第24回：特別回！織田信長と2Pac「絶対カリスマ」〜前篇〜

ディグディグ日本史

始まりました、DDJH～ディグディグ日本史～です。

この番組は、日本史と HIPHOPカルチャーの2つをリンクさせ、ゆるく掘り下げていく番組です。 この番組で話す歴史のことは全て個人の見解です。ゆるくお聞きください。

今回は、２ヶ月に１回のスペシャル回！テーマは「絶対カリスマ
」です。織田信長と2Pacをディグります。

織田信長について

尾張国(今でいう愛知県)の織田家に生まれ、若い頃は”うつけもの”と呼ばれる。 彼が後世に残した有名な出来事は数多く、
・桶狭間の戦い＿当時最も勢力を持った今川義元を破る
・岐阜（齋藤家）を攻め取理、”天下布武”「天下を武によって収める」という文言を使い始める。
・鉄砲の大量使用で無敵の武田軍の武田の騎馬隊を破る
・仏教との戦いでは、比叡山延暦寺を焼き討ち、石山本願寺を殲滅する。
・日本の中央の大部分を自分の支配下に置く。
・本能寺の変で家来である明智光秀に討たれる。
日本史に興味を持っていいない方でも、いくつかは目にしたことがあるのではないでしょうか。 日本の歴史を変えた絶対カリスマである。彼がいなければ現代日本はなかった。

2Pacについて

HIPHOPを知る人に知らない人はいないラッパーです。 ニューヨークで生まれる。 彼もまた、カリスマだと言える存在である。
・若い時はデジタル・アンダーグラウンドというファンキー系ヒップホップのグループに所属
・その後ソロでの活躍で映画「JUICE」出演。（マストウィッチです！！）俳優として脚光を浴びる。
・ウェスト・コーストのレーベル、「デス・ロウ・レコーズ」ヒップホップ史上最強のギャングに所属。
・ドクター・ドレとのコラボ「カリフォルニア・ラブ」などヒット曲を連発。
・ウェスト・コーストを代表するMCとなる。
・サグ(悪い)なライフ・スタイルで悪いやつに突っかかることでも注目が集まり、かっこいい悪のあり方を定義づけた
・ノトーリアス・BIG側とのビーフが始まる
・その影響か、96年にLAで銃撃され、亡くなる。
今でもレジェンドとして、全てのラッパーに尊敬されるヒップホップアイコンです。

今回も彼らについて３つのカテゴリーに分けました。1.生い立ち 2.鮮烈なデビュー3.圧倒的勢い

生い立ち

織田信長
父は織田信秀である。信長の幼少期に織田家は分家同士の渦中であり、常に戦いの中で育っている。お守役の人に預けられて育っていますが、父の背中を見て育った。
2Pac
一般的な家庭ではないところで育った。母がブラックパンサー党を熱心に応援していた。ブラックパンサー党とは、マルコメエックスをはじめとする黒人の権利を主張する団体.母はメンバーと権利を得るために、アグレッシブに戦い、逮捕され起訴されたこともある。２Pacはそんな親のアクティブな姿勢を見て育つ。
親の戦いを見て育つところは、２人に共通する。
他にも共通する部分をあげると、
・ビジュアルの良さ、
信長は、色白で端正な顔立ち、妹の「市も戦国一の美人とされていた。一方２Pacも、ご存知の通り目がクリクリで、役者になるほどの顔面力を持つ。
・芸術的感性
信長は、”敦盛”という舞をすることで有名であるし、家庭的に恵まれていた信長は茶に興味を持っており、茶筅髷というトリッキーなヘアスタイルで自分を表現をしていた。
2Pacは、Baltimore School for the Arts. という演劇やダンスの表現を磨くために芸術系の学校に通う。

鮮烈なデビュー

カリスマとは、デビューも半端ない
織田信長
「桶狭間の戦い」
尾張の弱小大名だった頃に、静岡県最強の戦国大名の一人であった今川義元が４万の大群を率いて織田家に進軍してきた。
しかし信長は3000人くらいの兵しか持っていない。絶体絶命ですね。しかし信長は、（色々な説はありますが）桶狭間の地で、今川義元軍が休んでいるところに雨が降ってきたことをチャンスとみて、今川義元の首を討った。これが尾張の弱小大名織田信長が、大敵を討ち落とし天下に名を轟かせたというデビュー戦だ。
2Pac
「2Pacalypse Now（2パカリプス・ナウ）（1991）」のデビューアルバム。
その中の”Brenda’s Got a Baby”の曲の内容は、10代の女の子ブレンダが妊娠してしまって色々なトラブルに巻き込まれる様子を歌っている。
このアルバムでは、先ほどの10代の妊娠、ゲトーの貧困、警官の黒人に対しての暴力、社会問題をピックアップしている。
社会のシリアスな部分を歌い上げたことが反響を呼んだのだが、過激な歌詞、警官の批判があるのでレコード会社に政府が教育上良くないから回収しなさいと指示が出てしまった。
かなりのインパクトを残すデビューであった。

圧倒的勢い

織田信長
今川義元を倒し、斎藤家が支配していた岐阜の美濃を制覇。
美濃を拠点に全国を征服し始める。
足利義昭を担いで、上洛することになる。
当時の戦国時代、中央政権、室町幕府のリーダーは足利家。足利義昭は次の将軍として控えていた。
しかし戦に明け暮れ、室町幕府の権力も衰退し足利家自体が後継のことは二の次に。 権力がなくなりつつあるが、足利ブランドの名誉や正しい血統は残るわけで、それを利用して、信長は足利を担いで、僕は足利家の家来だよ。っていう大義名分を立てて京都に行き近畿の大名をぶっ潰し、全国の大名を従えた。
やりやすい環境を自分で作った。
２PAC
デビュー後は、
映画「Juice（1992）」に出演。俳優としてもカリスマ性を発揮し音楽だけでなく俳優としても売れる。
当時最強に人気であったジャネットジャクソンとも「Poetic Justice（1993）」にて共演している。
そして、
セカンドアルバム
Strictly 4 My N.I.G.G.A.Z… (1993)の販売へ。
映画に出まくり、レコード売れまくりキャリアをあげていく.何をやってもうまくいく。
順風満帆なところもカリスマは”持ってる”ということでしょう。
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ディグディグ日本史は、隔週月曜日にpodcastでも配信しています。また次回をお楽しみに！！

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