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52 日本におけるダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン

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日本におけるダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)について、考える機会が増えてまいりました。

弊社はグローバルでこのエリアのトレーニングを開催しております。幸いにも、私は、アメリカのマスタートレナーとオーストラリア人のマスタートレーナーの2人からこのトレーニングを受ける機会がありました。

そこで、さらに気づくことがありました。

他民族国家のアメリカ、オーストラリアそれぞれの国の出身のマスタートレーナーの間でもさらに見解や感じ方が異なるということもあるということです。単一民族である日本においては、問題になる事やそのレベルが大きく異なるということも感じました。

「和を以て貴しとなす。」この精神が根付いている日本は独自の価値観や考えが定着してきたのかもしれません。

近年の日本においてのDEI推進の背景は、ジェンダーや年齢、ハンディーキャップやスペシャルニーズに関する取り組みをアラインしたいという事が多いようです。弊社も女性活躍推進やジェネレーションギャップに関するトレーニングへのお問合せを頂戴することが多い傾向です。その点も、民族、人種、宗教、そして性別の多様性に直面している海外とは大幅に異なる背景があるように感じます。

これからのDEIとは?そしてなぜDEIが必要なのか。という議論はますます多くの場でトピックとして活発にとりあげられていくと思います。それを推進するための「方法」や個人レベルでの取り組みについては、これから確立されていく段階なのかなと言う状況です。単に組織の在り方や取り組みの枠にとどまらない、人間としてや社会の在り方につながる大きなテーマであると思います。

また、一方で、DEIを推進するうえで、無意識下の様々な概念を顕在化させ、何が正解で何が不正解か。ということに白黒つけることが起こることに矛盾を感じるという声も聞こえてきます。「多様性、公平性を語る事ことこそが良い事」という考え方が一人勝ちし、その他の選択肢を否定することになっていくとしたら、多様性や公平性を語る事で何かを否定するという矛盾が生じていくことになるのです。それほどに多様性、公平性というトピックは底なしに深いテーマであるということを踏まえて、DEIについて後半で詳しくお話ししてまいりましょう。

まずはじめに、DEI推進における大切な要因である、 (1) 信頼と心理的安全性の構築についてお話しをしてまいります。

信頼、信用、尊敬はすべて、三位一体であり、インクルージョンの重要な要件です。もし私たちが相手の方を信頼していないなら、信頼と尊敬が欠けているという事になります。もし私たちが相手の方を信用できないと思うなら、信頼と尊敬が欠落していることになります。もし私たちが相手の方を尊敬できなければ、信頼も信用もないということになるのです。

信頼を築くための行動には、贔屓をしない、約束に忠実である、倫理的である、一貫性がある、正直である、透明性がある、などが挙げられますが、自分の地位やエゴにとらわれずに、誤りや自分ができない事を素直に認めることができることもとても大切です。

また、信頼と心理的安全を築くためには、デール・カーネギーの人間関係の原則である、非難や批判をしないことは、とても大切です。

心理的安全性が担保されている環境でこそ、私たちは本来の自分として最大のパフォーマンスを発揮することが可能になります。

批判したくなった時こそ、相手の方の努力に素直に感謝できる部分を見つけることをや、その方に純粋に興味を持つことの重要性に目を向けてみましょう。相手の方のお話を最後まで聞いたり、切り上げたりせず、相手に話をさせるようにしましょう。あなたに熱心に耳を傾けてもらったその方は、あなたが本当に自分のことを大切に思ってくれていると感じ、尊敬の念を抱くはずです。相手の視点から物事を見ようとすることで、多様性という点でもダイナミックさが大きく加わり、協力的でポジティブな環境を構築することができます。そうすることで、私たちはお互いに信頼を得ることができるのです。

これからの時代は「個」の特性を活かし、それぞれが自分らしく活躍できることでパフォーマンスを最大化するということが重要になってまいります。

これまでのように、組織に属する方々が均一な能力を持つ必要性があった時代から、異なる特異性を持つ「個」が無理なく出せるものを持ち寄る、出し合う、という考え方一般的になっていきます。そのほうが楽しくポジティブに最大のパフォーマンスを発揮できるという側面があるようです。

それぞれの方が自分の考えを等身大に表現でき、自分の能力や特性が活かされ、社会に貢献できていると思える社会をつくること、それが向かう方向だとしたら、だれもが「ありのまま」で自分軸を大切に生きることがさらに肯定的に捉えれるようになっていくことでしょう。これまで忌み嫌われていた「我まま」という言葉に対する価値観やその解釈も大きく変化していくことになるのかもしれません。

自分の得意な事を出し合い、互いを尊重する社会を作る上で、法律や制度の枠にとらわれない、人としての在り方をアラインしていく方法について、これからも一緒に考えて参りましょう。

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弊社はグローバルでこのエリアのトレーニングを開催しております。幸いにも、私は、アメリカのマスタートレナーとオーストラリア人のマスタートレーナーの2人からこのトレーニングを受ける機会がありました。

そこで、さらに気づくことがありました。

他民族国家のアメリカ、オーストラリアそれぞれの国の出身のマスタートレーナーの間でもさらに見解や感じ方が異なるということもあるということです。単一民族である日本においては、問題になる事やそのレベルが大きく異なるということも感じました。

「和を以て貴しとなす。」この精神が根付いている日本は独自の価値観や考えが定着してきたのかもしれません。

近年の日本においてのDEI推進の背景は、ジェンダーや年齢、ハンディーキャップやスペシャルニーズに関する取り組みをアラインしたいという事が多いようです。弊社も女性活躍推進やジェネレーションギャップに関するトレーニングへのお問合せを頂戴することが多い傾向です。その点も、民族、人種、宗教、そして性別の多様性に直面している海外とは大幅に異なる背景があるように感じます。

これからのDEIとは?そしてなぜDEIが必要なのか。という議論はますます多くの場でトピックとして活発にとりあげられていくと思います。それを推進するための「方法」や個人レベルでの取り組みについては、これから確立されていく段階なのかなと言う状況です。単に組織の在り方や取り組みの枠にとどまらない、人間としてや社会の在り方につながる大きなテーマであると思います。

また、一方で、DEIを推進するうえで、無意識下の様々な概念を顕在化させ、何が正解で何が不正解か。ということに白黒つけることが起こることに矛盾を感じるという声も聞こえてきます。「多様性、公平性を語る事ことこそが良い事」という考え方が一人勝ちし、その他の選択肢を否定することになっていくとしたら、多様性や公平性を語る事で何かを否定するという矛盾が生じていくことになるのです。それほどに多様性、公平性というトピックは底なしに深いテーマであるということを踏まえて、DEIについて後半で詳しくお話ししてまいりましょう。

まずはじめに、DEI推進における大切な要因である、 (1) 信頼と心理的安全性の構築についてお話しをしてまいります。

信頼、信用、尊敬はすべて、三位一体であり、インクルージョンの重要な要件です。もし私たちが相手の方を信頼していないなら、信頼と尊敬が欠けているという事になります。もし私たちが相手の方を信用できないと思うなら、信頼と尊敬が欠落していることになります。もし私たちが相手の方を尊敬できなければ、信頼も信用もないということになるのです。

信頼を築くための行動には、贔屓をしない、約束に忠実である、倫理的である、一貫性がある、正直である、透明性がある、などが挙げられますが、自分の地位やエゴにとらわれずに、誤りや自分ができない事を素直に認めることができることもとても大切です。

また、信頼と心理的安全を築くためには、デール・カーネギーの人間関係の原則である、非難や批判をしないことは、とても大切です。

心理的安全性が担保されている環境でこそ、私たちは本来の自分として最大のパフォーマンスを発揮することが可能になります。

批判したくなった時こそ、相手の方の努力に素直に感謝できる部分を見つけることをや、その方に純粋に興味を持つことの重要性に目を向けてみましょう。相手の方のお話を最後まで聞いたり、切り上げたりせず、相手に話をさせるようにしましょう。あなたに熱心に耳を傾けてもらったその方は、あなたが本当に自分のことを大切に思ってくれていると感じ、尊敬の念を抱くはずです。相手の視点から物事を見ようとすることで、多様性という点でもダイナミックさが大きく加わり、協力的でポジティブな環境を構築することができます。そうすることで、私たちはお互いに信頼を得ることができるのです。

これからの時代は「個」の特性を活かし、それぞれが自分らしく活躍できることでパフォーマンスを最大化するということが重要になってまいります。

これまでのように、組織に属する方々が均一な能力を持つ必要性があった時代から、異なる特異性を持つ「個」が無理なく出せるものを持ち寄る、出し合う、という考え方一般的になっていきます。そのほうが楽しくポジティブに最大のパフォーマンスを発揮できるという側面があるようです。

それぞれの方が自分の考えを等身大に表現でき、自分の能力や特性が活かされ、社会に貢献できていると思える社会をつくること、それが向かう方向だとしたら、だれもが「ありのまま」で自分軸を大切に生きることがさらに肯定的に捉えれるようになっていくことでしょう。これまで忌み嫌われていた「我まま」という言葉に対する価値観やその解釈も大きく変化していくことになるのかもしれません。

自分の得意な事を出し合い、互いを尊重する社会を作る上で、法律や制度の枠にとらわれない、人としての在り方をアラインしていく方法について、これからも一緒に考えて参りましょう。

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