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GO GO台湾 - 2021-03-20_汐止エリア

 
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トーク①:人気ドラマ「通靈少女」ロケ地「汐止濟德宮」建て替えへ≫

皆さんは、台湾の「通靈少女(THE TEENAGE PSYCHIC)」というドラマを見たことはありますか?“お宅の女神”こと「郭書瑤」が霊能力を持つ少女の役を演じた、台湾の民間信仰と廟文化を背景に、霊能力を持つ少女が女道士になるために廟に預けられ、その過程で直面する人間性、家族、友情、そして愛などを描いた物語です。

2017年に台湾の公共テレビ(PTS)で放送が開始されると、蔡英文・総統をはじめ各界の著名人からも高い評価を集め、最終話の放送の際には平均視聴率4.4%と、PTSの過去最高視聴率を打ち立て、その年のテレビ・ラジオ番組の最高栄誉である「金鐘獎(ゴールデン・ベル・アワード)」のショートドラマ賞と助演女優賞を獲得しました。

そのドラマの主なロケ地となっていたのが、台北市をドーナツのように取り囲む、新北市の東側,、汐止にある、「濟德宮媽祖廟」。

この「汐止濟德宮」は、180年以上の歴史があり、汐止エリアで最も歴史のある“媽祖廟”。別名「汐止媽祖廟」、もしくは、この汐止エリアがかつて基隆河の終点で、満潮の時には海水が基隆河に入ってここまでさかのぼってきたことから、元々は「水返脚」と呼ばれていたことから「水返脚媽祖廟」とも呼ばれています。

媽祖廟は、航海の安全を守る女神、媽祖を祀られる廟です。台湾で広く信仰されています。

この「汐止濟德宮」は、汐止エリアの媽祖信仰における代表的な廟で、廟の主神はピンク色の顔をした1.5メートルの媽祖様で、新北市ではとても珍しい媽祖様です。

廟には2つの歴史ある石柱があって、正殿にある一対(二本)の柱は清朝の道光27年(1847年)に、西側の建物にあるもう一対の柱は清朝の咸豊8年(1859年)に建てられました。この二対の石柱はもう150年以上も廟を支えているんですね。

その歴史のある「汐止濟德宮」がこの度、建て替えられることになりました。

元々は現在の廟の前にある駐車場の位置に建てられていたのですが、日本統治時代に宿舎を建てるということで昭和10年(1935年)に別の場所に移築を余儀なくされましたが、民国39年(1950年)にこの場所に再建されました。それからすでに80年以上がたち、近年の数々の台風によって廟の構造的な被害が発生したため、媽祖様にお伺いをたて、同意のもと、元々の位置に新たな媽祖廟を再建することとなりました。そして、先日、その起工式が行われ、工事が始まりました。

これから、長年にわたる地元の協力と資金調達の結果、集まった2億台湾元(日本円およそ7億7000万円)の費用と2年をかけて再建する予定です。

ドラマで見た、あの歴史を感じる雰囲気がなくなってしまうのはちょっと残念ですが、再建後の廟は、現代と伝統的な趣を融合させたものにし、媽祖様の慈悲と希望の表れである光を取り入れ、建物は文物館などを含む3階建てになる予定だそうです。

完成したら皆さんもぜひ足を運んでみてくださいね。

「汐止濟德宮」までのアクセスは、在来線台湾鉄道「汐止」駅下車、徒歩およそ10分です。

トーク②:五堵台鐵舊隧道~星光橋サイクリング≫

ちなみに、汐止エリアは、台北市と基隆市のちょうど間に位置していて、かつては基隆河の貨物の中継所で、人々も台北城に買い物や商売をしに行くときには船着き場から船に乗って台北城へ向かっていたそうです。

台北市の東にある南港に接したエリアで、今も鉄道や、国道1号線や3号線をはじめとした大きな道路が通っていて、台北市内からのアクセスもいいので、パソコンの大手メーカー「Acer」の本社や、その他電子関係の会社も多く集まっていますし、周辺は川があるだけでなく、緑も多く、散策に訪れるのもおススメですよ。

そんな汐止エリアの人気スポットと言えば、「五堵台鐵舊隧道(五堵台湾鉄道旧トンネル)」。

日本統治時代の鉄道の雰囲気を残した、一見すると薄暗く、幅の狭い、古く無機質なトンネルで、蔦が張ったレンガ造りの入り口から中に入るとまるで映画「千と千尋の神隠し」の世界に迷い込んだかのような気分になります。

ひっそりとあったらちょっと怖くて一人では入れない…と思うところですが、トンネルの壁は昔の雰囲気を残しているものの、床の部分や周辺はきれいに整備され、照明もたかれていて、歩いてでも自転車でも安全にスムーズに通ることができます。

しかも、トンネルの途中には、新北市と基隆市の“市境”のプレートがありますので、そこで2つの市をまたいで写真を撮るのもいいかもしれません。

なお、この「五堵台鐵舊隧道」までは、サイクリングロードが整備されているので、台湾鉄道の「五堵」駅からレンタサイクルのUbikeを借りてサイクリングに向かう人も多いんですよ。

台湾鉄道「五堵」駅前にUbikeのステーションがありますので、そこで自転車を借りたら道を挟んだ先のサイクリングロードへ。基隆河に沿ってサイクリングロードが通っているので、心地の良い風を感じながらサイクリングが楽しめます。

途中、一般道を通る区間がありますが、ほとんどの道は整備されたサイクリングロードを通りますし、行先の案内板も出ていますので、それに沿って自転車を走らせると大体30分ほどで「五堵台鐵舊隧道」に到着します。ちなみに、「トンネル」の中国語は「隧道」ですので、「五堵台鐵舊隧道」という案内板を探してくださいね。

なお、「五堵台鐵舊隧道」に到着すると、トンネルとは逆側、右手にはカラフルな絵が描かれ、近未来的なイメージとなっている休憩スペースがあります。ここに立ち寄ってから「五堵台鐵舊隧道」に入っていくと、まるでタイムマシーンに乗って、過去へとタイムスリップするような気分を楽しめますよ。

そして、「五堵台鐵舊隧道」を楽しんだら、トンネルを戻ってきて、再びサイクリングロードへ。

そのまま「五堵」駅に戻ってサイクリング終了!でもいいのですが、もしまだ体力に余裕があれば、さらにその先にある「汐止星光橋」を目指してみてください。

基隆河にかかる「星光橋」は、全長270メートルの歩行者と自転車専用の橋です。

遠くから見ると、まるで大きなマイクのような形をした塔が橋のワイヤーを支えているのが特徴です。このマイクの形も目を引きますが、左右非対称に張られたワイヤーの姿も見どころです。また、夜になるとカラフルに光を放つことから、「星光橋」と名付けられたそうですよ。

基隆河の静かな水面に映る橋の姿は昼間も、夕暮れ時も、ライトアップされてもきれいです。

ぜひゆったりと心地のいいサイクリングを楽しんでください。

トーク③:その他、汐止エリアのおススメスポット(拱北殿、茄苳瀑布、香帥蛋糕芋製所)≫

このほかにも汐止エリアは散策が好きだという方にお勧めのスポットがたくさんあります。

例えば、「拱北殿」。ここは100年以上の歴史のある古跡の廟で、廟に向かって山への入る石階段の脇には石灯篭が並んでいたり、朱色の橋のようなものがあったりして、ちょっと神社のような雰囲気で、“日本の雰囲気が味わえるスポット”として人気です。でも個人的には、“日本っぽい”というよりも、“台湾の廟に日本の神社のエッセンスが加わった”という感じで、逆に日本にはない、なかなか新鮮な感覚を覚えます。

なおこの「拱北殿」は、汐止の人たちの信仰の要となっているだけでなく、紅葉がきれいな場所として有名なスポットです。

また上の方に上っていくと石造りの二連アーチの橋のようなところがあるのですが、紅葉の時期、その橋の上で紅葉と写真に写るのが人気です。

上っていく途中に休憩できるベンチやテーブルがあるスペースがあるのですが、そこの壁などもモミジの葉がデザインされているんですよ。

紅葉シーズンに台湾を訪れた際には、この「拱北殿」にも訪れてみてください。

「拱北殿」までのアクセスは、台湾鉄道「汐止」駅前から“890”、“F908”、“F910”のバスに乗って、「拱北殿」バス停下車です。

そしてもう1か所、「茄苳瀑布」もおススメです。

“汐止の秘境”とも言われていて、緑に囲まれた中、石畳を流れ落ちてくる滝は清涼感と癒しを与えてくれます。

しかも、入口を入ってから、わずか3分ほどで「茄苳瀑布」に到着します!緑が生い茂る中、石の階段が続くので、気合を入れて入っていくと意外とすぐにつくのでちょっとびっくりします。でも十分な秘境感と心地のいい清涼感を感じられますよ。

また、滝は3段になっていて、もう少し上にもまた滝があるのですが、そこまで上って行ってもすぐに一周できるので、気軽に自然の滝が楽しめます。

こちらは、もちろん年中楽しめますが、初夏の緑が青々としている時が気持ちいいかもしれません。

「茄苳瀑布」までのアクセスは、台湾鉄道「汐止」駅から“F911”のバスに乗って、「馥記山荘」バス停下車、そこから徒歩20分ほどで入り口に着きます。「馥記山荘」の入り口には警備員さんがいるので、通っていいのかな?とちょっとドキドキしますが、「茄苳瀑布」に行きたいとご挨拶すればOKです!

そして、汐止の自然を楽しんだら、「汐止」駅近くにある「汐止老街(汐止オールドストリート)」でお腹を満たして台北までピュッと帰りましょう。本当に近いので、台湾鉄道でも、バスでもすぐに台北に戻っていけます。

あ、そうそう、汐止に来たら、お土産に「香帥蛋糕」というお店の「芋泥蛋糕卷(タロイモロールケーキ)」を買って帰ってはいかがでしょう。百貨店などにも入っているこの「芋泥蛋糕卷」などで人気のお土産屋さんですが、実はここ汐止が発祥の地なんです。汐止には製造工場があって、そこではタロイモについて紹介されていたり、製造の様子が見学できるようになっています。さらには10日前までに電話で予約をしておけばその人気の「芋泥蛋糕卷」のDIY体験もできますよ。

特にタロイモが好きという方におススメです。

「香帥蛋糕」の観光工場は汐止から基隆河を渡った先、徒歩20分ほどです。タクシーを利用すれば10分ほどで着きますよ。

台北からも近いのに、意外となかなか立ち寄らない汐止。基隆河が流れ自然も豊かですし、ちょっと台北から足を延ばすのにおススメです。サイクリングコースも淡水方面が有名ですが、この汐止(しおどめ)のコースも楽しいですよ。ぜひ足を運んでみてくださいね。

(編集:中野理絵/王淑卿)

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トーク①:人気ドラマ「通靈少女」ロケ地「汐止濟德宮」建て替えへ≫

皆さんは、台湾の「通靈少女(THE TEENAGE PSYCHIC)」というドラマを見たことはありますか?“お宅の女神”こと「郭書瑤」が霊能力を持つ少女の役を演じた、台湾の民間信仰と廟文化を背景に、霊能力を持つ少女が女道士になるために廟に預けられ、その過程で直面する人間性、家族、友情、そして愛などを描いた物語です。

2017年に台湾の公共テレビ(PTS)で放送が開始されると、蔡英文・総統をはじめ各界の著名人からも高い評価を集め、最終話の放送の際には平均視聴率4.4%と、PTSの過去最高視聴率を打ち立て、その年のテレビ・ラジオ番組の最高栄誉である「金鐘獎(ゴールデン・ベル・アワード)」のショートドラマ賞と助演女優賞を獲得しました。

そのドラマの主なロケ地となっていたのが、台北市をドーナツのように取り囲む、新北市の東側,、汐止にある、「濟德宮媽祖廟」。

この「汐止濟德宮」は、180年以上の歴史があり、汐止エリアで最も歴史のある“媽祖廟”。別名「汐止媽祖廟」、もしくは、この汐止エリアがかつて基隆河の終点で、満潮の時には海水が基隆河に入ってここまでさかのぼってきたことから、元々は「水返脚」と呼ばれていたことから「水返脚媽祖廟」とも呼ばれています。

媽祖廟は、航海の安全を守る女神、媽祖を祀られる廟です。台湾で広く信仰されています。

この「汐止濟德宮」は、汐止エリアの媽祖信仰における代表的な廟で、廟の主神はピンク色の顔をした1.5メートルの媽祖様で、新北市ではとても珍しい媽祖様です。

廟には2つの歴史ある石柱があって、正殿にある一対(二本)の柱は清朝の道光27年(1847年)に、西側の建物にあるもう一対の柱は清朝の咸豊8年(1859年)に建てられました。この二対の石柱はもう150年以上も廟を支えているんですね。

その歴史のある「汐止濟德宮」がこの度、建て替えられることになりました。

元々は現在の廟の前にある駐車場の位置に建てられていたのですが、日本統治時代に宿舎を建てるということで昭和10年(1935年)に別の場所に移築を余儀なくされましたが、民国39年(1950年)にこの場所に再建されました。それからすでに80年以上がたち、近年の数々の台風によって廟の構造的な被害が発生したため、媽祖様にお伺いをたて、同意のもと、元々の位置に新たな媽祖廟を再建することとなりました。そして、先日、その起工式が行われ、工事が始まりました。

これから、長年にわたる地元の協力と資金調達の結果、集まった2億台湾元(日本円およそ7億7000万円)の費用と2年をかけて再建する予定です。

ドラマで見た、あの歴史を感じる雰囲気がなくなってしまうのはちょっと残念ですが、再建後の廟は、現代と伝統的な趣を融合させたものにし、媽祖様の慈悲と希望の表れである光を取り入れ、建物は文物館などを含む3階建てになる予定だそうです。

完成したら皆さんもぜひ足を運んでみてくださいね。

「汐止濟德宮」までのアクセスは、在来線台湾鉄道「汐止」駅下車、徒歩およそ10分です。

トーク②:五堵台鐵舊隧道~星光橋サイクリング≫

ちなみに、汐止エリアは、台北市と基隆市のちょうど間に位置していて、かつては基隆河の貨物の中継所で、人々も台北城に買い物や商売をしに行くときには船着き場から船に乗って台北城へ向かっていたそうです。

台北市の東にある南港に接したエリアで、今も鉄道や、国道1号線や3号線をはじめとした大きな道路が通っていて、台北市内からのアクセスもいいので、パソコンの大手メーカー「Acer」の本社や、その他電子関係の会社も多く集まっていますし、周辺は川があるだけでなく、緑も多く、散策に訪れるのもおススメですよ。

そんな汐止エリアの人気スポットと言えば、「五堵台鐵舊隧道(五堵台湾鉄道旧トンネル)」。

日本統治時代の鉄道の雰囲気を残した、一見すると薄暗く、幅の狭い、古く無機質なトンネルで、蔦が張ったレンガ造りの入り口から中に入るとまるで映画「千と千尋の神隠し」の世界に迷い込んだかのような気分になります。

ひっそりとあったらちょっと怖くて一人では入れない…と思うところですが、トンネルの壁は昔の雰囲気を残しているものの、床の部分や周辺はきれいに整備され、照明もたかれていて、歩いてでも自転車でも安全にスムーズに通ることができます。

しかも、トンネルの途中には、新北市と基隆市の“市境”のプレートがありますので、そこで2つの市をまたいで写真を撮るのもいいかもしれません。

なお、この「五堵台鐵舊隧道」までは、サイクリングロードが整備されているので、台湾鉄道の「五堵」駅からレンタサイクルのUbikeを借りてサイクリングに向かう人も多いんですよ。

台湾鉄道「五堵」駅前にUbikeのステーションがありますので、そこで自転車を借りたら道を挟んだ先のサイクリングロードへ。基隆河に沿ってサイクリングロードが通っているので、心地の良い風を感じながらサイクリングが楽しめます。

途中、一般道を通る区間がありますが、ほとんどの道は整備されたサイクリングロードを通りますし、行先の案内板も出ていますので、それに沿って自転車を走らせると大体30分ほどで「五堵台鐵舊隧道」に到着します。ちなみに、「トンネル」の中国語は「隧道」ですので、「五堵台鐵舊隧道」という案内板を探してくださいね。

なお、「五堵台鐵舊隧道」に到着すると、トンネルとは逆側、右手にはカラフルな絵が描かれ、近未来的なイメージとなっている休憩スペースがあります。ここに立ち寄ってから「五堵台鐵舊隧道」に入っていくと、まるでタイムマシーンに乗って、過去へとタイムスリップするような気分を楽しめますよ。

そして、「五堵台鐵舊隧道」を楽しんだら、トンネルを戻ってきて、再びサイクリングロードへ。

そのまま「五堵」駅に戻ってサイクリング終了!でもいいのですが、もしまだ体力に余裕があれば、さらにその先にある「汐止星光橋」を目指してみてください。

基隆河にかかる「星光橋」は、全長270メートルの歩行者と自転車専用の橋です。

遠くから見ると、まるで大きなマイクのような形をした塔が橋のワイヤーを支えているのが特徴です。このマイクの形も目を引きますが、左右非対称に張られたワイヤーの姿も見どころです。また、夜になるとカラフルに光を放つことから、「星光橋」と名付けられたそうですよ。

基隆河の静かな水面に映る橋の姿は昼間も、夕暮れ時も、ライトアップされてもきれいです。

ぜひゆったりと心地のいいサイクリングを楽しんでください。

トーク③:その他、汐止エリアのおススメスポット(拱北殿、茄苳瀑布、香帥蛋糕芋製所)≫

このほかにも汐止エリアは散策が好きだという方にお勧めのスポットがたくさんあります。

例えば、「拱北殿」。ここは100年以上の歴史のある古跡の廟で、廟に向かって山への入る石階段の脇には石灯篭が並んでいたり、朱色の橋のようなものがあったりして、ちょっと神社のような雰囲気で、“日本の雰囲気が味わえるスポット”として人気です。でも個人的には、“日本っぽい”というよりも、“台湾の廟に日本の神社のエッセンスが加わった”という感じで、逆に日本にはない、なかなか新鮮な感覚を覚えます。

なおこの「拱北殿」は、汐止の人たちの信仰の要となっているだけでなく、紅葉がきれいな場所として有名なスポットです。

また上の方に上っていくと石造りの二連アーチの橋のようなところがあるのですが、紅葉の時期、その橋の上で紅葉と写真に写るのが人気です。

上っていく途中に休憩できるベンチやテーブルがあるスペースがあるのですが、そこの壁などもモミジの葉がデザインされているんですよ。

紅葉シーズンに台湾を訪れた際には、この「拱北殿」にも訪れてみてください。

「拱北殿」までのアクセスは、台湾鉄道「汐止」駅前から“890”、“F908”、“F910”のバスに乗って、「拱北殿」バス停下車です。

そしてもう1か所、「茄苳瀑布」もおススメです。

“汐止の秘境”とも言われていて、緑に囲まれた中、石畳を流れ落ちてくる滝は清涼感と癒しを与えてくれます。

しかも、入口を入ってから、わずか3分ほどで「茄苳瀑布」に到着します!緑が生い茂る中、石の階段が続くので、気合を入れて入っていくと意外とすぐにつくのでちょっとびっくりします。でも十分な秘境感と心地のいい清涼感を感じられますよ。

また、滝は3段になっていて、もう少し上にもまた滝があるのですが、そこまで上って行ってもすぐに一周できるので、気軽に自然の滝が楽しめます。

こちらは、もちろん年中楽しめますが、初夏の緑が青々としている時が気持ちいいかもしれません。

「茄苳瀑布」までのアクセスは、台湾鉄道「汐止」駅から“F911”のバスに乗って、「馥記山荘」バス停下車、そこから徒歩20分ほどで入り口に着きます。「馥記山荘」の入り口には警備員さんがいるので、通っていいのかな?とちょっとドキドキしますが、「茄苳瀑布」に行きたいとご挨拶すればOKです!

そして、汐止の自然を楽しんだら、「汐止」駅近くにある「汐止老街(汐止オールドストリート)」でお腹を満たして台北までピュッと帰りましょう。本当に近いので、台湾鉄道でも、バスでもすぐに台北に戻っていけます。

あ、そうそう、汐止に来たら、お土産に「香帥蛋糕」というお店の「芋泥蛋糕卷(タロイモロールケーキ)」を買って帰ってはいかがでしょう。百貨店などにも入っているこの「芋泥蛋糕卷」などで人気のお土産屋さんですが、実はここ汐止が発祥の地なんです。汐止には製造工場があって、そこではタロイモについて紹介されていたり、製造の様子が見学できるようになっています。さらには10日前までに電話で予約をしておけばその人気の「芋泥蛋糕卷」のDIY体験もできますよ。

特にタロイモが好きという方におススメです。

「香帥蛋糕」の観光工場は汐止から基隆河を渡った先、徒歩20分ほどです。タクシーを利用すれば10分ほどで着きますよ。

台北からも近いのに、意外となかなか立ち寄らない汐止。基隆河が流れ自然も豊かですし、ちょっと台北から足を延ばすのにおススメです。サイクリングコースも淡水方面が有名ですが、この汐止(しおどめ)のコースも楽しいですよ。ぜひ足を運んでみてくださいね。

(編集:中野理絵/王淑卿)

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