『レイシズム』ルース・ベネディクト|音読ブラックスワン#14

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『レイシズム』ルース・ベネディクト

阿部大樹・訳|講談社学術文庫|2020年4月10日刊

朗読箇所:「人種と文明は混交する」「人種集団は不均質である」「原始部族の世界認識」(第2章「人種とは何ではないか」、P.25〜30)

日本人論の「古典」として読み継がれる『菊と刀』の著者で、アメリカの文化人類学者、ルース・ベネディクトが、1940年に発表し、今もロングセラーとなっている RACE AND RACISMの新訳。

ヨーロッパではナチスが台頭し、ファシズムが世界に吹き荒れる中で、「人種とは何か」「レイシズム(人種主義)には根拠はあるのか」と鋭く問いかけ、その迷妄を明らかにしていく。「レイシズム」という語は、本書によって広く知られ、現代まで使われるようになった。

「白人」「黒人」「黄色人種」といった「人種」にとどまらず、国家や言語、宗教など、出生地や遺伝、さらに文化による「人間のまとまり」にも優劣があるかのように宣伝するレイシストたちの言説を、一つ一つ論破してみせる本書は、70年以上を経た現在の私たちへの警鐘にもなっている。

訳者は、今年30歳の精神科医で、自らの診療体験などから本書の価値を再発見し、現代の読者に広く読まれるよう、平易な言葉で新たに訳し下ろした。グローバル化が急速に進み、社会の断絶と不寛容がますます深刻になりつつある現在、あらためて読みなおすべきベネディクトの代表作。

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000341218

企画・朗読:若林恵

録音・編集:山口宜大(Magic Mill Sounds)

制作協力:宮野川真(Song X Jazz)

音楽:yasuhiro morinaga + maiko ishii

黒鳥福祉センターにて収録

38 つのエピソード