来たらまずは、そのゲートのすぐ脇にある「曉迪筒仔米糕(曉迪竹筒中華おこわ)」と「山內雞肉」の美食を楽しむのを忘れないでくださいね。入り口すぐというと一般にはいい位置なんですが、来慣れていない場所だと、まだ心の準備ができてないまま通過してしまいがちです。しかし、この2つのお店は「南機場夜市」の“2大門神”と呼ばれていて、常に人であふれている人気のお店なんですよ。

「曉迪筒仔米糕」の人気メニューはやはり、お店の名前にもなっている“竹筒中華おこわ”。竹筒には入ってきませんが、竹筒に入れて蒸したもち米はもちもちで、甘いタレをかけて食べます。また、「冬瓜排骨酥湯(冬瓜ポークリブスープ)」も人気のメニューですよ。美味しそうなメニューがたくさんあって、ここだけで満足してしまいそうになります(笑)。

そしてもう一つの“門神”「山內雞肉」。こちらは、2018年、2019年、2020年と3年連続で「ミシュラン台北」に掲載されたお店。

こちらも人気はやはりお店の名前にもなっている「雞肉」。この「山內雞肉」の“雞肉飯”は、よく見かける味付けされた鶏肉を裂いたものがご飯に乗っているスタイルではなく、タレのかかったご飯に鶏肉がおかずのように別のお皿に乗って来るスタイルです。

ですので、想像する“雞肉飯”よりはボリュームがありますよ。

そして、他にも私も大好きな金針花(ワスレグサ)が入ったスープ、“金針湯(ワスレグサのスープ)”がここにはあるんです!台北で“金針湯”が食べられるお店をなかなか見つけられないのですが、ここなら食べられます。コリコリっとまではいきませんが、少し筍のような歯ごたえがあって、栄養も豊富で、しかも見た目もオレンジ色と鮮やかな“金針湯”。皆さんもぜひ食べてみてくださいね。

トーク②:南機場夜市②≫

入口のゲートの下の2件のお店だけでもお腹がいっぱいになりそうですが、「南機場夜市」にはまだまだ美味しいお店がたくさんありますよ!

「ミシュラン台北」のビブグルマンに選ばれた、“潤餅(ルンビン)”のお店「吾旺再季」もおススメ。2019年は「松清潤餅」という名前で「ミシュラン台北」のビブグルマンに選ばれていましたが、改名をして「吾旺再季」という名前で2020年もビブグルマンに選ばれています。

この“潤餅”とは、“台湾式春巻き”などと紹介されたりもしていますが、薄い生地にお肉やお野菜、ピーナッツ粉、肉鬆(豚肉でんぶ)、パクチーなどを入れて巻く“お惣菜春巻き”です。

この「吾旺再季」では、人気のお店なので先に番号札を取って待ちます。自分の番号が来たら、もし“パクチー”など苦手で入れて欲しくないものがあれば伝えてくださいね。

そして、長い行列ができている小さな燒餅の屋台を見つけたら、そこも2019年、2020年と、ビブグルマンに選ばれたお店ですよ。

お店の看板を掲げていないことから、「ミシュラン台北」のホームページでは「無名推車燒餅(無名の燒餅のリアカー屋台)」と表記されています。昔ながらの全て手作業で、小麦粉を練って作った生地を屋台の窯で焼いてくれる燒餅。メニューは、長方形のちょっと大きなシンプルな「長燒餅」、中がほんのり甘い「甜酥餅」、中にあんこを包んだ「紅豆燒餅」、中にお肉が詰まったちょっと“胡椒餅”を薄くしたような「鹹酥餅」の4種類のみです。

更には、ここでもぜひ“臭豆腐”にチャレンジしてみてください!「臭老闆 現蒸臭豆腐(臭老闆の蒸し臭豆腐)」の臭豆腐は、まるで小籠包のように蒸籠で蒸して、最後に台湾バジルを載せて出てきます。蒸したタイプの臭豆腐は、揚げたものとも、煮込んだものとも違って、病みつきになる人も少なくないそうですよ。

…と紹介しておきながら、この“蒸し臭豆腐”、私はまだチャレンジしたことがないのですが、今度チャレンジしてみたいと思います!

タレの辛さは好みで選べますよ。

この他にも、“白玉だんご”「湯圓」のお店や、プルプルとした半透明の皮に肉やしいたけ、タケノコなどを詰めた「肉圓」のお店、焼き餃子「鍋貼」のお店など…美味しいお店がいっぱいあります!ぜひお腹を空かせて足を運んでくださいね。

なお、観光客が少ないとはいっても、メニューには日本語の表記もあるので、中国語がわからなくてもオーダー安心です!

ちなみに、「南機場“夜市”」という名前ですが、お昼にやっているお店もあるので、早い時間からここで“食い倒れ”を楽しむのもいいかもしれません。

そうそう、ところでこの「南機場夜市」という名前。中国語で“機場”とは“飛行場”の意味。でもこのあたりには空港はありません。

何で“南機場”という名前なのかというと、日本統治時代、ここに軍用飛行場を作っていたことから、その名残なんだそうです。

ぜひローカルな“美食夜市”「南機場夜市」も楽しんでくださいね!

トーク③:華西街夜市≫

最後にもう1か所、ちょっとディープな夜市を体験したい方は、萬華区の「華西街夜市」に足を運んでみてください。

人気観光地である「龍山寺」の近くにあるこの「華西街夜市」は、台湾で最初にできた“観光夜市”で、大きな道路を挟んで両サイドに中華風の入口のゲートがあって、ゲートを入るとアーケードの夜市となっています。

かつては、ここの夜市では、蛇の肉を使った料理や、蛇の血といったメニューを出すお店がいくつもあったそうで、“ディープな夜市”というイメージがあったのですが、時代と共にそのお店も減っていき、2018年に最後の店舗が閉店してしまいました。

蛇肉を専門に扱うお店はなくなってしまいましたが、すっぽん料理のお店があって、そこでは“すっぽんの血”の他に、“蛇の血”も楽しめるようですよ。(私はチャレンジする勇気が出ませんが…)もし、チャレンジされたら感想を教えてください。

この他にも、この「華西街夜市」のお店の多くは長く営業している老舗店が多く、店の看板には“創業〇年”という文字が書いてあって、30年以上の歴史のある老舗ばかりです。

中には新しい雰囲気のお店でも、看板を見てみると歴史あるお店もあります。

そんな歴史の貫禄なのでしょうか、やはり他の夜市とはちょっと雰囲気が違い、どこか“ディープ”な空気感が漂います。その雰囲気に押されてか、私はこの「華西街夜市」ではなかなかお店に入りづらく、いつも屋台でちょこちょこ買い食いをするパターンになっています。でも夜市ってそれも楽しいんですよね。

他の夜市とはちょっと違う雰囲気の「華西街夜市」にもぜひ足を運んでみてくださいね。

アクセスは、台北メトロ、ブルーラインの「龍山寺」駅下車。「龍山寺」の左手を抜けて、廣州街という通りを西へ少し歩くと到着します。

ちなみに、「龍山寺」の周辺には、細かく夜市がいくつもあって、「龍山寺」の左手を抜けたところには「艋舺夜市」が、廣州街を「華西街夜市」よりもさらに先へ進むと「廣州街觀光夜市」が、そこから南に少し行くと「梧州街觀光夜市」、そして「龍山寺」の右手を抜けた先には「西昌夜市夜市」があります。ぜひ、あちこち巡って、お気に入りのお店を見つけてくださいね。

なお、今日ご紹介した夜市はローカルな生活の一部の夜市ですので、人込みの中、バイクが通り抜けていくこともよくありますので、夜市を楽しみに行くときにはそこには気を付けてくださいね。

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コンテンツは 中央廣播電臺 RTI Radio Taiwan International and 中野 理絵 , Rti によって提供されます。エピソード、グラフィック、ポッドキャストの説明を含むすべてのポッドキャスト コンテンツは、中央廣播電臺 RTI Radio Taiwan International and 中野 理絵 , Rti またはそのポッドキャスト プラットフォーム パートナーによって直接アップロードされ、提供されます。誰かがあなたの著作権で保護された作品をあなたの許可なく使用していると思われる場合は、ここで概説されているプロセスに従うことができますhttps://ja.player.fm/legal

トーク①:南機場夜市①≫

5月からの新型コロナの域内感染拡大を受けて警戒レベルが上から2番目に厳しい3級となっていた台湾ですが、来週火曜日(7/27)から一つ引き下げてレベル2級となることが発表されました。8月9日までという期限付きですが、これは、今後、感染者が増えるようであればまた3級に引き上げられる可能性もありますし、このまま域内の感染が収束すれば更に引き下げられる可能性もあります。

まだ今後がどのようになるかわかりませんが、およそ2か月半ぶりに普通に出かけられる!と、待ち遠しく思っている人や、開店の準備に忙しくしているお店の方も多いようです。

そして、台湾の生活に欠かせない夜市も同様です。

台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部である中央感染状況指揮センターは、7月13日から一部条件付きで規制を緩和していて、夜市も緩和の対象となったのですが、台北市は、18ある夜市のうち、中正区にある南機場觀光夜市や公館夜市、萬華区にある華西街夜市や艋舺夜市とその周辺の夜市などを7月26日まで自主休業としています。

ですがようやく27日から営業が再開できそうだということで、今、お店の人たちも準備に入っています。

台湾は外食文化ですので、夜市がないとどこで夜ご飯を食べたらいいんだ!なんて声も上がってましたので、みんな待ち遠しく思っています。

そんな台北の夜市の中から、先週は、まずは外せない有名な夜市を紹介しましたが、台湾も何度か訪れていて、観光客でも行きやすく、でももうちょっとローカルな、観光客よりも地元の人が多く訪れる夜市に行ってみたい!という方は、「南機場夜市」がおススメです!

2020年の「ミシュラン台北・台中」のビブグルマンにこの「南機場夜市」から3店舗登録されているほか③、美味しくて安いお店が多いと人気の“美食夜市”として有名です。

そんな“美食夜市”「南機場夜市」ですが、中正区の郊外にあって、士林夜市や饒河街夜市のように駅からアクセスがいいというわけではないので、観光客は少ないおススメのスポットです。

アクセスは、台北新交通システムMRT(台北メトロ)ブルーラインの「龍山寺」駅か、グリーンラインの「小南門」駅下車。そこから共に徒歩20分ほどかかりますので、バスに乗るのをおススメします。

「龍山寺」駅からだと、673番か、藍29番のバス。「小南門」駅からだと、12番、205番、212番、223番、249番、250番、253番のいずれかのバスに乗って、共に「南機場公寓」バス停下車です。

バスを降りたら、バス停の通りから「307巷」の通りを入って少し歩くと右手に入口のゲートが見えます。

そのゲートに「南機場夜市」と表示されているんですが、それが看板ではなく、ネオンサイン看板で、夜になるとオレンジ色に名前が浮かび上がって、なんだかこの看板だけでもアジアの熱気が伝わってくるようなワクワク感があります。

大きな夜市ではないんですが、ゲートをくぐって中に入ると美食のお店がずらりと並んでいますよ。

この「南機場夜市」に来たらまずは、そのゲートのすぐ脇にある「曉迪筒仔米糕(曉迪竹筒中華おこわ)」と「山內雞肉」の美食を楽しむのを忘れないでくださいね。入り口すぐというと一般にはいい位置なんですが、来慣れていない場所だと、まだ心の準備ができてないまま通過してしまいがちです。しかし、この2つのお店は「南機場夜市」の“2大門神”と呼ばれていて、常に人であふれている人気のお店なんですよ。

「曉迪筒仔米糕」の人気メニューはやはり、お店の名前にもなっている“竹筒中華おこわ”。竹筒には入ってきませんが、竹筒に入れて蒸したもち米はもちもちで、甘いタレをかけて食べます。また、「冬瓜排骨酥湯(冬瓜ポークリブスープ)」も人気のメニューですよ。美味しそうなメニューがたくさんあって、ここだけで満足してしまいそうになります(笑)。

そしてもう一つの“門神”「山內雞肉」。こちらは、2018年、2019年、2020年と3年連続で「ミシュラン台北」に掲載されたお店。

こちらも人気はやはりお店の名前にもなっている「雞肉」。この「山內雞肉」の“雞肉飯”は、よく見かける味付けされた鶏肉を裂いたものがご飯に乗っているスタイルではなく、タレのかかったご飯に鶏肉がおかずのように別のお皿に乗って来るスタイルです。

ですので、想像する“雞肉飯”よりはボリュームがありますよ。

そして、他にも私も大好きな金針花(ワスレグサ)が入ったスープ、“金針湯(ワスレグサのスープ)”がここにはあるんです!台北で“金針湯”が食べられるお店をなかなか見つけられないのですが、ここなら食べられます。コリコリっとまではいきませんが、少し筍のような歯ごたえがあって、栄養も豊富で、しかも見た目もオレンジ色と鮮やかな“金針湯”。皆さんもぜひ食べてみてくださいね。

トーク②:南機場夜市②≫

入口のゲートの下の2件のお店だけでもお腹がいっぱいになりそうですが、「南機場夜市」にはまだまだ美味しいお店がたくさんありますよ!

「ミシュラン台北」のビブグルマンに選ばれた、“潤餅(ルンビン)”のお店「吾旺再季」もおススメ。2019年は「松清潤餅」という名前で「ミシュラン台北」のビブグルマンに選ばれていましたが、改名をして「吾旺再季」という名前で2020年もビブグルマンに選ばれています。

この“潤餅”とは、“台湾式春巻き”などと紹介されたりもしていますが、薄い生地にお肉やお野菜、ピーナッツ粉、肉鬆(豚肉でんぶ)、パクチーなどを入れて巻く“お惣菜春巻き”です。

この「吾旺再季」では、人気のお店なので先に番号札を取って待ちます。自分の番号が来たら、もし“パクチー”など苦手で入れて欲しくないものがあれば伝えてくださいね。

そして、長い行列ができている小さな燒餅の屋台を見つけたら、そこも2019年、2020年と、ビブグルマンに選ばれたお店ですよ。

お店の看板を掲げていないことから、「ミシュラン台北」のホームページでは「無名推車燒餅(無名の燒餅のリアカー屋台)」と表記されています。昔ながらの全て手作業で、小麦粉を練って作った生地を屋台の窯で焼いてくれる燒餅。メニューは、長方形のちょっと大きなシンプルな「長燒餅」、中がほんのり甘い「甜酥餅」、中にあんこを包んだ「紅豆燒餅」、中にお肉が詰まったちょっと“胡椒餅”を薄くしたような「鹹酥餅」の4種類のみです。

更には、ここでもぜひ“臭豆腐”にチャレンジしてみてください!「臭老闆 現蒸臭豆腐(臭老闆の蒸し臭豆腐)」の臭豆腐は、まるで小籠包のように蒸籠で蒸して、最後に台湾バジルを載せて出てきます。蒸したタイプの臭豆腐は、揚げたものとも、煮込んだものとも違って、病みつきになる人も少なくないそうですよ。

…と紹介しておきながら、この“蒸し臭豆腐”、私はまだチャレンジしたことがないのですが、今度チャレンジしてみたいと思います!

タレの辛さは好みで選べますよ。

この他にも、“白玉だんご”「湯圓」のお店や、プルプルとした半透明の皮に肉やしいたけ、タケノコなどを詰めた「肉圓」のお店、焼き餃子「鍋貼」のお店など…美味しいお店がいっぱいあります!ぜひお腹を空かせて足を運んでくださいね。

なお、観光客が少ないとはいっても、メニューには日本語の表記もあるので、中国語がわからなくてもオーダー安心です!

ちなみに、「南機場“夜市”」という名前ですが、お昼にやっているお店もあるので、早い時間からここで“食い倒れ”を楽しむのもいいかもしれません。

そうそう、ところでこの「南機場夜市」という名前。中国語で“機場”とは“飛行場”の意味。でもこのあたりには空港はありません。

何で“南機場”という名前なのかというと、日本統治時代、ここに軍用飛行場を作っていたことから、その名残なんだそうです。

ぜひローカルな“美食夜市”「南機場夜市」も楽しんでくださいね!

トーク③:華西街夜市≫

最後にもう1か所、ちょっとディープな夜市を体験したい方は、萬華区の「華西街夜市」に足を運んでみてください。

人気観光地である「龍山寺」の近くにあるこの「華西街夜市」は、台湾で最初にできた“観光夜市”で、大きな道路を挟んで両サイドに中華風の入口のゲートがあって、ゲートを入るとアーケードの夜市となっています。

かつては、ここの夜市では、蛇の肉を使った料理や、蛇の血といったメニューを出すお店がいくつもあったそうで、“ディープな夜市”というイメージがあったのですが、時代と共にそのお店も減っていき、2018年に最後の店舗が閉店してしまいました。

蛇肉を専門に扱うお店はなくなってしまいましたが、すっぽん料理のお店があって、そこでは“すっぽんの血”の他に、“蛇の血”も楽しめるようですよ。(私はチャレンジする勇気が出ませんが…)もし、チャレンジされたら感想を教えてください。

この他にも、この「華西街夜市」のお店の多くは長く営業している老舗店が多く、店の看板には“創業〇年”という文字が書いてあって、30年以上の歴史のある老舗ばかりです。

中には新しい雰囲気のお店でも、看板を見てみると歴史あるお店もあります。

そんな歴史の貫禄なのでしょうか、やはり他の夜市とはちょっと雰囲気が違い、どこか“ディープ”な空気感が漂います。その雰囲気に押されてか、私はこの「華西街夜市」ではなかなかお店に入りづらく、いつも屋台でちょこちょこ買い食いをするパターンになっています。でも夜市ってそれも楽しいんですよね。

他の夜市とはちょっと違う雰囲気の「華西街夜市」にもぜひ足を運んでみてくださいね。

アクセスは、台北メトロ、ブルーラインの「龍山寺」駅下車。「龍山寺」の左手を抜けて、廣州街という通りを西へ少し歩くと到着します。

ちなみに、「龍山寺」の周辺には、細かく夜市がいくつもあって、「龍山寺」の左手を抜けたところには「艋舺夜市」が、廣州街を「華西街夜市」よりもさらに先へ進むと「廣州街觀光夜市」が、そこから南に少し行くと「梧州街觀光夜市」、そして「龍山寺」の右手を抜けた先には「西昌夜市夜市」があります。ぜひ、あちこち巡って、お気に入りのお店を見つけてくださいね。

なお、今日ご紹介した夜市はローカルな生活の一部の夜市ですので、人込みの中、バイクが通り抜けていくこともよくありますので、夜市を楽しみに行くときにはそこには気を付けてくださいね。

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