宝島再発見 - 2021-11-13_台鉄の都市間特急車両・EMU3000、12/29運行開始
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台湾最高峰・玉山、11/13今冬の初雪
台湾の最高峰、玉山(標高:3,952 m)では13日、今年冬に入っての初雪が降りました。積雪2センチです。北東から吹いてくる季節風が湿った空気ももたらしたため、玉山では、13日午前5時に雪が降りました。
一方、台湾で2番目に高い山、雪山(標高は3,886m)でも10日に初雪が観測されました。積雪2センチから3センチでした。これは、ここ数年、最も早い初雪でした。
この雪山では、きょう13日、また雪が降りました。積雪は10センチほどです。常夏の台湾にとって非常に珍しい雪景色です。
台鉄の都市間特急車両・EMU3000、12/29運行開始
台湾の在来線・台湾鉄道(略称:台鉄)がきょう13日、日本から購入した都市間特急車両、EMU3000が12月29日に正式運行に加わる予定を明らかにしました。この列車には初めてビジネスクラスの車両、つまり、日本で言う「グリーン車」が設けられ、名前も決まりました。「騰雲座艙」です。座席の座、ふねへんに倉庫の倉と書く字、ふなぐらと言う字。
台湾鉄道が13日に発表したニュースリリースによりますと、このビジネスクラスの名前は、7月28日に行われた台湾鉄道内部の投票イベントによって決められたものです。およそ150人の職員が候補となる名前を挙げ、すべての職員の投票によって上位三位が選出されました。台湾鉄道の幹部は、この三つの名前について二回にわたって投票を行い、最終的に決定したのは、「騰雲座艙」です。
台湾鉄道は13日、EMU3000のビジネスクラスの車両の乗車料金も公表しました。その乗車料金は、一般の特急列車「自強号」の1.43倍から2.2倍ぐらいです。
台湾北部・台北から南部・高雄までの乗車料金を例に説明しますと、
一般車両の乗車料金は、台湾元843元(約日本円3,450円)、ビジネスクラスの車両は台湾元1205元(約日本円4,900円)。
台北から中部・台中までは、一般車両は台湾元375元(約日本円1,535円)、ビジネスクラスの車両は台湾元705元(約日本円2,886円)。
台北から北東部・宜蘭までは、一般車両は台湾元218元(約日本円892円)、ビジネスクラスの車両は台湾元485元(約日本円1,985円)。
台北から東部・花蓮までは、一般車両は台湾元440元(約日本円1,800円)、ビジネスクラスの車両は台湾元796元(約日本円3,258円)。
台北から南東部・台東までは、一般車両は台湾元783元(約日本円3,205円)、ビジネスクラスの車両は台湾元1,145元(約日本円4,687円)。
しかし、乗車距離50キロメートル以下の乗客に対しては、乗車券を発売しないということです。
EMU3000のビジネスクラスの車両では、数量限定のお弁当、アメリカの著名なコーヒーチェーン店、スターバックスのコーヒー、アメリカの著名なアイスクリームブランド、ハーゲンダッツのアイスクリームが提供されます。
乗客が乗車日の前日午後5時以前に、台湾鉄道のアプリ、または公式ウェブサイトを通じて乗車券を予約した場合、お弁当と飲み物をあらかじめ選べます。しかし、当日に乗車券を購入する場合、車内にあるものしか提供できないということです。
台湾鉄道によりますと、EMU3000のビジネスクラスの車両で提供する食品は、5種類あり、この5種類から一つ選べます。一つ目は、台湾鉄道ならではのお弁当、他の車両、または駅で売っているものと違います。二つ目は、ハーゲンダッツのアイスクリーム、三つ目は、台湾のパイナップルケーキの名店、サニーヒルズのパイナップルケーキ+リンゴケーキ。四つ目は、台湾の名店、福引の福、義理人情の義、軒下の軒のソーダクラッカー、またはレモンクッキー。以上の五つから一つ選べます。
飲み物のほうは、四つから一つ選びます。一つ目はスダーバックスのブラックコーヒー、二つ目はスダーバックスのカフェラテ、三つ目は、台湾製の海洋深層炭酸水、四つ目はEMU3000の車体をモチーフにしたミネラルウォーター。
EMU3000のビジネスクラスの車両は6号車にあります。席が30あります。充電のためのUSBジャックと110V(ボルト)のコンセントが完備されています。無料のWi-Fiもあります。客室乗務員が2人おり、注文したものを届けてくれます。
台湾鉄道は、日本からEMU3000を50編成、600両を購入、一編成ビジネスクラスの車両を含めて12両です。台湾の東部幹線の運行を最優先するということです。
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