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GO GO台湾 - 2021-02-13_チョコレート関連スポット特集!

 
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トーク①:屏東に“カカオ教会”こと「可可Cacao跨域推廣所(カカオ多分野横断型プロモーションセンター)」誕生!≫

明日は2月14日、バレンタインデーですね。台湾では主に男性から女性にプレゼントを贈る日とされているので、義理チョコをあげたりする文化がないことから、私はここ数年はもっぱら“自分用”のチョコレートを探しに行くことが楽しみとなっています。実は日本からの影響か、台湾にもバレンタインデーにチョコレートをプレゼントとして選ぶ人もいるようで、台湾でもこの時期はバレンタイン限定チョコなどが販売されています。でもそれだけでなく、台湾は実はチョコレートが結構身近な存在なんですよ。

チョコレートの原料となるカカオ豆は、北緯20度から南緯20度の間で、平均気温27度以上の、しかも年間を通じて気温の上下幅が狭く、更に高温多湿という非常に限定された条件の下でしか発育しないそうです。

日本では沖縄や小笠原島などで栽培に取り組んでいるものの、なかなかハードルが高いのですが、台湾の南の街・屏東はそのカカオ豆の栽培にとても適している気候であることから、カカオ農家が屏東に集中していて、いまではカカオの栽培総面積は200ヘクタールを超え、40種類近いカカオブランドが誕生、「台湾のカカオの里」となっているんです。

コーヒー豆と同じで、カカオ豆といえばかつては中南米やアフリカというイメージでしたが、今ではアジアにも広がり台湾でも積極的に栽培が行われているんですよ。

昨年(2020年)には、チョコレートの世界大会「ICAインターナショナル・チョコレート・アワード」が台湾で行われ、14の国から148の業者、883点の作品が参加しましたが、屏東のチョコレート農家も参加し、金7個、銀11個、銅9個、特別賞8個を獲得し、「屏東のココア、台湾のチョコレート」ブランドが国際的にも深く印象付けられました。

しかも、この「ICAインターナショナル・チョコレート・アワード」での受賞は昨年だけでなく、2019年も金10個、銀31個、銅9個の合計50個の賞を獲得、2016年から2018年の大会では台湾が最大の受賞者となっているんです。

そんな屏東で先ごろ、台湾のカカオ産業の発展を推し進めようと、百年近い歴史があり、長年使われていなかった「佳佐天主堂」を“可可Cacao跨域推廣所(カカオ多分野横断型プロモーションセンター)”として生まれ変わらせました。

その建物の場所は、台湾で二番目に大きいエスニックグループ・客家の集落の一つ萬巒という場所にあり、近くには屏東の県道185号線も通っていて、客家の村と、原住民族の文化などが交わり、地方特産品振興の重要な場所となるとされています。

建物は教会の外観や鍾塔などはそのままに、建物の中は、祭壇エリアは祭壇をそのままリノベーションし、様々なイベントが行える多目的スペースにしています。また新たにカカオバーを設け、厳選した屏東の商品や客家の軽食、そしてカカオを使った飲み物などが楽しめます。

他にも、AR=拡張現実エリアでは、遊びながらカカオについて学ぶことができたり、DIYエリアでは不定期的にチョコレート作り体験などができたり、週末などには屋外マーケットなども登場します。

カカオ産業の重要拠点とするだけでなく、広く一般に開放して楽しみながら屏東のカカオについて知ることができる…といったスペースになっていますので、屏東まで行ったらぜひ足を運んでみてくださいね。

今月、新たに登場した屏東の“カカオ教会”こと、「可可Cacao跨域推廣所(カカオ多分野横断型プロモーションセンター)」までのアクセスは、屏東駅のバスターミナルから8236番のバスに乗って、およそ45分。もしくは、屏東駅から在来線台湾鉄道で潮州駅まで行き、潮州バスターミナルから8209番のバスに乗っておよそ20分。「佳佐」バス停下車徒歩2分ほどです。

トーク②:見学できるチョコレート工場≫

カカオ豆が国内で豊富に栽培されるわけですから、台湾ではもちろんチョコレート作りも盛んです。先ほどご紹介した“カカオ教会”こと「可可Cacao跨域推廣所(カカオ多分野横断型プロモーションセンター)」と同じ屏東県には、台湾で最も有名なチョコレートメーカー「福灣巧克力」の工場もあります。

この「福灣巧克力」は、2017年にICAインターナショナル・チョコレート・アワードのアジア地区大会で金5つ、銀2つ、銅1つを獲得。2018年にはチョコレート会のオスカーと称される、イギリスの「アカデミー・オブ・チョコレート(AOC)」で、「台湾5号62%チョコレート」と「台湾鉄観音茶62%チョコレート」の2つが金賞を受賞するなど、世界に台湾のカカオとチョコレート製造の実力を見せつけたブランドです。

その工場を見学することができますよ。見学のプランも、カカオの栽培エリア、集荷エリア、乾燥エリア、そしてチョコレート製造工場を見学する30~40分コース(台湾元100元(日本円およそ370円)/人)、それにプラスして「福灣巧克力」の人気商品を試食できる1時間半コース(600元(およそ2,200円)/人)、更にはもっと深く掘り下げたいという人のためのインターナショナルクラスの講師が解説をしてくれる4時間コース(3,000元(およそ11,000円)/人)がありますよ。これらのコースはどれも6人からの催行となります。

でも少人数でも大丈夫です!ガイドはありませんが自身で見学するのもOKなんですよ。ですので、少人数で訪れても楽しめますね。

また、チョコレートのDIY体験もあります。こちらは1人からでもOKです。およそ40分で、1人250元(およそ940円)で参加できますよ。なお、事前に予約が必要ですので気を付けてくださいね。

また、この「福灣巧克力」は、地元屏東の特産品とチョコレートを組み合わせたものも開発していて、例えば、屏東特産の海産物「サクラエビ」や、原住民族の調味料として知られる山胡椒「馬告(マーガオ)」、穀物界のルビーと言われる「レッドキヌア」、そして「カラスミ」などをチョコレートと組み合わせ、台湾の素材を使った、ほかには無いまさにMade in Taiwanのチョコレートを生み出しているので、試食だけでもワクワクしますね。“チョコレートは甘い”というイメージから変わるかもしれませんよ。

飲食スペースではホットココアや、チョコレートアイスなどもあって、贅沢な味を楽しめますし、もちろん、ショップもあるのでお土産にたっぷり購入もできますよ。

「福灣巧克力」の「金牌巧克力夢工廠」までのアクセスは、在来線台湾鉄道「高雄」駅から、高雄MRTに乗り換え、レッドラインで「小港」駅へ。そして駅前の「小港バスターミナル」から9117Aのバスに乗っておよそ50分。「大鵬灣」バス停下車、徒歩5分です。

チョコレート工場といえば、先日、このコーナーで台湾北西部・苗栗にある「巧克力雲莊(Schokolake)」を紹介しましたが、ここもカカオの生産から、研究開発、そして販売までを一貫して行う専門的なチョコレート専門工場です。

このように屏東だけでなく、他のエリアにもチョコレート工場があるんです。そして苗栗よりまた更に北部、台湾北部の空の玄関口・桃園にもチョコレート工場があるんですよ。

桃園にあるチョコレート工場の名前は「巧克力共和國(チョコレート共和国)」。ここは、台湾のスーパーやコンビニで皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか、オレンジのパッケージに白い文字で「乳加」と書かれたバータイプのチョコレート「77乳加」や、ウエハースをチョコでコーティングしたお菓子「新貴派」などを作っている「宏亞食品」の工場です。

この「77乳加」というスティックタイプのチョコレートは、台湾の人たちが小さい頃からよく食べていたという、中にソフトキャラメルが挟んであるチョコレート菓子、そして「新貴派」といえば、お土産に日本に買って帰る人も多いのでご存知の方も多いのではないでしょうか。そんな馴染みのチョコレートがどのようにして生み出されたのか、そしてどのようにして作っているのかを見学することができますよ。

こちらは無料で参観できますが、時間が決まっています。毎日、午前11:40から、午後14:10から、午後15:40からの3回です。参加したい人は、5分前までに1階のロビーに集まれば参加できます。

また、チョコレートのデコレーションのDIY体験もできますよ。こちらも時間が決まっていて、午前10:30、11:30、午後13:30、14:30、15:30、16:30からとなっています。事前の予約は必要ありません。入館したら1階のお土産屋さんのカウンターで受付となります。DIY体験は1人280元(およそ1,000円)です。

この「巧克力共和國(チョコレート共和国)」では、昔からの馴染みのチョコレートが楽しめます。

「巧克力共和國(チョコレート共和国)」までのアクセスは、在来線台湾鉄道で「桃園」駅まで行き、駅そばの「桃園バスターミナル」から157、5044、5053、5060のいずれかのバスに乗って、「梅花社區」バス停下車、その名も「巧克力街(チョコレート街)」を通って15分ほど歩くと到着します。

ちなみに、この「巧克力共和國(チョコレート共和国)」は、F4のヴァネス・ウーなどが出演していたドラマ「愛上巧克力(日本語タイトル:ティアモ・チョコレート~甘い恋の作り方~)」のロケが行われた場所でもあるんですよ。

スイートな香りが漂う、台湾のチョコレート工場、ぜひ足を運んでみてくださいね。

トーク③:台北のチョコレートショップ

明日(2/14)がバレンタインデーということで、台湾のチョコレートに関する話題やスポットをご紹介してきましたが、工場まで行ってみたいけど時間が足りない!というチョコ好きの方に台北市内のおススメチョコレート店をご紹介しましょう。

まずは、台北市の日本人にも人気観光スポット永康街にあるチョコレートカフェ「Chocoholic」。

ここは、台湾で最初にチョコレート“ドリンク”を打ち出したお店なんだそうです。

一言に“チョコレートドリンク”と言っても、ほっとチョコレートやココアだけでなく、いろんな種類のドリンクがあって、迷いますよ。

また、フードメニューもあって、チョコレートフォンデュや、ホワイトチョコが入ったカレーだったり、チョコレートパウダーがかかったローストチキンがあったりと、他では食べられないメニューが色々とありますよ。

お店の場所は、永康街を信義路側(鼎泰豊本店がある方)から入って一つ目の路地を左に曲がってすぐの場所にあります。

そして、私が時々、日本にお土産で買って帰っていたのが、「is Taiwan is Chocolate」の「雞爪巧克力(鳥の脚チョコレート/もみじチョコレート)」。台湾の夜市でよく見かける鳥の脚先(もみじ)を醤油で煮込んだ料理がありますが、あの形をしたチョコレートです!すごいインパクトですよね。でも見た目だけでなく、味も独特!「九層塔(台湾バジル)」味、「大蒜(にんにく)」味、「芥末(わさび)」味、「辣椒(チリペッパー)」味、八角(はっかく)」味、「油蔥酥(フライドエシャロット)」味…、とてもチョコレートの味とは思えないラインナップです(笑)。私はいつもインパクト勝負で買って行っていたのですが、お酒のおつまみとして結構合うかもしれません。

以前は台北メトロの「圓山」駅前にお店があったのですが、今はネット上での販売のみとなっているので、気になる方は「is Taiwan is Chocolate」のフェイスブックページからチェックして、台湾に来た際に取り寄せてみてくださいね。

あと、今日ご紹介した「福灣巧克力」の直営店が台北のランドマーク「台北101」の中にありますよ。

台湾でチョコレートというイメージはあまりないという人が多いかもしれませんが、実はこんなにチョコレートが身近にあふれています。

皆さんも、甘いものから甘くない変わり種まで、ぜひ台湾のチョコレートも楽しんでくださいね。

(編集:中野理絵/王淑卿)

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トーク①:屏東に“カカオ教会”こと「可可Cacao跨域推廣所(カカオ多分野横断型プロモーションセンター)」誕生!≫

明日は2月14日、バレンタインデーですね。台湾では主に男性から女性にプレゼントを贈る日とされているので、義理チョコをあげたりする文化がないことから、私はここ数年はもっぱら“自分用”のチョコレートを探しに行くことが楽しみとなっています。実は日本からの影響か、台湾にもバレンタインデーにチョコレートをプレゼントとして選ぶ人もいるようで、台湾でもこの時期はバレンタイン限定チョコなどが販売されています。でもそれだけでなく、台湾は実はチョコレートが結構身近な存在なんですよ。

チョコレートの原料となるカカオ豆は、北緯20度から南緯20度の間で、平均気温27度以上の、しかも年間を通じて気温の上下幅が狭く、更に高温多湿という非常に限定された条件の下でしか発育しないそうです。

日本では沖縄や小笠原島などで栽培に取り組んでいるものの、なかなかハードルが高いのですが、台湾の南の街・屏東はそのカカオ豆の栽培にとても適している気候であることから、カカオ農家が屏東に集中していて、いまではカカオの栽培総面積は200ヘクタールを超え、40種類近いカカオブランドが誕生、「台湾のカカオの里」となっているんです。

コーヒー豆と同じで、カカオ豆といえばかつては中南米やアフリカというイメージでしたが、今ではアジアにも広がり台湾でも積極的に栽培が行われているんですよ。

昨年(2020年)には、チョコレートの世界大会「ICAインターナショナル・チョコレート・アワード」が台湾で行われ、14の国から148の業者、883点の作品が参加しましたが、屏東のチョコレート農家も参加し、金7個、銀11個、銅9個、特別賞8個を獲得し、「屏東のココア、台湾のチョコレート」ブランドが国際的にも深く印象付けられました。

しかも、この「ICAインターナショナル・チョコレート・アワード」での受賞は昨年だけでなく、2019年も金10個、銀31個、銅9個の合計50個の賞を獲得、2016年から2018年の大会では台湾が最大の受賞者となっているんです。

そんな屏東で先ごろ、台湾のカカオ産業の発展を推し進めようと、百年近い歴史があり、長年使われていなかった「佳佐天主堂」を“可可Cacao跨域推廣所(カカオ多分野横断型プロモーションセンター)”として生まれ変わらせました。

その建物の場所は、台湾で二番目に大きいエスニックグループ・客家の集落の一つ萬巒という場所にあり、近くには屏東の県道185号線も通っていて、客家の村と、原住民族の文化などが交わり、地方特産品振興の重要な場所となるとされています。

建物は教会の外観や鍾塔などはそのままに、建物の中は、祭壇エリアは祭壇をそのままリノベーションし、様々なイベントが行える多目的スペースにしています。また新たにカカオバーを設け、厳選した屏東の商品や客家の軽食、そしてカカオを使った飲み物などが楽しめます。

他にも、AR=拡張現実エリアでは、遊びながらカカオについて学ぶことができたり、DIYエリアでは不定期的にチョコレート作り体験などができたり、週末などには屋外マーケットなども登場します。

カカオ産業の重要拠点とするだけでなく、広く一般に開放して楽しみながら屏東のカカオについて知ることができる…といったスペースになっていますので、屏東まで行ったらぜひ足を運んでみてくださいね。

今月、新たに登場した屏東の“カカオ教会”こと、「可可Cacao跨域推廣所(カカオ多分野横断型プロモーションセンター)」までのアクセスは、屏東駅のバスターミナルから8236番のバスに乗って、およそ45分。もしくは、屏東駅から在来線台湾鉄道で潮州駅まで行き、潮州バスターミナルから8209番のバスに乗っておよそ20分。「佳佐」バス停下車徒歩2分ほどです。

トーク②:見学できるチョコレート工場≫

カカオ豆が国内で豊富に栽培されるわけですから、台湾ではもちろんチョコレート作りも盛んです。先ほどご紹介した“カカオ教会”こと「可可Cacao跨域推廣所(カカオ多分野横断型プロモーションセンター)」と同じ屏東県には、台湾で最も有名なチョコレートメーカー「福灣巧克力」の工場もあります。

この「福灣巧克力」は、2017年にICAインターナショナル・チョコレート・アワードのアジア地区大会で金5つ、銀2つ、銅1つを獲得。2018年にはチョコレート会のオスカーと称される、イギリスの「アカデミー・オブ・チョコレート(AOC)」で、「台湾5号62%チョコレート」と「台湾鉄観音茶62%チョコレート」の2つが金賞を受賞するなど、世界に台湾のカカオとチョコレート製造の実力を見せつけたブランドです。

その工場を見学することができますよ。見学のプランも、カカオの栽培エリア、集荷エリア、乾燥エリア、そしてチョコレート製造工場を見学する30~40分コース(台湾元100元(日本円およそ370円)/人)、それにプラスして「福灣巧克力」の人気商品を試食できる1時間半コース(600元(およそ2,200円)/人)、更にはもっと深く掘り下げたいという人のためのインターナショナルクラスの講師が解説をしてくれる4時間コース(3,000元(およそ11,000円)/人)がありますよ。これらのコースはどれも6人からの催行となります。

でも少人数でも大丈夫です!ガイドはありませんが自身で見学するのもOKなんですよ。ですので、少人数で訪れても楽しめますね。

また、チョコレートのDIY体験もあります。こちらは1人からでもOKです。およそ40分で、1人250元(およそ940円)で参加できますよ。なお、事前に予約が必要ですので気を付けてくださいね。

また、この「福灣巧克力」は、地元屏東の特産品とチョコレートを組み合わせたものも開発していて、例えば、屏東特産の海産物「サクラエビ」や、原住民族の調味料として知られる山胡椒「馬告(マーガオ)」、穀物界のルビーと言われる「レッドキヌア」、そして「カラスミ」などをチョコレートと組み合わせ、台湾の素材を使った、ほかには無いまさにMade in Taiwanのチョコレートを生み出しているので、試食だけでもワクワクしますね。“チョコレートは甘い”というイメージから変わるかもしれませんよ。

飲食スペースではホットココアや、チョコレートアイスなどもあって、贅沢な味を楽しめますし、もちろん、ショップもあるのでお土産にたっぷり購入もできますよ。

「福灣巧克力」の「金牌巧克力夢工廠」までのアクセスは、在来線台湾鉄道「高雄」駅から、高雄MRTに乗り換え、レッドラインで「小港」駅へ。そして駅前の「小港バスターミナル」から9117Aのバスに乗っておよそ50分。「大鵬灣」バス停下車、徒歩5分です。

チョコレート工場といえば、先日、このコーナーで台湾北西部・苗栗にある「巧克力雲莊(Schokolake)」を紹介しましたが、ここもカカオの生産から、研究開発、そして販売までを一貫して行う専門的なチョコレート専門工場です。

このように屏東だけでなく、他のエリアにもチョコレート工場があるんです。そして苗栗よりまた更に北部、台湾北部の空の玄関口・桃園にもチョコレート工場があるんですよ。

桃園にあるチョコレート工場の名前は「巧克力共和國(チョコレート共和国)」。ここは、台湾のスーパーやコンビニで皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか、オレンジのパッケージに白い文字で「乳加」と書かれたバータイプのチョコレート「77乳加」や、ウエハースをチョコでコーティングしたお菓子「新貴派」などを作っている「宏亞食品」の工場です。

この「77乳加」というスティックタイプのチョコレートは、台湾の人たちが小さい頃からよく食べていたという、中にソフトキャラメルが挟んであるチョコレート菓子、そして「新貴派」といえば、お土産に日本に買って帰る人も多いのでご存知の方も多いのではないでしょうか。そんな馴染みのチョコレートがどのようにして生み出されたのか、そしてどのようにして作っているのかを見学することができますよ。

こちらは無料で参観できますが、時間が決まっています。毎日、午前11:40から、午後14:10から、午後15:40からの3回です。参加したい人は、5分前までに1階のロビーに集まれば参加できます。

また、チョコレートのデコレーションのDIY体験もできますよ。こちらも時間が決まっていて、午前10:30、11:30、午後13:30、14:30、15:30、16:30からとなっています。事前の予約は必要ありません。入館したら1階のお土産屋さんのカウンターで受付となります。DIY体験は1人280元(およそ1,000円)です。

この「巧克力共和國(チョコレート共和国)」では、昔からの馴染みのチョコレートが楽しめます。

「巧克力共和國(チョコレート共和国)」までのアクセスは、在来線台湾鉄道で「桃園」駅まで行き、駅そばの「桃園バスターミナル」から157、5044、5053、5060のいずれかのバスに乗って、「梅花社區」バス停下車、その名も「巧克力街(チョコレート街)」を通って15分ほど歩くと到着します。

ちなみに、この「巧克力共和國(チョコレート共和国)」は、F4のヴァネス・ウーなどが出演していたドラマ「愛上巧克力(日本語タイトル:ティアモ・チョコレート~甘い恋の作り方~)」のロケが行われた場所でもあるんですよ。

スイートな香りが漂う、台湾のチョコレート工場、ぜひ足を運んでみてくださいね。

トーク③:台北のチョコレートショップ

明日(2/14)がバレンタインデーということで、台湾のチョコレートに関する話題やスポットをご紹介してきましたが、工場まで行ってみたいけど時間が足りない!というチョコ好きの方に台北市内のおススメチョコレート店をご紹介しましょう。

まずは、台北市の日本人にも人気観光スポット永康街にあるチョコレートカフェ「Chocoholic」。

ここは、台湾で最初にチョコレート“ドリンク”を打ち出したお店なんだそうです。

一言に“チョコレートドリンク”と言っても、ほっとチョコレートやココアだけでなく、いろんな種類のドリンクがあって、迷いますよ。

また、フードメニューもあって、チョコレートフォンデュや、ホワイトチョコが入ったカレーだったり、チョコレートパウダーがかかったローストチキンがあったりと、他では食べられないメニューが色々とありますよ。

お店の場所は、永康街を信義路側(鼎泰豊本店がある方)から入って一つ目の路地を左に曲がってすぐの場所にあります。

そして、私が時々、日本にお土産で買って帰っていたのが、「is Taiwan is Chocolate」の「雞爪巧克力(鳥の脚チョコレート/もみじチョコレート)」。台湾の夜市でよく見かける鳥の脚先(もみじ)を醤油で煮込んだ料理がありますが、あの形をしたチョコレートです!すごいインパクトですよね。でも見た目だけでなく、味も独特!「九層塔(台湾バジル)」味、「大蒜(にんにく)」味、「芥末(わさび)」味、「辣椒(チリペッパー)」味、八角(はっかく)」味、「油蔥酥(フライドエシャロット)」味…、とてもチョコレートの味とは思えないラインナップです(笑)。私はいつもインパクト勝負で買って行っていたのですが、お酒のおつまみとして結構合うかもしれません。

以前は台北メトロの「圓山」駅前にお店があったのですが、今はネット上での販売のみとなっているので、気になる方は「is Taiwan is Chocolate」のフェイスブックページからチェックして、台湾に来た際に取り寄せてみてくださいね。

あと、今日ご紹介した「福灣巧克力」の直営店が台北のランドマーク「台北101」の中にありますよ。

台湾でチョコレートというイメージはあまりないという人が多いかもしれませんが、実はこんなにチョコレートが身近にあふれています。

皆さんも、甘いものから甘くない変わり種まで、ぜひ台湾のチョコレートも楽しんでくださいね。

(編集:中野理絵/王淑卿)

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