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GO GO台湾 - 2020-08-15_“星空保護区” 「合歓山国際ダークスカイ・パーク」

 
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トーク①:「ペルセウス流星群」見えましたか?≫

先日(8/12)、三大流星群のひとつとして知られ、毎年この時期に観測される夏の風物詩「ペルセウス座流星群」が、今年最も多く出現すると予測されていたので、待ち構えて観ました!という人もいるかもしれませんね。皆さんのお住まいの場所からは見ることができましたか?

 台湾では台北市立天文科学教育館が、台北市の北部にある陽明山、台中にある梨山、台湾東部の離島・蘭嶼、そして中国大陸に程近い、連江県の北東、台湾の最北端の島・東引の4箇所から、東西南北全方位の空が見渡せるカメラで捉えた星空の様子をYouTubeで生配信していました。

また、6月に“金環日食”に沸いた台湾中南部の嘉義県の文化観光局では、この「ペルセウス座流星群」にも注目していて、事前に6つの星空観測ポイントを推薦し盛り上げていました。しかもちょうど夏休みとあって平日にもかかわらず、この「ペルセウス座流星群」を見るために星空観測スポットに訪れた家族もいたようですよ。

ちなみにその6つの星空観測おススメポイントは、阿里山国家森林レクリエーションパークの對高岳、小笠原山觀景台、沼平車站、二萬坪。淺山區梅山鄉の太興岩步道、そして番路鄉の牛埔仔愛情大草原(愛情シルクロード)です。これらの場所は、「光害が少なく」、「空をさえぎる建物がない」ことから星空が良く見えるとしています。

12日の夜は私も、仕事の帰りに夜空を見上げながら帰りましたが、帰り道は明るい通りということもあって、残念ながら流れ星を見つけることはできませんでした。

でも、12日の夜、流星群を見逃した!と言う人も、この「ペルセウス座流星群」は、“12日がピーク”だったというだけで、まだ8月24日にかけて観ることができますよ。お天気のいい日の夜、ちょっと明かりの少ない場所で目を凝らして流れ星を探してみてください。

さて、そんな「ペルセウス座流星群」のピークのタイミングをYouTubeで生配信をしていた台北市立天文科学教育館は台北市の士林にあります。ひときわ目を引く金の球体の建物と4階建ての建物が一緒になっていて、建物の中に入ると、「万華鏡エリア」「地球エリア」「宇宙探索エリア」「太陽系エリア」「銀河系エリア」「天体観測エリア」など、様々な天体に関する展示エリア、そして「宇宙劇場」というスペースがあります。この「宇宙劇場」では、1時間おきに「地球の物語」、「火山」といった影像の上映や、プラネタリウムの上映が行われてますよ。

館内のそれぞれのエリアではテーマに沿ったパネルや、影像、模型などがあり、影像もモニターの下にあるボタンを押して自分で画面を切り替えたり説明を聞けたりするものも多く、また、実際に触れられる模型もあって、体験しながら天体のことを学べる場所となっています。なかでも、4階には「宇宙探検エリア」というのがあって、そこでは、近代的な丸く覆われた乗り物に乗って、宇宙を探検するアトラクションで子供たちに大人気です。

お子さん連れで台湾を訪れた際には、この台北市立天文科学教育館で遊びながら天体を学ぶのも楽しいかもしれません。もちろん館内は中国語もしくは英語の表記ですが、体験できるものも多いので、言葉を超えて楽しめると思いますし、子供だけでなく大人も楽しめると思いますよ。

台北市立天文科学教育館への入場は、展示場が40台湾元(日本円およそ140円)、「宇宙劇場」「立体劇場」が50元(およそ180円)、宇宙体験が70元(およそ250円)です。毎週月曜日がお休みとなっています。

アクセスは、台北新交通システムMRT(台北メトロ)レッドライン「士林」駅下車、歩いても20分ほどで着きますが、駅前から出ている兒樂1號、紅12、紅30のバスに乗って、次の「天文科学館」バス停下車です。

トーク②:“星空保護区” 「合歓山国際ダークスカイ・パーク」≫

美しい星空といえば、台湾中部・南投県の「合歓山国際ダークスカイ・パーク」。実はここは、アジアで3箇所しかない「星空保護区」に指定されている場所なんです。

この「星空保護区」と言うのは、アメリカのアリゾナ州に本部がある非営利組織(NPO)国際ダークスカイ協会(IDA)が2001年にはじめた「ダークスカイプレイス・プログラム」で、光害の影響のない、暗く美しい夜空を保護・保存するための優れた取り組みを称える制度です。この認定には、夜空の暗さ・星空の美しさだけでなく、屋外照明に関する厳格な基準や、地域における光害に関する教育啓発活動などが求められるそうです。

認定地によって、「ダークスカイ・コミュニティ」「ダークスカイ・パーク」「ダークスカイ・リザーブ」「ダークスカイ・サンクチュアリ」「アーバン・ナイトスカイプレイス」「ダークスカイ・ディベロップメント」の6つのカテゴリーに分かれていて、合歓山は2019年に、自然公園や森林公園、エコパークを対象とした「ダークスカイ・パーク」に認定されているんです。

現在のところアジアで認定されているのは、台湾の合歓山のほか、日本の沖縄県の西表石垣国立公園と韓国の英陽(ヨンヤン)ホタル生態公園の3箇所だけなんです。

その合歓山、「星空保護区」の認定を受けるまでには4年に及ぶ努力がありました。

2014年に、台湾星空守護連盟によって呼びかけられ、アマチュア天文家や、台湾中部を拠点に活動する清境観光協会などがこの運動を支援。台湾中部・南投県にある清境農場やその周辺の高速道路の照明が合歓山の夜空に光害をもたらしており、光害を押さえるためには民間と政府が一丸となって取り組む必要があると訴えたんです。

そして、皆で協力し、100%のゼロ光害を実現するために、各コミュニティが照明を取り替えるなどして光源を空に向かって照射しないようにしたり、不必要な照射を減らすことで光害問題を大幅に改善してきました。

そして2018年に国際ダークスカイ協会に対して認定申請書を提出、2019年についに台湾第1号として認定されました。

これらの努力の甲斐あって、特別な道具を使わずとも、まるでリボンのような天の川や、満点の星空の写真を撮ることができるんです。

そんな合歓山では、「星空保護区」に認定されてから、天体ファンが台湾内外から多く訪れていましたが、「合歓山国際ダークスカイ・パーク」の知名度を高めようと今月から、星空を楽しむイベント「南投星空季」を行っています。また「合歓山国際ダークスカイ・パーク」の鳶峰(には、星空鑑賞のための展望台が新たに設置され、来月19日に供用が開始される予定です。

また台湾を訪れる機会がやってきたら、ぜひ「星空保護区」である「合歓山国際ダークスカイ・パーク」まで、沢山の星に包まれにきてください。

トーク③:台湾の防疫対策≫

(編集:中野理絵/王淑卿)

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先日(8/12)、三大流星群のひとつとして知られ、毎年この時期に観測される夏の風物詩「ペルセウス座流星群」が、今年最も多く出現すると予測されていたので、待ち構えて観ました!という人もいるかもしれませんね。皆さんのお住まいの場所からは見ることができましたか?

 台湾では台北市立天文科学教育館が、台北市の北部にある陽明山、台中にある梨山、台湾東部の離島・蘭嶼、そして中国大陸に程近い、連江県の北東、台湾の最北端の島・東引の4箇所から、東西南北全方位の空が見渡せるカメラで捉えた星空の様子をYouTubeで生配信していました。

また、6月に“金環日食”に沸いた台湾中南部の嘉義県の文化観光局では、この「ペルセウス座流星群」にも注目していて、事前に6つの星空観測ポイントを推薦し盛り上げていました。しかもちょうど夏休みとあって平日にもかかわらず、この「ペルセウス座流星群」を見るために星空観測スポットに訪れた家族もいたようですよ。

ちなみにその6つの星空観測おススメポイントは、阿里山国家森林レクリエーションパークの對高岳、小笠原山觀景台、沼平車站、二萬坪。淺山區梅山鄉の太興岩步道、そして番路鄉の牛埔仔愛情大草原(愛情シルクロード)です。これらの場所は、「光害が少なく」、「空をさえぎる建物がない」ことから星空が良く見えるとしています。

12日の夜は私も、仕事の帰りに夜空を見上げながら帰りましたが、帰り道は明るい通りということもあって、残念ながら流れ星を見つけることはできませんでした。

でも、12日の夜、流星群を見逃した!と言う人も、この「ペルセウス座流星群」は、“12日がピーク”だったというだけで、まだ8月24日にかけて観ることができますよ。お天気のいい日の夜、ちょっと明かりの少ない場所で目を凝らして流れ星を探してみてください。

さて、そんな「ペルセウス座流星群」のピークのタイミングをYouTubeで生配信をしていた台北市立天文科学教育館は台北市の士林にあります。ひときわ目を引く金の球体の建物と4階建ての建物が一緒になっていて、建物の中に入ると、「万華鏡エリア」「地球エリア」「宇宙探索エリア」「太陽系エリア」「銀河系エリア」「天体観測エリア」など、様々な天体に関する展示エリア、そして「宇宙劇場」というスペースがあります。この「宇宙劇場」では、1時間おきに「地球の物語」、「火山」といった影像の上映や、プラネタリウムの上映が行われてますよ。

館内のそれぞれのエリアではテーマに沿ったパネルや、影像、模型などがあり、影像もモニターの下にあるボタンを押して自分で画面を切り替えたり説明を聞けたりするものも多く、また、実際に触れられる模型もあって、体験しながら天体のことを学べる場所となっています。なかでも、4階には「宇宙探検エリア」というのがあって、そこでは、近代的な丸く覆われた乗り物に乗って、宇宙を探検するアトラクションで子供たちに大人気です。

お子さん連れで台湾を訪れた際には、この台北市立天文科学教育館で遊びながら天体を学ぶのも楽しいかもしれません。もちろん館内は中国語もしくは英語の表記ですが、体験できるものも多いので、言葉を超えて楽しめると思いますし、子供だけでなく大人も楽しめると思いますよ。

台北市立天文科学教育館への入場は、展示場が40台湾元(日本円およそ140円)、「宇宙劇場」「立体劇場」が50元(およそ180円)、宇宙体験が70元(およそ250円)です。毎週月曜日がお休みとなっています。

アクセスは、台北新交通システムMRT(台北メトロ)レッドライン「士林」駅下車、歩いても20分ほどで着きますが、駅前から出ている兒樂1號、紅12、紅30のバスに乗って、次の「天文科学館」バス停下車です。

トーク②:“星空保護区” 「合歓山国際ダークスカイ・パーク」≫

美しい星空といえば、台湾中部・南投県の「合歓山国際ダークスカイ・パーク」。実はここは、アジアで3箇所しかない「星空保護区」に指定されている場所なんです。

この「星空保護区」と言うのは、アメリカのアリゾナ州に本部がある非営利組織(NPO)国際ダークスカイ協会(IDA)が2001年にはじめた「ダークスカイプレイス・プログラム」で、光害の影響のない、暗く美しい夜空を保護・保存するための優れた取り組みを称える制度です。この認定には、夜空の暗さ・星空の美しさだけでなく、屋外照明に関する厳格な基準や、地域における光害に関する教育啓発活動などが求められるそうです。

認定地によって、「ダークスカイ・コミュニティ」「ダークスカイ・パーク」「ダークスカイ・リザーブ」「ダークスカイ・サンクチュアリ」「アーバン・ナイトスカイプレイス」「ダークスカイ・ディベロップメント」の6つのカテゴリーに分かれていて、合歓山は2019年に、自然公園や森林公園、エコパークを対象とした「ダークスカイ・パーク」に認定されているんです。

現在のところアジアで認定されているのは、台湾の合歓山のほか、日本の沖縄県の西表石垣国立公園と韓国の英陽(ヨンヤン)ホタル生態公園の3箇所だけなんです。

その合歓山、「星空保護区」の認定を受けるまでには4年に及ぶ努力がありました。

2014年に、台湾星空守護連盟によって呼びかけられ、アマチュア天文家や、台湾中部を拠点に活動する清境観光協会などがこの運動を支援。台湾中部・南投県にある清境農場やその周辺の高速道路の照明が合歓山の夜空に光害をもたらしており、光害を押さえるためには民間と政府が一丸となって取り組む必要があると訴えたんです。

そして、皆で協力し、100%のゼロ光害を実現するために、各コミュニティが照明を取り替えるなどして光源を空に向かって照射しないようにしたり、不必要な照射を減らすことで光害問題を大幅に改善してきました。

そして2018年に国際ダークスカイ協会に対して認定申請書を提出、2019年についに台湾第1号として認定されました。

これらの努力の甲斐あって、特別な道具を使わずとも、まるでリボンのような天の川や、満点の星空の写真を撮ることができるんです。

そんな合歓山では、「星空保護区」に認定されてから、天体ファンが台湾内外から多く訪れていましたが、「合歓山国際ダークスカイ・パーク」の知名度を高めようと今月から、星空を楽しむイベント「南投星空季」を行っています。また「合歓山国際ダークスカイ・パーク」の鳶峰(には、星空鑑賞のための展望台が新たに設置され、来月19日に供用が開始される予定です。

また台湾を訪れる機会がやってきたら、ぜひ「星空保護区」である「合歓山国際ダークスカイ・パーク」まで、沢山の星に包まれにきてください。

トーク③:台湾の防疫対策≫

(編集:中野理絵/王淑卿)

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