土着ノベーション(949回)
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現在来日中のフィンランドを代表するアカペラグループ、RAJATON(ラヤトン)のオリジナリティ創発の秘密に震えました
1、フィンランド語の響きの美しさ
"ラヤトン結成当時(1997年)、まず念頭に置いていたのは、フィンランド語は音楽的にも美しい言語だと、フィンランド人自身にわかってほしい、ということだった"
2、古典・伝統詩の韻律
"元来フィンランドの古代詩って、ある種の“節”をつけて詠じられるものだったんだ。"
3、ダークな現実の歌
"浄化作用というのかしら。怖い歌を聞いても、そばにいる母親に慰めてもらうことができる。“癒し”の効果があるのよね"
先日、幸運にもライブに伺わせて頂かことができて、改めて強烈なオリジナリティに心震えました
それはまるで、フィンランドの水と森の妖精の歌を聴いているような、そんな心持ちにさせて頂けるめちゃくちゃ素敵な体験でした
それは、フィンランド語をあえて歌うことにあったのだなと改めて感じました
言語には、きっとその土地の持つ、文化や風土や空気を、音として伝える作用があるんだなあと改めて思いました
また、独特の土着的なメロディやコーラスは、古代史詩の韻律から来てるということも、悠久の歴史を遡った音を、今聴いているのかと思うと、タイムスリップしたかのような鳥肌の立つ思いです
最後に、誰も見たがらない闇にあえて挑戦するというののも、ある意味バイアスを壊す作業だなあと思いました
でもそれによって、逆に癒しの効果ぎあるといのは、まさに逆転の発想と言えるなあと、つくづく思いました
ということで、何故、こんなにオリジナリティ溢れているのか、という、イノベーティブな一端を見させて頂いた気がしました
もう少し抽象度を上げると、上記の3つは、以下の3つの観点からのイノベーションかもなと
1、場所
2、時間
3、表裏
そんなことを思いました。
聴くことで、フィンランドの森や湖に誘われる、さらには遠い過去へ、そして誰もが見たことのない裏の世界へ、そんな体験をされたい方は、是非是非、一度聞いてみることをお勧めします
そんな話をしています^ ^
参考: CDJournal フィンランド語は音楽的にも美しい――アカペラ・グループのラヤトンが来日 2015/12/04掲載 https://www.cdjournal.com/i/cdjpush/rajaton/1000001138
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