GO GO台湾 - 2020-11-14_新北歡樂耶誕城&板橋-新莊エリア
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≪トーク①:「2020新北歡樂耶誕城」開幕!≫
ハロウィンが終わって、11月に入ると、日本の街は一気にクリスマスデコレーションになりますが、台湾も少しずつではありますが、お店のディスプレイや、街の広場などでクリスマスムードが出てきています。
そして昨日(11/13)、毎年、台湾で最も注目される新北市のクリスマスイベント「2020新北歡樂耶誕城」が今年も開幕しました!
これは、台北市のお隣、新北市が主催する恒例のクリスマスイベントで、新北市庁舎前の広場の大きなクリスマスツリーや、市庁舎の外壁を利用したプロジェクションマッピングが注目で、毎年、新北市内外から多くの人が訪れる台湾を代表するクリスマスイベントです。10年目の開催となる今年は、4つの“最”があります。
●1つ目の“最”は、「イベント開催期間が歴代“最長”!」
11月13日から2021年の1月3日まで、52日間にわたって行われます!
…ちなみに、“クリスマスイベント”ですが、台湾ではクリスマスが終わってからも大体いつも旧正月の準備が始まるまでクリスマスムードが残っているのが恒例ですので驚かないでくださいね(笑)。
●2つ目の“最”は、「ディズニー“最多”おとぎ話とのコラボ!」
今回は、初めて“ディズニー”とコラボレーション!「ディズニー・フェアリーテイル」をテーマに「ピノキオ」「不思議の国のアリス」「ピーターパン」「ダンボ」、そして“ディズニープリンセス”達が会場を彩ります。
●3つ目の“最”は、「史上“最大”のライトアップエリア!」
今年は、新北市役所前の「市民広場」「板橋駅前広場」「萬坪公園」のほかに、板橋駅のお隣の駅、「府中」駅付近の「府中商圏」にもライトアップエリアの範囲を拡大!エリアごとに違ったテーマで楽しませてくれます。
●そして4つ目の“最”は、「アートオブジェの数が歴代“最多”!」
「市民広場」ではディズニーアニメにでてくるキャラクターの光のオブジェが一堂に集結。「板橋駅前広場」では花言葉と芸術のインタラクティブ装置が、「萬坪公園」と「府中商圏」には様々なアーティストが協力し、「ジャックと豆の木」の“豆の木”の光のオブジェが登場するなど、全部で48ものアートオブジェが街を彩ります。
そして「新北歡樂耶誕城」の目玉、台湾最大面積を誇るプロジェクションマッピングは、台湾唯一のディズニー3Dプロジェクションマッピングショー。このためにディズニーが新たに編曲した曲とともに披露されます。
新北市は今年は新型コロナの影響で海外旅行に行けない今、市民にディズニーのにぎやかな雰囲気を楽しんでもらえればとしています。
今年は観に行けない…と悲しんでいる日本の皆さん、台湾ではイベントなどもネットを通じてオフィシャルに配信しているものも多く、この「新北歡樂耶誕城」も毎年、クリスマス直前に行われるクリスマスコンサートは中継されていますので、そちらを見て会場の雰囲気を楽しむのもいいかもしれません。今年のクリスマスコンサート出演アーティストはまだ発表となっていないので、誰が登場するのか、ぜひオフィシャルHPをチェックしておいてくださいね。「新北歡樂耶誕城」のHPアドレスは、https://christmasland.ntpc.gov.tw/ です。
≪トーク②:板橋~435藝文特區~新月橋~新莊廟街夜市≫
今は日本から旅行で台湾を訪れることはできませんが、来年以降、クリスマスシーズンに台湾を訪れる機会がありましたら、この「新北歡樂耶誕城」にも足を運んでくださいね。
そして、その時はクリスマスイベントだけでなく、その周辺も併せて楽しんでください。去年は、この「新北歡樂耶誕城」と併せて、「府中」駅方面に進んだ先にある、かつての”台湾五大家族”と呼ばれる”豪族”の一つ、板橋の林家の邸宅「林本源 園邸」。通称「板橋林家花園」をご紹介したことがありますが、今回は板橋駅の北側エリアをご紹介しましょう。
板橋駅から市内バスに乗って15分ほど走ると、「板橋435藝文特區」というアート体験スペースがあります。ここは市民にアートを感じてもらったり、体験してもらったり、実践したりできるアートの公共空間です。「親子芸術楽園」と「芸術家の夢の基地」の2つを大きなテーマとして、敷地内には大小7つの展示館があって、様々な展覧会や体験イベントなどが行われています。イベントに合わせて訪れなくとも、まず正門を入って正面にヨーロッパ風の「中正紀念堂」と看板を掲げた建物があります。その柱やそこに施された彫刻も美しく、貫禄あるたたずまいで、その建物をバックに写真を撮っている人も多くいます。一方、その建物の周りには、まるで砂浜のような白砂の砂場があったり、芝生スペースがあって、子供たちが裸足で駆けまわったりしています。また、アートゾーンの敷地内には「台湾おもちゃ博物館」もあって、昔のおもちゃから現代のおもちゃまで3000以上もの珍しいおもちゃや数百種類以上のおもちゃやパズル、縁日のゲームなどが展示されています。その多くは木製のもので、展示だけでなく、実際に遊ぶこともできるんですよ。もしお子さん連れで行ったら、子供たちは夢中になって、もうここだけで丸一日が過ぎてしまうかもしれません。
そんな「板橋435藝文特區」を楽しんだら、今度はすぐ裏を流れる大きな川、「大漢溪」にかかる橋、「新月橋」に足を延ばしてみてください。この「新月橋」は台湾最長の二連鋼アーチ橋です。橋の上には4つの展望休憩デッキと、足元が透明になっている「天空歩道」があって、ゆっくりと景色を楽しみながら渡れますよ。しかも車やバイクは通れませんので、橋の上でいいスポットを見つけては立ち止まって写真撮影をしている人も多いですよ。
そして私のおすすめはやっぱり夜!夜になるとこの「新月橋」が虹色にライトアップされて、とてもきれいですよ。私が行ったときは、バイオリンを弾いているストリートミュージシャンがいましたが、時々、そのような演奏が行われていたりするようで、雰囲気も良く、風も心地いいので、デートスポットとしても人気のようです。橋の上でこのライトアップを楽しむのもいいですし、橋から少し離れたところから見ると、水面にライトアップされた橋の灯が移って、これがまた美しいんですよ。
そして、橋のライトアップを楽しんだら、川を渡った先、新莊の夜市を楽しんでください。この「新莊廟街夜市」は、300年以上の歴史を持つ新莊老街の夜市。夜市の中には数百年の歴史を持ち、国の三級古跡に指定されている、海の安全を守る女神、媽祖が祀られている「慈祐宮」や中国の古典、三国志に出ている関羽が祀られている「武聖廟」があり、その廟の周りにお店が広がっています。他の夜市とちょっと違うのが、夜になると車だけでなくバイクも入れないようになるので、安心してきょろきょろお店を探しながら、食べ歩きもできますよ。観光客よりも地元の方が多い夜市なので、ローカルな雰囲気が楽しめると思います。
そしてお腹も満たされたら、台北新交通システムMRT(台北メトロ)オレンジラインの「新莊」駅から帰りましょう。
そう、実は、台北メトロの路線図を見ると、何となくブルーラインとオレンジラインは離れているイメージがあるんですが、ブルーラインの「板橋」駅と、オレンジラインの「新莊」駅は、川を挟んで意外と近いところにあるんですよ。今日はブルーラインの「板橋」駅からオレンジラインの「新莊」駅に向かって紹介しましたが、逆のルートで行って、帰りは、在来線台湾鉄道、台湾新幹線こと台湾高速鉄道、そして台北メトロがすべて乗り入れている「板橋駅」から帰るというパターンでも便利ですよ。板橋駅と板橋435藝文特區の間は市内バス310、307、810などに乗って、「板橋國中」バス停下車です。他のスポットはそれぞれ歩いて移動ができますよ。
ぜひ、今後の旅のプランに板橋から新莊エリアも入れてみてくださいね。
≪トーク③:台湾の防疫対策≫
今年は、毎年日本のクリスマスイルミネーションを楽しみにしていた台湾の人たちも日本に行くことができずがっかりしていますが、来月のクリスマスを楽しく過ごせることを願って、そして来年のクリスマスにはお互いに行き来ができるようになることを願って、これからの冬も体調に気を付けながら過ごしていきましょう!
(編集:中野理絵/王淑卿)
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