音楽プロデューサーで編曲家の瀬尾一三さんのラジオ「ラジオ瀬尾さん 公開
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このラジオのリスナーの方は瀬尾さんを通じて編曲の仕事をよくご存知かもしれませんが、一般的にはそこまで理解されていません。作詞家・作曲家の名前はよく見かけるものの、編曲家の名前はよくよく調べたら書いてある程度。特に日本の音楽業界では、編曲家がスポットライトを浴びる機会があまりないのです。だからといって、瀬尾さんは目立ちたいわけではありません。作品を輝かせるクリエイターとして、そしてアーティストをサポートするスタッフの1人として編曲の仕事をしています。曲を聴くとき、制作に携わった人たちの仕事も想像してみると、もっとアーティストの世界を知ることができるかもしれません。<お知らせ>番組内でみなさんから頂いたお便りをご紹介しています。曲のリクエストやラジオの感想、日々のエピソード、瀬尾さんに聞きたいこ…
 
テレビやラジオの番組制作では、きっちり台本があったり、素材を伝わりやすく編集したり、BGMをつけてクオリティを高めています。最近はYoutuberのコンテンツもプロ顔負けの動画だったりします。誰でもパソコンやスマホで手軽に編集できますが、とはいえテクニックを磨くほどに本来の面白さが伝わらない、ということもあるようです。一方、「ラジオ瀬尾さん」はたった2人がマイクの前でたわいもないことを話すだけ。しゃべった内容をそのまま編集せずにお届けしています。でも、この方が自然でリアルだと感じる人もたくさんいるようなのです。わかりやすく伝えようとバッチリ編集されたコンテンツが溢れているからこそ、素のままの情報の方がダイレクトに伝わるものがあるということかもしれません。 <お知らせ>番組内でみなさんから頂い…
 
最初に触れたときにはつまらないと思っていた作品も、何年か経てば面白さが分かったり、琴線に触れることがあります。音楽だけではなく、本でも絵画でも映画でも同じです。発表当時は評価されなくても、時を経て注目される作品だってあります。作品は変化しませんが、人間は変化します。年を取り、経験値が増え、暮らしや社会の環境も変わります。だからこそ、1つの作品に時間をかけて向き合えば、その時々で違った受け取り方ができるのです。みなさんも、若い頃に聞いた音楽や、学生時代に読んだ本など、今改めて触れてみてはいかがでしょうか。新たな発見があるかもしれません。<お知らせ>番組内でみなさんから頂いたお便りをご紹介しています。曲のリクエストやラジオの感想、日々のエピソード、瀬尾さんに聞きたいことを募集中です。ぜひ、お便り…
 
シンガーソングライターは自分で作詞・作曲した曲を歌う際、どのように表現するかを含めてトータルで創作しています。プロデューサーやアレンジャーが「こう歌った方がいいのでは」と促すことはあっても、表現者はあくまでもアーティスト本人。誰かに言われるがままに歌うような人は、真のアーティストとは言えないのかもしれません。また、アーティストへ自分のこだわりを押し付けようとしたり、指示に従わせることで自分の力を誇示しようとする人は、アーティストのことを本当には考えていないのかもしれません。瀬尾さんは常にアーティストの創作性や美意識を大切にしているので、下でも上でもなく対等な立場で向き合い、伴走者として寄り添います。だからこそ、アーティストは自分の表現に全力を注ぎつつ、安心して瀬尾さんの力を借りることができる…
 
クリエイティブな仕事をする人は、自分の美意識を持って作品作りをしているはずです。ただ、作品を世に出すとなった場合に、周りから横槍が入ることも珍しくありません。その美意識が、必ずしも売り上げに通じるかは分からないからです。そんな中でも美意識を貫けるかどうかは、その人の価値観によるでしょう。瀬尾さんは、周囲からの意見には耳を傾けるものの、自分でいいと思ったことは最後まで曲げることはありません。どれだけ説得されても軋轢を恐れず、賛同できない意見は退けます。つまりは「つっぱね力」が高いのでしょう。それで結果が伴わない人はその程度の実力なのかもしれません。でも、瀬尾さんは自身の美意識を貫くことで、誰もが認める良い作品を生み出すことができるのです。<お知らせ>番組内でみなさんから頂いたお便りをご紹介して…
 
長年、中島みゆきさんのコンサートに足を運んでいるというファンの方からのお便りが届きました。コンサートでは数多くのミュージシャンが出演しますが、中でもドラマーの島村英二さんの演奏を大絶賛。瀬尾さんによれば、島村さんは歌をしっかりと聴いて演奏しているのだそうです。だから、ときには歌を支え、ときには引っ張っていくような、歌に寄り添った演奏ができるのです。単に演奏がうまいかどうか以上に、こういうことがとても大切なことなのかもしれません。演奏する人が違えば、同じ曲でも違った表情を見せるもの。そのアーティストの歌が好きというだけではなく、このギタリストのあのフレーズが好き、このドラマーのどっしりしたリズム感が好き、とお気に入りのミュージシャンを見つけるファンもいるようです。アーティストの後ろで楽器を演奏…
 
作詞家、作曲家には一般的に名の知れた人がたくさんいますが、編曲家と呼ばれる人はあまり知られていないことがほとんどのようです。テレビの歌番組でも、曲紹介で名前が並ぶのはだいたい作詞や作曲を担当した人ばかり。そのせいもあって、作曲家と編曲家の違いをちゃんと理解している人はきっと少ないのでしょう。作曲家はピアノやギターなどの単音でメロディを作ります。鼻歌でフフフンと歌って作曲する人もいるでしょう。そのメロディに肉付けするように、編曲家は曲をアレンジします。最近はコンピュータを使って一人で作曲も編曲もする人はいますが、作曲家と編曲家が携わる場合、いわゆる伴奏を作るのは作曲家ではなく編曲家です。楽器それぞれの特徴や音楽的な知識を必要とする編曲家は、音大出身者も多いようですが、瀬尾さんはすべて独学。若い…
 
今回お聴きいただくのはアメリカの歌手、リタ・クーリッジが歌う「We're All Alone」。その歌声に魅了された瀬尾さんは、以前からこのラジオでも彼女の素晴らしさを何度も語っています。デビュー当時から作品を追っていくと、さまざまなルーツを持つ彼女の独特な歌声は、作品を重ねるごとに変化していったそうです。アーティストの歌声や作風が年を経て変化するのは自然なこと。でも、「あの頃の曲が好き」と初期の作品にこだわりを持つファンもいます。もちろん、変わらないでほしいという気持ちも分かりますが、あの頃の作品があったからこそ、今の曲作りにつながっていることは忘れないでいたいものです。人間、誰しも同じ場所にとどまってはいられません。歳をとれば身体的も心も成熟しますし、時代もどんどん変わっていきます。曲は…
 
曲の途中で転調するというアレンジの方法があります。中でも、なんの前触れもなく急に転調するダイナミックな表現は、曲に大きな変化をつけることができますが、歌い手にとってはキーが取りづらいという難しさがあります。レコーディングの際は「はい、ここからこのキーで歌ってください」と、歌い始めの音を確認しながらパートごとに細切れに録音していくこともできますが、ライブではそうはいきません。瀬尾さんは「歌があってこそ」との考えから、転調するときは前もって転調後のキーに誘導するようなアレンジをするそうです。段差にスロープをつけておくようなものですね。歌い手にとっては心構えができて、音が取りやすくなるので、安心して歌い上げることができそうです。聞き手と歌い手と、両方の立場を考えて最良の仕事をする。瀬尾さんが多くの…
 
瀬尾さんが「しょうやん」と呼ぶ伊勢正三さん。フォークバンド「かぐや姫」のメンバーでもあり、大ヒット曲「なごり雪」を作詞・作曲した人でもあります。かぐや姫は3人のメンバーで構成され、みんな曲作りができるので、アルバム製作時にそれぞれ別のアレンジャーをつけることになったのだそうで、伊勢正三さんの楽曲を担当することになったのが瀬尾さんでした。「なごり雪」はイルカさんのカバー曲が大ヒットしましたが、もとはかぐや姫のアルバム収録曲だったことは、あまり知られていないかもしれません。その後も、数多くのアーティストがカバーしているので、幅広い世代の人が知る曲となりました。原曲をご存知ない方は、ぜひ瀬尾さんアレンジの「なごり雪」もこの機会に聞いてみてください。SEO vol.64 かぐや姫「なごり雪」 <お知…
 
コンサートや演劇は不要不急かどうか、と聞かれると、たしかに今すぐじゃなくても生活に支障はないのかもしれません。スーパーに食材を買いに行ったり、通院するのとは必要度合いが違います。だから、音楽や芸術に触れるために集まるのは、ちょっとお休みしましょう・・・なんて言われると、会場に足を運ぶのをためらってしまいますよね。でも、「芸術は心の栄養」だと瀬尾さんは言います。経済を立て直せばすぐに目先の生活はよくなりますが、心に与えた栄養は将来的に私たちを支えます。だから、栄養補給をお休みしてたら、何年かあとの心にぽっかり穴が空いてしまうかもしれません。芸術に触れることは、人とのつながりを生んだり、心の支えを得たり、人生の指針を見つけたり、かけがえのない経験となるはずです。こんなご時世だからこそ、身体だけで…
 
海外でお聞きの方からもお便りが届く機会が、ここ最近あります。最近「ラジオ瀬尾さん」を知ったという方も、過去の分まで遡って聴いてくださることが多いようで、そんなお話を耳にするたびに驚いています。それにしても、新年明けてもまだまだ落ち着かない日々が続いています。成人式もオリンピックも入学試験もどうなることやら…直前までバタバタと変更が続くことも多いことでしょう。先行きが不透明な生活が続けば、身体の不調だけではなく、心だって病気になってしまうかもしれません。体調の変化、生活の変化、収入の変化、人間関係の変化。この1年ほどで、誰にだってさまざまな変化があったことでしょう。耐えられないほど辛い日々が続き、思い悩んでいる人だってたくさんいるはずです。ステイホームで誰かと会うことも減ってしまい、ひとりで不…
 
12月に発売された中島みゆきさんの2枚組セレクトアルバム「ここにいるよ」の感想が、お便りでも続々と届いています。そして、アルバムのプロモーションで瀬尾さんが出演したFM福岡のラジオ番組の感想も。いただいたお便りによれば、瀬尾さんが出演したラジオ番組の中で、出演者の方も「ラジオ瀬尾さん」を聴いてくださっていることが発覚!!したそうで…瀬尾さんがうろたえる様子が報告されました(笑)。どこで、どなたが聴いてくださっているのか、わからないものですね。最近は居住地域以外のAM・FMラジオもインターネット経由で聴くことができますし、もともとインターネットラジオである、この「ラジオ瀬尾さん」も、同じスピーカーから流れてくればそんなに違いはないのかもしれません。瀬尾さんが出演する番組を視聴したよ、という声も…
 
あけましておめでとうございます。2021年最初の「ラジオ瀬尾さん」をお届けします。何度も繰り返し聴くヒット曲やお気に入りの曲も、最初は違和感があったり、いい曲だと思えないことってありませんか?それが何度も耳にするうちに馴染み、良さが分かってきたりします。アレンジのお仕事は曲を初めて聴くことからスタートしますから、瀬尾さんも似たような経験があるのでは?と思ったら…そんなことはないのだそうです。瀬尾さんは曲を聴く前から「きっとこうだろう」「どうせこうだろう」なんて決めつけることはありません。先入観を持たず、両手を広げて正面から受け止め、思いっきり吸収します。そこから曲の魅力を引き出し、アーティストとともに世界観を作り上げていくのです。何か新しいことを始めようとするとき、つい否定的なことを口にした…
 
中島みゆきさんの楽曲は、どの時代の作品も一貫して「中島みゆきらしさ」がありますが、実は初期の頃と今とでは、制作方法が大きく違うのだそうです。転機となったのは、ギターでの弾き語りによる表現を抜け出した時。それは自分でギターを弾いて歌うだけの奏法に縛られなくても良くなったということ、なのです。ギター一本で曲のすべてを表現するとなると、当然知っているコードだけで譜面を書きますし、自分が演奏できないような難易度の高い曲は作れません。転調で曲を展開させるのだって、そんなに簡単ではないのです。瀬尾さんの仕事は単に曲に色を付けるということではなく、アーティスト本人の創作性を何より大切にし、表現の幅を広げ、その人らしさを引き立てていくことだと言えそうです。さて、今回で2020年の「ラジオ瀬尾さん」もおしまい…
 
今回は瀬尾さんの「空振り」の経験について。アーティストが歌う歌詞の世界観を表現するため、瀬尾さんはさまざまな手法でアレンジを手がけていますが、わざわざその作品の意図について説明することはしません。聞き手が曲を聴いて自由に受け取ればいいからです。でも、中には思ったように意図が伝わらず、誤解をされたり、不本意な扱われ方をされてしまう曲も。せっかくの表現が伝わらないのは残念ですが、長年、数多くの曲を世に送り出していれば、たまには空振りもあります。百発百中でヒットを打てる人なんていませんから。そんな空振りをしてしまった曲も、別の機会に違う形でお披露目されることがあったそうで…ファンとしてはそもそも空振りかどうかなんて分かりませんが、同じ曲でも楽しみ方が増えるのは嬉しいことです。<お知らせ>番組内でみ…
 
2020年は、世界が大きく変わった1年でした。ありきたりな日常生活こそが、実は特別な日々だったのかもしれないとさえ思えます。物理的に距離を空けることや、人との接触を避けることが推奨され、意見の対立が深まり、立場による利害の違いで人々は分断されていくように思えます。若い人たちは、このような社会を当たり前のものとして、これからの時代を生きていくのかもしれませんが、それはとても深刻な問題を孕んでいるように思えます。人々はますます孤独になっていくような気がします。でも、たったひとりだけでも自分のことを認めてくれる人がいてくれれば、先行きの不透明な時代を生きることにも自信を持てるはずです。多くの人に支持されなくてもいい。たったひとりの理解者でいい。心から分かり合える相手と出会えたら、それはとても幸せな…
 
12月に入り、いよいよ本格的な冬が到来。例年なら、寒くて外に出たくない!となる時期ですが、今年は違った事情で外出を控える人がたくさんいます。めっきり出歩く機会が減ってしまった瀬尾さんは、体力の衰えを気にしています。瀬尾さんはジムに通っているのですが、トレーニングで動かす筋肉と、日常生活で使う筋肉は違うようで…ダンベル持ち上げて上腕二頭筋がマッチョになっても、歩くと膝が痛いというのでは困ってしまいますね。在宅勤務の方も増えていると思いますが、意識的に運動しないと、若い人でも足腰が弱ってしまうかもしれません。家に閉じこもって身体を動かさないと、気持ちも下を向いてしまうでしょう。時には外の空気を吸って、身体を動かしてみる。今までの「当たり前」の中に健やかに生きていく上で大切なことがたくさん潜んでい…
 
「あの人は才能がある」と言ったりしますが、才能と言ってもさまざまです。もともと持って生まれた才能を削りながら作品を作る人がいます。温泉の源泉のように才能が湧き出て、いつまでも枯れない人だっています。突然、間欠泉のように才能が吹き出す人もいるかもしれません。その人の才能が有限なら、使い切ってしまえば、もう良い作品は生み出せません。でも、そういった才能の生かし方があってもいいと、瀬尾さんは言います。そして、才能の源泉を持った人であっても、長きにわたって良い作品を作り続けるには、本人の絶え間ない努力も必要です。天から特別な能力を授かっても、努力を怠れば宝の持ち腐れになってしまうことだってあるのです。瀬尾さんの才能は、細々と長く続けることだそうです。そのためには努力を惜しみません。まずは自分にどんな…
 
今の仕事は子供時代の経験からつながっているのではないか?子供時代の自分に支えられているのでは?...そんなお便りが届きました。瀬尾さんが子供の頃は、親の転勤のため2年ごとに各地を転々としていたのだそうです。そんな環境では、友達と深く付き合えばすぐに辛い別れを迎えてしまうため、自然と一人で過ごす時間が増えたと言います。ぼーっと空想するのが好きだった瀬尾少年は、絵を描いたり、文章を書いたりと、頭の中のものを誰かに伝えようと表現しようとしましたが、たまたま手にしたアコースティックギターで音楽に目覚め、自分で曲を作るようになったのです。そんな経験が、今の瀬尾さんの仕事につながっていることは間違いないでしょう。たまたまギターをきっかけに音楽を始めましたが、与えられたのが違ったものであれば、今頃は小説家…
 
みなさんは、お世話になった人に感謝の気持ちを伝えていますか?長年連れ添った相手であれば、わざわざ口にするのは照れくさいかもしれませんし、仕事の関係者や目上の人であれば、かしこまったお礼状を書くことがあるかもしれません。でも、瀬尾さんは、誰に対しても改まって感謝の気持ちを伝えることはないそうです。だからといって、感謝の気持ちがないわけではありません。改まって感謝の気持ちを伝えるのは、その人との関係が終わる時。感謝を伝える代わりに、その相手との関係が続くこと。これが何より互いの気持ちの表れなのではないか。瀬尾さんはそう考えているようです。例えば井川さんに対して瀬尾さんが改まって感謝を伝えるなんてことは想像できませんが、そのセリフを言わないことこそが、なによりのメッセージになっているのかもしれませ…
 
毎週のように「初めてお便りします」という方からメッセージが届き、瀬尾さんも嬉しそうです。みなさま、ありがとうございます!今週ご紹介するお便りでは、ライブの合間に見かけた瀬尾さん情報や、「瀬尾さんのファッションが気になる!」なんてお話も。確かに、瀬尾さんはSNSをやっていませんし、あまり表舞台に出ず、メディアの露出も少ないので、普段の様子は気になるところかもしれません。ましてや、このラジオでしか瀬尾さんを知らない人にとっては、声だけで姿を想像するしかありません。でも、見た目の先入観に囚われず、生の言葉からその人に迫れるというのは、ラジオの面白さなのでしょう。きっと、声だけのラジオでも、瀬尾さんの魅力は十分伝わっているのではないでしょうか。 【おまけ写真】 本日の差し入れ:かりんとう3種 <お知…
 
瀬尾さんが若い頃に手掛けた曲を聴き返すと、「あの頃は攻めてたな」と思うアレンジもあるようです。たしかに、パワフルで圧倒されるような表現は、若々しさを感じます。一方、これからは肩の力を抜いた作品作りをしたいと言いますが、それは決してダラけた態度で取り組みたいということではありません。力を抜くというのは、簡単なようで実はとても難しいのです。全力で体当たりするのではなく、力加減をコントロールして足し引きするのは、経験を積んだからこそできる表現なのかもしれません。ちなみに「ラジオ瀬尾さん」のときは、肩の力を抜いてやってるみたいです。お聴きのみなさんも、ぜひリラックスしてお楽しみくださいね。 <お知らせ>番組内でみなさんから頂いたお便りをご紹介しています。曲のリクエストやラジオの感想、日々のエピソード…
 
瀬尾さんが親しみを込めて「チャゲちゃん」と呼ぶChageさんのお話、まだまだ続きます。これまで、Chageさんの人柄についてはこのラジオでも触れてきましたが、Chageさんファンの方々も、とてもハートフルなんだそうです。「Chageさんと瀬尾さんと井川さんの3人のお話が聞きたい!」というお便りも届くほど、ファンの方の間では「ラジオ瀬尾さん」がじわじわ浸透している様子です。いつかまた、CHAGE and ASKAと仕事がしたいと言う瀬尾さん。今はそれぞれの道を歩むお2人ですが、かつてのように2つの歌声が重なる日がまた来ることを、私たちもゆっくりと待ちたいものです。 <お知らせ>番組内でみなさんから頂いたお便りをご紹介しています。曲のリクエストやラジオの感想、日々のエピソード、瀬尾さんに聞きたい…
 
年齢を重ねた人ほど経験が豊富かと言えば、必ずしもそうとは限りません。中には、若いのに達観したような人がいて、「人間やるの、何回目?」と思ったり。そういう人は困難な状況に陥ったときに、対処の仕方や考え方が違うのです。瀬尾さんはそれを「人間歴」の違いと言います。例えば、ちょっとした説明をしたらすぐに理解できる人もいれば、何度説明しても伝わらない人がいます。1を聞いて10を察することができるのは、人間歴の深い人かもしれません。人間歴が深い人は、前世までの人生経験が豊富で、その記憶を持ったまま生まれ変わったのかもしれないと思えば、妙に納得できてしまうものです。 <お知らせ>番組内でみなさんから頂いたお便りをご紹介しています。曲のリクエストやラジオの感想、日々のエピソード、瀬尾さんに聞きたいことを募集…
 
突然ですが、みなさんは心霊現象を信じますか?レコーディングスタジオには何か居そうなエリアがあることや、たびたびの金縛り体験のことなど、瀬尾さんは何事もない様子で平然と心霊(!?)体験を語ります。金縛りにいたっては、もはや慣れたもので、幽体離脱しない程度に意識と身体をコントロールできるまでになったそうで…そんな瀬尾さんによれば、金縛りの最中に意識だけ身体の外に立ち上がると、幽体離脱して戻れなくなっちゃうそうなので、皆さんどうぞお気をつけください(笑)。もし、死んだら霊になるというのが本当なら、50年後も100年後だってその霊界から「ラジオ瀬尾さん」を続けてほしいものです。 <お知らせ>番組内でみなさんから頂いたお便りをご紹介しています。曲のリクエストやラジオの感想、日々のエピソード、瀬尾さんに…
 
先月、チャゲちゃんことChageさんとのお話を聞かせてくれた瀬尾さん。なんと、その回をChageさんご本人がお聴きになったそうで、そのことがきっかけで「ラジオ瀬尾さん」を知り、聴いてくれたという方も多いようです。そして、嬉しいことにChageさんのファンの方からのお便りも!増えています!!Chageさんとは仕事上のお付き合いだけではなく、若い頃はよくお酒を飲んだ間柄でもあるそうで、お2人の仲の良さが伺えます。瀬尾さんを通じてChageさんのお人柄を知ると、いつかまた改めてお2人のトークも聞いてみたくなります。 <お知らせ>番組内でみなさんから頂いたお便りをご紹介しています。曲のリクエストやラジオの感想、日々のエピソード、瀬尾さんに聞きたいことを募集中です。ぜひ、お便りをお寄せくださいお便りは…
 
中島みゆきさんはご自身で作詞作曲した作品を自ら歌います。でも、中には他の人が作曲したものもあり、その1つが筒美京平さんの作曲の「兆しのシーズン」。「なぜ、ご本人の作曲ではないのか?」と疑問に思う方からのお便りと共に、その理由を瀬尾さんに尋ねてみました。実はこの曲、他の人が歌うために作られた提供曲として作られたそうなのです。でも、諸般の事情により、企画自体が無くなってしまったのだそうで、せっかく作った作品なのだからと、中島みゆきさん自ら歌うことになったのだとか。中島さんご本人が作曲した他の作品と聴き比べると、メロディ、歌い方、そして瀬尾さんのアレンジに至るまで、明らかに雰囲気が違うこの曲。ぜひ、聴き比べることで感じる違いや、型を離れることで浮かび上がるオリジナリティを探してみてください。<お知…
 
身近な人との別れは、とても辛いもの。しばらくは、気分が落ち込んだりすることもあるでしょう。それでも、残された者がそんな気持ちを長々と引きずることを、相手は望んでいないはずなのです。でも、突然の別れなど、思ってもみなかったことが次々と起これば、平常心を保つのはやはり難しいものです。そんな時、気持ちが崩れないようにするには、まずは肉体をちゃんと強くすることが大事だと、瀬尾さんは言います。心身の健康のためには、まずは揺るぎない肉体を。リスナーの皆さんの中にもお酒とタバコを嗜む瀬尾さんの健康を心配する声は尽きませんが…どうやら瀬尾さん、大事なことはちゃんとわかっているみたいですよ。<お知らせ>番組内でみなさんから頂いたお便りをご紹介しています。曲のリクエストやラジオの感想、日々のエピソード、瀬尾さん…
 
雪は「しんしんと降る」と言ったりしますが、雪が降るときに音が聞こえるものでしょうか?そう、これは擬態語としてその様子を表した言葉であって、実際に耳で聞こえる音を表しているわけではありません。でも、雪の降る光景が目に浮かびます。日本語の面白さであり、美しさでもあるでしょう。今回ご紹介するのは中島みゆきさんの「霙(みぞれ)の音」という曲。雨と雪が混じった霙の音は、どんな音なのでしょうか?「ざーざー」「ぽつぽつ」でもない、「しんしん」でもない、雨や雪とは違った音なのでしょうか?霙の降る音が擬音語や擬態語として歌詞に書かれているわけではないですが、瀬尾さんはどうやって表現しようかと考えながら曲をアレンジしたそうです。みなさんは、どんな音が聞こえましたか?<お知らせ>番組内でみなさんから頂いたお便りを…
 
誰しも、何かしらを背負って人生を歩んでいます。背負うものは大なり小なり様々でしょうが、軽々とした足取りでラクに生きているという人は少ないのではないでしょうか。「がんばってから死にたいな」と歌う、中島みゆきさんの「重き荷を負いて」。どんなに辛くても、困難な状況でも、最後までやり通すひたむきな姿を描いています。自分で納得できる生き方を目指そう。背負う荷物が重ければ、ちょっと休んでもいい。そうして一歩一歩踏みしめれば、進むべき道が開け、山頂からは見たことのない景色を目にすることでしょう。困難な壁にぶち当たったとき、逆境にくじけそうになったとき、「もう少し頑張ってみようかな」と、この曲に背中を押されることがあるかもしれません。 <お知らせ>番組内でみなさんから頂いたお便りをご紹介しています。曲のリク…
 
瀬尾さんはミュージシャンのChageさんのことを「チャゲちゃん」と呼ぶほどの間柄。かつてチャゲ&飛鳥の曲を手掛けていたこともあり、古くからのお付き合いなのです。Chageさんはとても人柄がよく、周りをパッと明るくするような存在なのだそう。音楽に対しても、とても努力されている方だと感じているようです。2月に瀬尾さんの書籍「音楽と契約した男」の発売イベントがあり、そこでゲストとしてChageさんが招かれました。そして、その時に久々に再会したことがきっかけで、新曲のアレンジを瀬尾さんが手がけることになったのです。社交辞令で終わらず、こんなに早くコラボが実現するなんて、ファンにとっては嬉しい限りでしょう。「チャゲちゃん」の話をする瀬尾さんはなんだかとっても楽しそう。それだけ、とても魅力的な人だという…
 
作曲家の筒美京平さんの訃報を耳にした方も多いと思います。筒美さんのお名前は知らなくても、筒美さんが手がけた曲を1つも知らないという人はいないのではないでしょうか。瀬尾さんもお仕事をご一緒したことがあり、このラジオでもその時のエピソードをお話しした回もありました。自分で曲を作らない歌い手は、作詞家、作曲家に楽曲を提供してもらいます。そして、その歌い手のキャラクターや歌声を通して多くの人に届けられ、やがてその中から名曲と呼ばれる曲が出てくるのです。何年も、何十年も聴き続けられる曲や、ずっと記憶に残るヒット曲があります。昔の曲を聴き返すと、まだデビューしたての歌手が初々しく歌う声や、その時代の世相を映し出した描写が懐かしく響きます。それはまるで古いアルバムをめくるような、くすぐったい感覚なのかもし…
 
キーボーディストとして瀬尾さんと30年近くお仕事をされてきた小林信吾さんがお亡くなりになりました。音楽プロデューサーとしても多くのアーティストを手掛けてきた方です。「ラジオ瀬尾さん」に初めてのゲストとして、いらしていただいたこともあります(小林さんゲストの回はこちらからお聞きいただけます)。瀬尾さんの右腕として絶大な信頼があった小林信吾さん。出会いから最近のお仕事まで振り返りながら、かけがえのない人を失った今の気持ちを瀬尾さんがお話してくださいました。この場を借りて、小林信吾さんのご冥福をお祈りいたします。<お知らせ>番組内でみなさんから頂いたお便りをご紹介しています。曲のリクエストやラジオの感想、日々のエピソード、瀬尾さんに聞きたいことを募集中です。ぜひ、お便りをお寄せください。お便りは・…
 
過去に作られた作品を新たに作り直すことがあります。長く愛される作品こそ、時代に合わせた装いに生まれ変わり、さらに多くの人に届けられるのでしょう。曲をリメイクするとき、何をどのように変えるか、どこまで手を加えるかは、アレンジする人によってまったく異なります。歌詞とメロディという骨格を残したまま、どこまで再構築するのかが、腕の見せ所です。オリジナルの方がいい、というファンもいるでしょう。一方で、新たに生まれ変わったリメイク版で初めて曲を知ってファンになったという方もいるはずです。人によって好みはあるでしょうが、どちらが優れているかという話はナンセンス。リメイクする人も、オリジナルを超えてやろうと思って作っているわけではありません。時代によって流行も違えば、歌い手だって歳を重ねて変化しています。そ…
 
今回は五拍子の音楽についてのお話。音楽には2拍子、3拍子、4拍子、5拍子…というふうに、様々な拍子が存在しています。偶数は割り切れるのでリズムが取りやすく、5拍子のような奇数はリズムを取るのが難しく感じてしまいますが、1つの拍ごとにカウントせず、流れを大きく捉えれば慣れるものだと言います。特に5拍子の曲は聞いたことがある方がそもそも少ないかと思いますが、探してみると日本人の作品にも5拍子の曲があったり、途中で拍子が変わる曲もあります。そんな変拍子の曲は馴染みがないので戸惑いますが、それは耳だけで音楽を聴こうとしているからなんだそう。もともと変拍子は民族音楽でよく用いられてきました。地域の踊りとともに根付いてきた音楽なのです。3拍子はワルツをイメージすれば、体を揺らしながら自然と音楽に乗れるは…
 
大きなことを成し遂げようと夢を掲げる時、その夢が大きいほど、自分一人で到達するのは難しいかもしれません。いくら才能があっても、計画性があっても、使える時間は限られますし、得意なことだけやっていては出来上がるものの幅は広がらないでしょう。だからこそ、誰と一緒に夢に向かうかはとても重要です。自分の指示に従順に動いて、文句を言わない人となら、終始気持ちよくいられるかもしれません。優秀でスキルの高い人にすべてお任せなら、大船に乗ったつもりで安心感を得られるかもしれません。でも、同じ方向を目指し、見たい風景を共有し合い、苦楽を共にできる人となら、どんなに長い道のりでも一緒に歩もうと思えるのではないでしょうか。最初はただの直感だとしても、「この人となら」という出会いが巡ってきたのなら、夢の実現がぐっと近…
 
アーティストは例え自分で作詞をしていたからといって、必ずしも自分の体験談だけを歌っているわけではありせん。体験した出来事ばかりだったら、多くの名曲は生まれていなかったことでしょう。起承転結のある分かりやすい物語なんて、日常では早々起こらないものです。それでも、日々の暮らしの中で感じることや、ささやかなエピソードから、今の時代に届けたいメッセージを、「誰かの物語」として表現するのです。それが自分や近しいヒトの物語のように感じられたとき、受取り手が強く共感を持てる、そういうものです。瀬尾さんは、ヒット曲を生み出すことを目的とはしていませんが、かといって誰か一人に響けばいい、とは思っていません。そのために、多くの人に受け入れられる表現手法を選びます。そうして、「誰かの物語」が、多くの人にとっての「…
 
才能の溢れるアーティストと、優れた腕を持つプロデューサーや、専門性の高いエンジニア。そんな人たちの手にかかれば、名曲が次々に生み出されるのも納得。・・・なんて軽く思いがちですが、曲を完成させるためには、実に地道な作業の積み重ねが必要です。いくら才能があっても、プロであっても、魔法使いではないのですから、レコーディングした瞬間に曲が完成、なんてことはありません。私たちは完成形しか知りませんから、その背景にどれだけの試行錯誤や、細やかな調整があったのかなんて、想像つきません。レコーディングからリリースまでに何ヶ月もの時間がかかるのは、何度も繰り返し音源を聴きながら、理想の仕上がりを目指しているからなのです。かといって、作り手は舞台裏を見て欲しいわけではありません。それでも、完成までの道のりを想像…
 
どうしてこのラジオを始めるに至ったのか?今回、お便りをいただいて、振り返ってみる機会となりましたが、瀬尾さんも井川さんも、その経緯はどうもよくわからない、覚えていないようなのです。井川さんの言葉を借りれば「縁でしかない」のですが…小さなきっかけが現実にはあったとしても、明確に目的を持っていたり、わかりやすい理由があったりするわけではありません。親子ほどの年の差の2人が、何か大きな力を持った意見になびかず、自分の頭で考えたことを家族の会話かのようにフランクに話す。だからこそ続ける中で、ビジネスの関係では出てこない話題、意見がぽろっと出ることがあるのです。そしてそのことが世の中の真理や生きる上での教訓を表してくれることがあります。そんなことが一度でなく何度もあるのは、やはり、このラジオだからこそ…
 
前奏を意味する「イントロ」に対し、後奏は「アウトロ」。アウトロでは、徐々に音量が小さくなるフェードアウトが用いられることも多々あり、ジャーンと終わってすぐ次の曲が始まるのと違い、余韻を感じられるのが特徴です。イントロが特徴的だったり、アウトロをじっくり聴かせるような曲がありますが、これはあくまでも歌を引き立てる役割のもの。瀬尾さんは、歌のレコーディングの時点ではイントロやアウトロを作り込まず、最小限の楽器でその曲の骨格を演奏するようにして、そこにアーティストの歌を乗せるやり方をしているそうです。それから、歌が引き立つようなアレンジを「後から」加えていくのだそうです。アウトロについて、「歌が終わってしまえば不要なものだけど」と瀬尾さんは言いますが、だからといって聞き手の皆さんはアカペラが聞きた…
 
吉田拓郎さんはフォークギターで弾き語りをするアーティスト、というイメージを持つヒトが多いようですが…実は他の楽器を使ったアレンジの曲も珍しくありません。吉田さんに限らず、デビュー当初の演奏方法がギターの弾き語りだったというアーティストは多いものです。その裏には、レコーディングやライブにかけられる予算がなく、どこでも手軽に持ち運べるギター一本で演奏するのが都合が良かったから、という事情が少なからずあるようです。だからと言って、必ずしもアーティストはギター一本だけの演奏を望んでいるわけではありません。たくさんの楽器を入れたアレンジとなれば表現の幅も広がりますし、アーティストがそこにチャレンジしたいと思うのは自然なことでしょう。弾き語りをしていた時代の表現や楽曲が好きで、あれをもう一度と思うファン…
 
これまでにもデモテープを介した中島みゆきさんとの曲作りについて、たびたび話題になりました。それでも、曲作りにおいてお2人の間にどんなやりとりがあるのか、私たちは知る由がありません。いわゆる会社の「仕事」の場合、何かを作ったり生み出すためには、さまざまな部署の担当者が集まって会議を重ね、時間をかけて意見を集約し、上層部に稟議を通してようやく商品になる、というのがありがちなパターンです。でも、瀬尾さんは「船頭が多いと誰も責任を取らないから」と、会社的な仕事の進め方をしません。アーティストと一対一で、ラリーをしながら納得のいく曲作りをするのです。これは、多くの人がうらやむ仕事のやり方かもしれません。中島みゆきさんから渡されるデモテープは、言わば瀬尾さんへのお便りのようなもの。長年、タッグを組んでき…
 
リクエストのあった赤い鳥の「竹田の子守唄」は、発売当時とても売れたそうですが、その後、部落差別の歌として放送禁止になったそうです。でも、この曲はもともと民謡として歌い継がれていたものであり、差別する意図で作られた曲ではありません。ほかにも、さまざまな理由で、テレビやラジオでは耳にすることができない曲はいくつもあります。もちろん、メディアが与える影響の大きさを考えれば、何らかの規制があってもおかしくはありませんが、これは誰が望んだことなのでしょうか。もし、何も考えず、世間の雰囲気だけで自主規制しているのだとすれば、それは同調圧力のようなものです。どうしてダメなのか、その理由を自分では考えず、長いものに巻かれて過ごす人たち。白黒はっきりさせないと気が済まず、グレーを認めようとしない人たち。自分の…
 
今回ご紹介する曲は中島みゆきさんの「蒼い時代」。この曲は96年にリリースされた「パラダイスカフェ」というアルバムに収録されています。実はこのアルバム、全ての曲を日本で日本人ミュージシャンとレコーディングしたあと、アメリカでアメリカ人ミュージシャンと再度全曲レコーディングし、聴き比べて良かった方をアルバムに収録したのだそうです。その結果、8割はアメリカでレコーディングしたものが採用されています。それは日本人が演奏する場合は歌詞を聞きすぎてしまうからだと、瀬尾さんは分析しています。実に些細な違いではありますが、2つのパターンを比べることで明らかになったのです。では、なぜ、日本人ミュージシャンの演奏が採用された曲もあるのかと言えば、それは逆に、歌詞がわかるからこそ、そこに込められた情感を演奏で引き…
 
これまで数多くの歌い手と仕事をしてきた瀬尾さん。中でも、ちあきなおみさんの歌唱力の高さについては、事あるごとに絶賛しています。美空ひばりさんをはじめ、昭和の時代を代表する歌手には、本当に歌がうまい人がとても多かったそうです。それは練習を重ねて磨いた技術やテクニックというものではなく、生まれ持った天性の才能なのだそうです。その人の生い立ちや人生が歌に込められているというのも大きいでしょう。今だって歌がうまい人はいますが、カラオケで高得点を出せることイコール歌がうまいではありません。100点を出したからといって、心に響く歌を届けられるかといえば、それはまた別の話です。更に、音程やリズムはコンピュータで補正できてしまう時代になりました。それでも、正確さだけではない圧倒的な歌声は人々の心を揺さぶり、…
 
TOKIOの「宙船」や、ももいろクローバーZ「泣いてもいいんだよ」は中島みゆきさんの作詞作曲です。このように、中島みゆきさんが他の歌手に楽曲提供したものは、ご本人が歌っているわけではないのに、曲を聞いただけで「中島みゆきらしさ」を感じられるということがあります。これはどういうことなのでしょう。瀬尾さん曰く、「らしさ」は歌詞とメロディに表れるのだそうです。中島さんの曲は、日本語のアクセントをそのままにメロディが作られています。だから、同じメロディにイントネーションの違う言葉を差し替えることができず、歌詞とメロディを分離すると成立しないのです。一方、最近の流行の曲は、日本語のもともとのアクセントやイントネーションを無視して作られたものがたくさんあります。もちろん、新しさを求めて、あえて会話とは違…
 
10年というのは長いでしょうか?短いでしょうか?「10年ひと昔」という言葉もありますし、ひとつの区切りになる期間であることはたしかでしょう。「忙しいとあっと言う間に時が過ぎる」とよく言いますが、振り返れば「あっという間だったな」と後から思うことはあれど、その渦中にいるときには時間の流れの速さに気づけないものです。瀬尾さんは50年にわたる音楽生活のうち、30年以上も中島みゆきさんの曲作りに携わっています。そもそも、同じ仕事を何十年も続ける人は珍しいかもしれませんし、その中で第一線で活躍し続けるのは、並大抵のことではないでしょう。若い頃と同じスピードで走り続ければ息切れしてしまいますが、長距離走だと思えば、それなりのペースを保って続けられるもののようです。でも、瀬尾さんは、長く続けることを目的と…
 
中島みゆきさんのアルバムタイトルにもなっている「CONTRALTO(コントラアルト)」は、音域を表す音楽用語です。例えば、「ラジオ瀬尾さん」にも登場したコーラスの杉本さんはメゾソプラノに近いソプラノ。人それぞれ出せる音の幅が違います。低い音から高い音まで自在に表現できる歌手もいますが、だいたいは高い音が出る人は低い音が出せませんし、一定の幅の中で歌うことになります。もちろん、出せる音域が広いと作曲で使える音の幅が広いということですが、歌唱力を売りにしていないアイドルの方の中には、音域が1オクターブ未満という人もいるそうで、作曲家はその人の歌える幅の中でメロディを作るのが仕事と言えます。私たちがカラオケで高音や低音がうまく出せないことがあっても、それは自分の音域に合わせて作られた曲ではないので…
 
前回のアニメに続き、今回は映画の話です。B級映画が好きという瀬尾さんは、仰々しいキャッチコピーが付いた話題作や、大ヒット映画を見ることはほぼありません。B級と言われる映画の中で、「これは!」という良い部分を見つけるのが醍醐味なんだそうです。B級というのは決して粗悪なものという意味ではありませんから、その人にとっての魅力が感じられれば、どんなヒット作よりも楽しめるのでしょう。そして、映画はエンドクレジットを隅々まで見て、出演者や監督以外にどんな人が関わっているのか、もチェックするのだそうです。たしかに、映画のクレジットはとても長くて、多くのスタッフの名前が並んでいます。撮影監督、舞台美術、音響や、車輌のドライバーという役割もあったりします。アニメであれば、背景画を描く専門の人がいたり、色彩を担…
 
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